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2023-09-11 13:04

EP15. ここ半年のAmazonの動きについてまとめたみた

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【参考記事・リンク】
Audiostart News / Amazonが新たなエントリーモデル「Echo Pop」を国内発表〜今後、生成AIによるAlexa体験へ!
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Audiostart News / Amazonの「Alexa」は今後どうなるのか? ChatGPT搭載Amazon Echoの登場に期待!
https://audiostart.info/2023/03/07/amazon-echo/

Audiostart News / AmazonがChatGPTに似たスタイルの検索を導入予定?Alexaへの活用も期待
https://audiostart.info/2023/05/23/amazon-chat-ai/

Audiostart News / AmazonがAIスタートアップ「Snackable AI」を買収し、ポッドキャスト機能を強化へ
https://audiostart.info/2023/05/09/snackable-amazon/

Audiostart News / Amazon Alexaが子供のデータを違法に収集していた?
https://audiostart.info/2023/04/07/amazon-echo-kids/

Audiostart News / AmazonがAlexaやRingのプライバシー侵害問題でおよそ43億円の罰金を支払いFTCと和解
https://audiostart.info/2023/06/02/amazon-ftc/

Audiostart News / Amazon Musicがポッドキャスト制作スタジオ「Wondery」を国内で始動!
https://audiostart.info/2023/03/22/wondery/

Audiostart News / Amazonオーディブルが新しいポッドキャスト番組「加藤浩次と山口一郎のとんぼとサカナ プロデュース by 佐久間宣行」を6月9日より配信
https://audiostart.info/2023/05/25/audible-podcast/

サマリー

ロボットスタートの中の人と外の人による、ここ半年のAmazonの動きについてのまとめです。Amazon Echoシリーズの新製品やAIスタートアップの買収など、AIに関する取り組みが話題として注目されています。また、Amazon MusicがPodcast制作スタジオのワンダリーを、日本においても発動し始めました。ワンダリーは世界トップクラスのPodcastスタジオであり、日本語化だけでなく、日本独自の番組やストーリーの活動も支援しています。

