小山卓治の紹介
Let's go!
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United York 84.2 FM
Now, let's start!
2025年1月は、愛知北FM、伊藤由美子のCozy Spaceのラジオ放送をお届けします。
今回は、2024年11月4日、第55回に出演していただいたシンガーソングライターの小山卓治さんです。
では、早速お聞きください。
皆さん、こんにちは。United North 84.2、伊藤由美子のCozy Space、ナビゲーターのYumikoと伊藤由美子です。
この番組は、伊藤由美子がいろんなジャンルの方々をゲストに招き、その人の素顔に迫るインタビュー番組です。
第55回、第56回の伊藤由美子のCozy Spaceは、愛知県春日市にある音楽空間、音土から2週にわたり、収録放送でお届けします。
そして、いつもはゲストを迎えてのインタビュー番組なんですが、今日は番組構成を変えて、シンガーソングライターの小山卓治さんと一緒に番組をお届けします。
ということで、小山さん、こんにちは。
よろしくお願いします。また来ちゃいました。
今年、小山さん2回、2024年は4月と7月に2回来てもらっていて、前回はカイバンドのドラマ&ボーカルの松井英夫さんと一緒に出ていただいたんですよ。
この番組、2年ちょっとやってますけど、今までに7回ゲストに出演しているので、今日8回目なんですよね。
すみません、何度も来ちゃいました。
もうね、ゲストじゃなくていいかなと思って。
確かにね。
楽曲についてのポイントレッスン
ということで、今日から準レギュラーになっていただけますか。
素晴らしい。ついに準レギュラーの地位を獲得しました。
ちょっと昇格かな。
昇格かな。
ということで、お願いします。
お願いします。
ちょうどいい、あなたらしくいられる場所を見つけてもらうために、さまざまなゲストの人生ストーリーを紹介しています。
アップルポッドキャスト番組、伊藤由美子のコージースペース。
アップルポッドキャスト、スポーティファイ、アマゾンミュージックなどから配信中です。
伊藤由美子のコージースペース。
今日はですね、シンガーソングライター小山拓司さんと一緒に番組を進めていく。
いつもと番組コースを変えたんですけど、最初のコーナーですが、いきなりこの2人でギターを持っている状態で、
私、コーナー名を考えまして、めっちゃシンプルなんですけど、小山拓司の歌を弾き語りポイントレッスンということで考えました。
なんで私この企画をやろうかと思ったら、小山さんのファンの、特に男性も多いかな、女性もいらっしゃるかな、
弾き語りされている方がすごく多いなっていう印象があるんですよ。
結構YouTubeとかでも分かってるよね。
見てるとよくね、小山さんの歌を知らない方が弾き語りしてそれをYouTubeに上げてる映像がね、結構上がってくるので、
きっとね、小山さん直々に、小山さんの曲をどういうところをね、気をつけたりして歌ったり弾いたらいいかっていうのをみんな知りたいんじゃないかなと思って。
なるほど。
ということで、きっとそうかなと思って私このように考えたんですけど、
曲の背景と情景描写
今回のですね、課題曲なんですが、1983年6月に発売したファーストラバーのNGの中から、
ワンウエストセブンティーセカンドストリート NYNY10023です。
長い。タイトル長い。
すごい曲選びましたね。
これすごい曲ですか?
これはファンの間でも結構みんな好きでいてくれる人が多いですね。
そうでしょ。私好きですもんこの歌。すごく。
だからね、きっとね、小山さんからこういうね、ポイントレッスンを受けて、それを元にまたね、歌っていただける方がいらっしゃるんじゃないかと思って。
この曲のですね、背景っていうかストーリーはどういう形で生み出されたものなんですか?
僕は1982年に熊本から東京に出てきて、83年にはもうデビューするんですけど、その短い間に作った曲なんですね。
だから本当にこう、なんていうのかな、都会を彷徨う男と女というのをテーマにして、
まだ何も見つけてない男と女が彷徨いながら、何か希望に向かっていくっていう、そんな曲を作った感じなんですね。
そういうことなんですね。
この男女のカップルが出てくるじゃないですか。その男女はどのぐらいの年齢の想定なんですか?
やっぱり自分と同じぐらいの。
その当時ってことですね。小山さんが24歳ですね。
20代前半から中盤にいくぐらいの、まだ何もよくわからない二人がっていうところのキャラクターがいらっしゃるんですか?
