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【初心者向け🔰完全ガイド】#5 ポッドキャストの収録環境を作ろう!防音と吸音の違い・マイクの選び方

【初心者向け🔰完全ガイド】#5 ポッドキャストの収録環境を作ろう!防音と吸音の違い・マイクの選び方

こんにちは、LISTENの山本です。
今回は、もっとこだわって本格的にポッドキャストに取り組みたい!という方に向けて、まずは収録環境や機材などについてお届けします。

▼声で聴くにはこちらから🎧

目次

下の表は、本文でご紹介する機材の一部をまとめたものです。
ご自身に合った機材を選ぶ際にご活用ください☺️
 

まずは収録環境を整えよう

ポッドキャストに本格的に取り組むために必要なもの….となったら、まずはマイクを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかしわたしたちは、マイクよりも先に収録環境を整えることをおすすめします。
なぜなら、声の反響、車や家電の音をどうにかしなければ、いいマイクを持っていても綺麗な音を収録することは難しいからです。

そのため、はじめに収録場所の選び方や環境の整え方についてご紹介します。

収録場所の選び方

まずは、なんといっても静かな環境を選びましょう。
近くを通る車の音や、エアコンの風、洗濯乾燥機、食洗機など、日常には意外とノイズとなる音が溢れています。

また、気をつけなければならないのはハムノイズ。
ハムノイズとは、電子機器から発される「ジジジ…」という小さなノイズのことです。
コンセントなどからも発生することがあるので、不安な方は録音テストなどをして確かめてから収録するようにしましょう。

「防音」と「吸音」の違い

防音

「防音」とは、部屋の外の音が室内に入ったり、逆に室内の音が外に漏れ出たりすることを防ぐことを意味します。
自宅で収録する際は、窓がペアガラスになっている、壁に断熱材が使用されている部屋を選ぶことで、防音効果を得られます。

吸音

「吸音」とは、音を吸収することで音の反射を防ぎ、音が室内で反響するのを抑えることを意味します。音の響きを抑えることは、ポッドキャストの音声をクリアにするためにとても重要なポイントです。
実は、洋服がたくさん収納されているクローゼットの中は、とても身近な吸音スタジオ。
他にも、本棚やソファ、ベッド、カーペットなどの自宅にあるものたちが、吸音材としての役割を果たしてくれます。

自宅にあるものでは吸音具合が足りないな…という場合は、吸音材を検討してみましょう。
吸音材は、グラスウールやウレタンフォームなど、細かい穴がたくさん空いている素材によって音を取り込み、拡散させることで音を吸収するという仕組みです。

ひとりで収録する場合

リフレクションフィルタアンビエントフィルタがおすすめ。
数千円から購入することができます。

🔗SOUND HOUSEアンビエントルームフィルターページはこちら

ふたり以上で収録する場合

吸音材を壁に貼ったり、衝立型のものを設置する、といった方法がおすすめです。

🔗SOUND HOUSE吸音材・防音材ページはこちら

まずは、口とマイクの間で反響している壁や天井に、吸音材を配置します。
音が反射するポイントが見つけにくい場合は、壁に鏡などを当て、マイク前に座った自分の位置から、鏡にマイクが映り込む場所に設置してみてくださいね。

モニターヘッドホン・モニタースピーカー

収録環境を整えたら、音声を確認する際に必要になるモニター用のヘッドホンやスピーカーを手に入れるのがおすすめ。
実は、観賞用のヘッドホンやスピーカーを使用すると、もともとの音より綺麗に聴こえてしまうことがあります。
一方で、モニター用につくられたヘッドホンやスピーカーは、細かなノイズなども含め、できるだけ忠実に音を聴くことができるように設計されています。
そのため、収録した音声に含まれる不要な音に気付くことができるんです。

モニターヘッドホン

スピーカーより、比較的安価な値段で手に入れることができます。
モニター用の機材を試してみたいという方にもぴったりです。

モニタースピーカー

音声の編集など長時間にわたる作業を行う方や、ヘッドホンが苦手な方には、スピーカーがおすすめ。
また、PCでの映画鑑賞や音楽を聴く際など、モニター兼観賞用として使用することもできます(その場合はオーディオインターフェイスが必要になりますので、こちらも合わせてご参照ください)。

🔗SOUND HOUSEモニタースピーカーページはこちら

自分に合ったマイクを探すには…?

