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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすく、ザックバランにお伝えしていくチャンネルです。
毎週2、3回ぐらいのペースで配信しているので、気楽に聴いていってください。
最近は、詩吟の基礎的なところということで、銀譜、詩吟の譜面といいますか、そういった内容についてお話ししてきました。
大揺りとか、揺り上げとか、揺り落としとか、あと主音についてもお話ししてきました。
ということで、今日はそれのちょっと補足的なところ、基本的なところではないけれども、こういった面白い節回し、譜長ですね、これもありますよということでご紹介させていただきます。
今日紹介する譜長はですね、節長と言いますか、いろんな言葉があってちょっと僕も混乱しているんですけれど、それはですね、
揺り上げのさらにパワーアップしたバージョン、三段上げって呼ばれるもの、あと大揺りですね、大揺りのプラスアルファついたですね、大揺り抑えっていうやつがあるんですね。
大揺り抑え、大揺り落としとかとも言うらしいですけれども、そういったもの、あとはもう一つ銀代わり、これは特に独特ですね。
これは最後の銀の中でも実際にやっていこうと思いますけれども、この3つご紹介させていただきます。
まず、揺り上げの進化バージョンみたいな感じですね。三段上げと呼ばれるものがあるので、こちらご紹介します。
まず揺り上げっていうのはどういうものだったかというとですね、
どれにするかな?
東洋ばんりの和気、これですね、
まっすぐ伸ばしてピンと上がる、
そのまま跳ねる感じですね、揺らして上げる、
これが揺り上げというものなんですけれども、
漢詩によってはですねやはり最後 もっともっと盛り上げたいよっていう
時があるんですよ そういう風に譜面が銀譜が付け
られている時があります そういった場合にですねよく出て
くるのがこの三段上げと呼ばれる ものです
もう三段に上がってくんですね グングングンとどこまで上がって
くんじゃいというようなものなんで それをちょっと吟じていきます
ね じゃあさっきと同じ東洋
東洋 東洋
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これが三段上げになります もう少し分解していきましょうか
ね 東洋
ここでまず一段上げですね 二段目かな
三回上がって最後ちょっと落ちている そんな感じのイメージかなと思います
けれども 節回しもですね横に引っ張った後に
グングングンと上がってくるんですね だからこれは結構イメージしやすい
けれども 実際に吟じていく時にはですね
しっかりと溜めることによってですね ジャンプできるその分高く高く飛べる
みたいな感じで三段上げという ものがあります吟じ方のコツにも
なりますね そしてもう一つこれはまあ簡単な
もんですね 大揺りに最後にクッと音が入った
大揺り押さえというものですね これはどれにしようかな
これちょっと違うけどまあいいか さっきの続きですね 東洋万里の秋
東洋万里の
これが普通の大揺れです
万里のここまでが普通で
この最後 低い音まで落ちるところが大揺り
おさえと呼ばれるものです 節回しの揺らした後に最後に
クッと内側に下に落ちるような 絵が描いてあるんですよ
もう一度やりますね
万里の
このグッグッって入るところ
これは間違えると明らかにわかるんで 大会とかで忘れがちなんですけれども
気をつけていかないといけないところになります
ギンジルポイントとしてはですね 最後にどんどんって下がりたいんで
その1個手前でちょっと引っ張るんですね
万里の
しっかり伸ばすことによって
その分後はチョンチョンと自然に落ちていく
こういう緩急が聞いている人にとって 聞きやすいリズムになるんですね
それをせずにただのんべんならりと どんどんどんどんと下がっていくとですね
ちょっとなんか聞いてる人もなんか しっくりこないなという感じになるっぽいです
ということで大揺りおさえ
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そしてあと最後もう一つですね
これは銀河割というものです銀河割
これは本当にどこにも属さない特徴的なものでして
まっすぐ伸ばした後にダダンと一気に下がって また戻ってまっすぐ伸ばすということですね
もう溝みたいなもの 断崖絶壁のような感じですね
谷と言った方がいいんでしょうね
これから吟じるところでも出てくるんですけれども
禁止場外者用に立つ この場外というところで出てきますね
禁止場外
わかりましたかね
二段に渡って深く深く落ちていくんですね
この低音の響かせ方が気持ちいいです
禁止場外
これが銀河割と呼ばれる伏し回しになります
ということで今日は3つプラスアルファでご紹介させていただきました
三段投げ大揺り押さえそして銀河割ということで
いろんな鑑賞をやっていく上でですね
いろいろ細かいやつは出てくるんですけれども
こういうのも知っておいていただければいいのかなと思いました
ではお話はこんなところで
今日一つ銀河割をご紹介したいと思います
銀河割が入ってくる監視ですね
禁止場下の柵野木まれすけ
この方の詩をご紹介させていただきます
203高地の戦い
これは日露戦争で将軍を務められた結構賛否両論ある方なんですけれども
詩を作らせれば一休だということでその方の詩になります
なかなか戦争の場面の詩なので結構苦しい重たい暗いそんなイメージの監視なので
こういう銀河割が入ってきます
あともう一つですね
すごい独特な音があるんですよ
これ僕も詩銀の師匠からですね
言われたんですけれど
これはキーボードで出せない音なんだと言われています
希少転結の章句ですね
三千草木 多多高陵 十里 風 生草し 新仙場
この十里 風 生草し
この十里 風 風のところですね
すごい何とも言えない音が出てきます
これはぜひぜひ聞いてみてください
十里 風 生草しの風の部分ですね
最後 勢場進まず 人語らず 禁止場外 斜陽に立つ
この禁止場外 場外で銀河割がきます
そして最後 斜陽に立つの斜陽
ここで大揺り 押さえも入ってくるんですね
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なかなかちょっと応用編の聞いたような漢詩になっておりますけれども
だからこそ表せるこの独特な雰囲気
この詩の雰囲気を味わっていただければと思います
あとはこの間お話しした主音
主音がどこにあるのか
大揺り 揺り上げ 揺り落とし
どこに入っているのか
そういうのを気にしながら聞いていただければ
より詩銀が楽しめるんじゃないかと思います
では 吟じていきますね
禁止場下の策 野木稀介
三千草木
歌
鳳梨
風
生草
新
仙場
青梅
荒津
禁止場外
斜陽に
立つ
いかがでしたでしょうか
いろいろ分かりましたかね
この風の部分とか
城外の銀河割り
そして斜陽に立つのところで
大揺りを抑えが入ってきました
ということで
だんだんと聞いてくださっている方の
理解度が深まればですね
僕もよりマニアックな話ができるので嬉しいです
引き続きコメントや感想
質問などお待ちしております
ということで今日は以上ですね
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました
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バイバイ