情熱だけはあるんだけど、まだ空回りしてるっていう感じなのかな。
そういうことですね。その頃って小山さん自身がソロだったってことなんですか?
そうですね。まだだからデビューすることは決まったけれども、まだ右も左もわからなくて、
当時は渋谷辺りを結構歩きながら曲を作ったり、曲のテーマを探したり、そんなことをしてましたね。
渋谷だったんですか?よく歩いていたのは。
そうですね。僕デビューする前に、表参道と青山通りの角っこ、超都会なんだけど、すぐ近くにあるマンションに間借りしてたんですよ。
4畳半なんだけど、マンションの1室を借りて、そこで暮らしながら曲を作ったりとかしてたんですね。
日常的に都会の中心のところにいて。
だからドアポッと開けたらいきなり大都会みたいな。
熊本から出てきてそういう状態だったら、すごく違和感あったんじゃないですか。最初は。
そう。だから道を歩いているだけで映画のワンシーンに飛び込んだみたいな。そんな気持ちでしたね。
なるほど。そういう中から生まれてきた曲だと思うんですけど、このNYNYっていうのはシンプルにニューヨークってことでいいんですか?
そうです。これはちょっと長いタイトルなんだけど、これは当時ジョン・レノンと尾野陽子が住んでいたニューヨークのダコタアパートメントの住所をそのままこの曲のタイトルにしたんですね。
そういうことだったんですね。その住所が違う住所だったら違う曲名になっちゃったってことですよね。
そういうこと。港区なんとかになってたかもしれない。
港区なんとか。港区青山通りとか。そういうことなんですね。
ジョン・レノンと尾野陽子さんっていうのはこの曲を作った頃ってどういう状況だったんですか?
1980年にジョンがダコタアパートの前で射殺されて。
もう亡くなった後ですね。
2年後くらいですね。
ジョン・レノンすごく影響を受けられたって前おっしゃってましたけど。
だから84年に初めてニューヨークに行ってその時にダコタアパートの前まで行って
ここなのかと思ってじんわり見上げてたらガードマンに死って言われました。
死って。
言われましたね。
それだから曲作った後ってことですね。1984年にニューヨークに。
リリースした後ですね。
そうなんですね。
この曲を結構ライブでも歌われると思うんですけど。
歌うときに大事にしてるポイントっていうのはどのあたりなんですか?
この曲は平歌の部分では男と女の情景描写を淡々と連ねていって
サビで2人ならうまくやってくるよっていう
すごくシンプルな言葉なんだけど
そこに向かうまでの心を入れて心を込めてサビに到達すると
サビが深く伝わるんじゃないかなとは思うんですね。
大野さんってやっぱり情景描写を詩にするっていうのでストリーテラーとも言われてるんですけど
そういった曲って他にも多いですよね。
多いですね。
ひまわりとかもそうですよね。
そう、ひまわりも情景描写だけでそこには何もストーリーもなく
ただ情景が淡々と歌われるっていう
そういう歌を作りたかったんですよ、当時は。
そういうことなんですね。
この歌詞の中で特にポイントを置いて歌ってる歌詞ってあるんですか?
いや、やっぱり全部。
全体に大事に分かれてると思いますけど。
クレッシェントしていくような気持ちで歌ってますね。
やっぱりサビがピークなので、サビに向かって徐々に気持ちを高めていくっていう
そういう歌なので、歌う本人としてもなかなか歌うのが難しくて
あんまり歌わないですよね、ライブではね。
あれ?本当私歌うと思ってたけど。そうですか?
そう、あんまり歌わない。だからもう本当に年に1回くらいかな。
え?本当に?あれ私どこで聞いたんだろう?
なんかいつも歌ってるイメージがあっただけ?
YouTubeとかにも上がってますね。
あ、そうか。YouTubeの見過ぎ?私。
見過ぎって何?
なんか歌ってるイメージでいましたけど。
それは何ですか?やっぱり思い入れが深いからってことですか?
そうですね。それもありますね。
だから自分の中でもちょっと特別な歌っていう感じがあるので
そういう曲はなかなかね、やっぱりちょっとこう
本当に気持ち込めなきゃいけないので
気持ち込められたなって思った時に歌うっていう
あ、そうなんですね。
私なんか去年のバンドライブの
新横浜のバンドライブで聞いた覚えがありますけど
1曲目でいきなり来た時ありましたか?
