走るやつっているじゃない。こういうものをこいつに渡すとすごく走ってくれるという人を探していて、今だからそういう意味で本田さんというのはまさにとにかくものすごい走っているし。
JOI ITO'S PODCAST JOIさん、ブータン出張の特別編。
3週連続でサッカー選手の本田圭佑さんとのトークをお届けしています。
今回は本田さんからJOIさんへの質問があるようなんです。
JOIさんはいっぱいこれまでたくさん質問しているんですけど、ゴールじゃないですけど、考えている一番よく僕にお話ししてくれるのは自分がこういう年齢にもなってきてっていう話。
僕リード・ホフマンと結構仲良くて、リードがよく言うのはやっぱり投資の時はとにかくこのCEOがいるかどうかっていうのが一番重要で、そのCEOがちゃんともう何しても成功するか。
このCEOたちだったら何するにも必ずお金出すっていうやつがいて、そのCEOがいるかどうかっていうのと自分の周りにいいCEOがいるかどうかっていうのは彼の投資家目線で。
で、僕も最近だんだん思っていて、なんか昔は結構いろんなアイディアがあるんだけども、アイディアだけ言っても自分含めてやるやつがないと全く無駄だし、意外にみんなアイディアだけあってこなせないんだよね。
この間もね、なんかねオバマがオンラインでビデオで、じゃあ若い人たちに何を教えますかって言ったら、とにかくLearn how to get things done。
物をこなすことを学びなさい。頭良くていろんなこと話すのはいくらでもできるんだけども、何かこなすことが大事だよね。
で、最近やっぱりもう58になって、あと十何年かは結構馬力があって自分でできるんだけども、だんだんこうスローダウンしていくよね。
そうすると自分で何かやるっていうよりも、やっぱりこなす人たちを見つけて、その人たちをエンパワーしなきゃいけないし。
僕も自分の性格上結構ネットワークはあるし、いろんなこう不思議な文明化を持ってるんだけども、それって今僕に結構依存しちゃってるんだよね。
メディアラブの時も結構つらかったのは、僕以外の人ができない組織作っちゃって、次がいなかったんだよね。
最近この数年間思ってるのは、馬力があって伸びそうな人たちをなるべく見つけて、その人たちをエンパワーして、その人たちができるだけ僕のネットワークとか僕の考え方で走るやつっているじゃない。
こういうものをこいつに渡すとすごく走ってくれるっていう人を探していて、今だからそういう意味で本田さんっていうのはまさにとにかくものすごい走ってるし、
あとは何が必要かっていうのもはっきり説明できるから、接続もしやすいんだよね。だから本田さんと1時間会うと、じゃあこの人とこの人とこの人紹介してブータンに呼べばきっとなんか面白いだろうしってすごくサポートしやすくて、
何かいくら言っても動かない人は辛いし、もちろんこうあとはちょっとひねると馬力が出るっていう人もいるので、だから必ずしも出来上がっちゃった本田さんよりももちろんひよこもいるんだけども、ただ本格的に人をサポートできるのはあと10年20年かもしれないけども、
その間に全部こう自分のネットワークが他につながるっていうのが最近のゴールで、大学の学長とかもあとはちょっとこういう一人一人を人力でやるのもそうなんだけども、なるべくたくさんの人たちにサポートできるといいなと思っていて、ただここはまだ僕もどういうストラクチャーで何をすればいいかってまだちゃんとこう見えてないんだよね。
ジョイさんは普段ものすごい数の打ち合わせをこなし、日々たくさんの人と会話をしながらスピード感を持ってどんどんプロジェクトを進めています。つい先日58歳になりました。このお話を聞いていると、もしかしてバトンを渡した次のフェイスも考えているのかもしれませんね。
でもなんかそれがジョイさんのすごくいわでいいなって思う部分でも僕はあって、それをなんかすごく計算づくり全部やってたら多分それはそれでこんなに物事を広げられなかったと思うんですよね。なんか結構いいなと思ったところに接続するところに反応する速度がすごく反射的で、
あ、いいと思ったら今日もここにこれ繋げたらいいんじゃないかみたいなのもなんかこうそのひらめきとともに繋げてるんで、ここブータン着いた時にいろいろ誰かをこのブータン側に繋いでたみたいなのってジョイさんが繋いでたのにジョイさんが覚えてないとかあったじゃないですか。だから多分それが結果的にいいんであんま計算してないのが逆にいろんな人がジョイさんと仕事したいと思うゆえんかもしれないですね。