いい音を録音できる、音を正確に聴くことができる環境や機材を整えたら、いよいよマイクです!
マイクを選ぶポイントは大きく分けて2つあります。

①マイクの種類

マイクには、ダイナミックマイクコンデンサーマイクの2種類があります。

  • ダイナミックマイク

    まず、ダイナミックマイクは電源が不要です。
    空気の振動(音)をマイクが受け、電気信号に変換する仕組みです。
    コンデンサーマイクと比べると感度が高くなく、マイクの前かつ近い、特定の範囲の音のみを収録することができます。

  • コンデンサーマイク

    コンデンサーマイクは、電源の供給を必要とします。
    空気の振動(音)を受けた電圧の変化を、電気信号をに変換する仕組みです。
    感度が高く、息遣いなどの繊細な音まで収録することができます。

ポッドキャスト初心者の方が初めて購入するマイクには、ダイナミックマイクがおすすめ◎
スタジオなどでなく、自宅や職場でパッと収録する機会が多い場合、コンデンサーマイクを使用すると不要なノイズを拾いすぎてしまう可能性があるからです。
収録環境や用途に応じて、自分に合ったマイクを選んでみてくださいね。

②接続方法(接続端子)

マイクの接続方法には、USB接続XLR接続の2種類があります。

  • USB接続

    多くの人に馴染みのあるUSB端子で、アナログの音をデジタルに変換できる電気的な回路が入っているため、パソコンに直接接続することができます。
    ひとりで収録する方、マイク以外にオーディオインターフェイスを準備するのは少し大変…という方におすすめです。

  • XLR接続

    空気の振動(音)を信号に変え、その微弱な信号をケーブルに流す仕組みで、基本的にアナログのマイクです。
    2人以上で収録する方、いろんなマイクを付け替えて試したい方は、XLR接続タイプのマイクとオーディオインターフェイスを繋ぎ、さらにそこからパソコンやレコーダーにも繋げる、という使用方法がおすすめです。

基本的にはひとりで収録し、まずはできる限りシンプルにはじめたい!という方は、USB接続タイプダイナミックマイクが手軽です。

マイクを選ぼう!🎙️

お待たせしました、いよいよマイクのご紹介です。

🔗SOUND HOUSEマイクページはこちら

以前iPhoneの付属品であったEarPodsには、音量調整部分にマイクがあり、ある程度質のいい音声を録音することができます。
オンライン収録など相手の音声を聴きながら収録を行いたい場合は、イヤホンで音を聴きながらマイクに自分の声を録音できて便利です。

比較的お手頃な価格のマイク。
USB接続タイプなので追加機材なしでパソコンに接続することができ、まずはひとりで手軽に録音したい!という方にぴったりです。

カラオケやライブハウスなどでもよく使用されている、定番のダイナミックマイク。
XLR接続タイプなので、録音するためには追加でオーディオインターフェイスやレコーダーが必要です。

すこし進んで、もっと高音質を目指したい方におすすめのマイク。
USBとXLRのどちらにも対応しており、万能さが嬉しい一本です。

先にご紹介したMV7の兄貴分的存在のマイク。
低音域に厚みがあり、あたたかみのある長時間聴いても疲れにくい音を録ることができるため、多くのポッドキャスターに愛されています。

オーディオインターフェイス

XLR接続タイプのマイクやモニタースピーカーをパソコンに繋いで使用する際は、オーディオインターフェイスが必要です。

オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をパソコンに繋ぐための機器。
マイクや楽器などのアナログ音声信号を、パソコンで取り扱うことができるデジタルデータに変換したり、パソコン上のデジタルデータをアナログに変換して、音声データを聴くことができるようにするという役割を果たします。

