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2025-04-24 23:53

#53 「弱さ考」を読んだ

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「弱さ考」を読んでの感想や、自分たちの経験について話しました。


Links:

・強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考 https://www.diamond.co.jp/book/9784478120378.html


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サマリー

エピソードでは、ビジネスパーソンの弱さについて考察した本「強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考」を取り上げ、自己コントロールや社会が求める姿について討論しています。特に、競争や成長のプレッシャーに苦しみながら自己を見つめ直す重要性が語られています。このエピソードでは、「弱さ考」を読み進める中で、成長やメンタルヘルスについての洞察が深まっています。著者が成長から一度距離を取り、自分自身を取り戻す過程が語られ、現在を楽しむことの重要性が強調されています。

本の概要と著者の背景
こんにちは、エンジニアの博崇です。
こんにちは、エンジニアの三長です。
ゆるテクは、三長と博崇が、ゆるーく技術の話をするポッドキャストです。よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。
今日はですね、ゆるい話なんですけど。
ゆるい話ですか?
ゆるいのかな。本を読んだんですけど、
その本を魚に、雑な話をしようじゃないか、という回です。
はい、わかりました。雑な話をしていきましょう。
というのもですね、まず本のタイトルから言うんですけど、
強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考、っていう本なんですけど。
タイトルでほとんど語られているんですけど。
この筆者の方は、いわゆるマッチョなビジネスパーソンだったんですよね。
めちゃバリバリ働き、時間を無駄にせず、上昇志向があり、みたいな。
だったんですけど、ある時、ふとした表紙にですね、鬱になってしまって。
という感じの現状にあって、
そうなった自分とかを、いろんな周りの環境とか、いろんなことを考えた本という感じになりますかね。
自己コントロールと理性
なるほど、またすごいタイトルの、すごい方面の本を読んできたんだなっていうのをすごい触ったんですけど、
これってなんかあれですか、博多家さんこの本を手に取ったきっかけとかって、
俺も最近強いビジネスパーソン目指してるし、読んでおくかみたいな感じですか?
もう完全にそうなんですけど、
いや、んなわけないんですよね。
強いビジネスパーソンを目指したことが一回もないんですけど。
まず、この方が元ニュースピックスの方で、なんだったかな、普通にXで流れてきたんですよね、一回。
そうなんですね。
いろんな人から、今度こういう本が出るみたいな。
タイトルがこの表紙見たら分かるんですけど、デデンと弱さ校って書いてあって。
なんか惹かれるキーワードですよね。
ちょっと惹かれますね。弱さになったら自信あるぞと思って。
ちょっと買おうかなとは思ってたんですけど、いわゆる積読としてずっと積んであったんですけど、
前回言ったかな、別のポッドキャストでこの弱さ校に関する回がありまして、
この筆者の方がゲストで出演されてて、話をされてて、
面白そうだなと思って、ちょっと積読の上の方に行くかと思って。
優先順位を切り替えたわけですね。
そうですね、よく入りしてきましたね。
なるほど、なるほど。
読んでみたという感じです。
なるほどですね。ちなみにこのタイトルで書いてるような、強いビジネスパーソンの強いっていうのは、
まさにさっき冒頭におっしゃってた、時間を無駄にせず、ぐいぐい前のめりに仕事をしてみたいなイメージを
強いビジネスパーソンとしてイメージしておけば良さそうですか?
はい、イメージとしてはそれで良くて、
ただ一応この本での定義っていうのがあって、
この本は弱さ校なので、まず弱さの定義があるんですよね。
弱いっていうのはどういうことかっていうと、
ビジネスパーソンとかだったら社会に求められる人間像っていうのがありますよね。
そうですね。
人前で泣き喚かないとか、ちゃんと時間を守るとか、いろいろありますよね。
そういうふうに自分をコントロールできる人、
そういう人間像に当てはまるように自分をコントロールできる人が強い人です。
なるほど、はい。
逆にそれができない人が弱い人というふうにこの本では定義されていましたね。
