Adobe Expressの基本機能と利点
アシカガキャスト。私は、Adobe Creative Cloudという、Adobeが提供するいろんなクリエイティブツールが使えるサブスクリプションのサービスに契約しています。
結構お高い値段を払っているんですが、Adobe Creative Cloudのユーザーでも、Adobe Stockという素材のサービスは別途お金を払って契約しないと使えないんですね。
最近、Adobe Stockの素材そのものについてネタにしたいことがあって、Adobe Stockの素材を使いたいなと思っていたところで、Adobe Expressを使うとAdobe Stockの素材が使えることを思い出しました。
Adobe Expressはブラウザ上で使えるデザインツールで、デザイナーじゃない人でも簡単にデザインできることを考えたツールです。今人気のCanvaに対抗するツールと言えると思います。
レイアウトデザインをしていくツールなので、Adobe IllustratorとかFigmaに近い感じのツールだと思います。
Canvaもそうなんですが、Adobe Expressもデザイナーじゃない普通の人がお手軽にレイアウトデザインができるようにテンプレートが豊富に用意されていたり、素材も写真とかイラストとかの素材類もたくさん用意されていて、
そういう中から選んで簡単に配置、レイアウトできるようになっているんですね。なのでそのための素材として、Adobeは自分たちが持っているAdobe Stockの素材を使ってもらおうというところで、
Adobe Expressのプレミアムプラン、有料のプランの人に対しては、このAdobe Stockの素材を使い放題、追加料金なしという結構太っ腹な戦略を取っているんですね。
しかもここがポイントなんですが、Adobe Creative Cloudの有料サブスクリプションのユーザーなら、Adobe Expressのプレミアムプランが追加料金なしで使えるんですよ。
なのでまさに私はAdobe Creative Cloudのユーザーなので、Adobe Express上で使えるAdobe Stockの素材は使い放題ということになります。
ただ試してみたところ、Adobe Stock上にあるすべての素材がAdobe Expressで使えるわけではないようです。
あくまでも私がちょっと試してみた感覚ですが、この画像を使いたいと思ってAdobe Express上にはなかった素材は、4分の1とか5分の1くらいの確率だった気がします。
まあ結構ないですね。なおAdobe Express上で写真などの素材を探すときにはキーワード検索でしか探せないので、細かい条件とかで絞り込めないので探しにくいです。
なのでAdobe Stockのサイトで探すのが便利です。縦長の画像だけとか横長の画像だけとか背景透明な画像だけなどいろんな条件で絞り込めますからね、Adobe Stockのサイト上だと。
あと重要なのは生成AIで作られた画像を除外して検索することができます。ちなみにAdobe Express上でも素材を探すときに生成AIで作られた画像にはAIマークが付いていてわかるようになっています。
Adobe Stockで探した素材をAdobe Express上で使うときにはその写真のファイル番号をコピペして検索するといいと思います。Adobe Stockの素材の詳細画面を見るとファイル番号というのが書いてあるのでその数字を使って検索すればいいということです。
じゃあAdobe Express上で使いたいAdobe Stockの素材を探してその画像をただ配置しただけで書き出して画像素材としてイラストレーターとかPhotoshopとかFigmaとかCanvaとかで使えるかというとこれはもちろんダメです。
モラル的に当然ダメですが規約でも禁止されています。
Adobeの公式のページでAdobe Stockライセンスに関する情報というのがあるんですがその中に限定ライセンス Adobe Expressという項目があります。
その中のできないことやっちゃいけないこととして素材を独立したファイルとしてダウンロード書き出しまたは共有するという項目がありますし
Adobe Expressアプリ外でアセットを独立したファイルとして使用するというのもありますのでさっき言ったように素材として他のツールで使うために書き出したりするのはダメということですね。
なおできることとして書いてあるのがAdobe Expressアプリ内でアセットを使用するというのとアセットをAdobe Expressプロジェクト内で使用しそのプロジェクトを公開またはダウンロードしてAdobe Expressアプリ外で使用するとあります。
このダウンロードした後Adobe Expressアプリ外で使用するというのはSNSに投稿するとかそういうことかなと思ったんですがその画像をさらにPhotoshopとかイラストレーターとかで手を加えることもアプリ外で使用するに含まれるような気もします。
多分一番安全な規約をしっかり守る方法は最終的な仕上げはAdobe Express上で行うことだと思います。
Adobe Expressの文字詰め機能とフォント利用
Adobe ExpressやCanvaでの不満な点の一つが文字詰めがちゃんとできないことなんですね。
ところが最近使っていてAdobe Expressで文字詰めがちゃんとできることに気がつきました。
私のこれまでの認識ではCanvaは文字詰めができるんですけども一文字単位でこの文字とこの文字の間隔だけを狭くしたり広げることができない。
そしてAdobe Expressは文字詰めが全くできないと思っていました。
ところがAdobe Expressは一文字選んで文字間隔というところを調整すればその文字とその右側の文字との間隔だけを変更できました。
そもそも文字間隔を調整する機能がありました。
オンラインのツールなので前からあった機能なのかいつの間にか追加された機能なのかがわからないんですが
ともかくAdobe Expressは文字詰めカーニングがちゃんとできます。
ただ残念ながらショートカットキーではできないようです。
だいたいAdobe IllustratorとかFigmaを使っている人はキーボードを使って文字詰めするんですね。
ただCanvaではAdobe Expressではできない縦組みができますし振り仮名を振る、しかも自動で振り仮名をつける機能があります。
Rubyですね。Rubyをつける機能です。
あとAdobe ExpressのいいところとしてはAdobeフォントが使えることです。
AdobeクリエイティブクラウドユーザーならおなじみのAdobeフォントのフォントが使えます。
Adobeフォントのサイトで使いたいフォントを探してAdobe Expressでフォントを選ぶところにそのフォント名を入れればそのフォントを使えるので便利だと思います。
Adobeフォントが無制限に使えるのもAdobeクリエイティブクラウドユーザーだからAdobe Expressのプレミアムプランのユーザーになっているからということですね。
なおフリーフォントとかAdobe Express上にないフォントを使いたいときにフォントのファイルをアップロードしてフォントを追加することもできます。
これもAdobe Expressのプレミアムプランのユーザー向けの機能です。
なおCanvaでも有料プランのユーザーならフォントをアップロードして追加することはできます。
あとAdobeのクリエイティブクラウドライブラリを使えることも便利だと思います。
例えばイラストレーター上で作った素材をAIファイルで書き出してAdobe Expressに読み込むこともできるんですが
クリエイティブクラウドライブラリに追加すればすぐ同期されてAdobe Express上で使うことができます。
クリエイティブクラウドライブラリはあまり使いこなしていない人も多い印象なんですが
Adobe Expressの利便性
Adobe Expressと他のAdobeのツールと連携する意味ではうまく使いこなすと便利だと思います。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。