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ひょっとして、妖怪古伝をお探しですか? いやね、私もこれからそこへ行くところなんですよ。
よかったら、ご一緒しましょう。 江戸の時代から庶民に怖がられながらも、愛され続けてきた妖怪。
このポッドキャストは、そんな妖怪を毎回一つ取り上げて紹介し、
ここのオーナー自らが勝手に作ったバカバカしい妖怪の物語が聞ける。
それがこの妖怪古伝なんです。
さあ、着きました。私が扉をお開けしましょう。
波小僧。演習なら不思議の一つと数えられる演習の波小僧は、演習など一体で起きる自然現象を指します。
昔からこの一体では、海なりで天候を判断していた。
西に音がすれば晴れ、東であれば雨、さらに東であれば嵐という具合である。
この不思議な現象について、古くから波小僧という妖怪にまつわる言い伝えが残されている。
ある漁師が演習などで漁をしていると、網に奇妙な生き物が引っかかってきた。
それは波小僧であった。
漁師はこれを殺そうとしたが、波小僧は命を助けてくれたならば、お礼に雨や嵐の時にお知らせしますと願い出た。
漁師はそれを聞いて海に返してやった。
それ以来、波小僧が海底で太鼓を叩き、海なりで天候を示させるようになったのだという。
また浜松には別の伝承が残されている。
少年が田植えをしていると、親指くらいの波小僧が顔を出した。
波小僧は大雨の日に海から陸に上がって遊んでいたが、ひでりが続き海へ帰れなくなったといい。
気の毒に思った少年は、波小僧を海へ返してやる。
その後もひでりのため不作が続き、少年が途方に暮れて海辺に立っていると、波小僧が現れる。
波小僧は少年に恩返しをするといい。
雨漕いの名人である気象屋に頼んで雨を降らせると約束する。
そして、波の響きが南東から聞こえれば雨が降る合図だと言い残して海の向こうへ帰っていった。
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それから間もなく南東から波の音が響いて雨が降り、田畑がうるおった。
それ以降、農民は波小僧が知らせる海鳴りで事前に天気を知ることができるようになったと言われています。
ここは静岡浜松の田園地帯。
二人の男が水田を見回しながら話し合っていた。
今年は本当に雨が降らなすぎる。このままでは犬も枯れてしまう。
わしらだって米が育たなかった。
大丈夫だよ。神様だって真面目に働いている男たちを見捨てたりはしねえ。
オラ、天神様にお祈りしてくるよ。
そうだな。音が悪かった。
じゃあ、わしは田んぼを見て回ってくる。
お前も暗くなる前に帰ってくるんだぞ。
そう言うと二人は別々の道に別れた。
青年の方は村外れの天神様に向かって行った。
天神様、お願いです。どうか雨を降らせてください。
青年は涙をこぼしながら訴えた。
しばらく祈ってから家に帰ろうとすると、鳥居のあたりに何か動いている。
青年はそっと近寄り覗いてみた。
そこには手の上に乗りそうな小さな男の子が困った顔で立っていた。
お、お前は噂の緑のおじさんだな。
おい、俺はおじさんじゃねえし。だいたい緑色してねえし。
ごめん。ところでどうしたんだ?
実は僕、海の方から来たんだけど帰り道がわからなくなってしまったんだよ。
お願いだよ、あんちゃん。僕を海まで連れてってくれよ。
わかった。ここから海まではお前の足じゃ一日かけてもたどり着かない。
よし、俺が連れてってやる。俺の肩に乗れ。眺めがいいぞ。
こうして青年と小さな男の子は夕刻には塩州などの海岸沿いに来ていた。
ありがとう、あんちゃん。お礼にいいこと教えてあげるよ。
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僕のお父は雨漕いの名人なんだ。
二、三日後に東の方から波の音が聞こえてきたら雨が降るからね。
じゃあね、あんちゃん。
三日後、青年が水田で耳をすませていると東の方から波の音が聞こえてきた。
後を追うように雨も降ってきた。
雨だ!雨だ!ありがとう!ありがとう!
こうして水田は潤い、その土地は無事米が収穫できた。
この話を農民たちから聞いていたこの地の大漢は、
その小僧は天神様の使いに違いない。
それなら自分もその小僧を海に連れて行き、もっとお宝をもらってやると天神様に出かけて行った。
大漢は天神様にお祈りもせず、鳥居に隠れて小僧が来るのを待っていた。
するとまた、手の上に乗りそうな小さな男の子が現れた。
やっと出たな、緑のおじさん。
だから俺は緑のおじさんじゃねえって。
すまんすまん。いやそんなことはどうでもいい。
小僧、わしがお前を海に連れて行ってやる。安心しろ。
と言って逃げられないよう虫かごの中に放り込んだ。
そうして大漢と小さな男の子は円周なだにやってきた。
さあ小僧、海に連れてきてやったぞ。
わしは雨などいらぬ。何か他の宝をよこせ。
こう言われて男の子は何やら口笛を吹いて亀を呼び寄せた。
さあおじさん、この亀に乗って。亀が素敵なところに連れてってくれるから。
こうして大漢は泳げないにもかかわらず、竜宮城に連れて行けとばかりに、
目をつぶって亀にしがみついた。
しばらくして目をあけると、そこは小さな離れ小島。
もう亀も見当たらない。
途方に暮れていると、どこからかあの男の子の声が聞こえた。
おじさんはいつも農民たちを苦しめてるね。
しばらくここで過ごすといいよ。
飲み水は雨水をためるといいよ。
東のほうから太鼓の音が聞こえたら雨が降るからね。
じゃあね。
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いかがでしたか?今日の妖怪話は。
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