じゃあもう典型的にコロナで一気に需要が増えたっていうような。
そうですね。コロナでリモートワーク需要が増えて。
最初の方にお伺いしようかなと思ってたのが、アイディアどこから生まれたのかなっていうのを聞こうと思ってたんですけど、もともとリモートワークしてて、自分たちで必要になったから生まれたっていう感じですね。
シャットワークさんとかなり近いなと思うんですけど、社内2。シャットワークさんって兄弟だったんですよね。お兄さんがCEOでマーケットがあってて、弟さんがCTOでものづくりしてたと。
自分でずっとやられてて、いろんな事業をやっていて、いろいろな事業をやられてた中で、弟さんがシャットワーク作りたいって言って、もし上手くいかなくても社内2として使うから、使わせてくれみたいな感じで作ったらしくて。
それがめちゃピーリングしたわけですよね。シャットワークの会社になったっていう経緯があって、こっちも近いですね。社内2として作ったら、世の中にマッチして、その会社になったっていう。
じゃあ新しいの作ろうと思っていろいろ試したとかではなく、必要だったから生まれたっていうようなイメージですかね。
そうですね。シャットワークさんもいろいろ事業の中でシャットワーク作ったみたいな。うちもそうで、もともと文書管理ツール作って、ラフノートっていう文書管理作ったりだとか。
もっと言うと起用したときは、Wikipediaこれ自転作るぞみたいな感じで、結構いろんなサービス。結構通信寄りのサービス作りたかったですよね。
ネットハブの自然言語版とか、サービスいろいろ試した中で、タイムリクラウドに行き着いたみたいなところがありますね。
じゃあ、もともとは製品化しようと思って作ってはいたんですか。
そうですね。社内ツールがメインなんですけど、製品化をすごい意識して作っていて、そこで2015年の1月に社内ツールとしてできたんですけど。
自宅開発をしてたんですよね。ずっと私たちって2007年に揃いまして、いろんなサービスを。
ハテナっていう会社があるじゃないですか。ハテナブックマークとか。あそこが結構ロールモデルで、ハテナって2006年ぐらいにハテナブックマークとかWeb 2.0とかめちゃくちゃ注目されてたんですけど、
でもそのときも当時でもほとんどの売り上げは自宅開発だったらしいんですよね。
当時ってあんまりベンチャーキャピターから出資を受けて、自宅せずにっていう会社って当時いなくて、ロールモデルとして。
今でこそ最初からVCから調達してみたいな会社は多いですけど、そういうふうにやってるところはあんまり身近にいなくて、ハテナみたいな自己紹介でやる会社が結構自分の中でロールモデルで。
自宅開発をやる中で、今までは納品型でいくらできるのって言われて、いくらですかねみたいな見積もりにしてってやってたんですけど、それって見積もり通りにならないじゃないですか、ソフトウェア開発って。
見積もり通りにならない。
バッチー側が余計に決まってないものを、いっしーサイトでいくらできるのって言われて、500万ですかねって言ったら、500万高いわみたいな。
300万で予算300万ですとか、そんな感じで始まるわけですよね。
じゃあぴったり原価計算したときに300万で、どっちかが赤字でどっちかが黒字というか、どっちが得するかみたいな。
交渉力が強いところが得して、折れたほうが赤字になるみたいな構造があるから、そこで2015年タイムカードできたタイミングでちょうどタイムチャージっていうのを始めたんですよ。
タイムチャージ?
