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2021-05-10 11:26

紛失防止トラッカーAirTagをわかりやすく解説(ストーカー対策の話も)(第429回)

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Appleの紛失防止トラッカーAirTagについて、実はどういうものかよくわかってない人向けに話しました。ペットや子供の迷子防止になるのか、ストーカー対策はどうなのかにも触れています。

=== 目次 ===
AirTagとは何なのか
家の中で探すとき
外出先で紛失した場合
ストーキング対策はどうなのか
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アップルから登場したエアタグについて、実はどういうものか、よく分かっていない人にも分かるような説明をしたいと思います。
ペットや子供の迷子の防止にも使えるのか、とか、ストーカー対策はどうなのかについても触れたいと思っています。
このエアタグですが、紛失防止タグとか、忘れ物トラッカーとか、落し物トラッカーとか、いろんな呼ばれ方をしていますが、
例えば、鍵にキーホルダーのようにつけておけば、どこに行ったかわからなくなったときに、iPhoneで探すことができたりするというデバイスです。
物がどこにあるかを探すものなので、GPSとかが入っているのかと思う人もいると思うんですが、GPSは入っていません。
BluetoothでiPhoneとつながるようになっています。
Bluetoothの有効範囲は10メートルくらいなので、基本的には家の中でどこかに行ってしまったものを見つけるための装置ということですね。
家の中でエアタグをつけた鍵がどこかに行ったという場合、iPhoneから指示を出して、エアタグから音を鳴らして探すことができます。
また、iPhone 11か12、11か12なら正確な場所を見つける機能で、エアタグの場所までiPhoneが誘導してくれます。
これは画面の中に矢印が出てきて、その矢印に沿って移動して見つけるみたいな感じのようです。
iPhone 11、12にもエアタグにも超高帯域通信に対応するUIチップというのが入っているので、かなり正確な距離とか方向がわかるそうです。
次に、外出先でエアタグのついている鍵だったりを紛失した場合です。
エアタグはBluetoothでしか通信できないわけですが、そのエアタグの持ち主以外の人、誰かがエアタグの近くを通ったら、
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Bluetoothの範囲内を通ったら、その誰かのiPhoneを利用して、そのエアタグの位置情報が更新される仕組みになっています。
厳密に言うと、位置情報とBluetoothがオンになっているiPhone、iPad、Macが近くにあれば、そのエアタグの位置情報を知らせてくれるんですね。
エアタグをなくしてしまった人は、探すというアプリで自分のエアタグの位置を探すことができます。
なので、エアタグをなくしてしまったのが人通りが多い場所であれば、その位置情報を持ち主がわかる可能性は結構高いんじゃないかと思います。
もちろん、そのエアタグの近くを通りがかって、エアタグの場所の特定に貢献してくれたiPhoneには、何の情報も残らないようになっています。
なお、エアタグを落とした人が紛失モードを有効にすると、落とし物を見つけた人がエアタグにiPhoneをかざすと連絡先情報が表示されるようにできます。
連絡先として電話番号とかを表示させることができるんですね。
これはiPhoneだけじゃなくて、NFC対応のAndroid端末でも連絡先情報の表示はできるそうです。
ただ通りすがっただけの人は、Bluetoothでエアタグの位置情報を更新するのに貢献はするけど、自分がそういうことをやったかどうかもわからない。iPhoneには何も残らないと。
でも落とし物を見つけてエアタグついてると。わかったらiPhoneをかざすと連絡先情報が出ると。
ただしそれは落とした人が紛失モードにしているときだけですという仕組みなんですね。
紛失モードにしたときに初めて連絡先とかの情報を調べることができるので、電車の中とかで勝手に人のエアタグにスマホをかざして連絡先情報をゲットするとかそういうことはできないんですね。
なので人通りが多い場所ならば位置情報の特定はかなり期待できそうですけども、ペットとか子ども老人の迷子防止につけるというのはあまり期待できなそうですよね。
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同じ場所にじっとしているわけではないので、移動する先にiPhone持ってる人が通りすがらないといけないですし、人通りが少ない広い公園とか山の中とかだと探せないので、迷子防止に使うのは本来的な使い方ではないですし、Appleも推奨していません。
とはいえ持ち主の手を離れても位置情報がわかる可能性が高いということで、ストーキング行為に使われるんじゃないかという懸念がありますよね。
プレゼントにエアタグを仕込むとか、カバンなどにこっそり入れるとかして、その人が今どこにいるかをストーキングするとか、自宅の位置を突き止めるとかですね。
そういうストーキング行為の対策をAppleはしているということなんですが、3つあって、1つは自分のものではないエアタグが自分と一緒に移動していることがわかると、iPhoneにアラートがポップアップ表示されるということです。
2つ目はエアタグが本来の持ち主から離れて一定期間が経つとエアタグから音が鳴るということです。
そして3つ目はすべてのエアタグにはシリアル番号があるので、事件などが起きたときには裁判所命令を提示することでAppleから所有者の詳細を取得できるということらしいです。
ただ、この対策はあまり有効ではないよねと検証した人の記事などから言われています。
まず自分のものじゃないエアタグと一緒に移動した場合にiPhoneにアラートが出るという機能ですが、これは移動している途中とかに出るのではなくて、自宅に着いたときとか頻繁に訪れる場所に到着したときに表示されるらしいんですね。
でもこれ、家に着いてから通知が出たのでは遅いですよね。自宅の位置情報がエアタグの本来の持ち主に知られてしまいますよね。
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また、所有者から離れると音が鳴るというのも今のところ3日経ったらということなので、3日のうちに自宅の位置情報バレバレになってしまいますよね。
将来的には所有者から離れてどれくらいの時間が経ったら音が鳴るかは設定できるようになる予定なんですが、どっちにしろ持ち主がカスタマイズできるわけなので、ストーキング目的だったら長めに設定するはずなので意味がないですよね。
その音も約60dBと音量も小さくて優しい音らしいです。15秒間鳴って数時間経ったらまた15秒鳴ったというレポートがありました。
なので今のところストーカー対策としてはプレゼントなどをもらったらエアタグがついてるかもと思ってiPhoneをかざしてみることかなと思います。
エアタグの白い面にiPhoneやNFC対応のAndroidのスマートフォンをかざす必要があるということなので、だったら結局のところエアタグが仕込まれてないかどうかを物理的に探すというアナログの行為が一番確実なんじゃないかなと思います。
エアタグを探すためにスマートフォンを買い替えなくてもいいということですね。
またエアタグを見つけてしまえば電池を抜くとかどこかに捨てることができるので、持ち物を盗まれた場合にエアタグで場所を特定しようというのもそんなに期待できない使い方だろうなと思いました。
今回は以上です。
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