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EP87 天井なめ(Tenjoname = Ceiling lick)
2024-02-17 08:28

EP87 天井なめ(Tenjoname = Ceiling lick)

妖怪古伝87回目の放送 今日の妖怪は「天井なめ」 今回のオリジナルストーリーは、古い家の床のリフォームをして天井の汚れが気になると、それは妖怪の仕業だった!.....ぜひお聞きください。 また番組へのご感想やご意見は Twitter @youkaikoden かメール youkaikoden@gmail.com でお待ちしております。またnote 妖怪古伝では過去のシナリオを公開していますぜひご覧ください。*この番組の効果音には「Oto Logic」「Mus Mus」様の音源を 使用させていただいています。

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00:06
おやおや、お前さんひょっとして、妖怪古伝をお探しかな? あそこは、なかなかわかりにくい場所にあるんじゃ。
よかったら、わしが案内してやろう。 妖怪古伝。
このポッドキャストは、たーくさんの妖怪の中から、 毎回一つの妖怪を取り上げて、
どんな妖怪か紹介し、 誰も聞いたことのないオリジナルストーリーが聞ける。
そんな番組、それがこの妖怪古伝なんじゃ。
さあ、着いたわい。 この扉の向こうじゃ。
気をつけてな。
天井なめ。 天井なめは、鳥山石園の妖怪画集、百鬼つれずれ袋にある日本の妖怪である。
長い舌を使って、ほこりの集まった天井をなめる妖怪であり、 天井の板などに発生するシミは、このなめた跡であると解説されている。
天井以外にも柱や壁もなめるとも、天井なめによってつけられたシミは、 時には化け物や恐ろしい表情の人間の顔に見えるため、
寝床でそれを見上げている人は、恐怖に駆られ、 ついには発狂して死んだ者もいたと述べられていることもある。
しかし、中には立林藩の武士が天井なめを捕まえ、 立林城の天井の蜘蛛の巣や汚れをなめとらせ、大掃除をさせたという話が記されている。
ここは群馬の旧家。 曹祖父の代から大きな屋敷を受け継いだ博士は、 使いにくいからと三十畳の大広間を畳からフローリングにリフォームして満足していた。
親父に、この家は百五十年の歴史があるんだから、 大きな改築工事はしちゃダメだって言われたけど、
なんとかフローリングは説得して、正解だな。 満足満足。
その晩、博士は自分の部屋ではなく、 この大広間に布団を敷き、寝ることにした。
やっぱりピカピカの床の上で寝るのは気持ちいいな。
そうだ、この際だからルンバも買おう。 いいぞいいぞ、どんどんリフォームしてやれ。
03:04
ん? こうやって寝て天井を見上げていると気づいたけど、 よく見ると天井、やたらとシミだらけで汚いな。
よし、まずこの天井をリフォームしよう。
そう言って博士は大広間の電気を消し、寝ることにした。
すると夜中に、博士の頭の上、 上の方からペチャペチャ何かを舐めるような音が聞こえてきた。
なんだ、何かいるのか?
博士が目を覚まし天井を見上げると、
2メートルはある細い体の獅子頭のような顔のものが、 長い舌で天井をペチャペチャ舐めていた。
だ、誰だお前、どっから入ったんだ?
わしの名前は天井舐め、お前らが言う妖怪さ。
どっから入ったも何も、 わしはもう百年以上この家に住んでいるんだ。
そうして天井を舐めてきた。
そうか、お前がこの天井をシミだらけにしていたのか。
覚悟しろ、この天井を全部張り替えて、 黄巾クロスにしてやるからな。
それはやめてくれ。
わかった、この天井のシミ全部きれいに戻すから、 黄巾クロスはやめてくれ。
あの舌触りは苦手なんじゃ。
わかった、じゃあ一週間やろう。 その間にきれいにしろよ。
一週間? わしはなめくじなみに動くのが遅いんじゃ。
一週間ではとてもとても無理じゃ。
朝、ひろしは大昼間で目を覚ました。
あれ、昨日の晩のは夢だったのか。
その日の晩、ひろしはルンバの1.5倍ほどの大きさの ジェネリックロボット掃除機、タンゴを買ってきた。
電気屋の説明では、このロボット掃除機なら よりパワフルに床を掃除してくれるって言ってた。
どーれ早速使ってみよう。
ひろしは箱からタンゴを出し、早速掃除させてみた。
タンゴはその名の通り、パワフルな動きで掃除を始めた。
そこに、その動きにつられて、 飼い猫のタマがタンゴに飛び乗った。
ははは、噂には聞いていたが、ほんとに猫戦車だな。
こりゃ面白い。
06:00
でもタマ、楽しいからって飛び乗りすぎて、 怪我したり壊したりするなよ。
その晩もひろしは布団を置きっぱなしにしていたので、 大昼間で寝た。
寝る前にうるさいからと、タンゴは止めていたはずなのに、 夜中に動き出していた。
ひろしが目を覚ますと、確かにタンゴは動いていた。
そしてその上には、タマではない何かが乗っていた。
乗っていたのは天井なめだった。
猫がタンゴに乗っているのを見て、 早く動く方法を見つけた天井なめは、
タンゴに乗って、下の先に雑巾をつけ、天井を拭いていた。
天井板がどんどんきれいになっていく。
あいつ、結構やるな。天井はそのままにしてやるか。
ひろしはにっこり笑って目をつぶった。
そこに激しい動きのタンゴが、ひろしの体に乗り上げてきた。
そして一緒に天井なめが、ひろしの顔をなめ上げた。
さっきの鳥消し
どうじゃった?今日の妖怪話は。
もし気に入ってくれたなら、フォローしてくれよ。
それと、妖怪古伝へのご意見ご感想は、
この番組の概要欄を見ておくれよ。
そうそう、ノートの妖怪古伝では、
昔のオリジナルストーリーのシナリオが読めるらしいぞ。
ポッドキャスト、妖怪古伝の新しい話は、
毎週土曜日午後5時に公開になるらしいから、
よかったらまた、ここに聞きに来ておくれよ。
それじゃあまた、待っておるぞ。
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