じゃあその自分のありたい姿に対して、
セルフコントロールしてその姿に近づけるかどうかが、
強い弱いのこの本での定義って感覚ですかね。
それとも今の話でいうと、
社会的な強いビジネスパーソンってイメージが常に確立されてて、
そこに当てはまりにいけるかどうかが強い弱いなのかでいうと、
どっちが近いですか?
後者ですね。
なるほど。
社会から求められているゾーンに自分をコントロールできるか。
承知しました。
感じで、
この自己コントロールを、
この本では結構大事なキーワードとして理性って言っていて、
おしゃれ。
おしゃれ。
自己コントロールができるというのはつまり理性がある人ということだというふうにされていますね。
なるほどですね。
いやー、なんかこう、
競争と成長の見直し
まあそうですよね。
自分を立することができる人は強いですけど、
まあそんなに簡単なことじゃないですよね。
そうですね。
これって、
多分僕らも一定、
僕らというか社会人になってくると一定こういう立ち振る舞いをした方がいいよなに対して、
セルフコントロールする経験ってみんなあるのかなって思うんですけど、
この筆者の方の、
この書籍で書かれていることで言うと、
それを続けてた中でやっぱストレスが、
分かんないですけど蓄積されてって、
ある日こう、
糸が切れたみたいな感じだったんですか?
そうですね。ざっくりそういう感じでいいと思います。
やっぱりこうね、
そうなって初めて気づくことがいっぱいあるんですよね。
そうですね。確かに。
さっき言ったいわゆる理性っていうのは、
当たり前に得られるものじゃないんだとかですね。
健康な体があって、
そもそも今の自分がこんな職につけているのは、ちゃんと学習できる環境があったからだとか。
なるほど。自分の周りの自己分析とか内省する時間が初めてできたような感じなんですかね。
そうですね。
本当今までバカにしていた価値観とかが、
よく見えてくるみたいなことも一例としてありましたしね。
この本の中では。
なるほど。
ちなみにそれ読んでて、
博多家さん的にすごい印象に残っているところとかってありました?
フレーズ単位ではいくつかあったんですけど、
ちょっとパッと思い出せないな。
自分は弱さ高じゃないですけど、
いかに競争から降りるかみたいなのは考えてきたので、
共感することが多かったですかね。
競争から降りることに対する考察ってことですか?
そうですね。
そのためにはこういうふうにすればいいんだろうけど、
そうするとこういううまくいかない点が出てくるよねみたいな考察というか考えがいろいろ書かれてるんですけど、
割と自分も考えたことがあって、そうだよねそうだよねっていう感じでしたね。
なるほど。
ちなみにその中で、
競争から降りるというか成長のレースを終わらせるというか、
そこの一つの回として何か示されてたりしたんです?
降りることはできないが、
一応この本の答えではあるんですよね。
一つの答えというか。
降りることはできるけど、
そこで降りてしまうと経済的に立ち行かなくなるっていうのがやっぱりあるから、
そこで現実的な問題としては福祉が必要だよねみたいな、
そういう話にもなってくるという感じですかね。
経済的な問題は確かにありますよね。
もちろん人間は最低限のお金だけあれば生きていけるわけじゃなくて、
人との繋がりとか、
社会的に認められていることの重則観というか、
そういうのも必要ですよねみたいな感じでしょうかね。
そうするとやっぱり降りていく、
競争から降りていくというよりは、
その時その時の自分の状態に合わせて、
走る速度を調整しようみたいなところに行き着くんですかね。
そうですね。
やっぱりきつくなったら立ち止まるっていうのももちろん必要だけど、
時間っていうことに対する考え方も結構書かれてたんですよね。
なんでこんなに時間がないのかみたいな。
生産性が上がったはずなのにみたいな。
そういうのって上がってるんだけど、
上がった隙間に対して速攻で埋められてる感ありません?
そうです。まさにそれが書いてあります。
なるほど。
上がった隙間にどんどん作業が埋まっていくから、
それは時間ができることはないよねっていうことが書かれてますね。
複雑な気持ちになる循環ですよね、そのパターンって。
何だったかな。
目的と手段ってあるじゃないですか。
目的の方がだいたい偉いと言われがち。
よくあるフレーズというか話ですよね。
手段を目的化するみたいなのがあるじゃないですか。
それを時間に直すと目的が未来で現在が手段。
良い未来に行くために現在があるべきみたいな、
そういう関係性じゃないですか。
っていう風に考えてしまうと、
現在がお座りになりがちみたいな。
キーワードだけ、今の話だけ聞いてると、
ちゃんと目的に向かって手段を講じてるように聞こえたので、
むしろ良くなりそうな風に聞こえたんですけど、
そうじゃないんですね。
