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のむハリーです。ヤーマンです。この番組は、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤーマンがお届けする、仕事に役立つ情報を紹介する番組です。
はい。先生どうかみんなの前で褒めないでください。 うん。という本を参考図書にやっていこうと思います。
どうかみんなの前で褒めないでください。 なんか、いいっすよね。もうタイトル好きなんすよね、これなんか。うん。
ヤクシマル・エツコの歌詞にありそうな。 気持ちわかりますけどね。恥ずかしいっすもんね。わかりますか。若者ですね、じゃあ。
あーわかります。 えーっとこれサブタイトルが、いい子商工軍の若者たちというタイトルで、著者が金間大輔さんという金沢大学の先生ですね。
はいはい。 若者大学生を見て思った最近の若者たちみたいな本なんですよね。
いい子商工軍という言葉があるんですけれども、いい子商工軍とは何かというと特徴がいくつかあって、目立ちたくない、理想は均等分配、自分では決められない、安定した仕事を優先、社会貢献に関心があるなどの特徴があります。
へー。 最近の若い人たちは真面目で素直でいい子だなと言うんですけど、その裏にはいろいろな思惑があって、それがその生存戦略として最適解であると思ってみんながそうなっていってるということで、その理由をいろいろ紹介してくれてて、めっちゃ面白いんですよ。
へー。 めっちゃ線引いちゃった。ということでね。 先生みんなの前で褒めないでください。
はい。先生どうかみんなの前で褒めないでください。っていうこの言葉がね実際に学生から言われた言葉らしいんですよね。
で、なぜなのかと褒められたら良くねと直感的には思うんですけど、いいのはいいんですけど、良くない要素もあって大きく2つあります。
1つはまず自分に自信がない。自己肯定感が低いと感じていて、能力的に自分は劣っていると感じている。
で、その心理状態で褒められるということはダメな自分に対しての大きなプレッシャーになると。 圧を感じると。ハラスメントだと。
はいはいはいはいはい。 言うようなこと、自分に自信がないというのが1つと、もう1個はその褒められた後それを聞いた周りの人たちに、周りの人たちの中で自分という存在の印象が強くなるのが嫌だ。
わかりますね。 2対1が上がっちゃうみたいなね。 めっちゃわかるわ。
褒められること自体は嬉しいけど、そういう目立つことに対する抵抗感が圧倒的パワーで、不快感を襲ってくるみたいな。そんな感じなんですよね。
はいはいはいはい。 他は何でもないですよね。 だからもう余計なことをするなと。わかりますか?
わかりますね。ほっといてほしい。 そうなんだ。意外っすね。
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そうなんですよ。結構ね、僕目立ちたがり屋っていうか人の前で出るのが好きでしょうとか、人前に出るって目立つこと好きって思われがちなんですけど、全然好きじゃないんですね。
目立ちたくないし、ほっといてほしいし、あんまり関与されたくないんですよ。
そうなんですね。じゃあ最近の若者ですね、それは。 そうなんかな。
かもしれないですね。僕もね、わかる方だなと思ってたのに、もしかしたらこれ大人の人たちみんなわかるなって思うのかな。
もうやめてやめてってなる。 なるほどね。
今日の内容どちらかというと、多分これ聞いてる人たち大学生いないと思っているんで、あんまり。
そういう仕事でちょっと年下の人がいるとか学生がいるとか、あるいは子供がもうちょっと大きくなったらそういうのになるかもみたいな人に向けてやっていきたいなと思っています。
なるほど。 ということで、じゃあそんな若者の気持ちがわかる小山さんに聞きたいんですけど、
小山さんが大学の教授やってたとして、小山ゼミがありますと。 小山ゼミで小山さん合わせて全員で11人いる状況があるときに、
11人でケーキ分けようとホールのケーキ買ってきて、で11人って分けづらいじゃないですか。 そうですね。
そういうとき、先生としてどうしてあげるのがベストでしょうか。 そういう問題。
若者の気持ちを考えてください。 若者の気持ちを考えて。
まあその若者の気持ちを考えずに、パッて今思いついたのは、僕は10等分にして僕はいいっていう。
ああ、はいはいはい。 全部で11人ですよね。じゃあ10人で生徒さんに配れますよね。
っていうのが一番最初に思いついたんですけど、 それすると生徒の人たちも気を使うのかなと思って、
シンプルに全員でジャンケン10等分にして1人食べれないみたいな風にして、ジャンケンにするか、もしくは12等分にして一番勝った人が2つ食べれるようにするかな。
ああ、なるほどね。 非常に近いですね。 近いでしょ。
はい、ネアピンですね。 これ正解とかないでしょ、でも。 正解とかないけど。
まあイコ商工軍の方たちしかいない場だとしたら、最初に言ってた先生が食べないみたいなのは全然良くないです。
悪種です。 悪種なんだ。気使うから。 そうそうそう、気使う。まあまあ気使うというのもあるんですけれども、
まあ先に答えを言うとですね、11奇数だと切り分けづらいので、12に等分して先生が2つ取るが正しい。
正しいって、そのどういうこと? 何記事がこれ?
