1. 音声広告実験隊
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2024-02-12 11:33

EP.34 米国以外のポッドキャスト事情について

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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【参考記事・リンク】
Audiostart News / TeslaがアップデートでApple Podcastsアプリ利用可能に
https://audiostart.info/2023/12/12/tesla-apple-podcasts/

Audiostart News / HONDAが位置情報を活用した新しいポッドキャストアプリ「RoadVoice」を2024年春より都内近郊から順次トライアルへ!
https://audiostart.info/2023/12/18/roadvoice/

Audiostart News / ANA機内で聴けるポッドキャスト番組
https://audiostart.info/2023/10/10/ana-podcast/

Audiostart News / Air Canada、機内でAmazon Audibleオリジナル作品160時間以上のコンテンツを利用可能に
https://audiostart.info/2024/01/05/aricanada-audible/

Audiostart News / カナダのポッドキャスト番組「Canadian Politics is Boring」が、タトゥーで番組を宣伝
https://audiostart.info/2023/08/15/tatoo-podcast-ad/

Audiostart News / カナダの規制当局、ポッドキャストを政府に登録するよう義務化
https://audiostart.info/2023/10/04/canada-crtc/

Audiostart News / カナダのポッドキャスト規制は、業界にどのような影響を及ぼすか?
https://audiostart.info/2023/10/31/canada-crtc-2/

Audiostart News / Edison Research調査「ラテン系アメリカ人のポッドキャストリスナーは、米国一般人口の4倍の速さで増加」
https://audiostart.info/2023/11/07/edison-reserach-latino/

Audiostart News / 中国インターネットユーザーの5人に1人が「Ximalaya」(シマラヤ)でポッドキャストを聴取
https://audiostart.info/2024/01/10/ximalaya/

サマリー

テスラのアプリランチャーにはApple Podcastが追加されています。 ホンダは位置情報を活用したPodcast配信アプリを予定しています。 ラテンアメリカのPodcastのリスナー数は増加しています。 中国のオリオプラトームのシマラヤは業界シェアを拡大しています。

