赤留め秋子さんの生い立ちと作品の概要
♪~
じゃあ行きましょうか
えーと
乙女の密告
えー
赤染 秋子さんっていう人がいて
えーと
これは何年?なんか
2010年ですね
はい そうですね
あのーなんていうんですか
炭鉱房
で えーと
これいつやろ
平成で書いてあるけど
平成22年の上半期
芥川賞 受賞作品
2010年だと思います
あ そうですね
出た年の芥川賞を取った後
京都のですね 女の作家さん
はい 京都府の舞鶴市生まれだそうです
うん なんかこう
エッセイを読んでると
こう 住んでたのは
市内に住んでた時期もあんのかなとか
「乙女の密告」の紹介と売り上げについて
まあ 大学とか
そうですね 大学はあの
京都外国語大学なので
はいはい あっ
この話 もうほんま外来のお話ですもんね
そうですね
だから自分の体験結構
重ねてるんじゃないですか
なんか 炭鉱とかにするかもしれんですね
えーと
で えー
20何年ですかね
17年とか亡くなってるんですかね
うん
確か
40歳
40何歳で亡くなってたと思います
うん 2017年に亡くなってますね
なんか病気みたいですね
うんうん
で 僕はこの本選んだのが
えーと 最近読んだエッセイ
はい
ジャム版の日っていうエッセイが
もともとラジオで紹介されてて
すごいなんかこう
猛プッシュしたかったのよ
あのー
友達の人が
だからちょっと気になって
エッセイを読んで
まあエッセイ まあ面白かったんで
はい
じゃあどんな小説書く人なのかなと思って
小説 えーと
まあ代表作みたいなやつを
読んでみようと思って選んだ
この乙女の密告ですね
はい
これ選んどはいいけど
全然売ってなかったんですよね
そうですね
Amazonで見てももう新品は売ってないですね
そうですね 絶版になってて
えー
まあ今ちょっと安いですけど
だいぶ 今新しく吸ってんのかな
アンネの日記を題材とした小説の紹介とアンネの日記に関する話題
なんか新品が割と文庫は出てるんで
あ そうですか
はい ああ本当だ
多分そのエッセイが売れたから
ああ 最反してるんやと思うんですけど
なるほど
これもこの間までなんか
文庫でも1000円とか2000円とかしましたね
うん
まあそのエッセイを読んだ人が
うん
あの小説読みたいってなって
口頭したけど
そうです
また吸ったから値段が落ち着いてきた
まあ絶版やったのがもう一回復活したというか
うん
そういう感じなんでしょうね
まあ新調者の文庫なんで
別にいつでも復活できるような感じだと思うんですけど
あの古本屋とか行ったらもう全然置いてないですね
僕何回もブックオフとか探したんだけど
全然なかったし
他の本はもっとないです
この同じ著者の人で
3冊ぐらい出てるのかな
この赤留めさんの
はいはい
うつつうちらってやつと
うん
ウォンテットってやつですかね
そうですね
ほんまに見たことないです
確かに値段結構上がってますね
読んだ人いるのかなっていうぐらい
でうつつうちらに関してはもう一回だけ本屋で見かけたことがあって
なんかその時なんかこう
なんか知らんけど買わなくて
ちょっと失敗したなと思って
それは新品ですか
いや中古です
新品は多分どこもないと思います
入荷してからずっと置きっぱなしにしてる店以外はないと思います
だから見つけたら買っておくのがいいかなと思います
あんまり読めない本
私はエッセイも読んだことがないので初めての赤留めさんでしたね
はい
で中古で単行本の方を買いました
それはそんなに高くなかったけど
今見たら2000円とかなんで
そうですねかなり上がってますね
内容というか本を読みたいだけやったら電子版で一応出てます
Kindle版で僕は買いました
これは普通に定価で400円ぐらいで買えるので
物が欲しいっていうんじゃなくて
読みたいってだけやったらもうそれで十分かなと
カードカバーは割と想定おしゃれというか
物としても持ってたいなっていう
その好みの想定です
安く買えたらね
安くっていうか
ちゃんと適正な値段で
買えたら全然いいと思います
じゃああらすじというか紹介の文章を読みます
これはAmazonの紹介文です
ある外国語大学で流れた
教授と女学生にまつわる黒い噂
乙女たちが騒然とする中
美加子はスピーチコンテストの課題
アンネの日記のドイツ語のテキストの暗記に懸命になる
そこには少女時代に読んだ時には気づかなかった
アンネの心の叫びが記されていた
やがて噂の真相も明らかとなり
悲劇の少女アンネフランクと
現代女性の奇跡の開口を描く
感動の芥川翔二小作が
すごいな
そんな説明
概要という感じですね
これアンネの日記をすごい使ってるというか
内容もちょっと引用してるぐらいですね
河野さんはアンネの日記を読んだことあります?