まあだからいろんな性格はあるよ特徴。多分本田さんが自分がこう元気になること。僕はとにかく面白い人と面白い話をしてその話の結果なんかが起きるっていうのが僕のハッピーネスなんだよ。だから今回の旅行はすごく楽しい。なんかみんなお互い繋がったことによってなんかこうハッピーが出てるし、なんか形になりそうなものもいっぱい出てきたんで。
ここを本当繋げないとダメなんですよね。
そうなんだ。ネットワークって一人のネットワークもそうなんだけども、国とかこれもいいのって話なんだけどもやっぱりシリコンバレーっていうのはもうソフトウェアのネットワークがあってガンガン回ってるんだよね。
で、ハリウッドは映画のネットワークがあって、そのネットワークっていうのはこうある程度人もあるんだけども、こうシステムとして中央集権じゃなくて分散型にグルグルってあそこに行かないとこれができないって言って人が増えていく。ただこれを作るのってすごく難しくて、最初は結構何人かで手動でやらなきゃいけないんだけども、途中からいなくなっても自動化されるので、それがなんとなくゴールで。
だからそういうこう自分の面白いネットワーク持ってる人たちをまずここに連れてきて、なんかこうワクワクさせるような。
そういう意味では日本はそのやらないといけないことっていうのは、ジョンさんどういうふうに考えてるんですか?その自動化みたいなところを目指す上で、今主導でも頑張ってやらないといけないことを。このAIがこんだけ出てきて、でも日本もこれだけ歴史があって、とはいえ明るい情報だけじゃなくていろんなマイナスな数字も日々ニュースに出てるじゃないですか。
僕は結構危機感を持ってる。僕は結構ネガティブに、いろんなことネガティブに言ってるんですよ。それがすごくコントローバーシャルでも全然ネガティブに言ってて、もっと危機感を持たないといけないと思ってるんですけど、ジョンさんはどう見てて、どういうふうになることに力を注ぐべきだと思ってるんですか?
僕も多分そんなにポジティブじゃなくて、日本の良さとダメなところって実は裏表で、僕、茶道とか好きなのは、きちっと文化が450年も続いてるっていうこと。450年みんなフォームにはまって、レボリューションそんな起こしてないんだよね。リキューがレボリューション起こしたから。だから日本の発展がないのに生きがいを感じるのが、ミシュレンスターの元だったり、何代も続いているビジネスの元なんだけども、でもベンチャーが伸びないもう一つの理由で、
多分バランスが必要で、きちっと言われたことをこなしてピカピカに磨くのが好きな人と、やっぱり個人差があって、クリエイティブでネットワークを個人で作る、これ両方が存在すると良くて、今どっちかっていうと多分大量生産、産業革命の後の日本って、
やっぱり同じようなことをするサラリーマンとか工場の人たちをきちっと作る秩序ってすごく日本文化にあったから、教育システム何しても人を入れ替えても、官僚入れ替えても社員入れ替えても全然壊れない仕組みを作っちゃったんだけども、そうすると個人プレイがなくなって、やっぱり個人で何か大企業とか国の人がカンファレンスに行って、オレオレってやるとみんなに足引っ張られちゃう。
どの大組織でも50人とか100人のうち1人に20代ぐらいだと、結構尖って元気なやついるんだよね。でもだいたい40になった時にはもうそれ潰されてるんだよね。
個人プレイ無理だよね。
権限は40代の部長とかにならないと渡されないんだよ。でもその時点ではリスク取れなくなっちゃってるから、AIの時代っていうのは個人差の方が価値があって、
みんなと同じことをやるような人間っていうのはロボットでだんだん必要が減っていくので、だからその個人プレイの良いところは保護しながら、
だからそのセーフティーだとかキレイ好きだとかリライアブルだとか残しながら、個人プレイができるような人間にももう少し生きる、教育とか仕事の道を作ってあげなくて、
それ冗談なく、もしかすると大阪とか、それこそ離休も境の人だし、なんかもうちょっとだからその大組織官僚的ジャパンと戦うような、結構これスポーツとか漫画とかクリエイティブのところには少しこう出てくる人はいるんだけども、
でも一般のビジネスのところってまだ少ないんだよね。でもだんだんもう高齢化が進んじゃって間に合わないかもしれない。そうするともしかすると外国から連れてきて刺激を与えなきゃいけないんじゃないかなという気もするんだよね。
個人プレイでもまさに完全同意で、僕最近グローバルな、ちょっとなんか海外でカンファレンスにちょっと呼ばれることがあって、英語、まあ割と拙い英語で相談してスピーチさせてもらうんですね。
