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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、
分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
今日は、なかなかひどい雨でですね、
雨音がちょっとBGMみたいになっていますけれども、どうかご容赦ください。
先にですね、いただいたちょっと嬉しいメッセージをご紹介させていただきます。
スタンドFMのレターのところにですね、嬉しいメッセージがありました。
県内の流派の大会があり、9月10日を吟じて、
無伝の部のところですね、5位に入賞しましたと。
しかも、今年の4月から詩吟を習い始めて、
初参加で、しかも入賞できたということで、大変素晴らしいです。
僕はそこまで、そんなすぐに多分成果なんか出ないと思いますね。
結構、慣れるだけでも大変だと思うので、素晴らしいと思います。
いつもラジオを聞いて教えていただいて、とても励みになりました。
こんな適当な話が参考になれば、もう嬉しい限りです。
次の春にですね、全流派が集まる大会に出場するということで、
頑張っていくということですね。
やはり上手くなるのは、とにかく舞台にしっかりと出るということですね。
そこで失敗してもいいんですけれども、
舞台に出た数だけ10倍の経験値が得られるというのが、
僕の先生の教えなので、僕もそれ結構ずっと覚えてますね。
たくさん舞台に出る、それに向かって真剣に練習する。
あえて言うならですね、自分が舞台でどんな詩吟をやったのか、
それを一緒に来てくれている人に録音してもらうとか、
それを聞き返すのがすごくいいと思いますね。
ついつい本番でテンパってしまって忘れがちなんですけれども、
ぜひ覚えておいてください。
ということで、今日の本題に入りたいと思います。
今日はですね、詩吟、よしやるぞと、むしろ大会に出た時に
いろんな課題吟がありますという中で、
じゃあ自分に合った吟ってどれなのかということ、
自分に合った詩吟の選び方という話でお話ししていきたいと思います。
ポイントは三つですね、三つ。
まず一つ目は雰囲気、自分と雰囲気が一致しているかどうか。
そして二つ目は伸ばすところの母音が出しやすいものなのかどうか。
そして三つ目は言葉運びかな、リズム感が難しすぎないか。
この三つで私は基本的に選んでいます。
正直感覚で選んでいる感じが一番大きいので、
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この一番雰囲気ですね、雰囲気で選ぶところが大きいです。
どんな雰囲気があるのかというとですね、
詩吟いろいろされているとわかってくるかと思うんですけれども、
まず大自然を、自然を描写するものですね、
これ結構好きなもの多いんですけれども、
自然を描写するもの、激しい荒々しい詩吟、詩吟じゃない、
自然を描いているものもあれば、
とっても静かなしっとりした自然を描いているもの、
どちらでもいいとは思います。
そして他にはですね、戦争ものですね、戦争もの、激しい戦もの、
こういうのもあるかと思います。
一方で女性的なと言いますか、
人との別れを悲しむような、切ないような、
そういうものもありますし、
夜の雰囲気をしっとりと描いたようなものもあります。
あとは、親とかですね、両親、特に母とか、
そういった親孝行の気持ちを吟じるもの、
そして人生を振り返るものですね、
そういったところがあるのかなと思います。
僕はというと、先にも言いましたが、
自然を吟じるのが、特にスカッと晴れたような、
大自然を吟じるのが好きですね。
あとは戦者、戦者で自分がイメージのつくもの、
ちょっと知ったことがあるようなもの、
そういう動きのあるようなところが好きです。
逆にですね、まだ親孝行、別にしているんですけれども、
お母さんだとかそういうのを朗々と吟じるのは、
まだ気恥ずかしい感じがします。
あと女性的なですね、別れを悲しむような吟も、
まだまだそういう気持ちに慣れないので、
やはり吟じるなら堂々と気持ちよくスカーンと、
できるなら動きもあると、面白いなというところで、
僕はこんな風に詩吟の雰囲気、漢詩をサラサラと読んで、
本当そんな時間かけないですよ。
見て10秒悩むぐらいですかね。
こんな感じかという風にパッパッパッと見ていくようになっています。
そして2つ目はですね、伸ばすところの母音です。
