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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネルです。
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力をお伝えするというチャンネルにしております。
とはいえですね、この和声の発声方法を使っていますので、
そういった観点からも、どうやったらこのような声が出せるのか、
そういった内容も発信していこうと思っております。
私はというと、詩吟歴が20年以上準詩班の資格を持っていて、
全国大会の優勝経験もあります。
ということでですね、詩吟が全くわからない、お腹の使い方がわからないとか、
声の出し方がわからないとか、そういった方たちにですね、
できるだけわかりやすく伝えていこうと思っております。
なおですね、この配信は結構雑音からもわかりますように、
私の車の中から録音しております。
車の通勤時間を使っているわけですね。
ですので、エンジン音であったり、ワイパーの音であったり、
映えると思うんですけれども、それに負けないように、
詩吟で培ってきた滑舌と肺活量でカバーしていきたいと思いますので、
どうかよろしくお願いします。
いつも通り、前半は詩吟に関する話、
ただし、後半は平日毎日違う吟を紹介して吟じていくという構成にしていきます。
それではですね、内容の方に移りたいと思います。
今回はですね、腹式呼吸、腹式の発声をしているときのお腹の使い方、
ここを話していこうと思います。
腹式呼吸なんだから、お腹を使っているんでしょうと言われれば、
それで終わりなんですけれども、いざじゃあやってみてくださいと言われたときに、
どこまであなたはやれますかね。
実際はですね、お腹と言っても、
へその方なのか、もっと上の方なのか、丹田の方なのか、
それによってだいぶ違ってくるんですね。
僕も先生からお腹を使うんだよとひたすら言われてもよくわかんないですと、
だいぶ口答えをした記憶があります。
では詩吟のときはですね、じゃあどこを膨らますのか。
腹式呼吸なんで、息を吸ったらお腹を膨らます。
ここは正しいんですね。
じゃあお腹のどこを膨らますか。
それは丹田と呼ばれる場所です。
どこかというとですね、へそよりももう少し下。
へそよりも3センチから5センチぐらい下のところですね。
膀胱があるところと言ったのはいいのかなと思うんですけれども、
股間より上、へそより下。
そのあたりがですね、膨らむわけです。
息を吸って膨らむ。
それに合わせてですね、僕の場合は、
これは言うとちょっとややこしくなるのかな。
そこの胆でのところを膨らませて、
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そこに力を入れながら吟じると。
こういうところがベースの腹式呼吸になってきます。
そしてですね、これは詩吟の世界ではみんなやってると信じたいんですけれども、
僕はですね、先生から教わったやり方はさらにもう一アレンジがついているわけなんです。
どういうことかというとですね、
呼吸を吸った息というのは、ポンプみたいな役割を果たすんですね。
圧縮すればするほどいい声が出ると、声が飛ぶということですね。
なので、探伝に、探伝を起点としてまず息を吸うわけです。
スーッと、探伝の方が膨らむんですけど、そこだけだとまだ足りない。
だから、へそのあたりもさらに思いっきし膨らますんですね。
膨らまして、もう入らないよという状態になってから、
そこからですね、溝落ちのところに、探伝に力を入れて、
溝落ちのところに膨らんだ呼吸をグイッと持ち上げるんですね。
下からグワッと押さえつけるような感じ。
そうなると、溝落ちがボコンと膨らむんです。
分かりますかね。だいぶややこしいと思うんですけれども、
まず探伝が膨らみます。探伝とへそのあたりが膨らみます。
その次に探伝に力を入れて、下から押し上げるような力を入れて締め付けるんですね。
そうすると、溝落ちのあたりがボコッと膨らむ。
そうなると、この溝落ちら辺に圧縮された空気が固まっているということになるんですね。
その状態で声を出す。いわゆる蛇口をひねる状態ですね。
そうなると、だいぶ圧がかかっているので、ブワーッと声が出る。
で、溜めて、アーッとこういうふうに声を出すということになります。
だからですね、僕の筋肉はちょっとおかしい感じになっていて、
だいぶこの溝落ちあたりが異様なぐらい発達している。膨らむ。
僕は腕立てをして嫌いなので、胸筋が全然ないんですけれども、
この胸のあたりよりも、溝落ちの方がやけに膨らんでいるというような形になります。
正直ここまで行くのはさすがに厳しいと思うんですけれども、
そういった感じで探伝を起点にちゃんと吸い込んで膨らまして、探伝をギュッとするというのがまず腹式呼吸。
そこで僕流のアレンジなのか、死筋流なのかちょっと怪しいんですけれど、
そこからグイッと持ち上げて、圧を高めると。
そうするとより力強い声が出せますよということになります。
だいぶマニアックな話になって、どれだけ汎用性があるのか怪しいかもしれないですけれども、
活用していただければ幸いです。
では前半ちょっとこういった感じにしておいて、後半、死筋の方に移りたいと思います。
グーカン、うちがグーカンじゃない、グーセイですね。
グーセイ主記という方が作られたものです。
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グーセイっていう字はですね、たまたまなる、たまたま作ったよというだいぶ雑なタイトルではあるんですけれども、
これはですね、死筋を習い始めた方が真っ先に教わる銀。
本当初心者向けの銀の代表的なものですね。
9月10日とグーセイが二大挙党なんじゃないかなと思いますけれども、
その詩文です。だいぶ聞いたことのある内容が入っているかと思います。
グーセイ、少年老いやすく、がくなりがたし。
一寸の光陰、かろんずべからず。
未だ覚めず、血と瞬想の夢。改善の御用、すでに修正。
この出だしのところの詩文、聞いたことある方多いんじゃないでしょうか。
少年老いやすく、がくなりがたし。
もうあっという間にですね、少年も年を取ってしまうと。
学問を成そうとしてもなかなか難しい。
一寸の光陰、かろんずべからず。
ちょっとした時間も、かろんじてはいけないよ、大事にしないといけないよということです。
未だ覚めず、血と瞬想の夢。
改善の御用、すでに修正。
ちょっとここらへん説明は難しいんですけれども、
春に咲いている花のところでですね、うとうととしていたらですね、
すぐふと目をやると、そのあたりにはもう秋の気配が漂ってきているよと。
そんなわけないだろうと思うかもしれないんですけれども、
それほどに季節の流れが早いということを示したいという感じだったと思います。
ちょっと後半の説明だいぶ適当だったと思うんですけれども、
少年追いやすく、楽なりがたし、時間は大切にしましょうという話ですね。
ということで、こちらを吟じていきたいと思います。
ぐうすいしゅき。
少年追いやすく
楽なりがたし
いっすんの
こういん
かろんぜ
べからず
いまだ
ちとうしんそうの
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かいぜんの
ごよう
しゅうせい
いかがでしたでしょうか。
今回ちょっとだいぶ高いキーから始めてみました。
ちょっと声の調子がいいんでですね。
昨日の銀がだいぶ低かったんで、あれが多分3本か2本。
今回が5本ぐらいのキーでやったのかなと思います。
本数の話はまただいぶ前のやつを遡ってもらいたいですけれども、
こんな感じで相対音感でいいので、出しやすければ、
より高い方が色の艶のある声が銀になるよという話もあります。
ということで、最後長くなりましたが、
本日はこんな感じで以上となります。
このように平日毎日資源に関するところをですね、
いろいろ発信していきたいと思います。
この発声方法、声の出し方についてもどんどん語っていこうと思いますので、
引き続きよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。