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先日、あるオンラインのセミナーを見たんですね。
最初、2人写っていたんですが、その画面のレイアウトが、
ズームでもないし、見たことないようなレイアウトだったんですね。
上に細長い四角形のエリアがあって、
その下に、2人がそれぞれ同じ大きさで横並びで表示されている四角形が2つあるんですね。
その四角形が角丸になってました。
最初、収録したものをビデオ編集のソフトで、そういう風に配置して作ったのかと思ったんですね。
ところが、そうではなくて、その画面の中で喋っている、登壇している人が種明かしをしてくれたんですが、
360度カメラで今、これ撮影してますと言ったんですね。
喋ってる人を認識して、自動で写してくれますと。
で、実は登壇者は3人いて、3人座談会みたいな感じだったんですが、
3人目の人が喋り始めたら、ちゃんとその人の画面が真ん中に出てきて、
横3等分になって3人が写ってる状態になりました。
3等分といっても、3等分の上に細長い画面もあるんですが、
その細長い画面は360度カメラで撮ったすべての映像を横に伸ばして表示してるんですね。
だから3人全員が写ってる状態ですね、上の細長い画面は。
これ使っていたのは、ミーティングオウルという会議用の360度カメラでした。
オウルって袋のことですよね。
そのカメラは円筒状なんですが、袋みたいなデザインになってるんですね。
で、これ袋みたいな形の会議用のカメラ。
IT系のニュース記事とかにもなっていたんで、目にしたことはあったんですけども、
特に興味を持つことなくスルーしてたんですね。
それがセミナーで使われているところを見て、おおすごいと素直に感心しました。
ミーティングオウルは360度カメラ、マイク、スピーカーが一体型となった会議用カメラで、
11万5000円です。結構売れてるらしいです。
コロナ禍での各自が自宅から参加する会議ではなくて、
会議室に人は集まってるんだけど、そこと離れている場所にある別の部署と会議をするとか、
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それこそ海外と会議をするとか、そういうN対N、他人数と他人数とでビデオ会議するときなどに役立つものなんでしょうね。
で、これがオンラインイベント、セミナーなどで便利だなと気づかされたわけですね。
もちろん登壇者、出演者は同じ場所に集まる必要がありますが、
登壇者には集まってもらうけども、お客さんはオンラインで見ると、
そういう形態で行うイベントは今多いと思います。
3人くらいで座談会形式という前提になりますが、それをオンラインで配信するときに、
3人ともリモート参加の方がむしろやりやすくて、
同時にそこにいる場合はカメラを3つ用意して、それぞれの人がちょうど映るぐらいにセッティングするというのも大変ですよね。
それが360度カメラのミーティングオールを使えば、3人が映るところにポンと置いておくだけで、
自動で喋ってる人の位置を認識して、いい感じにカメラワークしてくれるわけですね。
しかも固定カメラと違って、途中で移動しても喋ったらそれを認識して、いい感じに映してくれるはずなんですね。
しかも今のこのご時世で、ソーシャルディスタンスを撮れるというところがいいですよね、登壇者の人たちも。
3人が横並びで近くに座っていれば、一個のカメラで撮ればいいだけとも思えますが、
この360度カメラでセッティングしていれば、登壇者の人たちは距離を置いて座っていても、
見る側としては3人が横並びで表示されているということですね。
ということで、会議用の360度カメラが今のご時世のオンラインイベントに便利そうだなと。
ただし、何人かで喋るセミナーとかイベントに限ってですけどもね、という話でした。