ああ、そうですね。1曲目でありましたね。
そういうなんか、やっぱり1曲目とかオーラスとか
そういうとこで歌いたくなっちゃう曲なんですよね。自分の中でも。
自分の中でもかなり気持ちを込めて盛り上げていって
バンって歌うっていう感じなんですか?
そう。お客様もそれなんか喜んでくれるしね。
ああ、そうなんですね。
私、なぜこんな
そんな曲を選んじゃったんですか?
選んだんですか?
そんな曲を選んじゃったんですね。
選んじゃったって言うの失礼だけど
今向こうの方でブーブーブーって声が聞こえてるかもしれない
なぜそれを歌う?みたいな
え、だけどあれですよね。
でもきっとこの曲好きな方いっぱいいらっしゃると思うので
今のお話とか聞けてよかったんじゃないかって思うんですけど
あとギター今せっかく持ってるんですけど
ギターを弾く上でのポイントってどういうところに置いてらっしゃるんですか?
ギターのポイントね。
イントロとかでこれは
ってやるんだけど
これはG、C、G、Cの繰り返しなんだけど
正確に言うとGの次はG分のCっていう
この音をずっと残すっていう
そういうこと。Gの音を残しつつ次に行くみたいな
あとはサビの途中で
これを入れるとなんか雰囲気出るんじゃないかな
そう思いますね
そのあたりがポイントとして
そうですね。あとはストロークを割と均等に
あまり上下のバラつきがないように
ソフトに弾くっていうのかな
あとサビ前でガッと盛り上がったりとか
歌唱ポイントの解説
そういう時にちょっと音量を上げてみたりとか
そういう気持ちの入れ方っていうのかな
気持ちが入ったところではギターもちょっと強くなるみたいな
そういうところを気にするとちょっと雰囲気出ちゃうかもしれないですね
じゃあ先ほど言われたように歌詞を最初の部分では
風景とか人物描写とか風景の描写をしているところは
淡々とっていうか静かめにストロークして
サビに向かって歌と同時にギターも盛り上げるみたいな
そういう気持ちの入れ方をやるとちょっといい感じになると思いますよ
そういうことですね
やるんですよこれから
小山さんまだね
まだね今予定よりも5分くらい待ってるんですけど
そんなに?
5分もあるんですが
今ね見たら
まだね歌まで5分くらいあるんですけど
5分なんかあります?
何事を私に言われたって
小山さん端的にいつも説明していただくから
分かりやすくてとってもいいんですけど
結構ね早いペースで番組が進めていけるのはありがたいんですが
他にあります?
そうだな
これねアルバムにレコーディングするときに
この曲を作ったときに
アルバムの1曲目に入れたいなと思って
当時のプロデューサーといろんな話をしているときに
ちょっと面白いことしようかと思って
この曲をCD
当時のアナログで聴いてくれた人もそうなんだけど
ギターが始まるときに右チャンネルだけしか聴こえないんですよ
それがだんだん左チャンネルに寄っていきながら
ハーモニカがかぶさって
歌が始まるときには左チャンネルだけしか聴こえないっていう
分かります私ね
久しぶりにApple Musicで聴いたときに
あれ私イヤホンおかしいのかなって思った
違うわ違うわと思って
当時みんなスピーカーの裏をこうやってやった
あれおかしいなって
そういう演出でしたよね
演出だったんだけど
シャレてますよね
作り方っていうか
迷惑のことしてしまっては
いやいやでもシャレてるなと思いましたよ
デビューアルバムだからそういう冒険ができたのかもしれないですね
そうですよね
これデビューアルバムのさっきも言いましたけど
ファーストアルバムのNGの中の1曲目なんですよね
だから当時3月にシングル版を出して
それのA面B面当時のアナログのEPレコードを出して
それで大山たとしってやつがデビューしたらしいぞっていうところで
6月にアルバムを出したんですね
だからここで初めて正体バラすみたいな
そんな感じの気持ちもあって
正体バラすっていう
でも今去年だと思うんですけど
2023年にベストアルバムってことでソニーレコードから
このWell to Songs of 40 Yearsのこれも1曲目に入ってますよね
それはやっぱりディレクターさんの
粋な計らい
粋な計らいだったんでしょうね
そうですねきっとね
だからこれもリマスタリングしたってことですかね