ないですないです
結構長いんじゃないですか?
そうなんですか?
どんな内容かっていうのは聞いたことありますけど
日本でしょ?
普通に文春文庫で書いてるんですね
このアンネの日記のドイツ語なのかな?
ポランダ語なのかな?
登場人物と設定紹介
ポランダ語が原初で
ドイツ語訳を読んでるんじゃないですか?
女学生の美加子は海外のドイツ語学科ですよね?
そうですね
だからドイツ語で読んでる
主人公は美加子で大学生なんですね
その学校のスピーチコンテストが
一応メインのシナリオというか
そういう話ですけどね
全然大学生っぽくないですか?
そうなんですよね
なんか割と自分に全然なじみのない世界というか
大学生の時ってこんなんじゃなかったし
外大って女子校とかでもないけど
めっちゃ女子校っぽい話ですね
そうですね
男子学生出てこないですからね
昔の少女漫画みたいな?
そうですね
ちょっとそういう感じですね
バッハマンというドイツ人の先生のゼミが
全員女学生だっていう設定なんですけど
なんで女子しかいないって言うと
アンネの日記を使ってるから
教材に使ってるからだって言うと
女子しかいない
アンネの日記の現代が
ヘトハーテルハイスが何回も出てきますね
後ろの家だか
どんな意味でしたっけ?
ドイツとオーランド
どっちの家の話か忘れちゃいましたけど
女子校の家の作り的に
後ろの家みたいなのがあるんですよね
隠れ家の生活の話
そういうことなんじゃない?
大学生っぽくない?
感じが
そうですね
出てくる人が主人公ミカコと
最初の方だけ出てきた
あんまり出てこなくなった
タカヨっていう親友がいて
帰国しようと
同じクラスの親友
すごい大胆な子
レイコ様って先輩なんですか?
多分先輩です
留年してる先輩
スピーチがすごい頑張ってる人で
ミカコの憧れみたいな人が
レイコ様と出てきて
バッハマン教授が
ドイツ語の先生で
人形を抱えてるんですよ
人形を抱えて
すごい人の授業に割り込んで
課題を言ってきたりとか
破天荒の先生やけど
人形を抱えて
アンゲリカ人形
大学生っぽくない世界
そうですね
を抱えてて
他の先生とかからも
変な人みたいに思われて
生徒も怖がってる
その人がスピーチコンセプトの
主催じゃないけど
トーチみたいな感じ
ドイツ語のスピーチなんで
大学生っぽくないっていう理由として
バッハマン先生が
クラスを2つの派閥に
主義的に分けるんですね
スミ入れ組と黒おばら組っていうのに
その分け方はすごい先生の任意で
分けちゃって
特に理由はないみたいなんですけど
その分け方にすごい
女学生たちが影響を受けて
大学生たちが出来上がって
大学生の時って
もうちょっと閉鎖的なというか
高校とか中学生までだったら
ありそうな感じはするんですけど
そういうところが
大学生っぽくないかな
という風に思いましたね
中高でもあんまりなかった
そもそも中高でもないんですけど
なかったですね
ぽいっていう意味では
何回も留年していて
ずっと4年生だった
全然年上なんですね
大学だから留年とかは全然あるし
老人もあるし
大学生っぽくないから
ちょっと違和感あるだけで
話の展開とミカコの感想
先輩みたいな位置づけなんですね
そうですね
みんなが経緯じゃないですけど
年上の方っていうので
スピーチも
私やったことないので
その感じも
あまり
そうそうみたいな
あるあるネタとして受け止めなかったんですけど
スピーチってしたことないですよね
スピーチはない
特に外国語のスピーチでしょ
そうですね
全然ないですね
暗証ですよね
何も読まずに
暗記しないといけないってやつですね
だから外国語の
学部とかってあるんじゃないですか
外大とかやったら
外大がそんなに違和感ない話なのかもしれない
基本多分自由参加でしょうよね
そういうのって
サークルとか
好きな人がやってるってことだったら
テレビとかで英語
外国人の日本語のスピーチコンテストみたいなの
見たことあったな
大学とかでもちょっと見たことあったかな
それ勉強してる
語学勉強してる人がやるっていう印象ですね
僕は最初に
スピーチを
取り扱ってるっていうのは
知ってたんで