ちょっとメタ的な話で、
そうやって良くしようとすること自体が、
競争なのだみたいな感じですかね。
なんか深い。
目的社会というかですね。
ちなみに博多家さんは、
僕はあんまりがっつりこういう未来、
ドンって考えて、そこをすごく目指していこう、
みたいな感じで動いたことって、
ほとんど自分振り返ってみてもないなっていうタイプなんですけど、
博多家さんありました?
私はそこそこあります。
例えば今福岡に住んでますけど、
これも浅はかなあれではあるんですけど、
もともと東京に住んでいたけども、
就職を機にこっちに来たんですけど、
それは東京で子育てをするのは厳しかろうな、
みたいな一応見通しがあったからなんですよね。
なるほど。
そのレベルでの見通しは結構してて。
なるほどなるほど。
それって、これもこの本に書いてあったことなんですけど、
一つの行動、原因に対して一つの結果みたいな、
暗黙に考えがちじゃないですか。
AっていうことをやったからBっていうことになったみたいな。
はいはい。
それは勘違いだよっていうのが書かれてましたね。
そうですよね。事象同士がよっぽど密で、
そこにしか道筋がないですぐらいの関係性じゃない限りは、
基本単一じゃなくて多分複数の要因ありそうですもんね。
こういう結果になった原因には無数の事象があるのに、
人はこれをやったからこうなったって考えてしまいがちだから、
そういうことをすると物事を見誤るねっていう感じですかね。
そうやって話を聞いてみるとすごくなるほどなってなるんですけど、
これって実際でも、
この考えに自分で至れれば、
きっとセルフコントロールする面でも、
気づきを得たりとか調整できるようなフェーズに辿り着けるんだろうなって思うんですけど、
言うてこれ、一人で辿り着けます?
特に競争真っ只中の中で視野も若干狭くなり、
ガチだったりもするのかなって思うんですけど、
そういうところって書いてたりしたんですか?
どうだったかな。
この筆者の人も一人で考える時間が長かったような描写は結構あるんですけど、
他者が全くいないかというとそんなことはなくて、
出会う人とかもちょこちょこいたりとか、
あと友人と連絡を取ったとかそういう話とかもあったりとか、
完全にこの筆者の人一人でこの考えに辿り着いたというわけではなさそうですね。
成長のレースを考える
あとたくさん本を読んでいるっていうのもありましたね。
なるほどですね。
いろんな考え方であったりとかをインプットされている方なんですね。
編集者の方ですね。
なるほど。
ちなみに三田さん、成長のレースから降りようと思ったことありますか?
僕はいつも降りたいなーって。
降りたいなーとは思っている。
降りたいなーとは思っています。
でも降りれないですかね。
そうですね。降りれないなーとは思いますけど、
でもやっぱり成長のレースを走る時の速度の調整とかは一定無意識にしてたりとか、
あるいは意識的にやってるんだろうなとは思いますね。
でも瞬間的にすごく速く走れたとしても、
それが持続できないと結局きついので、
SDGでできるようなペースを気をつけるようになったなと思いました。
気をつけるようになった。何かきっかけがあったんですか?
きっかけ、そうですね。
でもメンタル的にちょっとしんどいなと思ってた時期はあったんですよ。
なるほど。
しんどいなと思ってた時期もあって、
その時を振り返ると結構いろいろ焦ってたし、
仕事に暴殺されてたなー感はあって、
この方の書籍の中で出てきてるかわかんないですけど、
確かにその時めちゃめちゃ考える時間を取ったんですよ。
自分についてとかそういうことですか。
そういうことですね。
考える時間を取って振り返ると、
メンタル的にしんどいなって思う前と後で違うなって思ったのが、
まず前は当たり前に夜夜更かしして勉強してとかってやってたので、
それってちゃんと自分体調が健康だったから一定そういう性格リズムでも
やれたんだなってことに気づけたっていうのはありました。
素晴らしい、そこに気づけるとは。
もう一個気づくまでとか、
自分が納得するまですごく時間がかかったなって思ったことがあって、
メンタルしんどくなってまた回復していった時に、
しばらく考えてたことが、
前のように昔に戻りたいなってめちゃめちゃ考えてたんですよね。
なるほど。
昔のようにっていうのは、
メンタルとかがしんどくなるっていうことすら、
気にも止めないというか、考えにも至らないくらい
当たり前の状態に戻りたいなってずっと考えてた時期があって、
でもそれって絶対戻れないじゃないですか。
みたいですね。
戻れないっていうのは、そういうことが起こるってことを知った以上は、
記憶をなくさない限りそれを気にしないなんてできないじゃないですか。
はい。
ってなったんで、
戻れないことに対して不安はあったんですよ。
そこからさらに自分で考える時間をとっていった先でたどり着いたのが、
