本日は株式会社ガイアックススタートアップスタジオ事業部起業家教育事業責任者の
吉川圭介さんです。よろしくお願いいたします。お願いします。すごい肩書きが増えましたね。
長くなって、かつ一人一人の部署なんですけど、あの責任者とついて、なんかかっこよくなっちゃいました。
すごい出世されたということで。今回ね、あの2回目にゲストにお越しいただいて、前回が2023年1月なので半年ぶりぐらいですね。
その時もね、すごい楽しい話を聞かせていただいて、やらしい話、再生数も良くてですね。
そうなんですね。嬉しいです。ありがとうございます。
早速なんですけれども、吉川さんはね、起業ゼミというサービスで、いろんな中高生、大学とかもですかね、
主に学校とかで起業家教育をされているということなんですけど、
改めて、前回も少し内容をお話しいただいたんですけれども、改めてどういったことをされているかというところからお話いただいてもよろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。今、本当におっしゃっていただいた通りで、今、起業ゼミという名前で、
中高生、あと大学生、あとご要望があれば小学生対象に、起業家教育プログラムというものをやらせてもらっています。
どんな内容になるんでしょうか。
本当に起業を体験してみようっていうので、新しい商品サービスって、困りごと解決、誰かの困りごとを解決するものだって言われますけど、
その困りごとを見つけるところから、じゃあそれをどうやって解決するのか。
最後はスライドにまとめて、投資家とか起業家の前でプレゼンをするっていう、本当に起業の一連の流れを擬似体験しちゃおうっていう、そういうプログラムですね。
じゃあもう、起業を始めるっていうところまでをサポートしていくっていうようなイメージですかね。そのビジネスプランを考えたりだとか。
おっしゃるとおりです。そのビジネスプランを考えるっていうものを、今、学校の授業の中でやらせてもらっています。
どうなんですか。最近、前回もいろんな学校から引き合いがあるっていうことだったんですけれども、あれから。
あれからも、ツイッターとかフェイスブックでは近況報告してるんですけど、もうテンヤワンヤの毎日でして。
昨年末に、ちょうどだから、以前収録させていただくちょっと前ぐらいに、岸田内閣がスタートアップ育成5カ年計画という、
これから日本はこれからスタートアップをどんどん生み出してきますぜっていうような方針を出しまして、
その中に小中高、あとは大学とか高専向けに企業家教育をやっていきなさいよっていうような文言も入ってまして、
それから今、いろんな学校さんもそうですし、大学さんとか自治体さんからいろんなところからお問い合わせいただいてまして、
本当にテンヤワンヤの毎日を過ごしています。
僕もツイッター拝見していると、直接そういう現場に行くこともあればオンラインでされていることもあったりして、ほぼ毎日ですか?
