-私的には、結構衝撃なシーンに見えて、やっぱりね、それをさ、やっぱり自分たちに置き換えてみたら、人間が、私たち人間が、そういう人間が並んでいるところにいたら、ああーってなるよね。
そういうのを見ると、やっぱり怖い。
この番組は、地元でフリーペーパーを作りながら漫画を執筆する杉本、アイビーリーグ大学でアニメクラブの部長を経験し、漫画アニメ愛好家歴30年以上のシスコ、そして在米15年目でアニメ漫画初心者のマユの3人が、各自の独特な視点から漫画、アニメ、映画、そして音楽までを熱く語る番組です。
今回取り扱う作品は、私がアニメにハマる前に好きになった作品で、2シーズンとも一気見してしまった作品でもあります。
パッと見はちょっと可愛いね、動物たちが出てくるようなアニメっていう感じですけれども、その内容自体は、今の人間社会を反映しているような、とても中身の濃い考えさせられるストーリーとなっています。
今回深掘りしていく作品は、ネットフリックスにて2024年12月からファイナルシーズンのパート1が配信されていて、私もシスコも見終えました。今回はビースターズのファイナルシーズンパート1にフォーカスしていこうかと思います。
その前に3Mオタク最新エピソード1早く聞きたいという方は、スポティファイト、アップルポッドキャスにてフォローをお願いいたします。またYouTubeでも配信をしているので、そちらのチャンネルの登録もしていただけれたらというふうに思います。
ビースターズは、板垣パル先生による日本の漫画作品で、擬人化された肉食獣と草食獣が生活共存する世界を舞台に、全寮生の学校チェリートン学園へ通う動物たちの群像劇が描かれています。
2021年10月の時点で累計発行部数は750万部を突破しています。一見平和そうに見える世界なんですけれども、歪さや合わせ持ち世界を舞台に人間の本性を動物たちに置き換え、種族を超えた友情や恋と逆に愛を入れることない対立を描いています。
深いですね。
ぱっと見なんか可愛いよね。
そう?
私は可愛いと思ったんだけど。
あるキャラは可愛いかもしれないんだけど、全体的に可愛いというイメージはないって僕は思う。
内容を知ってしまったらね、結構ダークかなとは思う。
キャラによるんだよね。
ハルとかジャックとか、その可愛い動物がちゃんと可愛く伝わってるんだけど、シシとかメインのウルフとか、可愛いところもあっても、なんか結構怖いのもあると思う。
ちなみに、板垣パル先生の父親は同じく漫画家の板垣圭介先生で、グラップラーバキという漫画で有名だそうです。
これちょっとびっくりしたね。
親が漫画家で、子供が育てて、僕もどういうか、私も漫画家になりたいっていうこと自体がすごいと思う。
漫画家の人生ってすっげー大変そうなので、子供までなんかやりたいとは思わないんじゃないとは思ったけど。
いい育て方したんじゃない?憧れるような。
トピックについて入っていきたいんですけれども、ファーストシーズン、セカンドシーズン、そしてファイナルシーズンの前半を見てみて、ビースターズが届けたいメッセージとは一体何なのか?
最初に見たときは、アメリカ人として見ると、もしかして人種の話なんじゃないかって最初に思ったけど、そうではないらしい。
全部見たら、こういう動物がこの人種に当たっているとかはあまりにもなく、たぶんそうじゃないとは最終的に思った。
でも最初は人種の差別の問題じゃなく、男性女性関係の意味しているのかなって思って、それもあるとは思うけど、全部はそうに当たらないと思って。
これじゃあ単純に、もし動物たちが人間らしく生きようとしたら…みたいな話なんじゃないかって思って。
それだけだったらちょっとつまらないとは思うけど、同時にたまにはそれしかないと思う。
私も最初のシーズン見たときは人種についてかなっていうふうにちょっと思ったんだよね。
なんでかっていうと、おそらく見た時期が関係していると思うんだけども、ちょうどコロナのときで、プラスブラックライブスマターっていう黒人の人が警察に殺される事件があったりとかして、それでアメリカで結構プロテストとかあった時期だったから。
そうだね。最初のシーズンは殺人事件があって、草食動物が殺されたんだから、肉食の動物はみんな怪しまれるっていうところは、アメリカの人種問題に近いって思いましたな。
最初のシーズンは特にそういう感じがあったけれども、でも見進めていくとそれだけではないんじゃないかなっていうふうには思って、特にファイナルシーズンの前半では、人種について言えば、メインのキャラクターのレゴシ、オオカミのレゴシ、灰色オオカミのレゴシの母親についてちょっと説明があって、
母親は実は異種族の両親の間に生まれた子供で、見た目は最初はオオカミで生まれたんだけども、年を重ねるうちにもう一方の親の特徴が体に出始めてきて、それでかなり苦労したっていうような話が出てくるんだけれども、それもやっぱり人種なのかなって私は思った。
特にやっぱりさ、日本はやっぱり島国だから、あまりこうアメリカなんかに比べて人種の交わりっていうのがそこまではないかなって思うんだよね。
昔は?
