農家付き合いの実態
この番組は、和歌山県の果樹農家が、農業を面白おかしく伝えようとしている番組です。
農家付き合い、新規へ
農家付き合いですね。我々農家ですから、もちろん農家付き合いはあります。
まあ、あるよね。
さほどないけど。
いや、あるやろう。
あるか。
まあ、うちの場合特にかな。自宅してるしね。
じゃあ、伊藤さんは田んぼの収穫の自宅をしてるんだ。
そうそう。この時期はね、揉みすりですごいあちこちから人来るんでね、めっちゃ人に会いました。
あー、そうやな。伊藤さんの方がこれ当てた気がするかもしれないな。
一応ですね、農家付き合いということを新規の人にも理解してもらおうかと思って、私とりょうやんとで、箇条書きでそれぞれ考えました。
うん。
で、伊藤さんにはベストオブ農家付き合いを1個選んでもらおうかと。いつも通りの。
もう決まったテンプルやね。はいはいはい。
なんですけども、ちょっと僕ね浅かったと思う。はいどうぞ。ゲストどうぞ。
どうもみなさんこんにちは。植物マナーブラジオのりょうやんです。
はい、りょうやんです。
はい。
りょうや大好き。りょうやも農薬卸しなのでね。
はい。業者としてのからの目線の農家付き合いみたいなね、やつを書きましたけども。
聞いてみたいなと思ってお声掛けしましたらね、考えてくれましたんで。
はいはいはい。
まあ農家付き合い、これから農業を始めるっていう方でも全然関係ない人でも農家付き合いってこんな風になってんだよっていうところを
まあそれぞれ勝手な目線ですけれども発表していきたいと思います。
ほう、まあ期待せずに聞きますね。
新規収納の苦労
はい。
まあ僕ちょっと失敗したかなと思うんだけど。
もう発表する前にそんなにやる。
じゃあ1個目です。
はい。
10個ぐらい作ったかな。
おお。
これはりょうやんともかぶるんかな。
がっつり新規収納の人はほぼほぼ消えるから注意ね。
うーん。
これは夜の農家でしょっちゅう話してる。
はいはい。
話すこともないですね。
いやいやいや。
分かるよ。
難しいよ難しい。
まあ分かるよ。でもがっつりまでかなって思いながら聞いてたんやけど。
親元じゃないパターンね。
はいはい。
完全新規収納?
完全新規収納組の人は3年ぐらい経ったらいなくなるっていうパターン。
伊藤さんあんま遭遇してないもんね。
そうなんや。僕ね完全新規の人とあんまり遭遇するタイミングがなくてね。
あまりその辺の機微が分からないんですよね。
ああそうか。
僕も10人ぐらい出会ったと思うな。
ああ。
りょうやんはすんげえ出会ってんのかな。
いやまあたくさんじゃないけどそれぞれあるよね。
ビニールハウス新しく立てて始める人とか。
ブルーベリーやりたいっていう人とか。
ああはいはいはいはい。
僕は農協さん投資で商売させてもらってるからクッションがね農協さん1個挟むんで。
これが例えば1対1で個人間で直接やり取りするってなるとお金の支払い大丈夫かなとかってすぐに怖いなって思うのは多分なるな。
はいはいはいはい。そこ大事ですよね。後からねお金入ってきますからね。
たぶんめっちゃ怖いと思うな。
まあ広告とかからね貸し付けしてもらったりしている人が結構多いけど。
まあそれでも怖いよねやっぱり。
あれ今でも5年間かな150万かけどあれ保証されてるのって。
新規収納のなんか準備型とか。
そうそう準備型のやつ。
返し型両方ともかな。
150万だったよね年に。
生活保護の延長的なっていうのを市役所の人がまんま言ってました。
商売人との関係
そういう受け止め方市役所の人でも言ってんだよなと思った。
まあ2つ目行きますか。
女性菌の通し方に詳しい農家とは仲良くね。
まあそういう知識持ってきてくれる人はねすごい色々知ってるからね。
10人ぐらい集まったら1人ぐらいいてません?