はい。
当時原価共有型住宅開発って言ってた。
原価共有型。
農品型って多めに見積もって、できるだけ少ない原価でできたら、そんだけ利益たくさん集めるというビジネスモデルじゃないですか。
それは確実に成功するんだったらそれでいいんですけど、基本的に住宅開発の会社ってどこでもバフを取って見積もり出すわけじゃないですか。
バッファー取っても赤字になったりとか、バッファー取ってるから過剰利益になったりとか、会社によって違うわけですよね。
それっていいお客さんとの過剰利益を良くない、合わない、すごい言ってくるお客さんの赤字に補填するみたいな。
プロジェクトって発注側が重要で、いけてるお客さんが要件的にちゃんとして明確に勧められれば絶対上手くいくしみたいな。
分かんないじゃないですか、やってみないと。初めましてって来るわけですよ。
いきなり1回2回の打ち合わせで、いくらできるのって言って300万です、500万ですって無理だなと思って。
ソニックガーデンさんが納品のない自宅開発っていうのをやられてて、納品ないとかありなんだみたいなそういう概念を知って、タイムチャージっていうのを始めたんですよね。
限界・距離型・自宅開発っていうのを動いた分だけ請求する。
社員は雇うようなもんで、ミーティングとか何でも動いた分だけ時給計算して請求しますよみたいな。
稼働がゼロだったら請求ゼロだし、稼働した分。
毎週お客さんにこんだけ動いてるって開示するんで、ミーティングにこれだけかかってますよとか。
じゃあミーティングちょっと減らそうか。
発注側が自分たちに要件定義するほどミーティングの時間減らせて、エンジニアの大切な時間は実装に費やせるよねみたいな。
そういう意味で自分たちが自宅開発やってて、時間を測ることで、僕たちで生きた時間を増やすって言ってるんですけど、有効な時間が増えるっていう自分たちの体験があって。
自宅開発で売上が上がってたんで、社内ツールとしてありだよねみたいな。そんな感じから始まりましたね。
はいはい。じゃあ大企業に対してのどれくらいかかったっていう透明性だったりだとか、公平性みたいなところが今までと違うというか、自宅。
そうですね。赤字リスクがないんですよ。
そうですよね。
絶対に動いた分だけもらえるから。
じゃあそれをやっていくにあたってこのタイムクラウドが必要になってきたっていう。
最初そうですね。
それまではToggleとかの打刻みたいなのを使ったりしてやってたけど。
やってなかったんですよ。23歳で起業して、ホームページ作るの楽しいみたいな。こんな楽しいことをして、お金もらえて嬉しいみたいな感じでめっちゃハードワークしてましたね。
自分がやる分にはいいわけですよ。無限に楽しいからやるみたいな感じなんですけどね。
やっぱり組織になって人が増えてきたらそうはいかなくて、やっぱり被弊していくメンバーもいるから、それでそうですね、高数管理しだしたっていう。
結構やっぱりサービス作るときってこういう課題あるなっていうところで、それに対して何か作ろうっていう風になると思うんですけど、解決策っていろいろあるじゃないですか。
この形に行き着いたのって参考にしたのがあったのか、あるいは独自のインタビューとかで、これが一番いいんやなっていう風になったとか。
そのあたり最初どういう形でこういうプロダクトになったのかな。
なるほど、そうか。2015年にタイムクラウドが開発始まったんですけど。
そんな前なんですね。
そうなんですよ、もう8年ぐらい経つんですけど、さらに前があって、今思い出したんですけど、2013年とか14年とかにクラウドソーシングをやり始めた。
それまではずっと外注とかしなかったんですけど、クラウドソーシングで世の中のクラウドワーカーに発注するみたいなの初めて体験したときに、それこそ納品型と時給制って2つあったんですよ。
発注側としても納品型での発注が多いわけですよね、クラウドソーシングのサイト見ても。
自分たちが発注するときも時給制で動いた分だけお金払いますって、結局いくら払わないといけないかわからないから、リスクだから。
この要件に対してこれを納品したら、納品した分だけ払いますみたいなものが多かったんですよね、当時。
自分は納品型が嫌でお客様にタイムチャージとか提案してるのに、発注側になったときは納品型にするって矛盾してるなと思って、発注側でもタイムチャージにしたいなって思ったんですよ。
でもクラウドソーシングのタイムチャージってタイムカードみたいなアプリを入れて、6分に1回ぐらい画面キャプチャーをサーバーに送るっていう。
発注側6分に1回の画面を見ることができるみたいな、そういう風になってたんですよね。
これは仕事してる側は自分のパソコンの画面を6分に1回送られるし、見る側も別に6分に1回の画面見て検品みたいにするの、うーんみたいな。
海外のクラウドソーシングとかもいろいろ試したんですけど、面白くて海外は普通に画面キャプチャーの中にTwitter見てる画面とか入ってるんですよ。
でも日本だとそういうの嫌やから、サブディスプレイをひたすら表示させて、ずっと真っ白みたいなのとかあったりとか。