特に基本的には天空の大揺りが一番大事かなと思います。
天空の部分、大揺りの部分、そこでどの母音で、
あ、あ、い、う、え、お、んですね。
それぞれのどこで伸ばしているのか、
どこで聞かせようとしている詩吟なのか、そこを大事にしています。
どれだけ雰囲気があっていてもですね、
例えば僕の場合、んで伸ばすのは基本嫌いですね。苦手ですね。
んも苦手だし、昔はうがすごく嫌いでした。
だから、しんしゅうですね。
あれはもう本当にうしか出てこないんですよ。
もう8割方がうでできているかな。
これしんしゅうとかそんな感じですね。
そういう感じでうばっかり出てくるので、あれは大失敗ですね。
ダメでしたね。
あとは、出し方がついつい楽に出てしまいすぎるもの。
えとかですね。
えとかいとかで伸ばす系も僕は怪しいですね。
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へきてんにむかってーとやると、
調子に乗ってなんかうるさい口先だけの銀になってしまって、
それも良くないなという反省があります。
あが一番いいかな。あがシンプルかな。
自分で出しやすい。
先生からあなたはこの母音がきれいねとか、
そういう風に言われている母音になっていたら良いのかなと思います。
そして最後ですね。最後はプラスアルファですけれども、
漢詩の中ではですね、言葉がめちゃくちゃ多くて、
とか言葉のリズムが途中飛び跳ねたりしてですね、
難しいようなものがあります。
まあ風況予報が結構難しい部類になるんじゃないかなと思います。
月落ち、カラス鳴いて、霜天に満つ。
もう言葉が多いですよね。
こういうものは言葉の読み方というより、
間合いですね。間の取り方。
ここがキーになってきます。
なので他よりもちょっとレベルが高くなってくる。
経験が少なければいい勉強にもなると思うんですけれども、
大会でやってやんずという時は、
なかなかわざわざそこに行かなくてもいいのであれば、
避けた方がいいのかなと思っております。
ということで3つお話ししました。
雰囲気、伸ばす転句とか、おゆりの時の母音。
そして3つ目が言葉運びの難しさ。
言葉がどれだけリズム感とか、それが難しいかどうかというところで
僕は選んでおります。
人によって違いはあるとは思うんですけれども、
なかなか僕も他の人がどんな基準で選んでいるのか
ちゃんと聞いたことがないので、
一例として参考にしてみてください。
ではこんな感じですね。
今日はサラサラといきました。
では今日は僕がこういう観点で選んだ漢詩ありますので、
それをご紹介します。
坊頃水晶、祖植という方が作られた詩です。
これはですね、綺麗な湖でですね、
ちょうどにわか雨が降ったんですよ。
にわか雨が。
それでブワーッと黒い雲が巻き上がって、
もう周りが見えないぐらい雨が飛び散って、
風も吹き荒んで、
その後に綺麗なスッキリとした美しい湖が見えてくるという感じです。
僕の好きな自然描写、荒々しい感じですね。
そして動きもあるということで、
自然だけでこんなに盛りだくさんなのかという感じです。
伸ばすところはですね、特段で伸ばしているわけじゃないので、
今のレベルであれば大丈夫かなと思います。
言葉運びは結構難しめなところです。
さすがに僕も長年続け、20年以上続けてるんで、
ここら辺ちょっとやりたいなと、
シンプルすぎるとちょっと飽きちゃうなというところがあったので、
これを選んでみました。
ということで、もう早速ですね、
今日は吟じていきたいと思います。
ボコロスイショソショク
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黒雲澄みをひるがえして
未だ山を遮らず
白雲玉を踊らして
乱れて船にいる
血をまき風来たって
たちまち吹き散る
ボコロ川水
天の落とし
動きが多いですね。
ちょっと大会でここまでやるとさすがにやりすぎだ
ちゃんと基本に帰れとかって怒られそうな気がするんで、
本番はもっとちゃんと真っ当にやらないといけないんですけれども、
僕はこんな感じで好きな銀を選んでおります。
という感じですね。
ではまたコメントとか、
こういう風に賞が取れましたとか、今頑張ってますとか、
ここら辺がやってみてよくわからないんですけどとか、
そういった話があれば、
何でもいいんで気楽に送ってきてください。
すごく嬉しいです。
では今日は以上ですね。
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。