2025-01-19 09:33

#118 DON'T DIE

DON'T DIE: "永遠に生きる"を極めし男
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5fc03020c646546590d81677
00:06
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスレートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
好きな骨は腫瘍骨です。
さて今回はですね、DON'T DIEというネットフリックスのドキュメント、番組についてお話をしていきたいと思います。
DON'T DIE、死なないというちょっとバカっぽいタイトルなんですが、どういう番組かというと、
ブライアン・ジョンソンという男の日常生活を描いたドキュメントになっています。
彼は起業家でものすごいお金持ちで、かつ人間が長寿に対してありとあらゆるアプローチをしたら、寿命を伸ばすことができるんじゃないかという仮説のもと、
いろんな取り組みをしている、その様子が描かれた番組なんですよね。
で、前回のスタイフでも、体というのは気持ち、思想、思考の上位概念じゃないのかなっていうお話をしたんですが、
前回僕が言いたかったことというのはですね、ちょっとわかりにくかったかもしれないので、その補足をするとですね、
要は、体と心と脳は繋がっているということが言いたかったんですね。
で、現代人はあまりにもその体というものが自分がコントロール可能であって、ないがしろにしがちなんじゃないのかなっていうふうに思ったんです。
で、今回ご紹介するドンとダイの中で出てくるブライアン・ジョンソン、彼は旗から見たら体のことしか考えていないように見える。
でも果たしてどうなのかということがドキュメンタリーで描かれていたので、そこをですねご紹介することで、心と体と脳は繋がっているという紹介をしていきたいなというふうに改めて思っています。
では、ブライアン・ジョンソン、どういうふうな男でどういうふうな日常を送っているのか、まずそこからご紹介していきたいと思います。
基本的には彼の生活というのはルーティーンで成り立っているんですね。
長寿をするためにありとあらゆる手法をやっている。
例えば睡眠で言うと毎晩8時半に就寝して、朝はアラームを使わないで自然に6時に起きている。
睡眠の質を重視してそれをモニタリングしている。
もちろん部屋の温度というのも大体15度から20度に保っていて、朝のルーティーンは体重、体脂肪、筋肉量、水分量を測定する。
03:01
その後呼吸法を行って、瞑想を行って、光療法デバイスと言って太陽光の良い部分だけが当たるような刺激を受けて。
うつ病の治療にも使われているそうなんですが、そういったものを受けて、
抜け毛予防のために頭皮のマッサージをして、そして栄養ドリンクを飲んで、みたいな形になっています。
あとは1日90乗近くサプリメントを摂取するそうですね。
1日2000キロカロリーぐらいに抑えるベジタリアンとしての食事をとるそうです。
運動は朝5時半から大体90分近くワークアウトを行って、
油酸素運動、筋トレ、柔軟運動などを行い、週末はハイキングとかサイクリングとか、とにかくアスリートのような生活を送っていくと。
日々モニタリングをして、自分の体がどうなっているのかをチェックをして、言ってしまえば体のことしか考えていないんですよね。
当然ですね、皆さんが疑問として思われている通り、そんなに長生きしてどうするの?という問いが浮かんできますよね。
そして、ちゃんとその長生きした時間で何をするの?っていう。
でも彼はこういうふうに答えるんですよね。
僕はこの長寿プロジェクトをやっている時間が幸せなんだっていうふうに言うんですよね。
だから彼はこの長寿プロジェクトをやっていること、つまり体に対して考えていること、体に対して行っている構造が、彼の心も充足させていると彼は言っているんです。
でもこのドキュメンタリー、面白いのがですね、結構彼のプライベートなところまで迫っていってですね、家族問題というか、彼は離婚して子どもがいるんですけれども、
その息子とのやりとりみたいなところが描かれていてですね、実はこの息子を長寿プロジェクトとして一緒にやろうじゃないかということで誘ってですね、
息子は一緒にトレーニングだったり、食事だったりを同じようにやっていくんですよね。
そうした時にこのブライアン・ジョンソン、彼はものすごく充実した顔をして、表情が豊かになっていくんですよね。
だから何か心の満たされなかった部分が満たされていくような描かれ方をしていきます。
そして息子が去っていって、また一人孤独になってしまう場面では、彼は泣いてしまうんですよね。
そういう人間らしさも垣間見れて、すごくこのドキュメンタリーが面白かった、好きだったんですけれども、
06:06
何が言いたいかというと、彼は体のことばかり考えて、心は充足してるよって自分には言い聞かせていたけれども、
心の方をないがしろにしてしまっていた。そういうことなのかなって個人的には思っています。
だから心と体と脳はつながっていて、どれも大事にしていかないといけないもの。
何かそれがこの番組では言いたいのかなっていうふうに感じましたし、僕自身も全くその通りだなっていうふうに思っているんですよね。
前回の放送で体っていうのは心や気持ち、思考の上位概念じゃないのかなっていう話をさせていただいたんですが、
その時にあえて上位概念という強い言葉を使ったのはですね、体っていうものをあまりにも現代人はないがしろにしているんじゃないかなって思ったからなんですよね。
つまり、こうしておけばコントロール可能だろうとか、こうしておけば体にとっていいだろうという行動だけをしてですね、
体の声を聞かない、体の欲望に対して素直ではないっていうことがあるのかなっていうふうに思いました。
もしかしたらこれは僕のマウントのように聞こえてしまうかもしれないんですけど、決して僕自身もですね、自分の体の声というのを100%聞けているわけではないんですね。
というか、むしろアスリートを引退してから体の声をあまり聞けなくなってしまったなっていう感覚すらある。
でも改めてやっぱり自分の体の声っていうのを聞いてあげて、自分の体の複雑性というものを認識してあげて、
ちゃんとそこのケアをしてあげる、そして動かしてあげるっていうことが心の充足にもつながっていくということを実感しているので、改めてお伝えをさせていただいているっていう感じなんですよね。
ブライアン・ジョンソンはそれがちょっと行き過ぎた方向に行ってしまって、逆に心をないがしろにしてしまったっていうことなのかなっていうふうに思っています。
そんなふうに語りましたけれども、あくまでこのドキュメンタリーで見えているブライアン・ジョンソンは一面に過ぎないと思っていて、
人間の心というのはとても複雑にできているし、さらに言えば彼はその中でもかなり複雑な人間だと思うので、
何かしたから充足するというわけではなく、やっぱり心も体もちゃんと声を聞いてあげて、その声にある程度充足をさせてあげるということが大事なんだろうなっていうふうに僕は思っているんですよね。
09:11
いつかそういうサポートができたらいいなというふうにも思っています。
というわけで、今回はNetflixドキュメンタリー ドンとダイについてお話をしていきました。
最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。
09:33

コメント

スクロール