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2021-11-20 10:06

【詩吟ch】詩吟式!?大きな声の出し方<赤馬が関を過ぐ>

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赤間が関を過ぐ / 伊形霊雨
長風浪を破って 一帆還る
碧海遙かに回る 赤馬が関
三十六灘 行ゆく尽きんと欲す
天辺 始めて見る鎮西の山

#詩吟 #漢詩

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00:02
詩吟の魅力を発信する新キャンネる
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは詩吟歴の長い長い、私heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力をわかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
まあ週に2、3回のペースでやっているので気楽に聴いていってください
今日はですね、詩吟式と言いますか
詩吟でやっている大きな声の出し方ということでお話ししようかなと思います
詩吟はですね、とにかく自声で声を出してなんぼの世界なんですよ
裏声は基本的には厳禁ですね
もう自声です。自声でいかに聞かせるかということになってきます
そして流派にはもちろんよるんですけれども
声量はですね、もう大きいことに越したことはないですね
まあレベルが高くなってくると声の質というものも求められるんですけれども
まずはですね、まずはしっかりと力強い大きな声を出すという必要が出てきます
僕も詩吟しっかり習い始めてからですね、まずそこを徹底的に鍛えられました
その時に教わったこととして今日お話ししていこうかなと思います
それはですね、どういうふうに大きな声を出すときに何を意識したらいいかというと
10メートル先に向かって声を飛ばすということです
10メートル先に向かって声を飛ばす
通常話している時というのはですね、目の前の人に声が届けばいいと
多分それぐらいの意識、もしくはそれすらも意識していない場合があるかと思います
もう目の前、自分はただ喋っていれば耳のいい人は聞いてくれる
そんなような意識で喋っているとですね、この人の声は聞き取りづらいなとか
そういうふうに思われてしまうわけです
でもですよ、でも詩吟はですね、舞台においてマイク一つあって
大勢の人たちにもうそれだけで、自分の声だけで聞かせる必要があるんですよ
だから正直10メートルと言わず、もう50メートルでも100メートルでも先でも
声を出さないといけないんですけれども
まずは10メートル、10メートル大体でいいのでそこに狙いを定めて
声をそこにぶつける、ぶつけるという意識を持ってもらうことが大事になります
これが第一歩ですね
目の前にいる声、目の前に声を出そうとすると
あーとか、あーとかこんにちは、こんにちはとかそんな感じのレベルになるんですけれど
それを10メートルってなるとですね
あー、あー、こんにちは、こんにちは
こういうふうな声の出し方になってきます
10メートル、そこに声をぶつけるんですね
そしてですよ、さらにレベルアップしていく場合だとですね
03:04
ただ声をガツンと壁にぶつけるのではなくてですね
できればより細く鋭く当てるようにしていってほしいんですね
ただボカーンと当てるんだと結構うるさい騒がしいそんな声になりがちです
それでもですね声の小さい人はまずここから意識してほしいんですけれども
次のステップに移りたい方はですね
より鋭いレーザーのように声を鋭く飛ばすんですね
こういうような声を出してほしいんです
ただうるさいとですね
こんな声になってしまうんですけれども
そうじゃないんですね
鋭く刺す
こういうふうに突き刺すんですよ
突き刺していくとですね
突き刺そうとすると自然とお腹の下腹部
タンデンへそより下の部分がですね
クッと力が入ってくるようになるとベストですね
最初はそこまで意識せずとも
むしろとにかく鋭く声を出すんだという意識を強く持ちながら
発声していただけると良いのかなと思います
そうすることでですね
心地よく相手は突き刺さってくれるんですね
ワンワンとされるとうるさいな耳が痛いなってなるんですけれど
鋭い声というのは心地いいという風に感じてくるわけなんですよ
だから本当に詩吟の上手い方というのは声量もバカでかいんですけれども
それ以上にですねもう気持ちいいんですよ
ドMみたいな発言になってしまうんですけど
突き刺されるのはいい声に刺されるっていうのは気持ちいいことなんですよね
ということで今日はサクッとですけれども
大きな声の出し方として10メートル先に向かって声を飛ばす
10メートルですよ10メートル
そしてそれができるようになったならばですね
10メートル先に向かって声を突き刺す
細く鋭く突き刺す
そういう意識を持っていただければ良いかなと思います
では後半ですね今日の詩吟を一つ吟じさせていただきます
過去に何度か僕もご紹介しているんですけれども
僕が大好きな詩吟ですね
過去に一度聞いて全国大会で聞いてですね
なんて上手いんだこの詩とはやばいぞということで
その録音したテープを文字通り擦り切れて壊したほどに聞きまくった漢詩になります
赤間が咳をすぐ伊方霊遊という方が作られた詩です
これ四国のところからですね四国の瀬戸内海を通じて
最終的にあれは関門海峡か山口県とあそこですね
06:01
関門海峡のところに近づいていく確かそういうような話です
赤間が咳をすぐ伊方霊遊
長風波を破って一般帰る
壁界遥かに巡る赤間が咳
三十六段ゆくゆく月と干す
天辺初めて見る沈勢の山
もう嵐の中をですね船が一般一つの方が帰っていくんですよ
壁界遥かに巡る赤間が咳
三十六段ゆくゆく月と干す
もう大変な難所がいっぱいあるんですよ
そして沈勢の山故郷の九州の山が見えてくるということです
本当にですねこれ吟じた女性
あの人いくつぐらいかな20代後半かなぐらいだと思うんです
その時僕中学生ぐらいなんですね
この人の声は今でも耳に残っています
もう出だしの長風を聞いただけで鳥肌もんだったんですよ
もうその息には本当に至りたいなと思いながら
まだまだかなと思います
これはですね結構難しいんですよ
特に三十六段三十六段の最後うんですねうんうんですよ
口を閉じたうんがひたすらそこで一番聞かせないといけないということで
当時鼻詰まりだった僕はもう苦しくて苦しくて仕方がなかったんですけれど
今なら多少はできるかなと思います
それでは吟じていきましょう
赤間が関を住め
戌方霊ゆ
長風
波を破って
一旦
帰る
壁界
遥かに巡る
赤間が
三十六段
ゆくゆく
つきんと
ほす
09:02
てんてん
はじめて
見る
沈静の
いやーまだまだですねダメですね本当にダメだな
いやうまい銀というのはもう耳に残っていてそれが指標になってきます
よく聞いて記憶に良い銀は残していきましょう
今日はダメですねお腹が使えてないですねというちょっと自己反省もありながら
今日はこんなところで終わりたいかなと思います
次もまた明後日ぐらいですねお楽しみください
ご視聴ありがとうございました
バイバイ
10:06

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