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学生たちに不快な思いをさせずに済む。 ああそうか、現代のその、なるほどね。
で、これなぜかというとですね、とあるアンケートでその限られたリソースを分配しなきゃいけないとき、いくつか方法があるんですね。
その平等に分配するか、必要性に応じて分配する。 あとは実績に応じて分配する、努力に応じて分配するみたいな項目があるときに。
日本全体では努力に応じた分配が最も高く、平等に分配するが最も低いので、さっきのケーキの例で言うと、
頑張った子、結果を出した子に対して多く与えるというのが日本全体で正しいと思われていて、
平等に分配するが最も低いんですが、同じ質問を大学生に取ると平等分配が圧倒的高いんですよ。
へー、社会主義や。 そうとも言えるかもしれない。
で、その次にさっきの1位と同じく努力に応じた分配がいいよねという。 資本主義制度ね。
そう。で、学生11人もいれば、お腹が空いてる人もいればケーキが好きって人もいるし、それ頑張って結果を出したって人もいるんだけれども、
それでも平等分配がいいと。それがなぜかというと、人より多く獲得している状態、あるいは獲得しようと努力することは目立ってしまうので、
やはり目立ってしまうことは負の要素であるということで、自分が多くもらったりするっていう状況がダメなんですよ。
分かります。むちゃくちゃ分かります、その人。 おぉ、さすがっすね。若者代表。
いやいやいや、もう40手前のおっさんだけど、俺。分かりますね。
例えばさ、その、ちょっと違うかもしれないですけど、似たような感情になるのが、例えば、こう、誕生日の日にケーキをサプライズで持ってきてくれて、
いきなりレストランがバーンって暗くなって、ハッピーバースデーがかかってケーキを自分のテーブルに持ってきてくれるお店とかあるじゃないですか。
はい。 その場にいた他のお客さんも一緒に拍手してくれるみたいな。
はいはいはい。 あれめっちゃ苦手なんですよ、僕。 わかるー。
もうこっち見ないでほしいっていうかさ、そのあなたたちの時間を俺に使ってくれるなみたいな気持ちになるんですよね。
はいはい、いやなんかそれやられたらこっちが相応のリアクションしなきゃいけないっていう。
そうそう、そういうのもあるし、なんか目立ちたくないんですよ。 わかるー。
一人でごはん、一人でってかさ、もう関わりたくないっていうかさ、わかるっしょこれ。
まあちょっと細かいところではわかんないけど。
そういう意味で本当に目立ちたくないですね、僕は。 できる限り。
さすが、本当に若者は競争が嫌いで横並び意識がめちゃくちゃに高い。
なの公平よりも平等がいいんですよね。 公平と平等の違いを僕最近知ったんですけど。
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何が違うの?