結構重たい話かなと思ったんですよ
全体
乙女の密告自体が
密告って入ってるから
全然
重たい話ではなかったですね
そうですね
意外というか
このテーマでこんな
軽いっちゃ軽いですけど
こんな展開になるんや
って思って
こんな展開になるんや
っていうのは
割とびっくりした
変じゃないですか
なんか変ですよね
主人公のミカコが
自分の状況をアンネと
重ねるように語るんですけど
全然緊迫感が
アンネのいた時と
それは全然違うし
アンネが好きで
アンネの日記が好きで
ずっと幼い頃から
読んでたみたいな
そういう設定ですけど
アンネの日記って
捕まる前の話ばっかりなんで
普通の
少女時代の日記として
読んでたから
辛いことがある前提みたいなのを
子供の時に読んだことを
全然覚えてなかったみたいな
読み方が違って
大人というか大学生になってから
読んで全然違う読み方に
気づいたみたいな
そういうことも書かれてたりしますけど
あんまりそういう
暗いというか重いテーマは
なかったし
結構捉えどころがないというか
難しいというか
なかなか
結構短いし
読むのはすぐに
読めたんですけど
なんかこう読後感が
なんていうんじゃ
こんな感じで終わっちゃったなみたいな
でも
一応スピーチの話だから
スピーチで終わるのかなみたいなのは
最初からあったけど
途中はほんまに
こんな話なんだ
って感じでしたね
ある意味今までの読書会で
一番感想を言いにくいですかね
結構でも僕はいろいろ
ありましたけどね
むしろ聞きたいですどういう風に
ちょっとやっぱりコミカルじゃないですか
全体的に
関西弁やし
セリフとかは
京都弁ですよね
だいぶふざけてる感じ
人物設定もだいぶ
ふざけてるし
バッハマン先生の
言葉とかで
僕は一応最初の方で
ゼミの暗記を
ゼミでスピーチの暗記するために
乙女の皆さん
努力をすごい強いてくる
バッハマン先生のキャラ自体は
全体的にちょっと
おかしいというか
ふざけてるんで
人形を持ってるっていうのもそうですけど
人形を持ってるとかって
そういう割とコミカルな風に
受け取った方が良かったんですかね
深読みというか
人形を持ってるっていうのも
背後にそれなりの理由があるというか
悲しい過去があるのかな
と思ってたんですけど
僕は全然何も考えてなかったですけど
なかったですか
その辺が
特に語られなかったし
そんな人いるから
そんな人なのかな
っていうぐらいで
語られなかったから余計そう思いましたけど
研究室でアンゲリカ人形に向かって
話しかけてるじゃないですか
そういうのもあるし
何かしら
ちょっと病んでるというか
暗い背景があるのかなという風に
思っていて
アンネの日記っていうテーマもあるし
深読みじゃないですけど
色々考えてたら
何かあるのかなと思いながら読むと
そういうことも特になかったんで
語られないですね
作中ではあったとしても
それをどう捉えるかは
わからないですけど
僕は別に
そういう人が
ちょっと暗い背景があったとしても
パッと見おかしいから
それをおかしく読んでましたね
アンゲリカ人形を
持ってるので
これこそがバッハマン教授が
全ての人から恐れられ
気味がられている理由だった
って書かれてて
そういう人いるよなっていう
感じで読んでましたね
事情があったとしても
その絵面自体が面白いというか
おかしい
結構
必死になるからそれに対して
人形をすごい大事にしているというか
何かしら私はあるのかな
糸とか背景が
分かった方がスッキリするなと思いました
あんまり書いてないんだよね
それが最後まで気になって終わっちゃったから
そうですか
ところがあります
僕はあんまりそこは
ギャグとして見てましたね
バッハマンが女学生のみんなのことを
乙女って呼ぶじゃないですか
みんながそれを受け入れて
自分たちを乙女だかな
っていう認識するのも
割と
ギャグみたいなものなんですね
僕はそう思ってましたね
それを知っているとしか思えなかったので
変じゃないですか
変です変です
めっちゃ変やな
訳分からん話やなと思いながら
そうですね
読んでましたし
