1. 音声広告実験隊
  2. EP17. 音声広告の1ヶ月の動き..
2023-09-25 12:50

EP17. 音声広告の1ヶ月の動きを10分でまとめてみた【2023年10月】

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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【参考記事・リンク】
Audiostart News / AmazonがAlexaやRingのプライバシー侵害問題でおよそ43億円の罰金を支払いFTCと和解
https://audiostart.info/2023/06/02/amazon-ftc/

Audiostart News / Edison Research調査「子供の46%ポッドキャストを聴いたことがあり、29%が先月も聴いている」
https://audiostart.info/2023/08/01/kids-podcast/

Audiostart News / ABF Creativeが子ども向けポッドキャストのレポートを発表「聴いてない子供多数、聴けば学力向上の傾向」
https://audiostart.info/2023/09/11/abf-report/

Audiostart News / 日本では売ってないアメリカの最新Amazon Echo / Alexaデバイスまとめ
https://audiostart.info/2023/05/25/echo-us/

Audiostart News / NeuroLab調査、ポッドキャスト広告はソーシャル メディア広告よりも30%信頼性が高い
https://audiostart.info/2023/07/20/neurolab/

Audiostart News / AmazonがAlexaスキル「ドラえもん時報」とEcho Dot / Echo Pop専用のドラえもんスタンドを発表!
https://audiostart.info/2023/09/07/doraemon/

Audiostart News / 子供と家族向けのポッドキャストとオーディオブックを提供する「Starglow Media」がプレミアム・プログラムを提供開始
https://audiostart.info/2023/08/28/starglow-media/

サマリー

音声広告実験隊は1ヶ月の動きをまとめています。幼少期を対象にした取り組みが進んでおり、デジタル音声コンテンツの利用率が高まっています。また、子供向けポッドキャストの需要も増えていますし、親の影響力も大きいとのデータがあります。現在、キッズ&ファミリーというジャンルはオーディオ業界で最も急成長しています。オーディオは完全な代替手段となっており、提供されているコンテンツが不足しているという意見もあります。