ほぼ毎日ですね。もう北は北海道、南は沖縄まで飛び回ってまして、
昨日は都内の方にいたんですけど、それまではずっと和歌山に行ったり山口に行ったり、京都大阪に行ったりっていう感じで、
昨日久しぶりに家に帰ってきたみたいな感じですね。
10日ぶりぐらいに家に帰ってきました。
そんなにですか?家いらないんじゃないですかね。
本当にそれぐらいの勢いですね。最初はそれこそやっていけるのかっていうと、
以前収録したときは事業立ち上げて間もない頃だったので、そもそもやっていけるのかみたいな感じだったんですけど、
なんとかそこは乗り越えて、ドタバタしながらもなんとかやらせてもらってるって感じですね。
この番組もゴロゴロ企業ラジオということで、企業に興味ある方が聞いていただいてるかなと思うんですけども、
僕もなんか結構気になるのが、やっぱり学校で授業をしますっていうのが、
事業としてビジネスとして成り立つのかというところが結構気になるんですけど、
その辺はもういけそうだという。
そうですね。ただ本当におっしゃる通り、やっぱり基本的に教育は儲からないっていうふうに言われたりとか、
学校がどうしてもやっぱり予算が限られてしまってるので、なかなかビジネスをやるのは難しいんじゃないかって言われるんですけど、
実際やっぱり難しくて。
このラジオ、先生が聞くってことはあんまないですよね。どっちかっていうとビジネスに興味ある方ですよね。
だから今日はどっちかっていうとビジネスサイドの話をメインで話しますけど、
あまり普段先生には話さないですけど、
やっぱり学校って、例えば我々プログラムを3ヶ月なり半年なり提供しますっていう風になったとして、
単価が本当に10万円とか20万円とかそういう世界なんですよね。
なので100個を導入いただいて、初めて売り上げが1000万とか2000万とかそういう世界なんですよね。
なのでなかなか厳しいですよね。
そうですよね。他はもっと楽して儲かる仕事がありますからね。
そうなんですよね。めちゃめちゃ労働集約的で、かつ単価も失礼ですけどめちゃ安いっていう感じなので、
正直そこだけではビジネスにならないというか、半分ボランティアみたいな感じですよね。
今ちょっとチャレンジしてるというか、うまくいってるというかは、
結構先ほどのスタートアップ育成5年計画の下りがあって、
へー、地方の方が意外と活発。
そうですね、結構地方は本当に産業が衰退して人口が減ってて、
本当に死活問題で課題が目の前まで来てるというか、
まさに今課題の下中にいるみたいな感じなんで、
本当に今からなんとかせねばっていう感じでお声掛けいただくことが多いですね。
いいですね、そういうのができる場所がどんどん増えてくるとね、
地方の人の話を聞くとやっぱり知ってる仕事、子供たち知ってる仕事しか興味ないと思うんですけど、
知ってる仕事が本当に限られてるみたいな話があって、
なんでそういういろんな仕事っていうのになかなか興味持ってもらえないっていうような課題を持っている先生とか自治体の方多いっていう話は僕も聞くので、
そういう機会が増えていくとめっちゃいいですよね。
本当におっしゃる通りで、我々別に企業化を生み出しまくりたいっていうわけでは別にないので、
どちらかというとその企業っていうものを通して、
それこそビジネスのことを知ってもらったりとか、いろんな企業のことを知ってもらったりとか、
あるいは自分の興味の話を知ったりとかってそこが結構大事にしたいところではあるので、
地方と都会だとそういうところにも格差があるなっていうのは、
自分ももともと地方出身で地方で教員やってましたけど、
なのでそこはちょっとその格差を埋めたいなっていうふうにも思ったりするので、
こういう取り組みを地方でできるっていうのはすごく嬉しいことですね。
企業ゼミを通じてこういったスキルを具体的に伸ばしたいみたいなところってあったりしますか?