漫画とかで出てきたらそういうダンセンスの人みたいで
面白がって読んじゃうんですけど
文章で
読んでいると
ちょっと不可思議しちゃいましたね
そうですか
アンネの日記
アンネの日記の話やから
ユダヤ人の話とか出てくるんですよね
ユダヤ人の話
特に戦争の時の話だから
重いテーマですよね
元の話はちゃんと重いじゃないですか
どう読み解くかみたいな話を
ずっとしていて
あんまりこれはよく分からなかったです
そうですね
テーマは
アンネフランクが
ユダヤ人のアイデンティティと
オランダ人
オランダに住んでオランダ人になる
っていうことのアイデンティティに揺れる
みたいな話を
そこがすごい大事なんだ
みたいなことをバッハマンに
言われて
理解しようとする
っていう話じゃないですか
これをどう理解してるのかな
あんまり分からなくて
スピーチ練習とアイデンティティ
この話はスピーチを
すごい練習してるだけだから
簡単に言うと
いつもここで忘れる
そうなんですよね
踏み落ちて
忘れなくなるんですけど
その踏み落ち方が
いまいち分からなくて
なんでこの人
分かったんだろう
全然状況が違うし
ミカコのアイデンティティ
乙女のイメージと定義
どこにあるのかな
特にないじゃないですか
会話するのもほぼ
バッハマンと
レイコ様
お母さんとちょっとだけ出てきた
タカヨはいますけど
基本2人ぐらいですよね
なんとも話すのが
あまり会話で自分の苦悩が
解決したわけでも
見つかったわけではないし
乙女っていうのは
よく分かんないんですよ
気に入ってこない
乙女のことすごいいっぱい書いてるじゃないですか
乙女の純潔さみたいな話
新人深さこそが
乙女であるとか
乙女とはとにかく喋る生き物が
乙女っていうのも
なかなか普段聞き慣れないことだと思うし
女子みたいなもんでしょ
アンゲリカ人形盗難事件
そうですね
乙女っていうのをあえて書くのって
乙女も何かと言わんと違いません?
何かしら含みがあるような
この時代に書いて乙女って
使うのって
僕はそこは何も思わなかったです
何も思わなかったですか?
言葉として使いたかっただけかなと思って
意味合いとかは
そんなに書かれてること以上のことは
何も
うーん
雰囲気を出したかったんかなっていうぐらいしか
そういう少女漫画っぽい
漫画っぽい
今の漢字よりちょっと古いじゃないですか
この乙女の定義というか
そうですね
ちょっと古風な感じですよね
その感じかなっていうぐらいでしょう
噂が生まれるとか
真実は重要じゃないとか
そうですね
そうですね
そんな噂を
ばっかり書いてますね
噂とは乙女にとって祈りのようなもんだ
乙女たちは真実を必要としないのだ
そんなものに
身動きもしないのだ
そういう女の子の
性質ぐらいのことを
儀学したというか
それぐらいで
捉えてました
僕はでもこれぐらいの
ふざけた文体はすごい
あほがれるんですよね
こういう
軽い文体というか
なかなか書けないじゃないですか
書けないですよ
すごいですよ
しかも読ませるというか
物語を書くのも辛いし
文章を
書くのも難しいなと
やっぱしょうもないことを
しょうもなさと
知りやすさを
混ぜてくる感じ
そうですね
あんまり
成功している人が少ないんじゃないかなと
こういう文体が
どっちかに寄ってしまう
そうですね
私はやっぱり混ざっているというか
やっぱりアンネの日記って
重いのがあるから
どうしてもそっちに引きずられたりして
なかなかその
コミカルな感じを
そのまま受け取れなくて
そうですか
そうですね
アンネの日記も
僕はそんなに重く書いていないなと思ったので
そうですね
でも前に河野さん
エッセイの感想をちょっと話していたときに
はいはい
現実とフィクションが混ざるような感じの
書き方をしていると
言っていたじゃないですか
それは確かにこの小説を読んでいると
そういうのを書くのが上手そうだなって
思いました
エッセイはほぼ同じ文体ですね
エッセイっていう
経になっているけど
短編小説みたいな感じ
うん
これは面白いかもしれない
他の作品も
こんな感じじゃないかな
すごい想像をつくんだから
エッセイでそれで最初の作品もこれだったら
