00:01
詩吟の魅力を発信する。
詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴が長い長い私heyheyによる、
詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、
分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、一つ漢詩をご紹介して、
和歌や俳句の時もありますけれど、
ご紹介して、どんな内容なのか、どう楽しんだらいいのか、
どういう風に吟じればいいのかをお伝えしていきたいと思います。
今日もですね、初心者向けのやりやすい詩吟ということで、
一つご紹介します。
僕はですね、この出だし。
出だしの小気味良さと言いますか、
セリフはですね、すごく頭に残りやすいんですよ。
そういう漢詩です。
月夜さんさこうに船を浮かぶ。
鷹野蘭亭という方が作られました。
1700年代ですね。
江戸時代の半ば頃の頃の方になっております。
月夜さんさこうに船を浮かぶ。
これも秋の季節なんですね。
昨日に続き秋の季節で、やはりお月さまが美しいんですね。
本当に早くもう夏なんて過ぎてしまえばいいのにと思いますけれど。
じゃあどういう内容なのか、まず詩文を読んでいきたいと思います。
月夜さんさこうに船を浮かぶ。鷹野蘭亭。
さんさ中断す大光の秋。
明月新たにかかる万里の流れ。
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば、
風雲一転編集に落つ。
さんさ中断す大光の秋。
この出だしがすごくいいですね。気持ちいいです。
さんさというのは三股と書きますね。
日本の場所です。今小川と隅田川、東京の方ですね。
の流れを絶つように注ぐ。中断すですね。
流れを絶つように二つの川を絶つように注ぐこの三股のあたり。
秋の夜空には明るい月がかかっているということですね。
大光の秋、明月新たにかかる万里の流れ。
秋の明月が高校とてっているから万里の流れ、川の流れを照らし出している。
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば、
壁点、青々とした夜空を指しているんですね。
玉的というのは笛のことです。
03:02
月の光も澄み渡ったこの深い緑色の空、夜空に向かって笛を吹こうとすると、
どうしたのか。
風雲一片編集に落つ。
風雲、浮雲と書きますね。
ひらひらと白い浮雲は一片ひとひらですね。
編集に落つ。
この私の舟の上、小舟の方に花びらがひらひらと落ちてきたということになります。
白い浮雲。
この季節は何の花かな。
春なら桜なんでしょうけど、わかりません。
ということで、舟の上でですね、秋の明月を楽しんでいたわけなんですよ。
笛を吹こうと夜空を向いたらですね、ひらひらと花びらが落ちてきたと。
美しいなと思いつつも、この三砂中断数対抗の秋、すごく気持ちいいんですよ。
壁点に向かって玉的を俯瞰とほすれば、
ここもセリフは多いんですが、互換が良くてですね、全然言いづらさがないと。
ということで、初心者の方もやりやすいんですけれども、
どこに注意したら良いのか、3つだけですね、ポイントをお伝えしたいと思います。
まず一つ目は、菊。
出だしですね。三砂中断数。
これはもう一番大事なフレーズなので、はっきりと言いましょう。
そして壁点に向かって、ここは夜空に向かって伸び伸びと。
伸び伸びと、でも力強さは正直いらないんですね。
引き寄りだけ欲しいみたいな、伸び伸びとした声が必要です。
最後、風雲一遍編集によつ、結句のところですけれども、
最後、しっかりとしっとりと花びらがひらひらと落ちる様子を丁寧に表現したいんですね。
なので、一遍というところ。
これが揺り落としがちょっと入るんですけれども、最後のところまで丁寧に投げないでチョンとおきましょう。
風雲一遍。
ここを丁寧にやるのが良いのかなと思います。
ということで、出だしと壁点と一遍。
注意してやってみましょう。
それでは吟じます。
月夜三砂港に船を浮かぶ。
鷹野蘭亭。
三砂中断水
太古の秋明月
06:01
新たにかかる万里の流れ
壁点に向かって
欲的を俯瞰とほすれば
一遍
編集に落ちる
いかがでしたでしょうか。やはりこの出だしがですね、大好きです。
ちょっとテンション上がりすぎていつもより高い音になっちゃったんですけれど、まあセーフということで、今日は以上になります。
今回は月夜三砂港に船を浮かぶをご紹介しました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル。
今日は以上です。ありがとうございました。バイバイ。