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2024-02-16 12:53

Level 549 N - "感光する闇"

タイトル: Level 549 N - "感光する闇"
作者: incorrectsummary
ソース: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com/level-549-n
作成年: 2023
ライセンス: CC BY-SA 3.0

©️The Backrooms JP Wiki: http://japan-backrooms-wiki.wikidot.com

#Backrooms #バックルーム #SF
00:05
Level 549 N
早急に脱出してください。
もしもあなたが今、Level 549 Nでこれを読んでいるのであれば、あなたの端末が故障するのは時間の問題です。
可能な限り早急に必要事項を把握し、階層から脱出してください。
緊急用ガイドを開く。
緊急用ガイド。動向車や荷物を何らかの形で認識し続けてください。
特に、あなたの体によって可能な限り常に接触し続けてください。
さもなくば、これらは高い確率で変質、消失します。
習得したい物品を発見したら、光を当てて目を離さず即座に確保してください。
認識されている物体に変化は生じません。
空間が非常に不安定であり、壁や調度品は一定の位置に留まりません。
空間や物体の配置を過信せず、慎重に行動してください。
光源が正常に機能しません。
あなたが持ち込んだ光源となる物品も、いずれ故障する可能性が高いため、
できるだけ長時間機能する階層内の光源を予備として確保してください。
暗闇の状態で長時間を過ごしていると、
次第に平行感覚を失い、意識が不安定になるようです。
定期的に光源を利用してください。
出口
頭ほどの高さに黒い円形が描かれた木製の白い扉を見つけ、
これを開くとレベル50Nへ移動します。
階層内に存在するフラッシュが機能するカメラで写真を撮ると、
レベル550Nへ移動します。
危険度
5
空間信頼性不安定、実体信頼性不明
レベル549Nとはバックルームにおける549N番目の階層である。
概要
レベル549Nは完全な暗闇に覆われた不明な規模の屋内空間である。
口述する光源の異常と特有な空間の不安定性によって周囲の空間が絶えず変動を続けるため、
レベル549Nでは周辺状況の把握が困難である。
不安定に露点する環境を暗闇が覆い隠すことによって、
放浪者の精神に係る負荷が大きい階層の一つとして数えられる。
失踪者も少なくないため、慎重な行動が必要である。
レベル549Nの構造は集合住宅の内部に類似しているが、屋外空間や窓の類は一切発見されていない。
03:05
部屋と通路や階段は非合理的に配置されており、
集合住宅の間取りがコラージュされたかのようである。
水平方向にも上下方向にも明確な規模の限界は確認されていないが、
どこにも繋がらず引き返すしかない部屋や通路がよく見られる。
家具に遮られて隠れた扉や床下収納などが別の部屋へ通じていることもあり、
このような脈絡の無さと暗闇の危険性が相まって、探索には相応の注意深さを要する。
光源の異常
レベル549Nに最初から存在する照明器具はいずれも全く機能しないか、
そうでなくとも、起動するたびに一瞬から数秒間ほどしか点灯せずに消えてしまう。
このような照明の異常は単なる機械の故障ではなく、
レベル549N内部のあらゆる物体に備わる発光能力が不明な基礎によって奪われているようである。
この異常な効果はレベル549Nが完全な暗闇であることの要因だと考えられる。
この異常のためにレベル549Nでは実質的に火を起こすことすら不可能であり、
いかなる手段で起こした炎もすぐにかき消えてしまう。
放浪者が持ち込んだ発光する機器は、始めのうちは正常に動作するかのように見える。
しかし、時間の経過とともに前述したような故障が高確率で発生する。
物資への被害を防ぐためにも、この階層では早急な脱出を目指す必要がある。
空間の不安定性
レベル549Nの空間における不安定性は、認識されるたびにあらゆる物体が姿形を変化させるという特有のものである。
この不安定性と光源の異常が併発していることで、視野を覆うレベル549Nの暗闇へと光を向けるたびに、
全く様相の異なる屋内空間が照らし出されるという現象が発生する。
カメラのフラッシュをたけば、二度と同じ光景は映らず、故障して明滅する懐中電灯の光が再び照らすのは見知らぬ部屋である。
空間の変動前後で変化しないものは、室内の大まかな間取りのみであるため、
細かい構造や物品の配置が変化することによって放浪者の行動が阻害されやすい。
そのため、レベル549Nでは慎重な行動が求められる。
レベル549Nの不安定性は視覚のみに依存するものではなく、触覚や聴覚等においても常に発生する。