一緒かなと思ったんですけど、これスタートを揃えるのが公平でゴールを揃えるのが平等なんですよ。
はー、なるほどね。
だから、例えばその生まれによってなんか格差あるよねみたいな、それ良くないからじゃあスタートを揃えましょうみたいな。
雇用機会をみんな一緒にしましょうみたいな。 そうね。
ただ、そのスタートからそれぞれの努力次第でいっぱい獲得できる人もいれば、そこであんまり獲得できない人もいるっていうのが公平で。
逆にゴールを揃えるのが平等で、なんか社会福祉とかでみんなで一律にいくら渡しましょうとか。
なんかそういうのが収入とかは違えど、与える額は一緒ですみたいなのが平等。
あー確かに違うね。スポーツとかはね、スポーツとかは公平であって平等じゃないってことだよね。
そうそうそうそうそうそう。
スタートライン一緒で、4位ドンで競争して1位2位3位で順位分かれるもんね、あれも。
まさにまさに。で、その中の平等が今の若者にとって一番良い状態、気持ちの良い状態ってことですよね。
なんで、景気も一人だけ多く獲得するみたいなのは嫌がります。
そうかー。でもこれって多分あんまり良くないですよね、経済的に見て。
公平であるに越したことないけど、ある程度差が生まれてさ、競争がないと進化ってしていかないですもんね。
おー、さすが。察しがいいですね。そのオチの方で言おうかなと思ってたことが、まさにそれなんですけど、
経済的に良くないんじゃないかというのは、多分これね結構ネットとかでも言われているんですけど、
日本は起業家精神が低いみたいな。とかチャレンジ精神が低いみたいな。
実際、本当にアンケートを取ると外国に比べて低いみたいなのはめちゃくちゃある。
ただその面白いのが、じゃあそのアンケート取って全体的に見ると低いというのは分かったんですけど、
その中で特にその顕著に他と差があるなという部分は大きく3つあって、
起業家としての能力が足りていないというのを感じている。ビジネスに関する理解も不足している。
さらに経営に関する経験も不足しているというのがアンケートに出てきてて、
要するに自分自身に関する不足を感じていて、逆にその周囲の環境がどうとかということについてはあんまり触れられていないんですよね。
常に自分に関する不足が問題であると感じている。
要するにこれが自分に自信がないというところとリンクしてくるんですよね。
自分に自信がないから目立ちたくない、で目立つような競争をガツガツするみたいな、
景気を多く取りたいみたいな行動は避ける傾向にあるっていうのがぐるぐる回っているのがあるんですよね。
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まあね、今もうめっちゃ不景気ですからね。
そうなんすよ。
ヤバいっすよね。ヤバいヤバいとはみんな言ってるけど、本当にヤバいなみたいな状況ですからね、今。
それもね、次に言おうとしてたんですけど、大落ちで。
要するに景気が悪い、まあ今も景気が悪いですけど、僕ら子供の時、20年前、30年前とかからずっと言われてるじゃないですか。
バブルが弾けて大変ですわみたいなことがクレヨンしんちゃんとかでも出てきてたんですけど、
それが、要は物心ついた時からずっとそうで、
じゃあ挑戦したり頑張ったりすれば成長に繋がるかって言われても実感持てなくねっていう気持ちがある。
さらに格差がどんどん広がっているみたいなニュースもみんなニュースチェックしてるんで、
そういうの知ってて、一度でも失敗するとそこの格差がさらに広がりも這い上がれないのではみたいな恐怖もあると。
さらにその倒産とかリストラみたいな、そういうなんか1社員ではもはやコントロールできない権力差による立場の弱さみたいなのも感じている。
その中で本当に頑張れと言える立場にあるのか上の世代のお前たちはみたいな気持ちがあるんですよね。
今の状況はあなたたちが作ったんじゃないんですかっていう。
仕組みがね、そもそも僕良くないと思うんですよ。日本の政治も機能してないしほとんど。
なんなん日本の政治家のおじさん連中のさ、誰も責任を取らずノロノロノロノロとゆっくり動いていくようなあの感じ。
あの感じね。
あの感じがね僕本当嫌なんですよ。
なんかその日本の起業家が生み出されにくい原因っていうのもなんか俺結構日本のね就寝雇用にも結構問題あるんじゃないかなって思ったりしますけどね。
なんか日本って労働基準法でめっちゃ労働者守られてるじゃないですかある意味。一度雇っちゃうと簡単にクビできないとかさ。
