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第161回、アシカガキャスト
先日、写真の上に文字を載せるという、 ちょっとしたグラフィック作業を人にレクチャーする機会がありました。
その人は、Macでやると思っていたんですけども、 最近、私の影響もあって、iPadとApple Pencilを購入していた人だったので、
せっかくだから、iPadでやりましょうよと言って、 Adobe Spark Postというアプリを進めて、作業の仕方を紹介しました。
Adobe Spark Postは、豊富なテンプレートの中から選んで、 デザインを作っていけるというものなんですが、
テンプレートが多くて、どれにしたらいいのかというのが、 決めにくいというのと、
デザインのテイストもそうですし、入っている文字も全部英語なので、 ちょっとアメリカチックな感じのデザインが多くて、
これ日本語を入れるとちょっと違った感じになるような、 という感じのものもテンプレートには多いんですね。
で、これ別にテンプレートから選ばなくても、 写真を1枚選んで開くというところからスタートできます。
実はAdobe Spark Postを何回も使ったことはあったんですが、 テンプレートから何か開いてみて、
サイズを変えると自動でレイアウトが変わりますよとか、 写真を差し替えられますよみたいなデモをするとか、
機能を確認するためにしか使っていなくて、 実際に何かを成果物を作ってみるということはやったことなかったんですね。
なのでまず写真を開いて上に文字を入れるという作業もやったことありませんでした。
で、写真を1枚開くとこんな感じに文字を入れたらどうでしょうと、 勝手にサジェスチョンしてくるんですね。
この文字を打ち替えて使ってくださいみたいな感じの文字が入って、 まあパターンとしては文字の背景に四角い図形があって、
写真の上に文字が載っても読みやすくなっていると。 これデザイン用語的には文字にザブトーンを引くとか言うんですけども、
写真に合わせていい感じの色を AI が自動的に選んで、こういうのはどうですかというのを進めてくるんですね。
写真によって色とかフォントとか配置とかをいい感じのものを進めてきます。 もちろん後から色の変更とかはできるんですけども、
色の変更の仕方を私がこうやってやりますとか説明しても AI がお勧めしてくる色が一番いいよねという話になって、
私よりも AI の方が全幅の信頼を得ていました。 デザインにおいて重要なのはセンスとかではなくて、いかにセオリーとか
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ルールを知っているかというのと、どれだけデザインの引き出しを持っているか。 例えば写真の上に文字を載せる場合、文字を読みやすくするためにどういう処理をするか
というパターンをいっぱい知ってるかどうかだと思うんですね。 このスパークポストを使えばそこの部分を自動でやってくれるわけですね。
例えば写真と調和する色を使うには、写真の中に使われている色を使うみたいなセオリーがあるんですけども、
このスパークポストの AI はそこを考えて写真の中に使われているような色を使って、うまい具合に文字とその下に引いている図形とかの配色を決めてくれます。
そして写真の上に文字が乗っかっている時に、読みやすくするためにザブトンを引くとさっき言いましたけども、これを四角い図形で入れてくれてるんですが、
丸にしたりとか四方にしたりとかいろんなパターンがあらかじめ用意されているので、そこからいい感じになるものを選べばいいんですね。
デザインの引き出しの部分はもうアプリが最初から持っていると、こっちは選ぶだけということなので、ある意味デザイン教育みたいな感じのことにも使えるんじゃないかなと思いました。
あと大好評だったのがアニメーション機能で、写真の上に文字を入れた後でエフェクトというのを選ぶだけで、自動で文字がバラバラって出てくるようなアニメーションを作ることができます。
もちろんこれもいろんなパターンがあらかじめ用意されていて、選ぶだけでいろんな文字の出現の仕方とかを変えることができます。
細かいコントロールとかはできないんですけども、SNSに載せるちょっとした動画みたいなことで考えると、これだけ気軽に見栄えのいいものが作れてすごいなと感心しました。
なおその人はアドビークリエイティブクラウドのユーザーだったので、スパークポストを勧めたんですが、実はその後で無料版でアドビースパークポストを使っていても、右下に入るスパークポストっていうロゴは消せることが分かりました。
ちょっと前のSNS用画像をiPadで作ろうという話の時に、スパークポストはロゴが入っちゃうので、アドビークリエイティブクラウドのユーザーじゃないとちょっとお勧めしにくいという話をしたんですが、そんなことはないということが分かりました。
ということで今回は写真に文字を入れるというのをスパークポストというiPadのアプリで人にレクチャーしたところ大好評でしたという話でした。
