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2021-02-05 11:56

【詩吟ch】1番好きな吟を2日で教えます!<上杉謙信>

「2日で詩吟を教えるシリーズ」第二弾!
僕が1番好きな詩吟を教えます!少し気持ちがこもり過ぎたかもしれません😆

#詩吟 #戦国武将 #上杉謙信
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おはようございます。heyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上
準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる
詩吟という、とてもマイナーな
日本の伝統芸能のその魅力をお伝えしていくチャンネルにしております。
ということで、今回はこちらを、とにかく詩吟です。
最近はですね、少しクラブハウスにはまってしまって、サボりがちだったんで
次回の意味を込めて、ちゃんと詩吟やりたいと思います。
今日はですね、2回に分けて、僕の大好きな大好きな詩吟をですね、教えていこうという回にしようと思います。
ということで、今日と明日ですね。で、いきたいと思います。
教える吟はですね、植杉謙心。植杉謙心本人が作った詩です。
九月十三夜、人中の作。
もう、このタイトルからして、互感が良くて好きなんですけれどね。
九月十三夜、十五夜のお月さまのその月、その頃ですね。
人中にいて、戦争の最中というか、自分の陣の中から眺めた、戦争中ではないな。
陣の中から夜空を見上げて、中秋の明月というか、それを眺めて、ここまで来たなみたいな、そういう内容です。
では、どういう内容か、まず詩文からですね、ご紹介していきたいと思います。
九月十三夜、人中の作。植杉謙心。
霜は軍営に満ちて、周期清し。
崇高の河岸、月三高。
越山合わせ得たり、濃州の景。
さもあらばあれ、河峡遠征を思う。
霜は軍営に満ちて、周期清し。
霜は、本当霜ですね。降りてくる、見えなくなる霜です。
霜は軍営に満ちて、軍営。植杉謙心が陣を構えているというか、本拠地と言いますか。
そういった場所ですね。軍営に満ちて、周期清し。
秋の気配が、すがすがしいような感じになっているんですね。
今、冬だからなんとも言えないですけど。
霜は軍営に満ちて、周期清し。
ひっそりとした夜中にですね、この秋の気配があると。
静かな夜の雰囲気が伝わるかなと思います。
崇高の河岸、月三高。
崇高の数匹の河岸。
河岸というのは狩りのことですね。
03:01
鳥、空を飛ぶ鳥の狩りのことです。
狩りが何匹か空を飛んでいると。
月三高。
月が上がっていて、三高も夜更けの時間帯ですということですね。
越山、淡瀬、足利、農集、農経。
越山、越山は、越山、淡瀬、足利、農集、農経。
これは、越中、越前、越後。
もともと越後の虎と言われていた植杉原神ですけれども、
そこからどんどんと攻め上がってですね、
七尾城、石川県の七尾城の方まで手に入れたと。
越山、淡瀬、足利。
ここに言葉がかかっているわけです。
農集、農経、農集。
農というのは、のとの農ですね。
農集、農経。
ここ農集の景色を得たということです。
さもあらばあれ、佳境遠征を思う。
このまま七尾城にいて、これを、詩を書いているわけなんですけれども、
ここまで来ると、もう、さもあらばあれ、
ええいままよっていう、もう、何とも言えない気持ちですね。
ええいままよ、佳境遠征を思う。
ふるさと、遠いふるさとですね。
のとにいたら、越後ってとても遠いですからね、新潟市の方ですよ。
佳境遠征を思う。
遠くまで来たんだなぁ。
ええ、ちょっと家が恋しいなと。
そういうような形になります。
ということで、実際に吟じていきます。
今回は前半までですね。
霜は軍営に満ちて、秋季清し。
数甲の佳岸、月三甲。
それでは順番にいきます。
3ブロックに分けていきますね。
霜は軍営に満ちて、秋季清し。
いや、違うな。霜は軍営に満ちて。
まずここまでですね。
霜は、霜はのもは、ああ、高い。なかなかですね。
霜は軍営に満ちて、軍営に。
2音目から高くなります。
で、満ちて。
満ちては、頭が高いですね。
霜は軍営に満ちて。
まずここまで吟じていきたいと思います。
霜は軍営に満ちて。
霜は、伸ばして、振って、止めると。
霜は軍営に、軍営に。
ここ最後に、って下がるところが、なんかオシャレなところですね。
満ちて。
満ちては、もう、満ち満ちた感じにいきましょう。
満ちて。
06:01
まっすぐ伸ばして、揺らして、止めるということです。
で、その次ですね。
秋季清し。
しゅうき。
ここは、しゅが高いんですね。
しが高い。
で、ゆから下がるんです。
秋季。
清し。
これは、季が高いと。
で、その後、すうこうのまでいきますね。
すうこうの、うから上がっていきます。
秋季。
清し。
すうこうの。
です。
では、ここ吟じていきます。
秋季。
清し。
すうこうの。
秋季は、大揺りですね。
秋季。
この音の流れを、私のようにやってみてください。
秋季。
ここは、揺り下げですね。
まっすぐ伸ばして、下ろしていく。
秋季。
すうこうの。
これはもう、棒引き。
まっすぐ伸ばして、そのまま止める。
揺らさないんですね。
すうこうの。
で、その次にいきます。
最後の3ブロックですね。
花岸。
月。
三高。
花岸は、花が高い。
月は、木が上がります。
で、三高。
三高は、2音目から上がっていきますね。
花岸。
月。
三高。
花岸。
ここは、まっすぐ伸ばして、揺らして止める。
月。
これは、大揺りではなくて、中回し。
大きくはないんですね。
中間ということになります。
中回し。
で、三高。
この後に、越山という風に天空が入ってくるんで、
そこはまっすぐ、いろいろ気持ちを込めながらまっすぐいきます。
では、ここの方やっていきます。
月。
三高。
ここまでで、前半になります。
だいぶ早足でやってるかな。
という感じですけれども、もう一度前半通してやっていきたいと思います。
まずは、1回目素直に前半やります。
で、2回目、できればこういう風に強弱したり、感情込めたりしたらもっといいよということで、
2回前半をやろうと思います。
それでは、お聴きください。
09:01
9月13日。
陣中の作。
植杉健進。
霜は、
軍民に、
満ちて、
主旗、
清し、
崇高の、
花岸、
月、
三高。
こんな感じでだいぶサラサラとやりました。
では、2回目ですね。
より感情を込めてやっていきたいと思います。
9月13日。
陣中の作。
植杉健進。
霜は、
軍民に、
満ちて、
主旗、
清し、
崇高の、
花岸、
月、
三高。
いかがでしたでしょうか。
結構荒々しくやっちゃったんですけれど、
やっぱりやるからには楽しい方がいいですね。
その方が楽しむですね。
詩を楽しむ。
感情を乗せる。
こういうのが詩吟の良さかなと思いますので、
まずは素直にやってみて、
それから少しいじってみる。
そういう順序がいいんじゃないかなと思います。
それでは、明日ですね。
明日後半の方もやりたいと思います。
ここも気持ちいいんですよ。
難しいですけどね。
えつざん!みたいな感じのところ。
もうすごい楽しい詩なので、
僕の大好きな漢詩なので、
後半もぜひ聴いてみてください。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル。
今回は以上です。
どうもありがとうございました。
バイバイ。
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