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詩吟の魅力を発信する、【詩吟チャンネル】
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。 こちらでは、詩吟というとてもマイナーな伝統芸能のその魅力をですね
詩吟歴20年、準詩班の資格を持っていて、全国大会優勝経験のある私が、とにかく解説して、その良さを実際に吟じて表現していくというチャンネルにしております。
至って真面目なチャンネルです。 ということで、今回も一つ吟をご紹介していきたいと思います。
今回はですね、とても格調の高い、言葉自体が聞いてて耳心地の良い日本の詩をご紹介したいと思います。
それは、高野蘭亭という方が、1700年代に作った詩文です。 月夜三叉江に舟を浮かぶという詩ですね。
この三叉江というのは、墨田川の中津のところですね。 墨田川と今小川がちょうど合流しているようなところ。
そこに舟を浮かべて、とても綺麗なお月さまが見えたと。 そういった情景を思い浮かべた時の、思い浮かべたのかな?実際にそうだったのかな?
わからないですけど、その情景を歌った詩になっております。 ではまず詩文の方からですね、さらさらと読んでいきたいと思います。
月夜三叉江に舟を浮かぶ 高野蘭亭
三叉中断す大江の秋 明月新たにかかる万里の流れ
壁点に向かって 玉敵を俯瞰とほすれば
風雲いっぺん 編集に落つ
どういう意味かというと、三叉中断す、この出だしすごい好きなんですけれど。 この三股のところですね。今小川と墨田川の流れ
これを絶つように注いでいるようなところ。 ここにですね、大江の秋、明月新たにかかる万里の流れ
ここの川にはですね、秋の夜空に明るい月が、この水面に映っているということになります。 壁点に向かって玉敵を俯瞰とほすすれば
もうちょうど月の光も澄み渡った深緑の夜空ですね。 壁点に向かって玉敵、玉敵というのは笛ですね。笛を吹こうとすると
ひらひらと白い浮雲、花びらですね。 浮雲が落ちてきたかのように
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風雲というのは浮雲、一片ひとひらですね。 編集によつ、船のことです。編集に落ちてくるということで、とても美しい
きっと天気がいいんでしょうね。 そんな情景が思い浮かばれます。 もう吟じていてもですね、この拡張の高さをやっていて、やっぱ楽しいんですよね。
ついつい調子に乗って出してしまいがちなんですけれども、 この詩吟の良さを感じていただけたら幸いです。
それでは吟じていきたいとおもいます。 月夜三砂溝に船を浮かぶ
鷹の乱堤
三砂
中断する
太高の
日
明月
新たにかかる
万里の
流れ
壁点に
向かって
欲的を俯瞰と
ほすれば
一片
編集に
落ちてくる
いかがでしたでしょうか。 こんな感じで一つ一つ細かい意味はわからなくても、全体の感触として楽しんでもらうのも僕はありなんじゃないかなと思っております。
今回は以上です。 鷹の乱堤による月夜三砂溝に船を浮かぶ。 詩吟チャンネルの平平でした。どうもありがとうございました。