6分に1回画面を送るのあれやなと思って、タスクごとの時間を見れるようにしたいと思ってタイムクラウドができたっていう、そういう流れですね。
クラウドソーシングしながら自作でGitHub上で打刻できる作ったりしたんですよ。
作ったら、ちょうどすでに2013年からリモートワークしてたんで、他のメンバー何やってるか今まで全然わからなかったけど、これ使えばこういう風にすればリアルタイムで誰が何言ってるかわかるからコミュニケーションしやすそうみたいな発見があって。
もうそれ10年前ですね、ありましたね。
そういう流れで自分たちがタイムチャージしたりとかリモートワークしたりとか、そういう課題感があって試行錯誤してる中であんまりユーザーヒアリングとかはしてなくて、
自分たちの課題解決するためにはこうなんじゃねみたいな感じでコード書きながら今の形になっていったっていうことですね。
なるほど。
使ってもらう人はいるからそれに向けてとりあえず作っていくっていう感じですね。
お手本的なPMFの仕方みたいな感じではないですね、マーケットインでね。
そもそも課題になってて調達して伸びてるけど市場の解像度どうなんですかみたいな。
市場の解像度。
そう伸びてるけどサム側タム側みたいなどんだけの市場の中でどこがみたいな感じで言われるんですけど、
いやあのその、
もごもごもご。
そういう風に作ってないんでみたいな。
はいはい。
でも言われますよね。
言われるんですけど、あれじゃないですかみんなPMFの失敗みたいな感じで、
なんか誰かが書いてましたよね市場があるからといって市場が取れるわけではないみたいな。
私たちのプロダクトはこの市場に攻めますから何兆円市場でみたいなこと言うんですけど、
タイムトラッキング市場ってないわけですよ。
そうですよね。
ヤノソウケンが出してたみたいでタイムトラッキング市場みたいな。
2015年くらいかなタイムトラッキング市場なんてあるんだって僕もびっくりしたんですけどあって、
当時で市場1億円みたいな。
おー1億円か。
だから市場100%取っても1億円。
そうなんないんですよ当時にタイムトラッキングって言ってる市場なんてなかったんですけど、
何かやるときに必ず市場があるとは限らないですよね。
それだけ聞いてるとうまくいきそうな感じはしないですよね。
市場がないってことはそこに対してお金払う人がいないってわけじゃないですか。
馬車の時代に車がない時代に車作って、車市場ゼロじゃないですか。
そういうもの市場創発系って言ったりするんですけど。
そうですよ。ないところで作っていくっていうのは一つ企業家の表示はありますが、
やっぱりそれで失敗してる人もめちゃくちゃ見てるんで、
思いだけでこういうのがやりたいっていうのをやって、
でもやっぱりそこ市場がなくてお金払ってくる人がいませんでした。
そこはねちょっと怖いなと思うところはありますけど。
まあでもそれで開発が進められていったということで、
外向けに出していったのはその後ですかね。
他の会社でもこれ導入してくださいみたいな形にしていったの?
それはですね実は早くてですね。2015年に車代用で作ったら、
たまたまある法律事務所が独立しますみたいな。
弁護士さんってタイムチャージなんですよ。時間請求基本的に。
タイムチャージって調べたらだいたい弁護士事務所の話が出てくる。
弁護士事務所とかコンサルとかがタイムチャージをするんですよ。
それが開発会社でもタイムチャージにしたいってやったのが僕たちだったりとか、
他社さんでもちょくちょく出てきてるんですけど、
タイムチャージするときに弁護士向けのタイムチャージソフトってあるらしくて、
結構高いんですよ。
弁護士市場って4万人や4、5万人しかいないんですよ。
弁護士さんって確か。
だから1人1000円、5万人から取ったとしても5000万円じゃないですか。
6億しか市場がないわけで。
事務員さんとかいるんですけどね。あんまり市場がないなと思うんで、
あんまりやってる人って少ないんですけど、
たまたま弁護士事務所がやるから繋いでもらってたんですよ。
いまだに使っていただいてるんですよ。2015年からもう8年使っていただいてると。
たまたまですね。
普通にお金いただいて、
全然でも1ユーザー500円で10人使ってもらっていて、
月額5000円なんですけど、
一応そうですね。もうDay1からリリースから5000円だけ入ってたみたいな。
年間6万円。
年間6万円入ってましたね。
そこも聞きたくて、やっぱ作っても使ってくれる人がいない問題っていうのが次出てくるなと思って、
特に1人目とか2人目、3人目、10人目ぐらいまでのユーザー獲得みたいなところって、
どうしてたのかなと思ったんですけど、
1人目は弁護士さんが最初から使ってくれたと。
そうですね。弁護士さんもそうだし、
ラフノートって会社で自宅開発をしてて、
自宅開発のタイムタージュをするためにタイムクラウドを使ってたっていうところもあるから、
そうですね。2017年に会社を分けるわけですよ。
ラフノートとタイムクラウド。
タイムクラウドはタイムクラウドを開発するだけで、
ラフノートは自宅開発でって分けてるから、
