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2024-02-19 13:54

Level 314 N - "ディープスカイ・コンプレックス"

タイトル: Level 314 N - "ディープスカイ・コンプレックス"
作者: Hoojiro_san
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-314-n
作成年: 2023
ライセンス: CC BY-SA 3.0

©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com

#Backrooms #バックルーム #SF

サマリー

レベル314Nは、研究設備や居住設備を備えた国際宇宙ステーションに類置した施設が、上下左右不規則に果てしなく接続された空間である。

レベル314Nの特徴
レベル314N 危険度② 空間信頼性・安定・実体信頼性・中立
レベル314Nとは、バックルームにおける314N番目の階層である。
概要 レベル314Nは、研究設備や居住設備を備えた国際宇宙ステーションに類置した施設が、上下左右不規則に果てしなく接続された空間である。
それでありながら、階層全体が宇宙空間ではなく、海と思わしき水中に沈んでいる、という点で大きく異なっている。
船外に通じるエアロックこそ存在するが、機密扉は完全に閉鎖されており、現在までに回避に成功した報告例は挙がっていない。
そもそも回避によって船内に膨大な量の海水が流れ込む危険性すらあり、乱れに回避を試みるべきではないだろう。
特筆すべき点として、この階層に存在する実体を含めたあらゆる物体は無重力化のように浮遊する。
以下、減少と故障。
放浪者が階層外から持ち込んだ物体も含む。
この現象は放浪者だけが例外であり、地上を歩くように階層内を移動可能である。
しかしながら、この現象は放浪者の探索や定住を困難にする。
対処方法は口述する。
この階層は室温22℃、湿度50%で完全に固定されており、そこから一切変動することはない。
空中に埃や髪の毛一本すら漂わない異様なまでに清潔な環境を保ち続けている。
場所を問わず、空調によって常に一定方向に緩やかな風が吹いており、
その風で固定されていない小さな物体や口述の実態がどこまでも流されている様子をよく見かける。
確認されている限り、階層内の照明は大小問わず必ず青白い光を放っており、
キューポラや小窓から差し込む青い海の光も相まって空間全体がぼんやりと青みがかっている。
現象
レベル314Nでは放浪者を除いた実態を含むすべての物体が重力に縛られず浮遊している。
水を撒けば球体となって空中を漂い、ライターに火をつければ炎がドーム状になる様子を容易に見て取れる。
しかしながら階層の構造自体は無重力化の三次元的移動を前提としており、上下方向に移動するときは手すりをよじ登って移動しなければならない。
また放浪者の持ち物も浮かぶことで不通常なら運べない重量の物品を運べる利点こそあれど、
カバンにしまわずポケットに入れた持ち物が飛び出して空中で迷子になる事故が頻発してしまう。
これは放浪者の排泄物も含まれており、居住区に存在する吸引式トイレを使用しなければ悲惨な事故は不可避であろう。
したがって貴重品はカバンなどの入れ物にしまうか紐で結んで身から離れないようにするべきである。
実態
飛び魚、飛魚かもしれない。飛ぶ魚。
海藻や宇宙服の存在
空中を水中のように泳いでいる魚類のような実態。海藻内の物体と同じく重力に縛られず浮遊している。
基本的に小型から中型の種別を問わない様々な種類が見られる一方で、ホウジロザメのような巨大な種や魚以外の種の目撃例は確認されていない。
これらの実態は網や袋のような物体で容易に確保でき、食料源として非常に優秀である。
しかしながらこれらの実態は火を通さずに生食すると形容し難い刺激臭があり腹痛を引き起こす可能性が高い。
一部の放浪者は雨上がりの道路の匂いやコピー機で印刷した時の匂いにそっくりだと評している。
したがって実態を接触する時は居住区に存在する電子オーブンで加熱すべきである。
なおこれらの実態はどこから出現したか不明であり、船外から壁抜けしてきたという説もあるが、窓から外を覗いても時折小さな泡が浮かび上がってくるだけで魚類は愚か、一切の生物は見つかっていない。
宇宙服
空中に浮遊している宇宙服だけの実態。
まるで中に人がいるように泳ぎながら海藻内を移動しているが、ヘルメットの中を覗いても大量の水らしき液体で満たされているだけで中身は存在しない。
実験区で飼育されているトビウオの目高をじっと見つめたり、居住区の電子機器を修理したり、
時折窓から外を覗いている様子こそ見受けられるが、海藻内の設備に管理や修理が必要な様子は見受けられないため、行動原理は不明である。
なお、中身が気になりヘルメットを強引に外した放浪者が危険な海藻に移動したという報告もあるので、不要意な鑑賞は避けた方が無難だろう。
物品
宇宙食
