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詩吟の魅力を発信する。
詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる
詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力を
分かりやすくお伝えしていくチャンネルになっております。
ということで、今日も一つ銀をご紹介して
どういった内容なのか、どういったところに注意して銀じればいいのか
どう楽しめばいいのか、そういった視点でお伝えしていきたいと思います。
今日ご紹介する詩吟はですね、私のだいぶ好きな
5本の指には入るかなと思う詩吟です。
赤馬が関を過ぐという漢詩になっております。
伊方礼優という方が1700年代に作られたものになっております。
これはですね、赤馬が関、詳しい場所正直忘れたんですけれども
瀬戸内海の方ですね、荒波に揉まれながらも
瀬戸内海を船がどんどこどんどこ過ぎていってですね
そして何とか我が故郷九州の山々が見えてきたぞ
というお話になっております。
僕はですね、あまり良くないんですけれど
細かいところ背景はちゃんと勉強しないままですね
その漢詩自体が醸し出す雰囲気を結構意識していましてですね
この詩は、なんていうかな、もう本当に荒々しい天気の中
もう一つの船がですね、苦難を乗り越えて乗り越えて
何とか何とか突き進む。そうすると
ようやくですね、もう天気が晴れ晴れしてきて
山々が見えてきたぞというような
ちょっとドラマチックなイメージを持っております
まずどういう内容なのかですね、読んでいきたいと思います
赤マガセキをすぐ、伊方霊遊
長笛、波を破って一般帰る
壁界、遥かに巡る赤マガセキ
三十六段、ゆくゆく月と干す
天辺、初めて見る沈静の山
長笛、波を破って一般帰る
長笛というのは長い風と書きます
吹き寄せる風ですね、遥か彼方から吹き寄せてくる風を受けてですね
一般帰る、私の乗っているこの帆船は万里の波を破って帰ってくるのであると
壁界遥かに巡る赤マガセキ
この瀬戸内海の海原をですね
多くの岬や島々を巡って
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はるばる赤マガセキへと航路をとる
赤マガセキはそうだ思い出しました
これは普通に下関のあそこの関門海峡のところですね
で次、転句です
三十六段、ゆくゆく月と干す
三十六は数字の三十六、段は七だと書きますね
ゆくゆく月と干す
多くの林や南庄、三十六個実際あるかは怪しいですけれども
たくさんあったということを言いたいんですね
ゆくゆく月と干す
行っても行ってもこういった南庄は持ちきることがない
天辺初めて見る陳勢の山
そしてようやく波の静かなところに出ようとするとですね
空の彼方の方に天辺ですね
空のことで初めて見る陳勢の山
故郷故郷九州の山々が見えてくるのであったという内容になっております
てっきりですね僕はなんか幕末の志士とかがですね
なんとか故郷に戻ってきたぞみたいな感じかなと思ったら
勉強して帰ってきたなんかその帰りみたいですね
ちょっとちょっとがっかりしましたけれど
それではこれ吟じていく際ですけれども
これはですね中級者向けですね
詩文としてとても難しいところはそんなないんですけれども
転句です転句
三十六段ゆくゆく月と干す
三十六段これはうんでですね
うんあいうえおうんですね
このうんでたっぷりと一番盛り上がる転句のところを
長々と聞かせなければいけないんですね
だから僕が鼻詰まりの時はこの詩はもう死ぬかと思いました
もう声息ができないですからね鼻が詰まってうんを出そうとすると
口からブホッと出るしかないので
これはとても難しいんですけれど
鼻の通りがいいときにぜひチャレンジしてみてください
うんで響かせるというのがやはりとても難しいんです
ぜひやってみてください
ではこのドラマチックな感じ伝われば幸いです
赤間が咳をすぐ
伊賀田霊優
蝶風 波を破って
一般帰る 壁界
遥かに巡る 赤間が咳
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三十六段
ゆくゆく 月と星
天辺
初めて見る
沈前の山
だいぶ気持ちを込めて
吟じてみました
面白さが伝われば幸いです
今日は以上です
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました
バイバイ