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絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
好きな伊藤潤二の作品は渦巻です。さて今回はですね、クスノキケンさんが書かれた、好きなようにしてください、という本についてお話ししていきたいなと思います。
この本はですね、ニュースフィックスのサイトに、読者からいろんな質問が投げかけられて、それに対してクスノキケンさんが答えるという
たてつけになっていて、それがニュースフィックスに掲載されていたんですけれども、それが本になったという本です。
タイトルの通りですね、いろんな質問をぶった切って、あなたの好きなようにしてくださいとクスノキケンさんが答えるという、どこかの相談をするカフェのオーナーのような形ではあるんですが、そういったたてつけになっています。
で、主にキャリアの相談ですね、がされています。例えば、大企業とスタートアップで迷っています。どうしたらいいでしょうか。
その他30代で未だに仕事の適性が分かりません。どうしたらいいでしょうか。とか、キャリア計画がない私はダメ人間でしょうか。
とか、そういった質問になってるんですよね。
で、まあ基本的には好きなようにしてくださいって言うだけなんですけれども、まあだけではなくて、だけではなくてクスノキ先生らしくユーモラスに
私はこういうふうに考えますっていうことを書かれているんですよね。それがすごく僕は面白かった。
例えば、優秀な兄を持つ弟さんが
兄からプログラミングができるなら起業した方がいいと思うと言われたそうなんですね。
で、それをクスノキ先生にこんなふうに言われたんですけどどう思いますかという質問をされた時にですね、クスノキ先生はですね
プログラミングができるなら起業した方がいいなんて、足が速ければ野球した方がいいと同じくらいゆるゆるな話です。
意味のある因果関係はほとんどありませんっていう回答するんですよね。 まあ確かにそうだよなって思うような、ちょっと笑っちゃうような回答ですよね。
まあそんな感じで 質問回答がされていくんですけれども
僕が特にいいなーって思った質問というかその回答がですね
キャリアの構築は芸風探しなんですよと クスノキ先生が言われているところがいいなって思ったんですね
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っていうのも芸風って 僕は昨日M1を見てまして
ああ芸風を探すようにキャリアを構築するんだっていうところにハッとしたんです。 皆さんはご自身の芸風
構築されてますでしょうか。 これどういう意味かっていうとクスノキ先生さんは
芸風というのは経験と試行錯誤を積み重ねていく中で自分自身でその芸風を決めて 定めて練り上げていくものです。
キャリアの構築も同じなんですよっていうふうに言ってたんですよね。 確かにその通りだなって僕は思いました。
芸人さんってまず自己分析をして まあネタとか喋りとかコントとかどっち方面で自分が得意なのかっていうのを見定めていくわけじゃないですか。
おそらく一通りやってるんだろうと思うんですよね。 その中で自分に合うものを見つける。そして自分に合う相方を見つける。
もっと言うならコントとかするんだったら自分のコントに合うファッションみたいなものも 自己分析をして見つけていくっていうことですよね。
で うまくいかなかったらそれは諦めて
試行錯誤をしていくっていうことだと思うんです。芸人さんも。 でショーレースとかあるじゃないですか。
でいい順位が取れなかったと。 自分が面白いと思ってるのに世間は
認めてくれない。 だったら世間に合わすように自分の面白さを探求していって
面白いと思ってもらえるように変化させていく。 その変化をさせていく適応力みたいなのもちょっとキャリアに似てると思いませんか。
自分の得意なものを見つけるだけでもなくて、それを試行錯誤して磨いていって環境に適応していく。
それがまさしく芸風だって僕も。 まあM1を見た後なのでねちょっと思っちゃったんですよね。
さらにもっと言うなら芸人さんって その終わりがないと思うんですよね。
つまり笑いに対して1回笑わせたら満足ってことはおそらくないじゃないですか。
さらに自分の笑いを探求していって次はどんな自分の笑いでお客さんを笑かそうかってことをずっと考えてるんだろうなって思うんですよね。
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まあそれぞれシチュエーションが違うと思いますし。 そういうふうに考えるとキャリアの構築もですね
たとえ一つの道で成功のようなものを遂げたとしても どんどん探求をしていってじゃあもっとちょっと違ったシチュエーション
それはわかりやすくピボットするような形で違う環境なのかもしれないし あるいは人事から営業とか全く別な環境なのかもしれないけど
そこで自分の得意なところを探求して 変化をさせて
自分の笑いというか笑いじゃないんだけど 仕事の質みたいなのを高めていく
そうやってキャリアって作っていくんです みたいなことを僕の解釈みたいなのも存分に入っているんですけど
そういうふうにキャリア構築は芸風探しと 楠木健さんおっしゃってたんですよね
それがめちゃくちゃいいなあっていうふうにこの本を読んで思いました それと楠木健さんはこの本の中でですね
僕のキャリアに対する基本的な考えはミソラヒバリとテレサテンです と書かれていて
なんのこっちゃって話なんですけれども それもいいなあって個人的には思いました
それは何かっていうとミソラヒバリさんの名曲 川の流れのようにとテレサテンさんの名曲
時の流れに身を任せ その2つの名曲のタイトルのようにキャリアっていうのは決まっていくんだよって書かれてたんですよね
そしていつか降ってくる木を熟した感を待て というふうにおっしゃってました
これは何かというと要は大きな流れに身を任せていくしかない まあそのアンコントローラブルなところがキャリアにはどうしたってついてくる
ただ 自分の芸風をね探していくように自己分析して思考錯誤して
環境の変化へ適応していってかつ自分の芸風を探求していって その中でようやくいつか木を熟した感みたいなものが出てくると
そういうふうになってくるとキャリアっていうのはいつの間にか構築されているって いうことだと思うんですよね
なんかそういう択感した草木健さんのキャリアへの考え方が本当にいいなって思いましたし
これは前回お話した選択と偶然と運命の話にも通ずるのかなってちょっと思いました まあねキャリアねどうなるかわかんないですけどね僕も自分の芸風を磨いていき
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たいなって思いました というわけで今回は以上になります最後までお聞き下さりありがとうございました
ではまた