00:01
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
さてさて早速ですけれども、今日のテーマについて教えてください。
前回の動きとしまして、Amazon社のここ半年の動きについてまとめてみたいと思います。
確か前回は、メタ社の動きについて教えていただいたかと思いますけれども、
今日はAmazon社に焦点を当てるわけですね。
はい。ガーファー4社の音声広告の取り組みについて話そうとしたんですが、
前回1社だけで持ち時間が10分経過してしまいましたので。
なるほど、伝えたいことを伝えきれたかったということですね。
はい、そういうことです。
ちなみにメタ社は技術中心の話だったと思いますけれども、Amazon社の取り組みはもう少し複雑ですよね。
どういいますか?
例えばですけど、Amazon Echoなどのデバイス側の話もあれば、
Amazon Music、Amazon Audibleというサービス側の取り組みがありますよね。
しかもそれぞれのサービスで別の形でPodcastを活用されたかと思うので、
この辺の全体感を捉えるといろんな要素があるなってイメージしてます。
皆さんめちゃめちゃ勉強してきてますね。
いやいや、前回かなり悔しい思いをしたね。さすがに勉強してきました。
なるほど。ではでは、早速ですけど、全体感としてはAIに関する取り組みというのがメタだなというふうに思います。
AmazonのAIに関する取り組み
Amazon社もAIですか?
はい。例えばデバイス面から最初に見ていくと、
5月に入ってAmazon Echoシリーズの新たなモデルのXM-Podというのを発表しているんですが、
そのときにAmazonアジェクト担当のシリアーバイスプレジデント兼ヘッドサイエンティストの方が、
生成AIによるアジェクト体験を今後展開して進化していくことを明示してますね。
生成AIも積極的に取り入れていくと。
ちなみに、アジェクト自体はもともとAIを活用した技術なんですけど、
昨年と比較して利用率はどの程度上昇していると思いますか?
昔よりも低くなったかなって印象もあるので、年間の成長率ですよね。
そうですそうです。
10から15%ぐらいですか?
正解はもっと上で、35%の増加。
ちなみに、アレクサ搭載のデバイスの販売数というのも発表されてたんですが、
世界累計でなんと5億台を超えたということでした。
世界全体で見るとそこまで伸びてるんですね。
35%増強っていうことは、それこそ音声広告市場と同じぐらい伸びてることになりますね。
そうですね。また、AIに関する取り込みとしては、
Podcastのユーザー機能を強化するために、
AIスタートアップであるスナップタブルAIという会社を買収したことも話題になっていました。
どんな授業を行ってた会社なんですか?
これ端的に言いますと、理解学習を使って話し言葉の音声を速画に構造化して、
チャッターとかハイライトなどを自動生成してくれるサービスを提供していただくようになります。
リスナー視点で見ると、
引っ張りに番組の全体像ですとか、主要な内容がテキストベースで把握できるんですか?
そうです。
丁寧なPodcast製作者というのは、自力でこの作業を行っている場合もあったかと思うんですけど、
そういったところが全部自動化できるというところで、
ホストもリスナーにとってもメリットのある技術かなというふうに思います。
前回の話にも挙がっていたコンデクシャルターゲティングにもつながってきそうな技術ですよね。
まさにそうですね。
先日のEUのデジタルサービス法が適用された19のサービスという話をしたと思うんですけど、
Amazonのマーケットプレイスというのももちろんこの中に含まれていて、
当然この辺りの技術というのは作法されているんだろうなというふうに思いますね。
ただ単純なサービスに取り組むだけではなくて、
今後の新機能開発というのは視野に入れての買収なのかなというふうに思ってまして、
買収されたSynaptic AIの創業者というのは、
AmazonのAIだったりマシンラーニング、MLのプロダクトリーダーとして、
プロダクト向けにAIを搭載した製品を構築する仕事というふうについているようです。
これいわゆるアクファイヤーの要素も含まれているわけですね。
そうですね。授業自体はサービスが停止になっているので、
その視点も多いにあるんじゃないかなというふうに思いますね。
Amazonの個人情報保護問題
ただAIに力を入れるあまりに、もう一個問題が起きたというのもあるんですね。
問題ですか。何が起きました?
これ4月頃のニュースになるんですが、
グルームバーグの報道によれば、
Amazonアレクサが収集している子どもたちの利用データに関して、
法律に違反している可能性があるというふうに、
アメリカの連邦取引委員会、FTCさんより指摘を受けたというのがあったんですね。
子ども向けの音声コンテンツって、ここ数年かなり盛り上がってますよね。
めちゃめちゃ盛り上がってますよね。
ちなみにどのような点が問題だったんですか。
FTCの指摘内容を見てみると、
まず13歳未満の子どもが使うアレクサにおいて、
事前に親の相談を得ることなく、子どもの情報を収集している。
また、子ども向けのアレクサスキルの多くに、
プライバシーホリシーが定められていなかったというところが論点になったようです。
デジタルサービス法も含めて、個人情報の保護と有益なコンテンツ提供、
広告のバランスというのはより一層複雑化している流れを受けますけど、
この件の着地はどうなりそうですか。
もう少し整理をしますと、最終的にFTCが指摘したポイントは大きく2点ありました。
1つ目は、Amazonアレクサで取得した子どもの音声データを削除せず、
アルゴリズム変えるように使用していたということで、
児童オンラインプライバシー報告法、これコッパって呼んでますけど、
そのコッパになっていた問題。
2つ目というのが、Amazon関下にリングという会社があるんですけど、