海外って結構簡単にクビになったりするじゃないですか。You are firedつって。サボテターもう速攻でお前クビだみたいなさ、ドラマとかでもさ。
そうですねなんか段ボール抱えてこのオフィスを出る。
日本の大企業であんなああいうのであんまりないっていうのはやっぱり労働基準法とか労働組合が結構がっつり力持ってたりして簡単にその会社も社員をクビにできないし社員もこうすがりつこうと思ったらすがりつけるみたいな仕組みになっちゃってるから安定志向が強いと思うんですよね。
もっと日本の大企業も生産性追求していっていいと思うんですよね。
なんかさあの俺この前銀行行ってこう入った時に機械が置いてあるんですよ。
ボタンを押してその番号札出てきてその番号札並ぶみたいなんでその税金の払い込みはこちら新規口座開設はこちら海外送金はこちらみたいなボタンがあるんですよね。
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でその機械の横にあのおばさんが立っててご用件は何ですかって聞いてくるんですよ。
はいはい。
ぐわーっと思って。
代わりに押してくれるでしょあれ。
そうそうそうで受け取ってそれを渡してくれるんですよ。
で俺このおばちゃんに給料どんだけ払ってんだろうUFJと思って。
このおばちゃんの人件費カットするために機械置いてるはずなのに分かんないですけどアメリカとかだったらこんな光景絶対ありえないだろうなと思って見てたんですよ。
はいはい。
なんかね生産性低いですよね日本で生活してて思うもん俺。
なんかそういう就寝雇用も大きく関係してるんじゃないかなと思う。
簡単に人を切らない文化っていうのもある意味足枷になってんじゃないかなってね。
そういう文化が結果的に我々若い世代にこの目立ちたがらない精神っていうかさ細々と安定的にみんな平等に分配されてそれで生きていけるんだったらその方がいいじゃんみたいなカルチャーが生まれてしまったんじゃないかなっていうのはね。
ちょっと思ったりしますね。
いやそうですね本当にさっき言ってた政治家がどうだとか大人がどうだみたいなのを見て育った子供が頑張ろうと思える環境かというとそんなことはないよねってなんかホリエモンとかがねライブドア事件で出る杭は打たれるみたいなね。
だからホリエモンがさあれなんか捕まっちゃったやん。
あれも日本にとって大きな損失だったと思いますよ。
なんかあれ以降やっぱ企業家の人たちは業績良くてもあんま表に出たがらないみたいな。
なんなんすかあれ?押し置き刑みたいなのあるじゃないですか日本に。
ちょっとこう調子に乗って目立つとなんか罰がね与えられるじゃないですか日本って。
アメリカだったらまた違った結果だったのかなと思いますけどね。
うんうんうんだから結論としては大人が頑張ろうっていう。
そうね。
なるんすよね。
まあでもハリーさん最前線走ってるんじゃないですか学生企業で。
自分で授業やって税金を収めて。
まあまあ僕がいいかどうかわかんないですけどそういう頑張ってる姿を見せていくっていうのがもう本当に一番効果がある。
まあ大人たちになんとかしてほしいと思っているんだったらまずはあなたが挑戦する姿を見せようっていうのが本の結論でもあり実際そうだなと。
なるほどね。
ところですね。
なんかあの本のタイトルからはそんな深いメッセージ性感じなかったけど結構そういう応援メッセージ含まれてるんですね。
なんかまあいろいろちょっとねそういうことを考えるきっかけになる面白い本なので。
なるほど。
いいっすよマジで。
はいアマゾンでめっちゃ評価高いですね今見てたら。
あそうなんだなんかねツイッターでちょっと前にね話題になってたんですよトレンドに入ってて。
うんうん。
なんかあの東洋経済から出てるんですけどこの本が。
はい。
東洋経済のウェブメディアなんか最近あるじゃないですか本の内容を一部見せてみるみたいな。
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それがなんかのトレンド乗っててえーと思って買ってぜひぜひまあ記事だけでも見てみたらいいんじゃないでしょうか。
モチベーションの研究家が明かす令和時代の若者心理踊るべき実像。
ですねそんな感じですかね。
はいいや面白いですね。
ぜひ読んでくださいということでえっと今回の感想をメールまたはアップルポッドキャストのレビューでお待ちしています。
2人でコメント欄をすべて読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想をお待ちしています。
ます。
はいそれではまた次回お会いしましょう。
さらっ。