まあいてるいてるいてる。
いてるよね。
僕も割と気になる方やから色々ねほりはほり聞く方やけど。
女性菌ハックしてる人いますね確かにね。
いるやいるや。
女性菌通すための書類作るような業者にここまかしてこうやったらできたとかね。
そういうのをよく知ってる人いるんですよ必ず。
はいはいはいいるね。
なかなかずるい方法を使ってる人もいてるけど。
まあそういう人とはある程度仲良くしていた方が助けてもらえるよと。
で情報をたくさん持ってるから農協とかC検とかだけじゃなくて商工会議所とか。
ああいった全然見当のつかない財務省関連経済産業省関連のものとかそういうのを持ってくる知識持ってる人は案外います。
僕ら商工会やけどね。
そうやね。
僕商工会行ったことないよ。
僕商工会議所行ったことないよ。
商工会議所ないんや。
あれ市と町村で違う。
そうなんやそれ知らんかった。
まあこれぐらいの当たり前のことを言っていく感じです。
まあそんなもんよねみたいな感じ。
野菜農家と果樹農家は同じ農家でも文化がまるで違うよ。
違うね異国民やね。
異国民でしょ。
全然違う気がするな。
分かる?
分かる分かる全然違う。
特に果樹とハウスの野菜農家は全然違うと僕は思う。
特にハウスで栽培技術を外資系のどっかの業者から買ってきてそのデータに基づいて作っている一心協っぽい作り方の人。
何一心協って。
あれじゃないですか。
これに通りに作ったらええよってこと?
トマトとかだったらオランダで栽培技術が確立されてるじゃないですか。
ゲノム上から全部やってこの温度でこれをやってこれをやったらこんだけ取れますっていうのをパッケージ的に商売している会社があるじゃないですか外資系とかで。
それと契約してやっている農家と果樹農家の感覚の会話は全く違う。
全然違うっすね。
ちょっと工場っぽくなるもんね。
これをちょっと入れたらこうなるからとかってすごい微量な計算とか考えてやるからねガスの入れ方とかじゃない。
火災類とかだったらそうだし刃物だったらじゃあ年に10回転させるのにどうしようかっていうところだったらね。
そういう風。
ちょっと違うよね。
リョウヤンは両方とも触れるからまあわかるか。
確かに違う性質も違う気がする。
次。
口うるさく助言をしてくる人が出てくるけど栽培でね。
ただ意固地で栽培がその人自身が下手っていうパターンもあるので農産物がどう評価されているかを広く調べてから聞くかどうかを判断しようね。
長い。
言いたいことは分かったけど。
ない?これ。
自分の信じる道を言っている人が何か言ってるわくらいに思っとけってことだろ。
二人とも親父さんがいて親さんが栽培しててその直接聞く人がいるじゃないすぐそばに。
それでもやっぱりあれ農協の集まりとかそういうのに集まった時に口うるさく言ってくる人いる?
いてる。僕はいてる。
口うるさくの度合いにもよるけどお前の擦りやり方はダメやったみたいなこと言ってくる人間はいないかなさすがに。
そうじゃないそうじゃないみたいな。
僕もまさしく言った通りのことを経験いっぱいしてるんだけどな。
僕が始めたばっかりの時に父親に対しては言わないんだけど若い僕に対しては地域間のひがみが働いてか何かわかんないけど僕に言ってくるんですよ息子の僕に。
でお前んとここんだけならしてどうよみたいな感じのことをわざわざ僕に言ってきて先手もこんねするのどうよとか感じのことを言ってきてもっとこんねせなとか言ってくるんですよボソボソっと。
都市側外見言って。
その程度やったらまああるかもしれんけどこうやっといたらあかんでこうせななみたいなああそうですかみたいな感じで聞き流してるから。
流すよね。
そういう考え方もあるんやなみたいな。
で僕父親にこう言われたんやけどっていう感じの言ってたら別にそんなどうこうないからどうこうないからっていう風に言われてて。
でまあ内心悩みながらどうなんかなって思っててで僕が農協の営農指導員の人に聞いたんですよ。
あのこんねよう言われるんやけどやっぱりそうした方がええんかなっていう風に言ったらあの人市場でも最低評価ですよとか言われて。
あの人ら聞かなくていいですよっていう風に言われて僕はもうはっきりあもう大丈夫なんだってこの人がそういうんならええわって思ったっていうことがあります。
あるあるじゃないかな。
まあまあありそうありそう。
次。
商売人ルートに乗った人は農家のことをどこか下に見出すよ。
ない?
コメントしづらいねこれね。
具体的な人周りにいてないからあれやけど想像はつくかな。
下に見てるっていうよりはなんか俺は普通の農家じゃないんだぜ感が出るみたいな感じ?