ニュースの動き
音声広告実験隊、今回もロボットスタートの中の人1名と外の人1名でお送りします。
本日は9月の最終週ですので、ここ1ヶ月の動きをまとめる回ですかね。
はい、今日こそは10分以内に収まるように頑張ります。
今月は何か目立ったニュースはありましたか?
今月もそうなんですけど、ここ最近でいうと、幼少期を対象とした取り組みというのが加速している印象があります。
そういえばAmazonさんがFTCから指摘を受けたのも、確か自動オンラインプライバシー広報に関わるものでしたよね。
そうですね、コッパというやつですね。データを集めているということが、言い換えると子どもを対象とした市場というのを狙っているというふうに考えられますね。
デジタル音声コンテンツ全般、モバイルネイティブ世代の利用率が高くなっているかと思うので、さらに若い世代を狙っていくのは自然な流れなのかもしれないですね。
テレビよりもYouTubeを好む若い世代というのも増えてますから、音声コンテンツも同様の流れが来てもおかしくはないでしょうね。
ラジオの一部を置き換えしていくようなイメージですかね。
米国でも世代ごとにラジオを聴く比率というのとポッドキャストを聴く比率というのの違いが明確になっていますが、コンテンツの中身というよりは、どのデバイスに親しんでいるかというその影響が大きいんじゃないかなというふうに考えています。
こう考えると、若い世代を狙うのであればモバイル端末系のコンテンツ、もっとは広告というのが当たり前なんですけど、有力な手段になってくる。
そしてさらに中長期的な視点で捉えると、幼少期から設定を増やしていくということが優等という考えになるんですね。
幼少期を対象とした取り組み
これは見方を変えると、感覚の変化による市場の置き換えとも見ることができるかと思うので、愛知広告で捉え方もありますけど、実はラジオ広告等のマス広告を活用している広告機関は代理店さんとも相性がいいのかもしれないですね。
そうですね。大手の広告代理店さんというのは当然かと思いますけど、規模によらず柔軟性のある代理店さんであったり広告のお客様は、この辺りの整備をしっかりした上で動かれるといった意味でしょうね。
デジタル音声広告のことをやや複雑に捉えてましたけども、コンテンツを大きく端末の変化という点から整理すると、意外とシンプル化される部分もあるのかもしれないですね。
もちろん新しい付加価値というのも生み出しているので、この限りではないですけど、米国のポッドキャストスタジオであったり、日本のポッドキャストの上位コンテンツを見ても、ラジオ局さんが鍛錬しているものが多いので、制作サイドとかリシューナーサイドは少なくともこのような視点を持っているんじゃないかと思うんですよね。
ちなみに話を少し戻しまして、幼少期向けのポッドキャストに関するニーズがあるということでしたけども、この点に関する何か客観的なデータはあったりするんでしょうか。
そうですね。有名なところだとエディソンリサーチさんが行った、米国の6歳から12歳の子どもを対象にした調査というのがあるんですが、これによると子どもの46%がポッドキャストを聞いたことがあり、
さらに29%は毎月ポッドキャストを聞いているということだったね。
毎月29%はなかなかの数字ですね。
さらにですね、親が毎月ポッドキャストを聞いているという家庭においては、42%まで上昇しているってことなんですね。
約半数まで上がりますか。将来性のある世代にここまでリーチできるとなると、無視できない指導になりますよね。
親が聞いていることが大きく影響していると考えると、この決定権である親を動かすことができれば、もっと普及することになりますよね。
はい、そうですね。その辺に関連したような情報としては、ADF Creativeというキッズ&ファミリー向けのオーディオ制作会社があるんですけど、ここが4歳から11歳の子どもを持つ親1014人を対象にした調査というのがあります。
何を調べたんですか。
ポッドキャストやオーディオブック等を聞いたことで、子どもの学力向上を親が実感したかという質問を投げた調査なんですね。
興味深いですね。
ちなみに何パーセントの親が明確に学力向上につながったと答えたというふうに思いますか。
明確に実感となると、かなりハードルが高い気がしますが、
一方で前向きなデータだから発表したとも考えられるんですよね。
50%くらいでしょうか。
惜しいかな。63%ですかね。
約3分の2ですか。惜しかったかな。
子ども向けポッドキャストの需要
惜しくないかな。
なかなかの結果ですよね。
さらにそれ以外の方の多くが、イエスともノーとも言えないというふうな回答をしたので、実際はもうちょっと比率高いかもしれないですね。
そういえば先日教えてもらった神経科学の調査で、
映像があるよりも音声だけの方がメッセージに集中して伝わるとあったと思うので、
子どもの場合はその点がより明確に出るのかもしれないですね。
その可能性は十分にあるかと思いますね。
ちなみに冒頭でAmazonさんがデータを集めていたということだったと思うんですけど、
何か子ども向けに具体的なサービス展開をされてるんでしょうか。
ここ数ヶ月に絞ると、サービスというよりはデバイスに関しての取り組みというのが目立ってますね。
どんな取り組みですか?
これはちょっとアメリカの話になってしまうんですけど、
Amazon Echo Show 5 Gitsという子ども向けに特化した応答とかジョークとか宿題のヘルプ、
もしくは歌詞のフィルタリング、保護者が子どもの通話先を管理するという、
本当に子どもに特化したデバイスというのが出されていますよ。
3日に1台ではなくて1人に1台という流れですよね。
そうですね。
そうなるとパーソナライズドというのも当然視野に入ってきますよね。
はい。そもそもアレッタ搭載のデバイスというのは、世界累計で5億台を超えて、
さらに35%ってことなので、当然そういう発想になってきてるんですよね。