レベル549Nを手探りで移動すると、触れるたびに壁の位置が十数センチメートルほど移動したり、
06:00
先ほど接触したテーブルに手を置こうとして空を切ったりと、
時間的に一貫しない物体の配置や形状、質感に翻弄されてしまう。
暗闇へ落下した物体は床で跳ねるごとに別々の材質による衝突音を鳴らし、
時計の秒針がたてる音は毎秒異なる響きで、かつ一貫しない位置から告げる。
物品の位置や形状が常に移り変わり、出現と消失を繰り返すが、
その影響範囲はレベル549Nにて出現した物品に留まらず、
放浪者が持ち込んだ物品などにも次第に同じ現象が発生するようになる。
暗闇の中で手放してしまったものはやがて姿を変え、最後には消失してしまうため、
物品等の管理については非常に注意深く行わなければならない。
同行者と共にレベル549Nへと入ってしまったという報告の内容から、
この変動が及ぶ範囲は文字通り自身以外の全てであると仮定すべきである。
この報告者が侵入してからしばらく同行者に異常は見られなかった。
しかしその後、報告者が暗闇の中で同行者から一瞬手を離してしまう瞬間があった。
直後に報告者が同行者を照らした時、そこにいたのは全く面識のない他人の姿であった、という。
動揺して目を背けた報告者が再び周囲を探すと、辺りはすでに無人であった。
心身の変調。レベル549Nの暗闇の中で長い時間を過ごしていると、
次第に平行感覚が曖昧になっていき、立っていることが難しくなると報告されている。
この状態が進行すると光源を探すことすら難しくなると思われるため、光源の確保は最優先事項である。
また、平行感覚に異常をきたすと同時に幻覚を感覚したり、異様な妄想や思い込みに囚われるようになったとする証言も存在する。
これらの異常は明るい空間にいることで軽減される可能性が高いため、定期的に光源を使用する必要がある。
物品。多様な日用品が存在しており、床や家具の上へ無雑さに放り出されているものも多い。
これらの物品は掃除で生活感を感じさせるような配置であるが、机の上へ詰め上げられた雑貨類の間に飲料が入ったままのグラスが埋もれている、など不自然な配置が散見される。
物品は空間変動の影響を強く受けるため、見失ったものは二度と見つからないと考えた方が良い。
この不安定性によって必要な物資の調達はやや困難である。
機器類は照明機能を除いて正常に機能するものが多く、特に冷蔵庫などは食料の入手元として有用である。
09:05
テーブルの上で皿に盛り付けられた食事を見つけることさえあるが、そのどれもが冷め切っていたと報告されている。
入り口と出口。階層への入り方。
暗い場所でライトを短い時間だけ消灯し、次に点灯した時にはすでにレベル549Nへ移動していたとする報告が比較的多い。
移動が発生した場所として、レベル213Nの物置部屋や、レベル303Nにて発生した極端に暗い夜の屋外、
レベル317Nにおける照明も映像も真っ暗な上映室などが報告されている。
このような移動の発生に法則性は見出されていない。
レベル500Nからレベル549Nへ移動したという報告が複数存在する。
この移動の前兆であるかのように、レベル500Nに存在するいくつかの照明設備が故障して機能しなくなったと証言されている。
階層からの出方。
頭ほどの高さに黒い円形が描かれた木製の白い扉を見つけ、これを開くとレベル50Nへ移動する。
フラッシュが機能するカメラを見つけ、これで写真を撮るとレベル550Nへ移動する。
レベル549Nから夜間のレベル513Nと思わしき場所へ移動したという報告が存在する。
報告者が間もなく失踪しているため、移動条件などは不明である。
唐突に発生した大量の眩しい光に目が眩み、数分をかけて目を開いたところレベル30.3Nへ移動していたとする報告が存在する。
初めてこんな緊急用街道とか危険度5のやつを扱いましたね。
画像が2つ。
フラッシュで撮影されたレベル549Nの居室。
階層内で発見されたデジタルカメラによる。
普通の建物って感じですね。住居。
横にフードとかをかけるあれがあって、服がいくつかかかってますね。
扉があって、横に洗濯機があって、照明はないけど。
2枚目の画像はマンションの廊下みたいな感じですね。
向かいにそれぞれ扉が2枚。
手前にも多分1枚あるかな。
傘が1個落ちてるな。
レベル549Nの共有空間。扉の先は居室の他に同様な共有空間へ通じていることもある。
真っ暗な廊下ですね。
照らすたびに毎回違うランダムに変質していると。
ローグライク的な階層ですね。
12:09
現状わかっている出口を一番最初に緊急用ガイドとして提示されていますね。
500とか55Nとか5階層が多いな。
やっぱりテーマというかあれがあるんですかね。関連性が。
今後どんどん読んでいこうと思います。
つながっているものがいつか出てくるかもしれませんね。
ではまた次回お疲れ様です。
12:53

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