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2021-07-25 10:17

【詩吟ch】中級:避暑地の別荘って最高だよね<山亭の夏日>

山亭の夏日 / 高駢
綠樹陰濃やかにして 夏日長し
楼台影を倒にして 池塘に入る
水精の簾動いて 微風起こり
一架の薔薇 満院香し

#詩吟 #漢詩
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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
まず一つ先に謝罪を。昨日も音声配信をサボりました。サボっているわけじゃないんですけれど、先に謝っておきます。申し訳ないです。
他にも、やりたいことができたというのと、詩吟の大会が近づいてきたので、それにもう少し集中しないといけないなということで、配信回数を半分くらいに減らそうかなと思っています。
2日に1回ぐらいかな。そんな感じでやっていこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。
そしてもう一つ、お気づきの方もいるかもしれないんですけれども、音質が良くなってませんか?
どうかな?
マイクを買いました。
まあこれでどうなんだというところもありますけど、多分前よりより立体的に聞こえるんじゃないのかなと思います。
音のサイズ感ですね。声が小さいよとか言われるかもしれないんで、ちょっとそこは微調整していこうと思うんですけれども、
まあきっと良くなっているはずなので、これから音質が良くなって配信頻度は下がっていくということになります。よろしくお願いします。
今日ご紹介するのはですね、三丁の果実。神戸という方が作られた漢詩になっております。
三丁というのは山にある別荘ですね。そこでの真夏の日、夏の日を過ごしているということで、とてもリッチな感じになっております。
水晶で作られたすだれとかで出てくるんですよ。もう意味わかんないですよね。
この詩、今がめちゃくちゃ暑いので、それにちなんだ詩を選んでみたつもりです。
それとですね、この漢詩、僕は結構思い入れがあるんですよ。
全国大会、結構レベルの高い全国大会に僕が見学に行ったことがあるんですけれども、その時にですね、めちゃくちゃ上手いなぁと思っていた男性の方、
多分僕よりもまだ若いと思うんですけれども、20代後半ぐらいかな、その方が吟じていたこの三丁の果実、素晴らしかったんですね。
この立ち振る舞いから、そして出だしからですね、この出だしからですね、この人は上手い人だ、素晴らしいなぁというふうに記憶に残っています。
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とってもとっても記憶に残っています。
ということで、自分の気持ちばっかり行きましたけれども、まず詩を読んでいきたいと思います。
三丁の果実 公弁
緑樹 陰 細やかにして 果実流し
楼台 陰を逆島にして 地頭にいる
水晶の蓮 動いて 微風起こり
一花の賞美 万人看罰
緑樹 陰 細やかにして
緑樹というのは、緑の木々という意味ですね。細やかっていうのは、濃いという濃厚の濃ですね。
そういう感じを書きます。
緑の木々の木々はですね、強い日差しによって、濃い陰を地面に落としていると。
果実流し 夏の日は長くなっている
楼台 陰を逆島にして 地頭にいる
この楼台、高い公弁ですね。建物、別荘のことを指しているんだと思いますけれども、
池はですね、地頭にいる。地頭というのは、池のことです。
池は公弁の陰を逆島にして、映し出している。
陰に強く反射している感じですね。
水晶の蓮 動いて微風起こり
ここですよ、ここ。水晶の蓮。水晶の巣垂れが揺れ動いて、そよ風が吹くと。
なんですか、水晶の巣垂れって。
ひっかかるとこじゃないんですけど。
一花の賞美 万人看罰
一花というのは、花、またな、いっぱいのという意味ですね。賞美。
賞美というのは、これ、薔薇の花のことですね。賞美、賞美っていうらしいですよ。
僕も初めて知りました。
棚いっぱいの薔薇の花が、万人看罰。
この陰全体にですね、充満している。
つまり中庭全体に、この花の香りが漂っているということです。
池があって、水晶の巣垂れが動いて、そよ風が吹いていると。
そして棚には薔薇がいっぱいあってですね、香りが充満しているという感じで。
なんじゃこの別荘はと。
という感じですね。
いやー、こんな暑い日がさっさと終わってというか、
もう別荘に、秘書地に行ってですね、こんなリッチな生活をしてみたいなと。
掲げながら思っております。
これは詩吟の吟じていく際にはですね、
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まあ、うまい人の聞いたからな。
この緑樹、陰細やかにして、言葉が多いんですね。
言葉が多いんですけれども、
なんというか、ただ読んでいるだけにならないように、
言葉一つ一つの動きを気にして話していくのが大事かなと思います。
そして水晶の蓮、動いて微風起こり。
ここ難しいんですね。
水晶の蓮、この蓮っていう言い方がですね、
結構難しいので、丁寧に言ってみてください。
そして最後ですね、満員。
これ、んが二つあるんですけれども、
二つとも言い方が違うんです。
この最初のんの方はですね、
口を閉じずに、鼻の方だけでんと、
鼻に行く道を閉じるという感じで、
ん、んって感じですね。
で、満員の方は口を閉じるんになるんですね。
満員かんばし、難しいですね。
最後のかんばしの方もかん、
これは鼻の穴を閉じる方になりますね。
ということで、ちょっと初心者には難しいかな、
中級者向けとさせてください。
それでは、いつもよりも音質よくして
吟じていきたいと思います。
それでは、いつもよりも音質よくして
吟じていきたいと思います。
流し
楼台
影を逆島にして
地頭に
いる
水晶の
蓮動いて
微風
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誇り
一家の
蝶々
満員かんばし
いかがでしたでしょうか。
いやー、難しいな。
最後のん、自分もちょっと間違えてしまいましたけれども、
鼻を閉じるん、口を閉じるん、
この違いを丁寧にやってみてはいかがでしょうか。
ということで、今日は真夏に即したあかんし、
酸定の果実を吟じさせていただきました。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、
次はあさってですかね。よろしくお願いします。
ありがとうございました。バイバイ。
10:17

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