テスラと車内でのPodcast
音声広告実験隊。今回も、ロボットスタートの中の人1名と、外の人1名でお送りします。
よろしくお願いします。
前回は、ポッドキャストのAIトレンドについて取り上げましたけど、今回のテーマはどうしましょうか。
そうですね。最近、個人利用だけでなくて、ビジネスでの活躍シーンというのも増えているので、今回その点にもちょっと触れておきたいかな。
ビジネスでの活躍シーンというと、例えばどういうことでしょうか。
わかりやすいところですと、例えば、最近テスラのアプリランチャーって、社内にある画面にあるシステムなんですけど、そこにApple Podcastっていうのが追加されたんですよね。
テスラにApple Podcastがバンドルされたイメージですかね。
そうですね。ただ単純に車の中で聞くだけではなくて、車を降りた後でも、例えば手持ちのiPhoneでPodcast番組の続きを聞くことができるというふうになっているので、そういうシームレスにつながる点っていうのは結構大きいポイントじゃないかなって思いますね。
確かにPodcastに触れる時間が増えることにつながりそうですよね。この機能はまずアメリカから対応していく感じですか。
そんな感じするんですけど、テスラさんさすがで、いきなり47カ国の14言語に対応してますと。もちろん日本語にもちゃんと対応してるんですね。
それは嬉しいですね。47カ国ということは、やっぱりこのPodcastというものを世界的に需要があるものと捉えられてるわけですね。
ちなみにさすがに日本の自動車メーカーさん、こういう動きはないですよね。
思うかもしれないんですけど、実はそんなことはなくて、ホンダさんが位置情報を活用した新たなPodcast配信アプリを今年の春から予定してるということで、個人的にはめちゃくちゃ注目をしてます。
ホンダさんが動かれてますか。
しかし、位置情報を活用してというのはどういう内容なんでしょうか。
これまだ詳細は明らかにはなってないんですが、その土地ならではのリアルな体験エピソードとか、その土地の逸話を通じて新たな一面を知ることができるような機能提供を目指しているということのようなんですね。
ドライブしてると各地域に関わるエピソードに自然と触れられるようなイメージですかね。
はい、そんなイメージになるかと思います。
確かにドライブ楽しくなるかもしれませんね。
ちなみに別件なんですけど、乗り物で言うと年末に飛行機に乗ったんですけど、Podcastが聞けるようになって驚きました。
ということは、アナさんの飛行機かな。
そう、アナさんです。
スポティファイで配信中のPodcast番組が厳選されて聞けるようになってるはずですね。
私はカノー姉妹のPodcastを聞いてたんですけど、同時にオーディオブックもいくつかあって、そういう意味では少しずつデジタル音声コンテンツが身近になってきてるなって印象を受けましたね。
なるほどね。飛行機つながりで言うと、Air CanadaさんとAmazon Audibleさんも提携されてまして、Amazon Audibleとしては航空領域で初めての提携ということで、業界では話題になってましたね。
どんな提携なんでしょうか?
機内のエンターテインメントとして、オリジナルのオーディオブックだとか、もちろんPodcast番組など、トータルで160時間以上のコンテンツを提供するっていう、そういう提携でしたね。
カナダも昔からPodcastが盛んな国の一つですよね。
確か、番組のロゴをタトゥーで入れてくれる方は、あれまでカナダでしたよね。
ですです。リスナーさんがツナカンと中年男性2人で、ハバ画像のタトゥーを入れてましたよね。
見つかりましたもんね。それからロイヤリティが高いリスナーさんがいらっしゃる。
うちの番組もやってほしいですよね、タトゥーで。
うちもツナカンか中年男性2人ですね。
あれが半年前くらいだったかと思いますけど、あいつらはカナダで動きってあったりしますか?
カナダありますね。
カナダの放送とか通信事業者を規制する政府機関のカナダラジオテレビ通信委員会、通称CRTCって言うんですけど、そこがPodcastも規制の対象にするっていうニュースが話題になりましたね。
難しそうですけど、具体的にはどんな内容なんでしょうか。
ざっくり言うと、一定以上の収益を上げているオンラインストリーミングサービスっていうのは、
カナダ政府が用意したフォームで基本情報の登録を義務付けるっていう法律なんですね。
そこにPodcastも対象にしてますよっていう法改正の動きがあるって話なんですね。
Podcastもラジオですとかテレビと同じような規制が関わるということですかね。
大枠そんなイメージになるかと思うんですけど、
この件に関してバズったのは、もともとジャーナリストのグレン・グリーン・ウォールド氏っていう人が、
世界で最も抑圧的なオンライン検出スキームの一つって呼び合いたんですね。
そこまではそんな有名な話にバズったりはしないと思うんですけど、
その投稿をイーロン・マスクさんが、
カナダの首相が、このカナダの言論の自由を貫通しているのは恥ずかしいっていうコメントをそうやってリポストしちゃったら、
すごいいろんな人が見ることになっちゃう。
そんな話になってる。
確かにこのPodcastの良い部分を奪うことにつながりかねない印象を受けますけど、