だから農家だけど仕入れて売るパターン?
あーそういうことか。
そうそう商売人ルートっていうのはだから作ったものを売るじゃなくて横の農家から仕入れて売った方が得やんっていう風なことをどんどん考えていってもう仕入れて売るにを極め出す人がいるんですよ。
あーそういうことねなるほど。
そういったらなんかね使ってやってんだからみたいな感じの目線にどんどんなっていくっていう。
あーもうダメダメ絶対。
ですよ僕は見たことあってで。
えーとね言ってええんかな。
えーふるさと納税で私ところに開拓してきたあの業者がいましてその人農家初からそういうことを始めてでいろんなところから仕入れていった人がいたんですよ。
でまぁその人に出すことになったんやけどものすごい上から目線やった。
あー。
でもう値段合わへんなったらほんまに一気に態度変わってパラって。
割とそういう人が周辺業者的な動きをやっていくってパターンは私はありますね。
まぁ商売人ってそんなもんじゃない。
そんなもんまぁそうか。
正直あんま好きな人種じゃないから。
そういうなんかあんまりうま合わんかなみたいな感じは多いかな。
あと不動産持ち。
あーいないねー。
そうかなんか僕和歌山市やからかな。
そうちゃうかな不動産持ってたってなー。
アパート持ってる人とかであの片手間的に農業やってる人ってなったらなんか割と上からな感じはある。
まだそんな苦労してるお仕事されてますのみたいな感じの話し方になってる。
そんな人いるか。
あれ僕はあるんよ。
はあー。
ちょっとやっぱ地域からかな。
わからへん。
和歌山市なんで。
コウヘイ君がいちいちそういうの覚えてるか僕が覚えてない人間かどっちかがわからんけど。
それはあるかもしれん。伊藤さんの性格的には引っかからないと思うわ。
ふんだしか思わんのかも。
そうかも。
視察に行きまくっている人。農家でね。
信じられないペースで前進していくよ。
これはもう真実かなと思う。
やっぱ視察にたくさん行く人っていうのはやっぱり意識が高い人。
農家付き合いの現状
高いんで、仕事行ってんのか視察行ってんのかわからんような人で、周りが結構あいつ畑行ってないとかでボソボソ言うケースはあるんだけど、
けどなんやかんやすごい知らんアイデア持ってきたりとか。
そうね。
商売の仕方も変わっていって見せ方もどんどん変わっていってっていう人はいてる。
全然変わってない人もいてるけど。
ただ遊びに行くだけの視察にしないんだったらせっかくお金使っていくんだからね。
そういう人もうね、団体で行く視察とかじゃなくて自分で勝手に行ってる。
なるほど。
アポとって。
それは全然先行きそうだわ、それだと。
いてますね。これは共感いただける?
それはわかるよ。
これ伊藤さんにもそうやなと思うけど、
肥料のこだわりは宗派みたいに分かれることがある。否定も肯定もしない方が無難だよ。
基本そうじゃない?MMAの人と話してるときに何かにつけて肥料じゃけえじゃなくても、
全体的にそうか。
そうなんですかって言うとく方がいいんじゃない?
ほんまにそう。
一言ポロって言ってしまったばっかりにね、どこかギキリに増えるかわからんから。
あれこれ浅かった?
いや浅くはないと思うけど。
けど割と肥料ってそうじゃない?
肥料に限らんと思うんやけどな。薬一本でも違うと思うんで。
薬やったらまだ議論の仕様がある気がするんだけどな。
肥料は確かに感じるとこが多いな。
このタイミングでやらんといけんかったりとか。
うち絶対これやからとか。
はいはいはいはい。
伊藤さんとかやったらまあ、経験じゃないですか?