他の2冊
気になるところは気になる
確かにそういう風に
面白いキャラとしてみると
れいこ様は面白い
面白いんじゃないですかね
共同弁も相まってちょっとキャラが立ってますね
展開も
ほんまにすごい色んな方向にいくし
これはだから
ネタバレというか
展開はすごい展開していくんで
言うとあれなんですけど
読んでしまうと
読んでからの方がいいんですけど
アンゲリカ人形が盗まれるじゃないですか
はいはい
あの辺とか
そこでちょっと話が
展開していくんですか
そこの
アンゲリカ人形盗んだのが
れいこさん
それを
みかこにバレてしまって
で
なんでそんなアホなことを
みかこが言った後に
れいこ様が
出来心をやってるみたいな感じで
この独白がちょっと面白かったですね
だからほんまに
れいこ様はほんまに
ワッハマン先生は好きで
感情移入と噂の真相
アンゲリカ人形しか変わってないから
なんかそれがちょっと
嫉妬してアンゲリカ人形盗んでしまったって
そうなんですよ
私はアンゲリカ人形に
嫉妬してるねんとしてるねん
って面白いですよね
みかこはずっとこう最初
自分と案ねを重ねてたけど
そのアンゲリカ人形を
囲まうことによって
自分はなんかその
囲まってる人に
感情移入するんですよね
そうですね
なんかその
告発から守らないといけないと言って
ワッハマン先生がアンゲリカ人形に
話しかけてたこととか
女性とと噂になってた
女学生と噂になってたのは
ワッハマン先生の
職員室というか
ゼミ室みたいなところから
ワッハマン先生の
話し声が聞こえる
それがなんかちょっと
事件の顛末
いやらしいじゃないけど
女の子をめでるみたいな
声だったんですよね確か
だからなんかこうその時に
ゼミ室に入って行った人が怪しい
って言って最初れいこ様が疑われて
2人ができてるんじゃないかみたいな
疑われてたけど
ワッハマン先生がそうやって話しかけてる相手は
れいこじゃなくてアンゲリカ人形だった
っていうのが
それをみかこが目撃してしまうんですよね
だかられいこ様は無実やった
っていうのを
でもそれを真実を言ったところで
乙女にとってはあんまり
大事じゃないっていうか
あんまり意味がなくて噂だけが大事やから
でもなんか
これを誰かがこれを
ニックオフした人はいるって
ずっと疑心暗鬼になってるんですよ
そうですね
噂の影響
めっちゃ変な話ですよね
めっちゃ変な話ですね
だから呼んでてどこに連れて行かれるのか
わからん感じはすごいありましたね
そうですね
この辺ですかね
どうでもいい話とかも結構ね
挟まっていたり
家がすごい暗くて
そうそう
京都感が出てきますね
今日のうちは一番明るいのは冷蔵庫の中やとか
そっかちょっと面白かったです
冷蔵庫開けたら
明るくなるみたいな
京都の感じを
出してきてましたし
高尾が最後の方でスピーチで
発音がなんかちょっと
変というかパパパパみたいな
音だけを
セリフじゃなくて
音だけを覚えなさいみたいな感じ
力いっぱい叫んで
ここちょっと取ってしまいましたけど
これだから練習してた時の癖が
それだけしか残ってないんですよね
そうですね
作品の評価
音程というか音階というか
イントネーションぴかり練習してた
結構先生が
バッハマン先生が結構スパルタというか
手入れ出したりはしないですけど
結構暴言というか
高尾に対して
すごい厳しいですね
めっちゃ名前叫んでるみたいですね
これは芥川賞取った時って
どういう評価なんでしょうね
ナンセンスで
ギャグめいた形で面白かったとしたら
それって
芥川賞っぽく
なくないですか
そういう評価ではないと思いますよ
さすがに
純文学として
文体はやっぱり
すごいってなったじゃないですか
なんかこう
真似できない感じがすごい
あったし
そうですね
それは絶対そうだと思いますよ
小川陽子はすごい
絶賛してたみたいな
書いてました
そういうの
町田校とかとちょっと違うけど
あれもちょっと
ふざけてるじゃないですか
もっとツキン受けてる
町田校とかはもうちょっと
むちゃくちゃな感じ
町田校はもうそういう風に
覚悟してというか
こっちも分かって読めてたから
