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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル。
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、詩吟の監視や俳句をご紹介して、どういう内容なのか、どう楽しんだらいいのか、どういう風に吟じたらいいのかを説明しながら、最後を吟じていきたいと思います。
今日はですね、こちらも多分有名な俳句かと思います。松尾芭蕉による夏草やですね。
夏草や、多分聞いたことあるんじゃないでしょうか。
こちらはですね、本来この夏草やだけではなくて、俳句機構文の平泉というところの中にですね、最後に締めの句として入ってくるんですね。
ですので、前半のところはいわゆるですね、韻読と呼ばれる、詩吟で言えばちょっと独特な言い方。
セリフのような詩吟が入ってきて、その後に俳句の詩吟、吟がですね、入ってくるという形になります。
ただですね、ちょっとお恥ずかしいながら、私がこの前半の韻読、ちょっとやり方が教わってきてなくてですね。
今回はここをただ読むだけにとどめさせていただきます。すみません。
なのでその後の最後の締めのところ、夏草やの俳句を吟じていくという形でいきたいと思います。
それではこの俳句機構文どういった内容なのかですね、読み下し文、書き下し文から読んでいきたいと思います。
奥の細道より平泉、芭蕉。
さても義身すぐってこの城にこもり、孝明一時の草むらとなる。
国破れて山があり、白春にして草青みたりと、傘打ちしきて時の移るまで涙を落としはべりぬ。
夏草や、夏草や、つわものどもが夢のあと。つわものどもが夢のあと。
これはどういう意味かと言いますとですね、さても義身すぐってこの城にこもり、孝明一時の草むらとなる。
これはですね、平泉ですので、源義経、こちらが主人公になりますね。
さても義経が忠義の死を、義身ですね、忠義の死を得りすぐってこの黄泉の城にこもりですね。
数々の孝明を立てたと、孝明一時の草むらとなる。
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たくさんの孝明を立てたけれども、そういった場所ももう一時の夢と消え去りですね。
あとは一面の草むらとなっているということです。
これに国破れて山があり、白春にして草青みたりということですけれども、これ知っている人はわかるんじゃないでしょうか。
私も前に言じましたけれどもですね、これはまさしく徒歩の春暴ですね。
国破れて山があり、白春にして草木不可死という死がですね、しっかりと入っているわけです。
さらに詳しく言うとですね、この草青みたりというところはまた別の死から持ってきているわけなんですね。
ちょっと僕も詳しくないんですけれども、古墓っていうんですかね。
そこの死の結句のところから持ってきているそうです。
笠打ちしきて時の移るまで涙を落としはべりぬ。
こういった場所にですね、涙を落としながらどういった戦いがあったのかを思い馳せているということになります。
そして夏草や夏草や、つわものどもが夢の跡。
この草村はですね、昔々義経以下の勇士たちが戦後を夢見て戦った戦場の跡なのだという内容になっております。
いいですね。平泉僕も行ったことがありますけれども、特にあそこは有名な観光地で人もたくさんいるんですけれど、
中に入るとですね、木々がすごく高いんですよ。高くて神聖な空気が流れていました。
本当あの素敵でしたね。あまりそういったところ、僕は結構感じるのが鈍感なところではあるんですけれど、
その深刻さ、静けさ、そういったところがとても素敵な場所でした。
コロナが落ち着いたらですね、ぜひぜひ行ってみたらいいかなと僕は思います。
それでは実際に吟じていきますね。
こちら俳句なので、ちょっと音程が、音階がいつもと違う俳句独特の音階なので、上級者向けとさせていただきます。
とはいえですね、やはり結構吟じていて楽しい音程なので、チャレンジしてもらいたいかなと思っています。
前半は本来韻読と呼ばれるところで、節もつけてやっていきたいところなんですが、
先に言った通りちょっと私もちゃんと言えないので、ここは今回ただしっかりと読み上げる。
その後に俳句の吟を入れていくという形でさせていただきます。
それでは、奥の細道より平泉、俳句夏草屋ですね。
場所、さても疑心すぐってこの城にこもり、光明一時の草むらとなる。
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国破れて産があり、城はるにして草青みたりと、
笠打ちしきて時の移るまで、涙を落としはべりぬ。
夏草屋。
夏草屋。
つわものどもが、夢のあと。
つわものどもが、夢のあと。
いかがでしたでしょうか。
この草むらからですね、過去を思い馳せる、歴史を思い馳せるっていうのは、
素敵な楽しみ方だなと思います。
うまい感想言えなくてすみません。
ということで、今日は以上となります。
詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネル、どうもありがとうございました。
バイバイ。