リマスタリングしました
だから当時のEPよりもCDよりもはるかにいい音で聴けるようになってます
でも声は当時のままですね
もちろんそうですね
若いんですよこれ聴くと
声は若いよね
若いなーって思いながら
自分で聴いても若いなこいつ
やっぱり声も若いし
直感今の方がハスキーなのかなって思いますけど
やっぱり声質は年々に変わっていくから
ただ当時はちょっとか細い声してますよね
若いっていうのもあるし
そうですね
もうちょっと今のが骨太なイメージですよね
やっぱり歌っていくうちにだんだん声自体が
太くなってきて
上の音域は変わらないけど
下の音域はだんだん増えていく
だからより表現がしやすくなって
今歌ってたから当時の音源とは全く違う声質になってますね
そうですね
でもこれもCDショップでも売ってらっしゃると思うので
昔の若い時の尾山さんの声と今の声を聞き比べるっていうのも
一つ楽しみなのかなと思うんですけど
全然違うんで
きつく楽しんでください
ということで尾山さん
ギターをこのまま持ってるってことで
やるってことですね
今日はこの曲を
2番を歌ってくれるということですね
この曲は決めましたと伝えましたよ
でも私のイメージはギターを弾きながら
サビをホーラス的にちょこっと入るだけだと思ってたら
2番を歌いなさいよって言われて
それは歌ってもらわないと
そしてブーイングを受けてもらわないと
なんでブーイング前提なの
みんな優しい目で見ててくださいね
本当ですよ真剣ですよ
この曲のイメージが台無しになるといけないっていう
すごい責任重大な役目なんじゃないかなって思ってるんですけど
アルバム制作の背景
ということで歌いますか
お上際が悪いやりましょう
はいわかりました
ということで今のが尾山さんの
ポイントレッスンを受けた後ですから
それがすぐに私の反映できるかわかんないんですけど
でも聴いてる方も今のポイントを聴きながら一緒に
ラジオの向こうで歌っていただけるといいかなと思いますので
ということでよろしくお願いします
いきましょう
固く手を繋いで日陰を飛び出した
女は上手にダンスを踊った
リスナーとの対話
男は上手にブルースを歌った
駅前で演説を30分聞いた後
お金箱を持った女をからかった
機械で紙飛行機を飛ばして
ネックレスを売り払い食事を済ませた
楽屋って何ひとつ
大きなレオンに差し掛かった時
靴の影はたくさんの靴にくまれた
モザイクのような星空を見上げて
売れたポケット小銭をこぼした
俺たちをどこかへ加えてくれないか
だけどそれから夜は花火のようにはじけた
壁のポスターは警官に剥がされ
信号は赤の点滅を続けた
二人ならきっと上手くやってゆけるよ
夜が明けてすっかり深く温んだ身体で
たどり着いた二人は
朝日に静かに洗い流された
錆び付いた時計は新しい時を刻み続けてる
二人なら上手くやってゆけるよ
何ひとつ
ファンの人にとっては思い入れの深い一曲だと思うので
私が一緒に歌いたかったって思ってらっしゃるかもしれないですけど
横ですごい迫力で歌が来るので
こっちに刺さってきましたけど
そういう歌なんだ
本当にありがとうございます
知らんが
1分くらいある
知らねえよ
次は何やりましょうかね
一応私純レギュラーなんで
次はもっと難しい曲をリクエスト
次の課題曲また出ますか
次回に向けて
だってこれ新しいコーナーなんでしょ
知らなかったけど今日まで
次回いつ聴いていただけるかわからないですけど
それまでに私は何かを
何かを課題曲を出され
またよなよな
早めに出しましょうか
それもプレッシャーで嫌なんだけど
これコーナー続いていくかもしれない
かもしれない
ということで
タイトル長いのではしょりますけど
はしょるのかい
NYNY1023ということで
他の間ではニューヨークニューヨークって呼ばれてるんだね
そうですね
みんなきっと読むのがめんどくさい
皆さんもぜひ
小山さんのワンポイントレッスンを聴きながら
ぜひ歌っていただけたらと思います
俺たちはゆらゆらたゆたう
小刻みに進む時間は
輪郭が消え意味を忘れる
雨の音を聞きながら
君のだじりんの香りの
髪をすくう音を聞きながら
君の背中に
みんな視界の地上へを
この番組は音楽事務所ロイスタープロダクションの提供でお送りしました
それでは次回もお楽しみに
伊藤恵美子でした