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TAR
そう、反動で。だから日曜日が休みたいわけですよ。でもまあ、うちはちょっと共働きだったので。
zabo
なるほど、はい。
TAR
で、まあなんかお母さんは、なんかその。
なんて言うんでしょうね。やっぱりその、自分が女だから甲子園に行けなかった。野球がすごい好きだった人らしいんですけど。
zabo
お母様が、はい。
TAR
お母様が。
うんうんうん。
で、まあその夢を勝手に背負わされたので。で、僕は日曜日やりたくなかったけど。
zabo
うん。
TAR
正直言いますけど、泣かれた、泣き疲れたんですよ。やってほしいと。
zabo
あらー、そうなんですか。
TAR
もうそこまで言われたもんですから。
zabo
うん。
TAR
わかりました、わかりましたっていう感じで渋々始めたっていうか。
zabo
あー、そういう入り口なんですね。
TAR
対しては嫌で嫌でしょうがなかったですよ。
zabo
まあとにかくじゃあ、そのお母様の強いお気持ちもあって入団に至ったということですね。
TAR
そうですね、はい。
zabo
じゃあ、ルールも何もわからないままの入団となったわけですか。
TAR
えーと、まあ友達同士で遊んで野球をやってたことはあるので。
zabo
ゴムボール、野球みたいな。
TAR
そうですね。低級、低級っていうんですかね。で、カラーバットで打つみたいな。
zabo
はいはいはい。
TAR
あれはやっていたので、基本的なルールはわかっておりました。
zabo
うんうんうん。はい。
じゃあ、まあ基本的にキャッチボールだったり、ノックだったり、いろいろ入団したての頃は、
講師の方から指導を受けてあったと思うんですけども。
ありましたね。
最初に守ったポジション、覚えていらっしゃいますか。
TAR
えーと、僕ずっと小学校のときはほぼほぼセンターを守ってました。
zabo
センター。はいはいはいはい。
お前はこうだからセンターがあると思うんだっていう話とかあったりしたんですか。
TAR
えーとですね、僕足が異常に速かったんですよ。
zabo
へー。うん。
TAR
短距離が学校で一番だったんですよ。
zabo
へー。
TAR
なので、まあそういう理由でだったと思うんですよね。
ちょっとそこまではっきりした理由は覚えてないんですけど。
zabo
足の速いのも一個の大きな理由だとは思うんですよ、センターだったらね。
TAR
そうですよね。
zabo
うんうんうん。
TAR
まあそんな感じで多分抜擢されたような覚えです。
zabo
なるほどなるほど。
小学校3、4、5、6と4年間ずっとセンターだったんですか。
はい。
5年生の半年ぐらいは、肩も強かったので、
TAR
キャッチャーを一時期やってた時期はあります。半年ぐらい。
zabo
へー。5年生の一時。
TAR
そうですね。春から夏にかけてぐらいですかね。
zabo
うーん。春から夏にかけてのわずかな期間キャッチャーをやった後にまたセンターに戻ったんですか。
TAR
そうですね、はい。
zabo
何か理由があって戻ったんですか。
TAR
多分僕の足を生かせなかったじゃないですか。
zabo
うん。もったいないってことか。
TAR
多分そういう理由だったと思いますね。守備範囲が異常に広い子だったので。
zabo
へー。
TAR
ヤクルトの。
あの人のバット投げは芸術的だなと思いました。
zabo
なるほどなー。へー。
うん。じゃあ、そっか。とりあえずプレイヤーとしては秋山浩二さんに憧れたということですね。
TAR
そうですね。打順とポジションでやっぱり目標になる選手でしたね。
zabo
中学校に上がるようになりますと、やっぱり岡田さんのお勧めで中学でも野球部に入られたという流れですか?
