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2021-04-22 07:32

【詩吟ch】紅と白の対比が美しい漢詩<山行>

個人的には語感が好きですね!

#詩吟 #漢詩
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詩吟の魅力を発信する、しんちゃんねる
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上純詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる
詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力を分かりやすくお伝えしていく会になっております。
月川木戸は福祉呼吸や声に関する話、水金日は詩吟に関する話ということで、今日は金曜日に向けた配信になっております。
毎回5分程度で話しているので、サクッと聞いてみてください。
ということで、今日詩吟に関する内容なんですけれども、有名な漢詩ですね。
漢詩、こちらをご紹介したいと思います。
今日何詩吟やろうかなっていう風に結構悩んでいるんですけれど、このフレーズがですね、やっぱちょっと頭に残りやすいんですね。
遠く観山に登れば石鯨斜めになり、もしくは車を留めてそぞろにあいすとか、そういう言葉がですね、
言葉として、細かい意味というよりは語感がですね、頭に残りやすいというこの漢詩をご紹介したいと思います。
山口、山に行くと書いて山口です。
渡木、渡の番頭というのかな、の方が作られました。
だいぶ有名な方ですね。
では、どんな内容か、まずそこからですね、聞きながら風景をイメージしていただければいいかなと思います。
山口渡木
遠く観山に登れば石鯨斜めなり
白雲生ずるところ人火あり
車を留めてそぞろにあいす風鈴のくれ
草葉は二月の花よりもくれないなり
どのような意味かというところですね。
遠く観山に登れば、観山というのは寒い山と書きますけれども、こういう山があるというよりは、
もう秋の暮れの寒さむし寂しい山のことを指しています。
遠くはるばるとこの観山もの寂しい山に登っていくと、石鯨斜めなり
石鯨、これは小石混じりの道が斜めにどこまでも続いているということですね。
白雲、白い雲、白い雲が湧き上がっているあたりに、白雲生ずるところ人火あり
そういう雲の湧き上がっているふもとのところに人火が見える、人の家が見える。
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車を留めてですね、別に乗用車とかじゃないですよ。車を留めてそのままうっとりとこの楓の林
その夕暮れの美しさに見とれていたと。車を留めてそぞろにあいす、特に目的もなしにうっとりと眺めていたと。
風鈴の暮れ、風鈴の風というのは楓の林と書きますね。
草葉は二月の花よりも、草葉というのは霜のついた葉っぱ、霜に打たれて色づいたこの葉っぱのことを指しています。
草葉は二月の花よりも暮れないなり、この葉がですね、草葉が夕日に照らされて一段と赤く赤く
咲いていたと。この二月に咲く桃の花よりももっと赤く咲いていた。
真っ白な雲とですね、この真っ赤な夕日に生えた葉、落ち葉と言うとちょっと違いますね、紅葉と言いますか、この対象がとても美しい詩になっております。
イメージができればいいんですけれど、僕は結構吟じながら、吟じながら気持ちを込めていく感じですね。
だいぶ雑な方だと思いますけれど、吟じていくうちにだんだん風景が見えてくる。
あとこの言葉のリズム感、そういったところが面白いかなと思って、この詩が結構好みであります。
大丈夫かな? ちょっと消防車の音入ってますけど。
では、早速ですね、吟じていきたいとおもいます。
三高とぼく、あ、ちょっと待ってくださいね。すごい、さすがにこれはできねえな。
そろそろ良さそうですね。では吟じていきます。
三高とぼく、
とおくかんざんにのぼれば、
せっけいななめなり、
はくん、
しょうずるところ、
ちんかり、
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くるまをとどめて、
そぞろにあいす、
ふうりんのくれ、
そうよわ、
にがつのはなよりも、
くれないなり、
という感じで、今回は三高でした。どうでしたかね?ちょっとうまく吟じれたか、ちょっと自信ないんですけれど、楽しんでもらえれば幸いです。
では今回、とぼくによる三高をご紹介しました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、今回は以上です。ありがとうございました。バイバイ。
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