ここの従業員だったり契約業者が、セキュリティカメラの映像のアクセスを制限せずに、
ユーザーが同意なくその動画をアルゴリズムのトレーニングに使っていたっていう、
その可能性があるっていうことを指摘することになってます。
今回はこの2つをまとめてのお話ということですね。
はい。そして最終的にAmazonは43億円のバッグを、
米国司法省、DOJって呼んでますけど、
そこに支払うことで和解に達したという着地になります。
43億って金額のインパクトもかなり大きい印象を受けますけども、
一方でかなり早い解決の印象ですけども、
既に決着をされたっていうことですよね。
はいそうなんです。
ただし補足しておくと、
Amazonは今回の和解に関する議社のブログで発表してるんですけど、
FTCさんの主張には動揺してないです。
法律違反はしてないんですっていうことを言ってるんですね。
和解っていう方向性も含めて考えると、
技術競争に乗り遅れないように、
いち早くこの研究開発に専念できるように、
環境整備を優先したっていうことも考えられますかね。
そうですね。その可能性は大いにあるかと思います。
訴訟って長引くじゃないですか、アメリカの場合。
そうするとその間にイメージも悪くなっちゃうので、
そこをさっさと終わらせたかったってことじゃないかなと思いますね。
ワンダリーの日本展開
次にサービス面から見ていきますと、
Amazon MusicがPodcast制作スタジオのワンダリーを、
日本においても発動し始めたっていうことが、
注目すべきことなんじゃないかなと思います。
ワンダリーってどっかで聞いた記憶がありますね。
あると思いますね。
ここは2016年に出立したハリウッド本拠地のPodcast制作スタジオで、
2011年にAmazon Music参加になったスタジオですね。
そこでもM&Aですか。
スタジオのM&Aの話ってちょいちょい出てきますね。
出てきますね。
番組まとめて買うっていうのと、スタッフ丸ごと買うっていう価値があるんでしょうね。
ちなみにこのワンダリーの実績といっては、
PodTrackが発表している2022年の新番組COP25という統計の中の、
8番組を手掛けていて、
さらに米国のApple Podcastランキングで50以上の番組が1位を獲得している。
これ本当に世界トップクラスのPodcastスタジオじゃないかなというふうに思います。
そのトップスタジオがいよいよ日本でも番組を作っていくってことですか。
はい。まずはアメリカで配信されていたオリジナルのPodcastを日本語化していくっていうのが今回の発表ですね。
さらに今後は日本のクリエイターと連携して、
日本独自のPodcast番組だったりストーリーの活動も支援するという方針も併せて発表しています。
これは、いよいよ日本市場にも注目すべきタイミングが来たという判断があったっていうことなんですかね。
はい。これまでとは異なる力の利用なので、その可能性は高いんじゃないかなというふうに思いますね。
そのような中で、まず第一弾として手掛けられたのが、
有名なビジネス戦争のストーリーを深く追いかけていくドキュメンタリードラマ、ビジネスモード。
これ現在Amazon Musicランキングだけでなく、そのApple Podcastランキングでも上位位置してる。
僕もかかたず聞いてる大切な番組の一つですね。
これどっかで聞いたことあると思ったら、この番組を手掛けられてらっしゃるんですね。
そうですそうです。
私も聞いてます。
結構専用の番組のホームページを作ったりとか、案内役に落語家さんを使われたりとか、
かなりコストも気合いも入ってるなーって印象がありますよね。
声の良さは当然なんですけど、効果音の順調感とかがすごいですよね。
また、気合が入ってる意味では、今度はAmazonオーディブル専用のPodcast番組の話になるんですけど、
加藤博馬、信行さんをプロデューサーに招いて、
お笑いの加藤浩二さんと、魚口浩二さんとの番組というのを6月に開始されてますね。
博馬さんといえば、テレビはもちろんですけど、YouTubeもラジオでも大きい成果をあげられてますよね。
めちゃくちゃすごいですよね。
彼のプロデュースに、さらに著名な芸能人を招いてのオリジナル番組。
AmazonミュージックやAmazonオーディブル、それぞれに相当なコストをかけたオリジナルPodcast番組というのを手掛けていて、
それだけコストをかけても、日本のオーディブルやPodcast市場を抑えることに価値があるというふうに判断したんじゃないかなと思いますね。
日本に向けたここまでのコンテンツ開発って、過去にもあったんですか?
これまでの話はこの約半年に集中してるので、
このレベルの取り組みっていうのは過去なかったんじゃないかなというふうに捉えてますし、
きさかにリアが変わった印象を受けますね。
前回取り上げたメタ社からは、音声広告領域、いわゆる広告をどう抑えるかにかなり疲れてる印象を受けましたけど、
Amazon社はまた違った角度から取り組みされてる印象を受けますね。
これがもともとの企業の収益モデルであったり、持っている会員基盤とか資産によって異なってくるんだと思いますけど、
Amazonの場合はサブスクの収益であったりとか、プラットフォーマーの立ち位置に意識を置いて、こういった戦略を取ってるんじゃないかなという印象を受けてますね。
こうなると、ガーファーの残りの2社の動きも気になるところですけど、
まあでも程よい頃合いなので、今日はこのあたりにしましょうか。
まあ話したいところですけど、今日は先に止められてしまいましたね。
たぶん3分でお話ししてくださいって難しいですよね。
ですね。
じゃあ次回以降にいきたいということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、概要欄にあるリンクよりお気軽にご連絡ください。
それではまた。
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