居住区に存在する引出しに稀に入っている宇宙食らしき物品。内容物の記載がない無地のキャップ付きパウチに入った白色の物体である。
海苔を口に含んだようなまとわりつく食感ながらも、多種多様なフレーバーが存在しており、これらを美味として愛好する放浪者も存在する。
ラザニア、そうめん、味噌汁、ポテトサラダ、石焼きビビンバ、ホットドッグなど。
しかしながら、この物品は数が少なく、一箇所から発見できても一個なので、素直に前述の実態を食料源に据えた方が安定した定住が可能であろう。
なお、たとえ物品自体が常温でも、フレーバーに応じて舌で感じる温度に大きな差が存在するので、注意してから食すべきである。
シチュー味の時は舌に触れると熱く感じ、ブルーハワイのかき氷味の時は舌に触れると冷たく感じる。
美光。レベル314Nの窓から見える外の海は、柔らかな青い光が特徴的だが、海藻の上下を移動しても外の風景が深海になって暗くなったり、海面から上に出て明るくなったりせず、ほとんど変わらない明るさを保ち続けている。
レベル314Nに存在する操作マニュアルと重式冊子から壁に貼られた小さな手書きメモまで、海藻内に存在する文章はすべて数字に置き換わっており、数字ではなく文字が発見された例は存在しない。
PCなどの電気機器が、電子機器が特に顕著であり、キーボードから画面内の時計までゼロしか表示されない異様なノートPCが見つかる場合もある。
レベル314Nの窓から見える外の風景が海藻発見時に撮影された写真と比べて少し暗くなったという報告がある。
海藻全体が少しずつ海の底に沈下しているのではないかという仮説も存在するが、実証できておらず憶測の域を出ていない。
なお、この海藻には通常の宇宙ステーションに存在するはずのソーラーパネルが欠如している点から、レベル314Nを翼のもげた海鳥という別称で呼ぶ放浪者も少なからず存在する。
これらが単なる偶然の一致なのか、未知の精神影響か未だに不明である。
入り口と出口
海藻への入り方
レベル15Nの壁に貼られた銀河を映したポスターに外れ落ちると、レベル314Nへ到達する。
レベル30Nで見つかる天体望遠鏡の切眼レンズを覗き込むと、いつの間にかレベル314Nの幻想かな?
船辺に黒との黒のとこ。たぶん幻想だと思うんですけどね。幻想ですね。あの丸い窓ですね。船の中にある。
いつの間にかレベル314Nの幻想から外を眺めている。
レベル123Nで金網の遥か眼下に青い何かが広がっていることに気づくと、いつの間にかレベル314Nに到達していることがある。
レベル317Nの上映室のスクリーンに星座の解説やロケットの打ち上げなど宇宙関連の映像が映っているときに座席で眠りに落ちると、目が覚めたときにはレベル314Nのベッドで横たわっている。
海藻からの出方。レベル314NでPCの壁紙が黄色い部屋になっているときに画面に向かって外れ落ちるとレベル0へ到達する。
レベル314Nで実体である宇宙服のヘルメットを強引に外したところ、レベル295Nに外れ落ちたという報告例が存在する。
レベル314Nで宇宙食を接触したときにフレーバーがケーキ類であると気づくと、すでにレベル213Nに到達している。
レベル314Nで奇妙な体色のコイトおぼしき飛魚を捕獲すると、レベル575Nの総合市民プール入り口付近に到達する。
危険度2、境界魂23、宇宙、実体中立、居住可能、未来、水中、海洋、研究施設、空間安定、補給可能、要検証、超現実的、通常階層、通路、閉所のタグが付いています。
宇宙ステーション、宇宙船のバックルームですね。
写真が2つ。レベル314Nのキューポラから覗いた風景。
んーと、なんて言ったらいいんだ。六角形の窓の外に海らしきものが広がってますね。
海と思わしき水中に沈んでいるという点で大きく異なっている。
もう一個。居住区を撮影した写真。ズボンが無重力化のように浮遊している。
本当に宇宙ステーション内部の写真って感じですね。
空中を水中のように泳いでいる魚類のような実体。
こいつらは外じゃなくて中にいるのかな?っぽいですね。
湿度50%って結構嫌だな。結構ジメジメしてそうですね。
PCのとこだけちょっと気になるな。どこだっけ。
実体、微光。これだ。微光の真ん中。
操作マニュアル。階層内に存在する文章は全て数字に置き換わっており、
キーボードから画面内の時計までゼロしか表示されない異様なノートPCが見つかる場合もある。
文字文化がない世界のバックルームなのかな。
翼のむげた海鳥。これらが単なる偶然の一致なのか未知の精神影響か未だに不明である。
偶然の一致。窓から見える外の風景が階層発見時に撮影された写真と比べ
少し暗くなった。少しずつ海の底に沈んでいってるんじゃないか。
あ、沈んでいるという仮説と
翼のむげた海鳥という別称で呼ぶ放浪者もいるということが
偶然の一致なのか。
それともこのバックルーム、この階層に入った影響でその名前
翼のむげた海鳥というワードが刷り込まれたのかっていうことかな。
はい、注釈多めの階層でしたね。ではまた次回お疲れ様です。
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