ちなみにこのGits版のEchoは端末角度が99.99°ということなんですけど、
残念なことに日本では今のところ販売されてないという状態ですね。
これ日本はまだ市場として早いと。
そうですね。ちょっと違っていて、日本は日本に向けた形で子ども向けの展開がされています。
日本で子どもに人気のアニメといえば何だと思います?
人気のアニメといえば、アンパンマンですか?
おしいかね。ドラえもんですね。
これほんまおしかったんですか?
ちょっとわかんないですけど。
二択を外した感じですよね。
これ今月初めにEchoDotの第4世代、第5世代、あとはEchoPOP新型のEchoの専用のドラえもんスタンドが販売開始だったんですね。
Echoの下に置く台なんですけど、これを購入するとドラえもん関連のスキルがパワーアップして、
例えば30種類以上のドラえもんからのスペシャルメッセージを受けるようになる。
ただの台じゃなくて機能も変わる台が出たんですね。
ドラえもん好きの大人世代も狙ってるような気もしますけど、子どもも当然意識ってるっていうのは間違いなさそうですね。
そういった意味で今後もデータ収集とともに、市場の環境を確かめながら各企業が子ども向けの取り組みを進められていくんじゃないかなというふうに。
幼少期から接点作れれば長期的な絵が描けるようになると思いますし、挑戦する意味はあるんでしょうね。
あとは幼少期の子どもが喜ぶ音声コンテンツが充実するっていうのもすごい重要なことで、
例えばベビーバスさんとかは日本でも子ども向けのポストキャストっていうのを展開してますね。
フィッツファミリー向けのカテゴリーランキングでは常に上位にいますよね。
コンテンツ展開もやっぱりアメリカのほうが進んでいるんですか?
例えば子どもと家族向けのポストキャストだとか、オーディオブックを提供するスタートアップ企業というのが誕生してますね。
専門会社だと。
そうですね。
どんな会社さんなんですか?
直近話題になったのがスターグローメディアっていう会社で、これは3歳から12歳という対象年齢を絞り込んで、
教育であったり、就寝前の物語、もしくは冒険とか、キッズ向けニュースとかエンタメでありながらも教育的であって、
さらに子どもの想像力を刺激するコンテンツっていうのにフォーカスして政策されてるって書いてますね。
ちなみにうまくいってそうでしょうか?
初期のラインナップだけでも、月間平均300万ダウンロード起こる認知番組ってことなんで、
結構ですね。
300万ダウンロードと聞くと、日本で見るとトップクラスなんですね。
そうですね。
ちなみに経営者はどのような方なんですか?
この会社のCEOは江戸ベイカー氏という方で、ポッドキャップ業界に縁が深い方で、
もともとユナイテッドタレントエージェンシーということで、テレビ部門とポッドキャップ部門に所属していて、
何度も話が出てますけど、ワンダリーとかアイハートとかオーディブルなどのオーディオ業界の大手の代理店を務めた人という人物ですね。
そういう意味では広告視点もコンテンツ視点も持つ彼が、子供向けの展開に可能性を見出したということですね。
はい、そうですね。
キッズ&ファミリーという急成長ジャンル
そのCEOの言葉なんですけど、キッズ&ファミリーというのは現在オーディオ業界で最も急成長しているジャンルです。
オーディオは完全な代替手段になっていて、しかしどの統計を見ても明らかなことにして、
提供されているコンテンツがあまりに不足しているというコメントをしているんですね。
現在マーケットを狙っているのかと思ったんですけど、どちらかというと、既に現在化している市場と捉えていると。
はい、でもコンテンツが足りないということですね。
なるほど、この辺りは日本の感覚で見ると、まだまだイメージしにくい部分もありますね。
テキストメディアとか動画メディア、SNSとかもそうなんですけど、
だいたい3年から5年程度の遅れで、日本でも普及して広告市場へ持ち上がっていくって、
これ何回か話を言ってますけど、この辺りの海外の動きを把握しながら、
日本で動いていくっていうのも重要なんじゃないかなというふうに思いますね。
3から5年を長く見るか短く見るかは、それぞれによって異なりそうですけれども、
何か仕掛けるならば、今のタイミングは面白そうな気もしますね。
海外でここまで普及して、日本で広がらなかったインターネットの広告市場というのは、
僕の中では思い浮かばないので、この業界に年齢がバレちゃうんですけど、
そういう私から見ると、それほど長い時間には感じないですね。
ただ、この業界で今頑張っている人が、しっかりとお受け受けるためには、
皆さんも耐えられる期間内に仕組み作るという視点は大事かなというふうに思います。
市場が大きく拡大する時期まで、継続をちゃんとできる仕組み作りってことですよね。
そうですね。
そういう意味で、日本ではまだ少し早い目回るかもしれませんけれども、
海外では幼少期向けの音声コンテンツですとか、それに関わる広告の動きが激しくなっているということで、
この点については継続的にウォッチしていきたいですね。
そうですね。本当に重要なテーマだと思いますし、個人的にも孫が最近生まれたっていうのもあって。
これは年齢のスペシャル。
ちょっとバレちゃったあれなんですけど、そういった意味でも強めに情報を抑えていきたいと思っています。
おめでとうございますということで。
ありがとうございます。
今日はこの辺りにしましょうか。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
音声広告に興味のある方、音声広告についてもっと知りたい方、こんな検証をお願いしたいという方がいれば、
概要欄にあるリンクより気軽にご連絡ください。
それではまた。
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