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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、夕木春央さんの『方舟』という本について話してみようと思います。
週一は、友人らと共に山奥の地下建築で夜を越すことに。だが、地震によって出入口は塞がれ、地下水が流入し始める。
そして、その矢先に起こった殺人。誰か一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、生贄にはその犯人がなるべきだ。犯人以外の全員がそう思った。
本格ミステリー界に浸風を吹き込んだ夕変。ということで、夕変っていうのは、優れた著書っていう意味ですね。
生贄にはその犯人がなるべきだ。犯人以外の全員がそう思った。
これはですね、なんか読んだことないミステリーだなっていう感じでした。
ただですね、これは本当に前情報なしで読まないと絶対面白くないので、あまり感想も話せないかなと思っています。
ただですね、本当に面白いので読んでほしいなと思いまして、ちょっと配信を撮ろうかなというところです。
内容が話せない中でどんな感想が言えるかなと思った時に、これを読み終わった後、そのストーリーの展開ですよね。
にはやっぱりこう、度疑問を抜いたというか、なんて無情で非常で無慈悲な話なんだってすごく思いましたね。
で、その次に来た感想が、私はなんてこの自分の思い込みというか、バイアスをかけて物事を見たり、
読んだり聞いたりしてるんだろうって、その自分がいかに思い込みの枠に囚われて、囚われた状態で世の中を見ているっていうことに気づいたということですね。
というのもですね、この本編、エピローグが終わった後、解説が書いてありまして、
有栖川有栖さんが解説を書かれているんですけど、タイトルとしては、再び箱舟の中へっていうことで、これはネタバレ込みの内容なので、本編を読み終わった後で読んでいただきたいんですけど、
一回読んだ後で、もう一週、二週目してみましょうっていう解説なんですよね。
で、この有栖川有栖さんの解説の中で、実はこの描写はこういうところでしたよね、みたいな振り返りがされてるんですよね。
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で、それを読んでいくと、ああそうか、このセリフはそうだよなって思うんですよ。
ただ一回読んだ時は、全然違う自分の決めつけ思い込みで、そのセリフの意味を受け取っていたなと思っていて、そういったところに気づいて愕然とするっていう。
だから本編で一週目、すごく面白かったですし、この有栖川有栖さんの文庫解説を読んで、二週目で、自分の思い込みの枠にとらわれた物事を見る目っていうものに愕然として、またそれも二回目面白いっていうね。
で、じゃあじゃあじゃあ、結果を知った状態で読み始めるとどうなんだっていうことで、ちょっと時間を置いて三週目したくなりますねで、有栖川有栖さんの文庫解説終わってるんですけど、まさにこれちょっと一回忘れてから、読みたいなとか思う物語でしたね。
自分だったらどうするかなーっていうことも読み終わった後となっては考えたりもするんですけれども、これはね絶対答えが出ない。どうするべきだったのか、自分だったらどうするかなんてことはね、きっと答え出ないです。だからこの箱舟一回読んじゃうと、きっと永遠とこれ考え始めちゃうことになると思いますね。
ただ、これを読む経験っていうのは、たぶん他のミステリーでは得られない経験になると思うので、ぜひね読んでみてほしいなと思います。ということで今日はあんまり話せないんですが、めっちゃ面白いミステリーを読みましたということで、今日は有栖晴雄さんの箱舟について話しました。
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