オーディオインターフェイスを選ぶポイントは、ズバリ「マイクを何本挿したいか」。
ここでは、主にふたりの対談が収録できるタイプのものをご紹介します。

🔗SOUND HOUSEオーディオインターフェイスページはこちら

エントリーモデル(10,000〜20,000円)

中堅レベル(30,000〜40,000円)

番外編

これらのオーディオインターフェイスの値段の差は、主にマイクプリアンプADコンバーターの違いによるものです。
マイクプリアンプは「マイクで録音した微弱な音声信号を大きくする」ものであり、ADコンバーターは「アナログ(analog)の音声をデジタル(degital)データへ変換する」ものです。これらの質が低いとノイズの発生につながってしまいます…!

音声サンプルなどが載っているサイトもありますので、いろいろ聴き比べながら自分に合うものを選んでみてくださいね。

レコーダー

屋外で収録する際など、マイクとパソコンをつながず単体で録音したい場合はレコーダーがおすすめです。

32bit float録音が可能なマイク兼レコーダー(単4電池、ACアダプタまたはUSBモバイルバッテリーで駆動)。
大きい音、小さい音用それぞれのプリアンプが搭載されており、その両方を使い分けながら幅広い音を録ることができます。

32bit float録音のいいところは、収録時の音量の調整が要らないことです。
従来の24bit floatでは収録時に録音可能な音量の幅を意識する必要がありましたが、32bit floatの場合は大抵の音を録音することができるため、ゲイン調整をする必要がありません。

また、こちらはステレオのコンデンサーマイクが付いたレコーダーのため、環境音をあえて一緒に録りたい!という方にはぴったりです◎
(※マイクを挿すことはできませんのでご注意ください)

こちらも、32bit float録音が可能なマイク兼レコーダー(単3電池、ACアダプタまたはUSBモバイルバッテリーで駆動)。

Zoom H1essentialと同様本体にコンデンサーマイクがついており、さらにこちらはマイクを挿すこともできます。
屋外で環境音を録りたい場合は本体のマイクで、屋内でマイクの周りの音だけを高音質で録りたい場合はダイナミックマイクを挿して、など幅広い場面で使用できる万能なレコーダーです。

収録環境やマイクの使用有無などに合わせて、自分に合ったものを探してみてください!

ポッドキャストの収録に使えるソフト

レコーダーを用いる場合は不要ですが、USB接続マイクやオーディオインターフェイスをパソコンにつないで使用する場合は、音声を録音することができるソフトが必要です。

Macの場合

Windowsの場合

  • Audacity(トラック分け可・無料)

ふたり以上で収録する場合は、Garage BandやAudacityのような、音声をトラックごとに分けて記録することができるソフトを使うのがおすすめ。
複数人の声の音量をあとからそれぞれ調整することができるので便利です。

オンライン収録の場合

オンラインの場合も対面収録と同様、トラックごとに分けて音声を収録しておきましょう。
また、音声データが消えてしまった!というショックを防ぐため、それぞれが自分のパソコンでガレージバンドやオーダシティを用いてローカル録音をしておくのがおすすめです◎

自分のペースで機材を集めてポッドキャストを楽しもう!

ここまで、収録環境や機材についてたくさんご紹介してきました。
ポッドキャストに少しずつ慣れてきたとはいえ、これだけたくさんあると「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。
今回ご紹介した主な機材をまとめた表を作成してみましたので、よければご活用ください☺️

いちばん大切なのは、無理なく自分のペースで楽しむこと。
どんな風にポッドキャストをやりたいかを考えながら、自分に合う機材やソフトを選んでみてくださいね!

次回は、より本格的にポッドキャストを楽しむヒント第2弾!
音声の編集方法についてのお話をお届けする予定ですので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。

▼声で聴く🎧(文字起こしはこちらから)