そんなに違和感なかったんですけど
町田校よりは
もうちょっと
コメディアン感がある感じかな
石原慎太郎は結構
辛口な
好きじゃないと思います
合わないと思いますよ
好きな人はすごい好きそうな
AVとかもすごい評価してますね
珍しい
珍しいと思いましたね
だいたい
話の内容も変なんですけど
文体もすごい変
言葉が
文章短いですよね
それも特徴的だなと思いましたね
カタリック町からやっぱり
すごい気になった
女の人の
作家で
芥川翔やったら
コンビニ人間とかは
読んだんですけど
全然読みやすいですかね
普通の文体なので
そういう
突飛さはないんで
内容がどうこうって言われてたけど
こっちの方が何ぼか変やな
と思いました
これって映像化されてるんでしたっけ
映画化とか
知らないですけど
そんなに有名じゃないと思う
とこにされてるやつ
そんだけやっぱり
本が出回ってないのもあるから
全然売れてないやつもそうや
そうですね
最初のやつはちょっと売れたかもしれないけど
文庫化もされてるし
やっぱり癖が結構強いから
好きな人はすごい好きだろうけど
なんかこうみんなが手に取って
確かに映像化されるほど
広がるっていう感じがないかもしれない
どうなんでしょうね
やっぱりコンビニ人間の方が
いろんな人がいろいろこう
考えたり
コンビニはハードルが低いかな
確かに
自分たちの生活にも近い話だし
うーん
でもなんか
あれはすごい普通の話やなって思ったんで
よく言ってますね
それ考えると
全然この話は
おかしいなって思う
持ちづらかったな
難しかったです私にとっては
そうですか
なんでなんでだっていう
気持ちがずっと引きずりながらで終わっちゃったんで
バッハマンがなんで
アンギリカ人間を持ってるんだとか
乙女
大学生なのにあんなクラスの派閥で
争ったりも
するのかみたいなとか
なんかねこう
しっくりこないところが引っかかっちゃって
で最後のほうの
霊子様の告白シーンはさすがに面白かったんで
そこは結構好きだったんですけど
それ以外の
舞台設定の受け入れ
ところはなかなかこう
噛み砕くのが難しかった
僕はそういう話として
読んでたから
全然そこに引っかからなかったんで
エッセイ読んでたからちょっとこう
そういう体制もあったんじゃないですか
いやー内容全然違うんですからね
めっちゃフィクションですからねこれは
舞台設定を
普通に飲み込んだんで
そのまんまそういう話として読んでたっていうので
多分その舞台設定の
時点で引っかかってる
その違いかなと思うんですけど
だから乙女というか世界観が
あんまり飲み込めてなかった
っていうことなのかなと思うんですけどね
聞いてる限り
だからバッグハマン教授も
乙女にしてもこの学校にしても
こういうもんなんやなっていう
前提から
ずっと読み進めてたんで
そこで
舞台設定が受け入れられたら
そのまま読むっていう感じでしたね
庵野の日記と作品の関係
なんか設定は
割と現実から浮遊してる
感じなのに
その作品の中で
使われてるテキストが
庵野の日記っていう
現実的な
歴史的な
事件の話じゃないですか
っていうやっぱりその
アンバランスさが
難しかった
庵野の日記に
関してもね
すごい部分的やったんで
どうにかしたら
庵野の日記私は
名前しか知らないけど
名前しか知らないからとちょっと
ユダヤ人の女の子が
ずっと隠れてたっていう
すごいそういう話なんだろうな
と思ってて
そんなにこう
割と重いものだと思ってたから
重さと
設定の
ふわふわした感じが
入ってなかった
その先入観
みたいなのが強かった
庵野の日記に対する
どうなんでしょう
僕はでもこれ庵野の日記読んでる人の方が
読みにくいと思うんですから
知りすぎてるというか
それは私のイメージが
間違ってないというか一致してるんじゃないですか
実際その私は庵野の日記
結構重いものだと思った
それは僕も一緒ですよ
なんか有名やし
それは
庵野の日記好きだからこそ
すんなり読めたって感じです
庵野の日記に対する
そうだとしたらやっぱり文体の面白さとか
登場人物の
変な感じも
それが面白いものとして