昔は。
今は?
今はもっとあるかもしれないけど、でもね、このアメリカに比べたら全然でしょ。
全然だよね。
だからその閉ざされた土地でやっぱりちょっと肌の色が違うとか、目の色が違う、髪の毛が違うとかってなると、やっぱりね、こういい意味でも悪い意味でもアテンションはあると思うんだよね。注目されるっていうか。それでいい注目だったらいいんだけども、そうとは限らないじゃない。いじめの原因になったりとか、何かね、こうトラブルに巻き込まれたりとか。
だからそういうこともちょっと言おうとしてるのかなって私はね、個人的には思ったし。
そうじゃなくても、やっぱりこうマジョリティと見た目が違うっていうだけで、そういうふうな思いをしている人がいるとか。
そうだよね。差別はテーマになってるとは思う。
だから病気でね、ちょっと見た目が違うとか、あとこう何かがちょっと違う、マジョリ大多数と違うと、そういう大変な思いをしなきゃいけないとか。
だよね。
っていうふうに思った。あとあなたが言ってたの、その男女。男女間の区別というか。装飾と育食と。
シリーズ自体では装飾が男性も女性もいるんだけど、メインキャラは大抵女性っぽくない?春ちゃんとか。
装飾。
装飾でしょ。他の3シーズン、ファイナルシーズンのビースターは装飾なのに男性なんだけど、その他に2シーズンにも嫌なやつは装飾で。
でも装飾は男性も女性もいる。なんだけど、育食の中で、メインキャストの中で、たぶん育食は1人しかいない。そうでしょ。
だから、特にメインキャラのレゴシと付き合いたい女性の春の関係は、育食と装飾の関係で、それがメインになってる感じがするから、それにあたる問題とか気持ちとか、お互いわかりづらいところとか、いっぱいある。
そうだね。狼がウサギと付き合う。お互い好きで付き合うんだけれども、抑えきれない欲みたいな、っていうのがシーズン1では結構見られるっていうのがあって、
ファイナルシーズンでは、もちろん狼のレゴシとウサギの春の話も出てくるんだけれども、もっと私が印象に残ったのは、赤シカのルイと灰色狼のジュノの関係っていうか、
ジュノはルイのことが好き。好きで好きでたまらない。ドキドキして、ルイのことしか考えられないみたいな感じなんだけれども、それと同時に考えれば考えるほど、お腹が減るっていうコメントが非常に興味深いなと思って。
それは愛なのか、恋愛なのか、または違う感情なのか、っていうのもあったし、逆にルイはジュノに対してそんなに興味はなさそうな雰囲気なんだけど。
出そうとはしてるんだけど、本当はある。
結婚相手も決められてるから。
だけれども、彼らがキスした時に、ルイが感じたスリルさみたいな。それは何を意味してるんだろうと思って。
ちょっと思うのは、みんな自分たちの中で草食なところも肉食なところもあるんじゃないかな。
それは人に対して草食でいて、肉食でいて、そういうことについて語りたいんじゃないかって、僕は思う。
たもには同じ人だって、草食なときもあって、肉食なときもあるんじゃないかって。
追われたいタイプと、追いかけたいタイプもあって、
そういう欲望とか本能とか、そういうことについて大事なことを言いたいんじゃないかって、たもに思う。
そうだね。
で、またレゴ氏がさ、レゴ氏が結構草食を見るたびに、きれいだなって言ってるあの感覚を、
それも本当にそういう感覚なのか、それとも別の欲でそう思ってるのかっていうのはちょっとわからない。
わからなくていいんだと思うけど。
で、レゴ氏の変わったところは、守りたいっていうところね。
草食を守りたいっていう気持ち。
その番組の中で、他の肉食は、守りたいっていうんじゃなく、食べたいだけで、
それを抑えてる。
それを抑えてるか、こっそりブラックマーケットで、
裏市でね。
裏市。裏市で肉を買って食べてるんだ。
それはもしかして、裏市はインターネットとか、欲を満たすような場所なんじゃないかって、
みんな表で欲を抑えてるんだけど、本当はこうやって自分の欲を満たしてる。
それを言いたいかなって。
男女関係だったら、裏市って思い浮かぶのは、ポーノグラフィーでしょ?