TAR
そうですね。中学進学するときにシニアリーグからお誘いを受けたんです。
zabo
へー。はい。
TAR
体も大きかったですし、割と所属していた少年野球チームが強いチームだったので、
うちに中学から来ないかみたいな話はいただいたんですけど、
いやー、そんな高級とか怖いしっていう感じで、中学の部活の野球部に入りましたけど。
だからね。
はい。
zabo
僕のこの番組は、野球にあんま詳しくない人でも野球を面白く聞いていただけるっていうのを目指してるんですけども、
シニアリーグっていうものを簡単にご紹介いただけませんか。
TAR
今でいうとクラブチームですかね。
zabo
うんうんうん。
TAR
学校の部活以外で活動している野球クラブっていう形ですよね。
zabo
部活動ではないってことですよね。
TAR
そうですね。はい。
zabo
だから学校内では帰宅部というカテゴリーに来ずされるかもしれないけども、
その実は学校から帰ったあとは別のグループに行って、その野球に特化して練習するっていうことですよね。
TAR
そうですね。
zabo
シニアリーグっていうのは公式しかないんでしたっけ。
TAR
たしかシニアは公式だけですね。
zabo
なるほどね。ということで、プロ野球選手が使ってる硬いボールという。
TAR
そうですそうです。あんなもん当たったら死んでしまいますよ、ほんとに。
zabo
それは断られたって話でしたっけ。
TAR
自ら断りました。
zabo
ね。はい。
TAR
友達がみんな中学の野球部に行くっていうのも大きかったんですけど。
zabo
なるほどなるほど。
TAR
って感じですかね。
zabo
野球は団体のスポーツですから、やってるうちにチームメイトと仲良くなりますもんね。
みんな団体で部だったら部、クラブチームだったらクラブチームっていうふうに動きになるんでしょうね、きっとね。
TAR
そうですね。
zabo
ごめんなさい、僕はそういうプレイヤー歴が大物ですからね、そういうふうに課題を持ってます。
TAR
そうなんですか。
zabo
僕は高校の時ソフトボールやりましたけども、小学校の時は何もやってないな。中学の時は陸ジャブでした。
TAR
じゃあいつから野球を好きになったんですか、見るの。
zabo
僕見るのが好きになったのは小学校4年生ぐらいの頃ですね。
TAR
やっぱジャイアンツですか。
zabo
ジャイアンツ好きでしたけど、好きになったきっかけは買っ飛ばせ清原くんっていう漫画があって。
TAR
はいはいはいはいはい。
zabo
で、僕は別に野球をやる気はなかったんですよ。
TAR
ただ、顧問の先生からは、なんでかよくわからないんですけど、
お前は高校まで続けたら必ずプロ野球選手になれるって言われたんですよ。
zabo
ああ、なんですかね、それは。
TAR
わかんないんですよね。でも技術的な指導はしてくれないし、
そんなこと言われてもなぁと子供ながらに困惑してたんですよ。
zabo
いわゆるダイヤの原石に見えたんですかね、監督さん。
でしょうかね。わかんないんですけど。
才能に恵まれた人には変なことを教えないっていうのが、
結構以前から野球の中ではあったりするんですよ。
そうなんですか。
あんま偉人じゃねえって監督からよくあることではあるんですけどね。
TAR
へー。
zabo
そうだったのかもしれませんね、そういうお話だったらね。
TAR
これは前もって言っといたことしかないですね。
だからその高校入ると。
zabo
ノモ・ヒデオさんはすごく変なピッチングフォームだったと思うんです。
TAR
トルネード・トーフォーですよね。
トルネード・トーフォー。
zabo
あれをいじりたがるコーチもいれば、
それは触ってはいけないっていう指導者もいると思うんですけども、
TAR
極端な例だと思うんですけど、そういうことだと思うんですよ。
zabo
あー、なるほど。
ごめんなさい。
TAR
高校を決めるときに野球はやるつもりなかったんですけど、
2社面談とか担任の先生と決めるじゃないですか、高校どうするんだって。
僕別に特段野球もやるつもりなかったんで、機体高校もなかったんですよ。
だからどこでも入れるところならどこでもいいですっていう感じだったんですけど、
ガラガラって急に教室の扉が開いたんですよ。
高校の先生がいきなりやってきて、同席されて。
そんなことがあるんだ。
こいつは僕の母校に入れますみたいなことを言い出したんですよ。
いやいや、ちょっと待ってよって。
だから野球やらないって言ってるじゃないですかって話になるし、
担任の先生もびっくりしてるので、
一回じゃあここの場はやめましょうっていう形になって、
担任の先生と対談したら、今日お前どうするんだって。
いやいや、もう野球はやらないですっていう話をして。
じゃあお前が本当に野球もやらないんだったら、
俺はお前の味方をするからっていう話をしてくれて。
そういう高校の先生からの、いわゆる推薦留学ってやつですよね。
はいはいはい。
なんとか断ってくれようとしてくれたんですけど、
時がたって3社面談とかあるじゃないですか。
zabo
ありますね。
TAR
母親が同席する場合ですよ。
zabo
はいはいはい。
TAR
だからこの時にまた顧問の先生がやってくるわけですよ。
zabo
そんなことがあるんだな、はい。
TAR
でも母親は泣くし、