そやね。絶対経験じゃないとダカンってことはないんやけど。
けどまあ経験にこだわりがあるじゃないですか。
まあね。
別に僕そんな言うつもりないけど、伊藤さんに対して経験がどの頃って僕言わないじゃないですか。
言わない。
言わないじゃないですか。
けど経験がナンセンスって思ってる農家もいるじゃないですか。
いやいるいる。そりゃいるよ。絶対いる。
けどその議論はあんまりしない方がベターであるっていう。
最初の頃はね、あんまりしない方がいいかな。
分かってき始めたらしたら深く掘り進められるからいいと思うけど。
いや僕先ほうがいいと思う。
そうかな。
そうやって話を深めていくしかなくないと思うんやけど。
まあないんやけど。
飼料が特にこだわり出るなって僕は思ってる。分かりやすく。
まあね、魚粉、肉骨粉系、魚かす系、わかめを粉砕したものとか分かれるんですよ。
これがあるからいいんだとか言うんで。
科学的根拠からするとそれってどうなん?みたいな感じの突っ込んでいくパターンも
僕見たことあるんだけど大体変な空気になってる。
分かります。
教えてもらうだけだったら別にいいと思うよね。
それがアカンとかええとか言い始めたらちょっとアカンやつよね。
いや見たことあるよ。
あるある。あるわ。
これどうかな。次。
SNSで派手に目立っている農家が儲かっているように見えるけど
本当に儲かっている農家はSNSにいないよ。
まあ大体の農家で私多分そうやろうねって思うかな。
思わんこれ。
思う。
思うよね。
思う思う。
りょうやん分かる?
いやまあでもインスタとかで別にキラキラした発信しなくても儲かってるとはいいもんね。
しなくてもね。
そうやる必要がないのよ。
販売ルートもはっきりと決まっててそれを収量どんどん増やしていくだけっていう決まりきったパターン?
ただSNS頑張る必要がなくてSNS頑張ってる人って客を捕まえていかなきゃいけないっていうパターンが多くて。
2Cの人よね。
2Cだしね。
2Cは割と頑張らんとあかんからね。
2Bはね決まってたらもうそこでカラス出しゃあそれで終わりやからね。
バケモノみたいな規模で儲かっているとんでもない人って2Bなケース多いじゃないですか。
そうそうそうそう。
大体企業相手の取引やからね。
なるじゃないですか。
キラキラしたとこ見せて個人で売る必要ないからね。
2Cで頑張ってた人も2Bに変わってボカンってなったっていうパターンも見たことあるし。
でその方向じゃ一気になくなったっていう。
はいはいはいはい。
見たことあるんですけども。
見たことは無きにしまいますっていうね。
はいはいはい。
最後ですね。
JAと有機農家との間には見えない川が流れているよ。
そんなことない?
これは直接JAの営農指導員から言われてるけど。
そうなの。
有機農業の人にあんまり会ったことないから。
あんまり会わないのは所属しているコミュニティも全然違うんですよ。
僕らってJA青年部とか4Hとか新品指導師会とかそういうような公共的な団体、県とかJAとかが勘だ団体の所に属して出会っていく農家じゃないですか。
せね。
自然農とか有機農の人ってこういうコミュニティには居ないんですよ。
確かに居ないんかな。
居ないんですよ。
珍しいな。
大野が結構独自で作った民間の、まあ言い方あるけど謎組織的なところに居てるケースが多いんですよ。
りょうはめちゃうなずいてるけど。
直接ちゃんと会ったことないかもな。
居るのよ。
観光農法をしてて、有機農法もちょっと併用してやってみる人は相談を受けたりはするけど、がっつり自然農の人に相談を受けるみたいなのは確かにないな。
やったことないかも。
JAの取り組みで新規就農者を増やして教育していくっていうようなプログラムがあるのよ。
うちとこJAの和歌山のところでも。
そこの人と飲み会で話したことあるけど、新規就農者で希望でって言うんで、面接してでも有機農業とか自然農っていうような言葉が出たらもうノーセンキュー。
はっきりと。
我々の方針に合わない。
どうぞ勝手にやって、我々は安定供給していって市場の基準も合わせたり、そういうところがいるから。
そもそも肥料とか薬剤買ってもらわんとね。
はっきり言ってた。ノーセンキューやからって。
それは新規就農者の獲得ノルマがあるんやってJAでも。そこのカウントには入れないんやって。
まあ3年ぐらいで去ると思いますし、とか言ってたよ。
難しいからね。
ネタにしすぎて悪いんやけど。
それを僕飲み会ではっきりと聞いた。
見えない川が流れてるんですよ。所属コミュニティも全然違うんですよ。
たぶんそうなんだと思うし。
と、私が考えてきた農家付き合い新規へですね。こんな感じです。
新規就農者の課題
次、りょうやんの行こうか。
僕の考えてきた農家付き合い新規は、
まず最初一つ目。
りょうやんのは次回へ続くよ。