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2021-06-29 09:51

SpotifyからClubhouse風音声アプリ登場(第449回)

Spotifyから登場したClubhouse風の音声配信/チャットアプリGreenroomについて話しました。録音機能が用意されているので複数人のポッドキャスト収録にも使えそうです。

=== 目次 ===
SpotifyからClubhouse競合アプリ
音声の場に限定したアプリなのは利点
録音機能が用意されている
その他機能面について
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スポティファイからクラブハウス風の音声SNS的なスポティファイグリーンルームというアプリが登場しました。
ロッカールームというスポーツに特化した音声SNSの会社をスポティファイが買収して、
そのロッカールームをベースに機能強化してスポティファイに合わせた色使いにしたものがこのグリーンルームということらしいです。
黒い背景、黒バッグにキーになる色としてはスポティファイでおなじみの緑色が使われています。
なのでグリーンルームということなんでしょうね。
アプリを立ち上げると黒い背景に今立ち上がっているルームが並んでいるんですが、
参加している人のプロフィールのアイコンがずらずらずらっとかなりたくさん並んでいるんで結構圧がすごいですね。
ちょっと圧倒されてしまうというかクラクラします。
クラブハウスに対抗するような形でTwitterにはTwitterスペース、
Discordにはステージチャンネルという音声SNS的な機能がついたんですが、
それらは既存のアプリの中の新機能として追加されているんですね。
Facebookのライブオーディオルームも同じですね。
Facebookのこの機能は最近アメリカでは開始されたようです。
TwitterもDiscordもFacebookもすでにその中でつながりができているので、
そのつながりの中で友達同士でしゃべるとかファンに向けて音声配信するとかできるわけですね。
一方でクラブハウスはそういうつながりのない時点でスタートしているんですが、
招待制と実名主義によってうまくつながりを作らせることに成功したんだと思います。
スマホの連絡先と連動して知り合い同士をつなげようという仕組みがあったのもうまい戦略でしたね。
一方でグリーンルームはSpotifyのIDを使うとはいえ、他のユーザーとのつながりはほぼない状態からスタートすることになると思います。
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ただTwitterやFacebookのアプリを立ち上げるときというのは隙間時間とかにテキストや画像を見ていくというモードになっているので、
そこで音声配信やってますとか、今すぐ一緒に喋ろうと言われても、その音声のモードに切り替えられないケースって多いと思うんですね。
シンプルな例で言えば、電車の中でTwitterを立ち上げて自分の好きな人が音声配信してるんだと気づいても、イヤホンもヘッドホンもない状態だと聞けないですよね。
一方でクラブハウスやグリーンルームは音声用のアプリだとわかっていて立ち上げるわけなので、そういう音声を聞きたいとか話したいというモードのときに立ち上げるアプリの方がいいという面はあるなと思います。
この時間にあるこの配信を聞こうというのであればTwitterスペースだろうがFacebookのライブオーディオルームだろうがクラブハウスだろうがそれほど差はないと思いますが、なんか聞きたい話したいというときにはクラブハウスやグリーンルームを立ち上げるのかなと。
なので真の意味でクラブハウスとガチで競合するのはSpotifyグリーンルームが初めての存在なのかなと思っています。
グリーンルームの特徴としては録音機能が最初から用意されています。基本的には録音禁止というクラブハウスとは別な路線ですね。
ルームを作るときに録音するみたいなところにチェックを入れておくと終わった後メールでmp4ファイルが送られてくるらしいです。
なので複数人でポッドキャストの収録をするというときの一番簡単な手段になるんじゃないかなと思っています。
今のところプライベートなルームは作れなくてオープンな誰でも聞きに来ることができるルームしか作れないみたいです。
これTwitterスペースもそうなんですがプライベートなルームをクラブハウスのように作れるようになるといいなと思います。
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ただグリーンルームは有名な人が音声配信をしていく場として育てていこうとしているように感じます。
Spotifyが運営しているんでやっぱりミュージシャンとかそういう人の配信に力を入れていくんだと思います。
Spotifyで自分が公読しているポッドキャストのポッドキャスターがグリーンルームで配信をする場合通知されるという機能があるらしいです。
これはポッドキャストをやっている人にとってはおっと気になる機能ですね。
その他機能的にはルームの中でテキストのチャットができるようです。
これはルームの主催者がテキストチャットをオンにするかオフにするかを設定できます。
音声配信しながらテキストで質問を受け付けるというニーズとかもありそうですよね。
あとGEMを集めるというゲーミフィケーション的な要素もあります。
GEMはGEMで宝石という意味です。
自分のプロフィールを見ると大きく宝石マークと数字があって私はもちろん今0なんですが
このGEMの数字が一番目立つようになっています。
これはスピーカーになって話してバーチャル拍手をもらった数の累計ということらしいです。
でどうやら日本人の間ではこのGEMをお互いにあげ合うルームができているっぽいです。
クラブハウスが始まった当初無音でお互いをフォローするフォローベアができてましたけども同じような感じですね。
あとプロフィールにはツイッターアカウントとYouTubeチャンネルを載せられるようになっています。
クラブハウスはツイッターとインスタグラムのリンクを入れられてテキストとビジュアルでその人がどういう人か知るのに役立ったりしましたし
クラブハウス経由でツイッターやインスタグラムのフォロワーをすごく増やしたという人もいました。
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あとグリーンルームでは収益化の仕組みも搭載される予定なんですがまだ始まってないですし最初はアメリカ在住のユーザー限定のようなので
グリーンルームで配信してお金を儲けられるということが日本でできるようになるのはまだまだ先かなと思います。
ということでスポティファイから登場した音声配信音声チャットのスポティファイグリーンルームの話でした。
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