だからラフノートって会社もある意味顧客で、
ラフノートがタイムチャージするのをタイムクラウドが助けるみたいな。
ホリゾンタルって言うんですよね。
周りからはバーティカルサースとホリゾンタルサースって言うんですけど、
バーティカルが業界特化型で、建築業のためのサース、バーティカルなんですけど、
ホリゾンタルはどこの会社でも、スマートHRさんとか年末長生ってどの会社でもあるから、
いろんな会社にさせるよねみたいなホリゾンタルなんで、
うちはもうホリゾンタルなんですよね。
政策会社、弁護士事務所から始まって、
弁護士事務所以外の事業、JRCとか社老子とかっていう事業だし、
大きい意味ではやっぱりBPOなんです。
ビジネスプロセスアウトソーシングのBPOで、
ビジネスプロセス、社内のビジネスのプロセスをアウトソーシングするっていうものを全般的に合うんですよ。
社内だったら気合でやるぞみたいなとか、
関節費扱いで気合でやりましょうみたいな、
上場企業とかするんですけど、
あんまり上場企業以外でコース管理しないところって多いんですけど、
例えば広告代理店ってプロジェクトごとの原価管理すごいちゃんとやるんですよ。
もういるとき、いないとき、全然商談数とかが違ってて。
やっぱり大事ですね、地道な家電するとか。
そうやって集客というか。
なんかあれなんですね、ちょっとずつ増えてきてはいたけど、
ある時からグンと伸びた時期っていうのが、
いわゆるまさにPMFした。
PMFした、そうですね。
伸びたのはコロナで2020年に明らかにユーザーがガンガン増えて、
結構3倍とかだからバーっと伸びたんですね。
やっぱあれなんですか、よく言われるんですけど、
そういうのが起きたらすぐわかると。
これだなっていうのがわかるってよく言われるんですけど。
明らかにタイムクラウドでやっていけるなみたいな。
自宅せずにタイムクラウドだけで。
ずっと自サービスでやりたいと思ってたんです、ずっと。
自宅開発も世の中にとって必要ですけど、
究極的に内製した方がいいわけで、
ある程度予算があるんだったら内製した方が良くて、
内製できない単発のとかPOCとかでやるときは自宅開発でもいいんですけど、
POCとかで自宅開発だと、結局立ち上げだけじゃないですか。
だから究極的に世の中が良くできるかというのは発注者次第なんで、
それが自宅サービスだと無限にプロダクト改善ができて、
既にあるものを提供するだけで対価がいただけて、前払いでいただけて、
それをどのお客さんのどの利用量も全部タイムクラウドの改善に費やして、
無限に良くできるって、無限に既存顧客の満足度が上がるきっかけになるっていうのって、
理想だなってタイムクラウドが伸びる前からずっとイメージがあって、
それがイメージ通りになってるみたいなのが実際増えて、
500人入ったって言ったら年間払いで500人で1日で800円だから、
大体1万円と年間は1万円で、
だから500万円の請求書出すみたいな体験したら、
自宅開発で500万って1人月100万円の人を5ヶ月動かしてとかっていうことになるわけじゃないですか。
で、上手くいかなかったりいったりいろんな不可欠な要素があるんですけど、
すでにあるものを、はいどうぞってやるだけで確実に500万円入ってくるって、
頭で分かってたけど実際そうなってるみたいな。
それでなんか、ってことは感じましたね、2020年に急に伸びて、
イメージしてた、これこれみたいなこの状態が今この目の前でこうなってるみたいな。
ただコロナで一時的なものが可能性は絶対あったわけですよ。
一時的に混乱してて、一時的に使ってみたいな。
だからどうなるんだろう、3年後4年後コロナが収束してみんなが出社に戻ったらどうなるんだろうみたいなもんね、
思いましたけど、実際はハイブリッドワークとか、
完全フル出社に戻す会社かなり少ないですね。
だからニーズは途絶えないのかなという感じで。
いいですね。
今回PMFでPMFした企業として気抜きなこと言えればいいかなと思いつつ、
あんまり一番最初開発してから8年経ってるから、
特殊ですよね。
でも伝えできることとしては、
教科書的なPMFだと1年2年で明らかにユーザーのフィードバックがあって、
でもそんなに1年2年でガンガン上手くいってる会社ってかなり少ないですよね。
ベンチャーキャピタルからお金を集めて勝負かけるだけがやり方じゃなくて、
うちが絶対的にいいとは思わないんですけど、
いろんなやり方があるなっていうのはあって、
自己資本で自宅開発をやりながら、
自宅開発も自分たちがやりたい分野に近い、
自分たちが作りたいものの開発度を上げるための自宅開発とかもあるので、
それをやりながら顧客に対して自分たちのプロダクトを提供していくみたいな、
そういうやり方ってあるなと思う。
僕たちだったら自宅開発発注者がどちらかが損をするっていう課題があって、
そこに対してタイムクラウドっていうものを作って、
タイムチャージっていうものをやることで、
お互いがハッピーになれる方法ってこれじゃないかみたいな。
つながってるんですよね。
そんな感じで、いきなり自分は別に使わんけど、