もうそのカンファレンスで日本人と会ったことほぼないですよ。ほぼもう外人ばっかりで、なんかそういう個人で参加してるような人は全くいないですね。
そうなんだよね。そう、で、行ってもちょっとみんな変人扱いするよね、日本側はね。
確かに変な人かもしれないですね。変な人しか行かないのか、行くと変人扱い、まあ両方。
でもまあ、というわけで、でも本田さんは日本にファンいっぱいいるし、結構刺激してるから、やっぱり批判的に言ってる割には結構日本を今助けようとしてるじゃない。結構国と会ってるし。
僕はあのあれですよ、海外に行ってからより日本好きになりました。
そうだよね、僕もそう。
すごいいい国やんと思うんで、残念なところが目につくと、何とかしたくなる。いいとこいっぱいあるんだよ。
そして最後に幸せの国ブータンでそれぞれが幸せになる瞬間をお聞きしました。
僕めっちゃシンプルで、僕は勝負が大好きなんです。
僕はだから人になんて言われようと、その一番を目指して一番に向かっていっているプロセスが、そしてそれで結果が出たときがものすごく好き。
なのでそこはものすごくシンプルで、エゴイスティックで、アスレティックで、なんかちょっとこう子供っぽくて。
もう一番になろうぜって言って、なりたい奴って言って集まって、じゃあ練習しようぜみたいな、それがビジネスでもスポーツでもなんでもいいんですけど。
だから一番を目指す人生こそがもう僕はハッピーナイス。
だからすごくなんか勝負がダメだとか一番目指さなくていいんじゃないかとか、いろんな今ダイバーシティが出てますけど、
僕はそんなものはどうでもよくて、もう本当に自分は勝負の世界で今後も生きたいなっていうのがシンプルですけど、好きですね。
面白いね。僕ね、一番になりたいと思ったことなくて、たまに一番になっちゃったりして、あれってなったりすることもあるんだけど、
でも僕はやっぱりこうなんか新しいものがなんかにこうハマってグングン言って、そうするとそれにまたハマってる他の人たちと出会って、
学んでこなしていった。ただなんかどっかに行き着くっていうよりもハマっていくとこの気持ちが。
あとはこう想像できないぐらい面白い新しい分野とか国とかなんでもいいんだけど、新しいものを発見して、そこにこんなに深いすごい世界があったなっていう。
例えばクリプトの夢を頭の中で想像できて、実はここにハマっている他の人たちがいてとか、だからそういう情報だけでハマる人はいるんだけど、
面白い人たちとそれをやることが結構。コミュニティと新しい文脈の発見が一番楽しいんだよね。
僕はもうね、その発想持ったことなくて、なんかもうドラゴンボールの悟空みたいな気持ちなんですよ。
とりあえず強いやつに勝ちたい。で、今が自分がしょぼいなら訓練をしないといけないと。だからもう強いやつはどこにいるんだと。
でもすごい正しい自分のキャリアにハマってるよね。その結果がちゃんと出てる。
今は同志の世界でそれを探してるんで、巨大なアメリカにいるような同志家たちをベンチマークにしながら、今はちょっとこう一歩一歩進んでる感じです。
でも僕はこういう人とパートナーしないと成功しないということを僕は分かっているので、なんか一緒にやりましょう。
よろしくお願いします。ありがとうございました。
今回の二人のトークから新しい何かが始まる予感がしますね。
もしかしたら近いうちに何かプロジェクトがブータンでスタートするのかも。
気になる方は情報をこまめにチェックすることをお勧めします。
番組ではオリジナルNFTを無料でプレゼントしています。
ご希望の方は特設サイトにて次の問題の答えを入力してください。
本田圭介さんが好きなこととしてあげていたものは何だったでしょうか。
大文字半画S字でお答えください。
サイトのリンクは番組詳細欄に記載しています。
また、変革コミュニティのメンバーは答えをお見せサイトで入力してください。
正解された方には100変革をプレゼントします。
デジタルガレージは危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを
創業以来大事にし続けています。
これからくるWeb3、オープンソース時代を見据えた
テクノロジーで新たなビジネスを生み出す仲間を募集しています。
番組詳細欄にあるリンクよりぜひご覧ください。
Web3 is here. Join us. Join the first penguins.
NEW CONTEXT DESIGNER
DIGITAL GARAGE