エッチなこと。
作ってる人はどうかな?書いた人はベジタリアンなのかな?
どうだろうね。分かんないけど。っていうのが、私はちょっとあったかな。人の命というか、動種の命を。
一応そこの裏市で売られている肉っていうのは、病気とか事故で亡くなった動物たちの肉を売ってるとは言ってるんだけれども、
シーズン2で出てくるのは、その本当の裏みたいな、どうやってその肉を手に入れてるかっていうことを話したりもしてるから、非常に怖い感じはして。
ただ、ビスターズの中では、基本的に肉を食べることは罪ってなってるんだけれども、
動物性の食材として食べることが許可されているものがあって、それは卵と乳製品と昆虫。
昆虫は?
昆虫OKなんだと思って。
昆虫はなんといっていかないね。昆虫だって、結構頭のいいやつもあるからな。
昆虫確かに出てこないね。でもOKらしくて、だからウサギの春もうどん屋さんで卵が入ったね。
月見うどんとか食べるシーンがあったりするんだけど。
あとちょっとね、これがよくわからなかったんだけど、海洋生物っていうキャラクターたちが出てきたところが。
これわかりづらいよね。
これは何を意味してるのかしらと思って。
いや、これはわからなかった。
このところで、やっぱりこれは何かを言いたいんじゃなく、ただこの世界を想像してみたら、どういうふうになるのかって、それだけの話なんじゃないかって思い始めた。
違うアイディアっていう感じかな。
途中でだから、海の生き物は全く今まで出てこなかったんだよね。
で、いきなり魚が出てきて、魚はめっちゃ魚っぽいよね。
服とかも、もちろんみんな海に住んでる生き物は服着てないし、彼らは彼らの言語があって。
なんで海に生えてるものは服が着らない?
そうしたらさ、陸に立っている動物だって服はいらないんじゃないですか。
そうだよね。
じゃあ、なんで違うの?
なんでだろうね。
他の動物はさ、
それも欲なんじゃない?
欲?
全部裸だったら、人間でもさ、みんな裸で暮らしてたらさ、なんか危険なんじゃん。
それ、なんかお昔はそうだったんだよ。
お昔って。
人間がまだ服とかを作らなかったときは、ずっと裸でいたんだよ。
それしかチョイスがなかったからね。
でも、みんなが欲が頻繁に出たわけじゃないと思うよ。
それは分からないね。
でも、今からさ、じゃあみんな裸で過ごしましょうってなったらさ。
そう過ごしてる人はいるよ。
いるよね。確かにいる。
多分、その人たちは頻繁に欲を感じてるわけじゃないと思うよ。
そうか。
そうよ。
出てこないか。
出てくるときもあるんだけど、服を着てる人だってそうなんだよ。
それはね。
だから、そういうのを抑えるために。
欲がある人は特に分かんない。
それは違うと思う。
俺は違うと思うな。
欲を抑えるために服を着てるわけじゃないと思う。
服の意味は、毛がないから、うちら。
そう。
人間は毛がない。
寒いからさ。
寒いからね。守るために。
寒いから。体を守るために。
でも、本当はいらないと思う。
そうか。
っていうか、性欲とはあんまり繋がりはない。
だって、髪の毛を見ると性欲が出ますか?
出ないよ。
でも、イスラム教はそう信じてるから、女の人はみんな髪の毛を隠さなきゃいけない。
だから、それは文化の違いだよ。
そうだね。
人間でいることで、人の裸を見ると欲が出るわけじゃないと思う。
分かった。分かった。
でも、この話は日本の文化から生まれたんだから、そうかもしれない。
だから、陸上の動物たちが服を着てるかもしれない。
そうね。
そうしないとハレンチだからとか。
ハレンチ。
海洋生物の話に戻ると、海洋生物の間では、
臨年転生というか、食べられて、小さいものは食べられていくみたいな。
それが普通なんだよ、みたいなゴマ晒しの隣人が言ってたじゃない。
だから、それはレゴシたちが住む陸上の世界とは全く違う世界。
逆に言えば、普通の私たちがいるこの世界、動物の世界と一緒。
自然の成り行きっていうかさ。
それをちょこっと出してたところが、何を言おうとしてるんだろうっていう。