1. 妖怪古伝 youkai koden〈奇々怪々〉
  2. EP04 人魚(Ningyo=Mermaid)
EP04 人魚(Ningyo=Mermaid)
2022-07-16 08:01

EP04 人魚(Ningyo=Mermaid)

第四回目の 「妖怪古伝」の配信

今日の妖怪は  「人魚」 です

また今回も馬鹿馬鹿しい小芝居

ぜひお聴きくださいませ。

また番組へのご感想やご意見は

Twitter @youkaikoden かメール nijiiropedal@gmail.com

でお待ちしております。

*この番組の効果音には「Oto Logic」「Mus Mus」様の音源を

使用させていただいています。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

今回は妖怪「人魚」を取り上げ、日本の人魚が西洋の美しいマーメイドとは異なり、猿や般若のような顔をした不吉で恐ろしい存在として語られてきたことを紹介する。若狭国小浜の八百比丘尼伝説では、人魚の肉を食べた少女が老いずに生き続け、映画『陰陽師』にも人魚の肉による不老不死の巫女が登場する。後半の小芝居では、浦島太郎が現代に戻り、人魚の肉を食べて不老不死になったカメ子と再会するが、玉手箱によって老人になり、悲しい結末を迎える。

日本の人魚は不吉な妖怪
昼と夜の境、黄昏時、大間が時に現れる不思議な生き物、不思議な現象、妖怪古伝。
この番組は、毎回一つの妖怪を取り上げ、語ってまいります。 さて、今日の妖怪は、人魚。
ヨーロッパでは、腰から下が魚になっている海の生き物。
このマーメイドなイメージとは異なり、日本の妖怪としての人魚は、かなり怖い。
日本の人魚は、顔が猿や般若のようで、とても人間に似ているとは思えません。
西洋の悲劇的な美しい人魚とは異なり、日本独特の妖怪であったことが伺えます。
10世紀初頭、聖徳太子伝歴にも、人魚不吉の象徴とみています。
日本各地に伝わる人魚伝説に、人魚を強調とみなす例は他にもあり、
若さの国で漁師が岩の上で寝ていた人魚を殺した後、その村では、海鳴りや大地震が頻発し、人魚のたたりと恐れられたといいます。
人魚の肉と八百比丘尼伝説
日本の各地に現れたことが記録されている人魚ですが、
若さの国小浜を舞台とした八百尾鯨の伝説は特に有名。
ある漁師が捕らえた人魚の肉を、親しい人に振る舞ったが、みんなが気持ち悪がって食べない。
しかし、ある少女だけが口にしてしまう。
その少女はその後老いることなく若いまま年を重ね、天となりて諸国をめぐった後、八百歳を超えて母したといわれます。
映画『陰陽師』とアマビエ
2001年公開の映画「恩明寺」では、小泉ひょうこさんをふんする青音という女性が、
関武天皇の命令で人魚の肉を食べ、不老不死となり、150年間都を守る巫女になっていました。
劇中では悲しいですが感動的な最後を迎えています。
コロナ禍で話題になったアマビエもこの人魚の仲間なのかもしれませんね。
浦島太郎と人魚肉の小芝居
ある男が浜辺に打ち上げられていた。まだ若い男で、名を浦島太郎といった。
ここはどこだ。俺が竜宮城に旅立った砂浜か。
俺があそこにいた三年のうちにすっかりこの浜も変わってしまったようだ。
ん?あそこに子供たちが遊んでいる。ちょっと聞いてみよう。
どうやら子供たちは亀を囲んではいたが、決していじめているわけではないようだ。
君たち偉いな。亀をいじめたりしてないんだね。
当たり前だろう。ウミガメは絶滅危惧種なんだから、そんなことしたら逮捕されちゃうんじゃね。
知らねえな、おじさん。てか、おじさんすごい格好してるんじゃね。
なんかのコスプレ?
ぜ、絶滅?こ、コスプレ?
まあいい。君たちこの近くに浦島って家がなかったかな。
浦島?
ああ、この近くに石碑があるよ。なんか数百年前に亀型のUFOに連れ去られた人がいたらしいよ。
あ、ありがとう。数百年もたっていたのか。もう俺をわかる人なんて誰もいないな。
あの、すいません。もしかしてあなた太郎さん?浦島太郎さんじゃありませんか?
は、はい、そうですが。失礼ですがどちら様ですか。
私はカメ子と申しまして、あなたのことをずっとお慕い申し上げていたのですが、この思いを伝える前に、あなたはカメと一緒に海の中に…
にっこきカメめ。あなたもカメ?
いくら待っても戻ってこないと悲しみに暮れていたのですが、次の年たまたま海岸に人魚の遺体が打ち上げられ、みんなは気持ち悪がって食べなかったのですが、
私は人魚の伝説を耳にしていたことがあったので、太郎さんに会うためならと一口だけその人魚の肉を食べたのです。
おかげでまたあなたに会うことができました。
え?ってことはあなたは見た目は若いけど何百歳?化け物じゃないですか?
それにもカメに乗るのはゴリゴリだ。もうこうなったら乙姫にもらった玉手箱で…
えいっ!
玉手箱からは煙が立ち上り、浦島太郎はヨボヨボのおじいさんになってしまいました。
カメ子さん、なぜあなたは年をとらないんじゃ?
言ったでしょ?私不老不死だって。竜宮城からのお土産ってこれだけ?
マジ?最低。バイバイ。
浦島太郎は悲しみのうちに息を引き取りましたとさ。
おしまい。
あれ?人魚肉しか出てこなかったね。
今日の妖怪話はいかがでしたでしょうか?
聞いたことがある妖怪にも意外な一面が垣間見えたのではないでしょうか?
もしこのポッドキャストを気に入っていただけたなら、ぜひフォローしてください。
妖怪古伝、また来週の土曜日の黄昏時にお待ちしております。
08:01

コメント

スクロール