マイナス面だけでなくてプラス面ってないんでしょうか。
これYouTubeと同じように、Podcastって一般化してきたがゆえの議論だと思いますので、
そういう意味だと良い部分とも言えるのかなと。
あるべき議論なんじゃないかとも思うんですが、
ただApple PodcastとかSpotify等の配信プラットフォーム側の立場で見れば、
カナダちょっとめんどくさいなと。
優先順位下げちゃうかっていう判断にもつながりかねないかもしれない。
なので国の方向性として正しいかっていうのを判断が難しいところかなって思いますね。
アメリカ以外でもいろんなことが起きてるんですね。
ラテンアメリカのPodcastリスナー数の増加と中国のシマラヤ
ちなみに他の動きのある国ってありますか?
例えばアメリカなんですけど、
北米だけではなくてラテンアメリカでも伸びが著しいって話になってますね。
ラテンアメリカですか?
ちなみにどんな感じで伸びてるんでしょうか?
よく出てきますけど、Edison Researchさんの調査がベースですけど、
2020年にリスナー比率が25%だったんですね。
これが3年たったあとには38%まで増えてます。
これって北米だと42%ってことなので、
その水準にかなり近いところまで成長してるってことですね。
日本と比較してもかなり高いですね。
残念ながらね、日本はまだそこまで行ってないですもんね。
伸びしろがその分ある。
伸びしろはもちろんそうですね。
日本と似てる部分もちゃんとあって、
ラテンアメリカのポッドキャストリスナーの年収傾向は、
一般の人に比べるとかなり高くて、
職業の傾向もね、会社経営だったり私業だったり、
あとはフリーランスの方が比率が高いっていうふうになってましたね。
知識習得目的で聞かれてる方も多いと思うんで、
やっぱりこのあたりは万国共通かもしれませんね。
ですね。
またね、広告に関わる調査もあって、
ポッドキャストリスナーの55%は、
お気に入りのポッドキャストをサポートしてくれる広告主に感謝するって回答してますね。
このホストとリスナーの関係が広告効果につながる部分も、
これも世界共通っぽいですよね。
うん、ですね。
これも私のね、昔から提唱する地下アイドル理論が、
ラテンアメリカでも顕在ということで嬉しいですね。
やっぱり推しを応援してくれる広告主さん、
それは嬉しいですよね。
ちょっとね、地下アイドルっていう、
ラテンアメリカでね、地下アイドル理論っていう話はちょっと見ることもわからない。
類似性がね、あるのかな。
仮にそうかもしれないと。
あとね、最後に最近ようやくね、
中国に関わる直近の統計っていうのを見つけたんですよ。
昔から中国だけはデータが見つかりにくいって嘆かれてましたよね。
僕のね、検索の能力が低いからかもしれないですけど、
中国語わかんないですね。
結局ね、今回見たデータっていうのは、
Podcastにおける中国企業って実は日本にも進出してたんですよ。
結構前から。
そんな中で、僕らも業界、この日本の音声業界、
中国の人も一緒になって盛り上げていこうって仲良くしてたってことも実は背景にあるんですね。
昔の仲間の現状が知りたいっていう視点もあるってことですね。
そうなんですよ。
当時はその企業に関しては時期がまだ早すぎるってこともあって、
日本から撤退することになっちゃったんですけど、
中国では今どんな状況になってるのかなっていうのを気にしてたんですよね。
そんな背景があったんですね。
そんな中、一番僕としては仲良くしてたと思っていた、
中国を代表するオリオプラトームのシマラヤさんっていうところの利用動向がキャッチアップすることができたと。
結果、総ダウンロード数が6億兆。
やばいですよね。
登録ユーザー数は4億人。
平均使用時間もすごくて141分と。
さらに中国でのシマラヤさんの業界シェアは73%ということで、
本当に大手中の大手の音声プラットフォームに成長されてましたと。
そういう話なんですね。
さすがと言いますか、インパクトのある数字ですね。
ですね。
2023年には2.2億人がシマラヤ経由でポッドキャストを聞いてるってことで、
これが中国のインターネットユーザーの5人に1人が聞いてるイメージってことなんですよね。
これ一つのプラットフォームで5人に1人ということは、
頻率で見てもそれなりの国に入りそうですよね。
ですね。
リスナー数だけで見てもアメリカに負けてないような状況なので、
やっぱり今後の展開からも目が離せない国だなって改めて認識しましたね。
確かにそうですね。
この後ヨーロッパの話とかも聞きたいところですけど、
このままいくと取り留めもなくなってしまう気もするので、
今日はこの辺りにしましょうか。
そうですね。
今日は諦めが早いですね。
ヨーロッパはさすがに話すと長い。
各国にまだ動きがありますからね。
じゃあちょっとこれ改めてということで。
ですね。
今日は締めさせていただくということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、
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それではまた。
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