一つは例えばそのキャリア観というか、とにかくいろんな先ほどおっしゃられてましたけど、
やっぱり子供たちが知ってる職業って親の職業もしくは先生みたいな、
あとは日常的に触れ合える病院の先生とか、警察官とかしかないので、
まずはそうじゃなくて、例えば2Bの会社があるっていうことを知ったりとか、
あとはマーケティングっていうものを知ったりとか、
こういうのを例えば職業調べとしてやっちゃうとやらされ感を感じるんですけど、
その企業っていう企業のアイディアを考えるっていうのは、
自分の好きなことで企業アイディアを考えるっていうふうにすると、
結構自分から調べたくなっちゃうみたいな感じがあるので、
まずはそういうふうにいろんな職業のこととか企業のことを知ってもらいたいっていうのが、
一つまずはありますね。
あとは最近よく言われている非認知能力っていう、
課題発見力だったり、課題解決力だったり、情報収集力、
あとはやりきる力とかよく最近言われてますけど、
これって企業家なんかこういうスキルを持ち合わせてらっしゃると思うんですけど、
そういったものって別に企業家だけじゃなくて、公民だろうがビジネスパーソンであろうが、
主婦であろうが、全員にとって必要なものだと思うので、
なんかそういうような非認知能力を身につけさせたいなっていう思いは結構強いですね。
多分今学校でされているのは探求学習っていうような領域かなと思うんですけど、
探求学習っていうのが、例えば算数とか数学の授業があったら、
決められた答えをいかに早く正しく導くかっていうのが問われる部分なんですけど、
探求は逆になんか自分で課題を設定したりして、それに対して調べたり、
まとめたりして、なんかアウトプットしたりするっていうようなことなんで、
なかなかそういう逆算するっていうのが探求以外ではほぼない。
そうですね。
だからその学習指導、先生たちのガイドラインが10年ぶりに更新されて、
高校なんかだと昨年度から、小中だと一昨年度から、
そういう探求型の授業をやっていきましょうってなったっていう、そういう背景ですね。
ああ、学習指導要領が変更されたっていう話ですね。
それ僕、吉川さんが出版されていたミニマム教育大全という本で知りまして、
はい、これね面白い本なので、ぜひ皆さんも読んでいただきたいですね。
ありがとうございます。ちょっとしれっと、すいません宣伝。
ありがとうございます。
大事ですからね。
あ、自分自身もそういえば起業しました。
え、そうなんですか?
はい、4月に思い出しました。
そうだ。
え、本当ですか?それ聞いてないぞ。
確かに。
そんな面白い話があるな。
確かに。ひっそり起業しました。
もともとそのフリーランスとか副業でずっと、
それこそ民間企業の方々が教育活動したいってなった時に、
なかなか先生のインサイトがわからなかったりとか、
またそもそもコンテンツを自分たちでなかなかうまく作れなかったりとかってあると思うんですけど、
それを私がチームに入って一緒にコンテンツ作ったり、
アイデア出しのお手伝いしたりってことをもともと個人でやってたんです。
それを法人化したという、
やってることは何も変わらないんですけど、法人化したっていう感じです。
すごいじゃないですか。
ただそれでガッポリ儲けるぜとかっていうのは全然考えてなくてですね、
なんで法人化したのかっていうところで言うと、
こうやって起業家教育やっていながら自分自身が起業してないのどうなんだっていうのはずっと思ってまして、
それでちょっとじゃあ起業するかっていう、そういうちょっとあんまりない動機で起業しました。
確かに珍しいですよね。
珍しいですね。起業をしないために起業するみたいな。
やっぱこうなかなかやろうと思ってもやる人って少ないっていうデータあるじゃないですか。
なんかねこの自分にまだスキルが足りないんじゃないかと思っていたりだとか、
やっぱリスク取るのが怖いみたいな。
そのあたりはあんまりガイアックスさんいらっしゃるとね全然環境違うと思うんですけど。
そうなんですよね。
だから結構最近その終末起業とか副業起業家みたいなの増えてますけど、
私自身もそんな感じで本業があるので、
究極その自分の会社がうまくいかなくても死ぬことはないっていう、
結構そういうセーフティネットがあるっていうのはだいぶ一歩踏み出すハードルは下がりましたね。
もともとフリーランスとしてやってたことの延長なので、
そういうスキル的なところの不安もなかったですし、
あと結構手続き的なところは今回フリーさんっていう会計ソフトのフリーさんが、
そういう開業支援みたいなのを今年の3月ぐらいからスタートさせてて、
それたまたま見つけてこれはいいやって思って使ったら、
もう本当に不安なこととかわからないこと質問したらすぐに返してくれて、
専属のサポーターみたいな方がついてくださるんですよね。
次はこの資料を出しますよとか、これ用意してくださいとか全部教えてくれて手取り足取り。
結構そこのハードルもあるなって思ってたんですけど、
そこに関してはもうあれよあれよという感じで、
気づいたらもう申請全部終わってましたみたいな感じで。