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2024-07-17 11:52

copainterのAIペン入れ機能と反対するひとたち(第755回)

AIでラフの絵を勝手に仕上げられたら困るケースの話題から、いまどきのイラスト有料依頼に関して話しました。受け売りですが、夢絵、コテキャといったワードの説明を

=== 目次 ===
copainterのAIペン入れを使ってみた
ペン入れといいつつ画像生成AIのi2iだった
ラフの絵を勝手に仕上げられたら困る理由
イラストの有料依頼と「夢絵」の話
コテキャとは自身の代理キャラ
AIに反対するにもそれぞれの事情がある
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00:01
AIでイラストの下書きにペン入れをしてくれるツールがあると娘から聞いて試してみました。
copainterというツールです。
いざ試してみようというときに、ラフで書いた下書きのイラストが手元にありませんでした。
かなり昔に書いてペン入れをした状態の広瀬良子のイラストがあったので、それをもとに試してみました。
で、この処理をcopainter上でその絵からペン入れで仕上げてもらうという作業をしているときに、
広瀬良子のマジで恋する5秒前が流れてきたんですね。これは驚きました。
Apple Musicでプレイリストなどを聞き終わった後に関連するような曲を自動再生し続ける機能があるんですが、
それによってたまたま広瀬良子の曲が流れてきたんで、すごいミラクルだと思いました。
で、1分も経たずにペン入れされた絵が生成されたんですが、
素人っぽい私の線が洗練された入り抜きもある線になっていて、すごいなと思いました。
娘にLINEで送ったらすごいねと言われました。
でももう私が描いた絵ではなくなっているなとも思いました。
ただ私の絵を元にペン入れしたというよりは別な絵に仕上がっていたんですね。
確かに近いけど目の描き方とかが完全に違っていると。
私の古めかしい絵じゃなくて今風になっていると。
なおこのコペインターはユーザー登録すると無料チケットというのが10枚もらえて、
シンプルに10回生成させることが無料でできます。
毎月リセットされて無料チケット10枚もらえるらしいです。
その後もいろいろテストしてみたんですが、
結局これって画像生成AIのイメージトゥイメージだねということがわかりました。
下絵を機械的にトレースするような技術ではなくて、
03:02
下絵を参照してイメージトゥイメージという画像生成AIで使われている技術で新たに画像を生成しているわけですね。
忠実度という設定があって0から1まで0.05刻みで設定できるんですが、
忠実度を下げるほど元絵とポーズもちょっと違ってるしとか違ったイラストなんですけども、
ちゃんとイラストとして成立したいい感じのものが生成されるんですね。
それを見ると単に画像生成AIじゃんという印象が強くなります。
なので自分で描いた絵を元に生成するんだったら、今の画像生成AIのいろんな問題をクリアできていいじゃんと言い訳できるものかというと違うというのが私の見たてです。
確かに忠実度を上げれば自分が描いた絵に近いものを生成してくれてるんですけども、結局のところはいろんなイラストを学習データとして学習した上で、
その主体に近づけた絵を生成しているわけなので、反AIの人たちの主張的にはアウトだということになってしまいますね。
でこれがイメージだからとかいうことに関わらず、ラフの絵を綺麗に仕上げるというAI技術には絵を描く側のイラストレーター、絵師の人たちとしても反発する声、余計なことをしてくれるなという反応が多い印象です。
SNSなどにアップしたラフの状態の絵を勝手に仕上げられて自分の作品だと偽って発表されることへの心配の声というのがありました。
これはこのコペインターに限らず画像生成AIのイメージとイメージに対してもそうだと思うんですが、ある程度対策を考えないといけないと、そういう注意をしなきゃいけない時代になったということですね。
またイラストを有料で受注している人も注意が必要という声もあります。
有料で依頼を受けたイラストの確認用のラフを相手に渡したらAIで勝手に仕上げられてお金は払われずに持ち逃げされちゃうケースがあるじゃないかという心配です。
06:12
で、これに関して自分が気に入った絵師、イラストレーターの人に依頼しているのにそんなことする人いるの?と。その絵師さんが仕上げた絵が欲しいんじゃないの?と疑問に思う人もいると思います。
私も娘からそういう界隈の話を聞いてなかったらそう思ったはずです。この辺の話がちょっと面白いと思うので、今回ここを掘り下げてみたいと思います。
どうやら今時の絵の依頼というのは漫画家の人とかにサイン式紙を書いてもらうようなのとはわけが違うようです。
発注者側が書いて欲しいキャラクターとかシチュエーションがあって、それを実現した絵を書いてもらうために絵師の人を探すという順番なんですね。
スケブーとかスキマ、ココナラなど絵を依頼できるプラットフォームはたくさんあります。絵を受注している人は本当にいっぱいいて値段も安いです。
娘によるとスキマがおすすめらしいです。
例えば夢というのがあって、夢に絵ですね。
これは自分や自分を反映したキャラクターと推しの人とを一緒に書いてもらうイラストなんですね。
自分をイメージしたキャラクターが推しのキャラクターにバックハグされているイラストとか、そういうイメージです。
調べてみたところ、本来の夢は依頼した人が見ている光景をイメージしているので、推しだけを書くというのが主流だったらしいです。もともとは。
主観映像みたいなものですかね。
ただ娘から聞いた夢は推しと自分をイメージしたキャラクターとが書かれているもので、今はもしかするとこっちの方が主流なのかもしれません。
で、この自分を反映させたキャラクターというのは別に本人の似顔絵とは限らずなりたい自分とか、その人が考えた自分のキャラクターなので、分身、アバター的なものみたいです。
09:20
で、ここでコテキャというキーワードが登場します。自身の代理キャラのことをコテキャと呼ぶらしいです。コテキャラクターの略だと思ったんですが、基本あってるんですがちょっと違ってコテハンのキャラクターの略らしいです。
コテハンというのはコテハンドルネームですね。コテハンはかなり昔から使われている言葉ですよね。で、コテキャシートというのがあって、コテキャのイラストとプロフィールとか、髪の色はこれで、瞳の色はこれでみたいな説明が入っているシートなんですね。
で、自分で絵を描けない場合、このコテキャも誰かに作ってもらう必要があるので、コテキャシートを有料依頼で作ってもらって、そのコテキャシートを元に今度は夢をまた別な人に有料依頼するとか、まあ別な人じゃなくて同じ人というケースもあるでしょうが、ともかく面白い世界だなと思いました。
コテキャじゃない方の推しの方の人はお相手様とかお隣様とか言うらしいんですが、そういう用語の一つ一つが興味深い、面白いと私は感じています。肯定的な意味で面白いなぁと思っています。
まだまだ私もそういう絵師界隈みたいなイラストの受注がどうなっているのかとか知らないことも多いんですが、画像生成AIに反対する理由の中にも多分それぞれのいろんな事情があるんだろうなと。
まあシンプルに言えば人気イラストレーターで地位を確立しているような人は画像生成AIに仕事を奪われるみたいなことはないと思うので、やっぱりそれぞれの事情があるということを想像することも大切なのかなと思ったりもします。
コペインターについての話は中途半端でしたが、今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
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