そこを不安に感じるんじゃなくて、
ちゃんとメンタル周りのメトリックスに気付けるようになったんだなって捉えて、
そこに対して不調だなってアラートが上がったらちゃんとセルフケアしようって
思える自分に成長したんだなって、
自分で自分に言い聞かせることによって、
本との出会い
やっと一歩進めた感はありました。
すげー。すごいな。
それこそ一人でその境地に行けたんですか?
いや、無理です。無理ですって言ってて。
たぶん周りの人と話したりとかもしたし、
あといろんな本もやっぱり読んだんですよね。
それ系の本も念のためというか、
どういう感じなんだろうって読んで、
その中で出てきてたのはどっちかというと、
こういうことをやっといた方がいいよっていう対処療法とかが出てきてたんですけど、
どれだったかな、忘れちゃったけど、
なんか一冊で前に戻ろうとするんじゃなくて、
そこに対して気付けるようになった自分をちゃんと認めようみたいなことが書かれてて、
まあ確かにそうだよなって思ったのが、
たぶん僕にとっては結構大事なタイミングだったかもしれないですね。
なるほどな。いい本に出会えていてよかったですね。
はい。
この本の筆者の方は、すごい本をたくさん読む編集者の方ですし、
読める人だったんですけど、
うつうになった時は全然読めなかったみたいですね。
ああ、そうなんですね。
なんかもう本を読むこともできなくなってしまったみたいな。
もうそうなってしまったからね、発砲塞がりとかになってしまいそうですよね。
いや、なってしまいそうだし、でもそうなった時って時間が解決していくしかない気がしますよね。
そうですね。
時間経過でちょっとずつ何かやろうかなっていう気になるまで、
気長に付き合うしかないのかなって思っちゃったりはしますね。
なんか、自分はうつうちゃんと学んだこととかがないんでわかんないですけど、
時間が結構解決するしかないこともあるような感じっぽいんですけど、
この筆者の方はそれをわかっていた上で、それがやっぱりできなかったっぽいんですよね。
もうそうなってしまうと、解決しようとしてしまうみたいですね。
それはもう絶対そうだと思いますよ。
なった人にしかわからない重さがありますな。
ですね。
こればっかりは、自分の周りにそういう方がいらっしゃった時にどうサポートするかとかも考えちゃいますよね。
そうすると、大丈夫だからとか頑張ってって言ったとしても、
本人ってそれどころじゃないっていうのもあったりはすると思うから。
そうですね。
そうですね。
難しいですね。
うんうん。
あとは、この本は結局、
自分がこの本を読み進める上でというか、
ガラッと眺めた時に、こういうことが書いてあるのかなとか、
こういう結論が知れたらいいなって思ったのが、
成長とかから筆者は逃れられたんだろうか。
逃れられたなら、どう逃れたんだろうかみたいなことが知りたかったんですけど、
結論、これめっちゃネタバレなのかな。
なんですけど、一応言ってしまうと、
逃れてないんですよ、結局。
この成長みたいなそういうところから一旦引いて、
距離を取ったことによって、なんていうか、
休憩したじゃないですけど、そこで自分が取り戻せたから、
また戻っていけるっていう感じになって戻っていってるんですよね、この人は。
なるほど、戻っていったんですね、最終的には。
そうですそうです。なので今、起業をしていて。
今を楽しむ
普通の人にも難しいというか、きついのに。
すごいレジリエンスですね。
すごいですね。
ただ、締めの言葉みたいな感じに書かれてたんですけど、
未来のために、さっき言ったような今を使って手段化するようなことはせずに、
今のこのプロセス自体を楽しむことを大事にしている、みたいなことが書かれていましたね。
なるほど、今現在をちゃんと楽しむってことなんですね。
そうですね、このリビングフォートデイっていうキーワードが何回か出てきましたね、この本。
いいキーワードな感じがする、それ。
ちょっと重みがありますね、こういう人が言うと。
確かに。
今日を生きるみたいなね。
そんな感じだったかな。
ありがとうございます。なんかちょっとだけ。
ボリュームはでもそんなにって感じですか?
300ページ弱ですかね。
ちょっと読んでみたいなーって思ったので、
尊読一期かもしれないけど。
大丈夫ですか?優先度が上がらないやつじゃないですか。
ゴールデンメイク近いんでね。
なるほど、なるほど。
はい、じゃあ今回はその概要しておきますか。
はい。
では、今回は弱さ講とそれを読んで我々の今までの経験について話しました。
感想などは、ハッシュユルテックをつけて投稿するかMexi2のコミュニティまでお願いします。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
23:53

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