ちゃんと読めたんじゃないですか
エッセイと小説の読みやすさ
そうですね
そこは結構分かれるでしょう
庵野の日記好きやからこそ
面白いって
言う人もいるだろうし
受け入れられへんって言う人もいるだろうし
僕は全然興味ないというか
読んだことないけど
印象だけある中で
すんなり受け入れられた方
こういう作品
小説の中に他の作品を出すのって
なんていうか
うまくいく時といかない時が
ありそうですね
ハマると面白いし
それこそキルプの文壇
キルプはディケンズの作品が
ずっと使われてて
それは私は面白かったけど
あとあの前
コーンさん達が
ポッドキャストで
ドライブマイカーの話してたじゃないですか
あれもチェイホフの
ワーニョおじさんが
割と使われてて
それも結構効果的に
作品に生きてたと思うんですよね
だから
深いところがハマれば面白いし
うーん
どっちも
僕はワーニョおじさんは全然覚えてないですけど
どっちも読んでないようなもんなんで
知らないものを
引用されてるっていう
前提で
読んでた感じになるかな
今回も一緒ですね
そういう意味では
同じような感じで僕は読んでました
あんねんの日記にとらわれず
してたね
だから僕が多分
えっと
あんねんの日記は
読んだことないけど
ユダヤ人の教聖修行とか
については
めちゃめちゃ調べたんで
映画とかもめっちゃ読んでるし
現地にも行ってるんで
あんねんの日記読んでないけど
割と親しんでる方かな
現地ってどこですか?
僕アウスビッツに行ってるんで
だから
なじみのあるものとして読んでるかもしれないですね
そういう意味では
すごいひどい話を
触りっていうよりは結構
知ってるというか調べたりしてる方
映画も結構見たりしてたんで
だからその上で読んでると
まあまあ
別にそれは
そんなにと受け入れてますね
こういう切り口できたか
って感じでしたね
あんねんの日記を
エッセイはこっちだと
こっちの方が好きですか?
えー
好きっていうか
読みやすいのは多分エッセイの方が
やりやすいですね
すごい短いね1個1個が
2、3ページとか
エッセイ集
っていう感じなんで
エッセイ読んで
小説も読みたいっていう人が
入っていく順番の方が
多いんやろなと思うんですね
今この時期っていうのもそうやろうし
もともとエッセイ書いてたら
どっちが先なのかちょっと分かんないですが
京都新聞とかで連載してたのかな
ずーっといろんなところで
連載してたものをまとめて出した
でもなんか全然それは多分
出版業界の動向
違和感なく入っていけると思う
エッセイ読んでからでも小説読んでからでも
そのまんまなんで
もう2つもまたこう
復刊するといいですね
そうですね、手に入らない
状態なんでね
高いお金出しちゃいますけど
乙女の密告がまた売れたら
他の2冊も
復刊するかもしれませんね
読みたいって人が
エッセイ集が
すごい売れてるみたいなんで
エッセイ集の出版社は
ちょっと私あまり
聞き慣れなかったんですけど
新しいとこですね
そうなんですか?
1冊目です
パルノブックス
すごい赤染さんのことが
好きな人が出してるんですかね
個人出版社って
編集版社って
もうあのなんか
置かれ方が
売れてる本も置かれ方してます
平積みされてます
マルゼンでも
そうでしたし
そうですか
再入荷とか結構色んなとこしてたんで
1回無くなって
また入って
今まで絶版だった作家の
エッセイ集が売れるっていうのは
どういう仕組みというか
営業が上手かったんですかね
書籍の影響力
どうなんでしょうね
読んでないけどみんな
読みたいと思ってたのか
口コミなのか
ワンテッドって
なんかちょっと面白そうな
評判が良かったんですけどやっぱり
もの自体が
あとはだからその
岸本幸子さんがもう
右つないプッシュしてるんで
それは大きいですね
自分も入ってるっていうのはあるんですけど
それは大きそう
ワンテッドの
9000?
おかしいでしょ
ほんまにすられてない
これ結構
面白そうです
これはちょっと読みたいですね
だいぶ軽いでしょうね
なんかこう
面白そうです
(BGM)
(BGM)
(BGM)
(BGM)
(BGM)