1. よるののうか
  2. 簡単ではないはずの「本質」
2025-09-29 31:03

簡単ではないはずの「本質」

ポッドキャスターの交流会で出会った、若い起業志望の男性への助言をきっかけに、過去の農業での経験を振り返る。

「本質」は簡単なはずではないと自分に言い聞かせながら、ついつい忘れて失敗しながら。

「簡単」という答えはまだ受け入れられない未熟者の話。

サマリー

このエピソードでは、ポッドキャスターのズーム飲み会での経験を通じて、コンテンツ作成の本質や企業ポッドキャストへの道について考察されます。若いポッドキャスターのSさんが求める「簡単な答え」が存在しないことが強調され、トライ&エラーの重要性が語られます。みかんの新品種同士会での経験を通じて、農業における課題や手法についての気づきが述べられます。特に、桃の栽培における実の管理や、父親との関わりから学んだことが重要なテーマとして挙げられます。農業の本質についての考察が行われ、簡単さとその裏にある難しさが対比されます。自信や視点の違いに焦点が当てられ、経験を通じた学びの重要性が強調されます。

ポッドキャスターのズーム会
今回のよるののうかは、エピソードトーク。
ちょっと風邪気味だけど。
4日くらい前に、ポッドキャスターが集まるズーム飲み会があったんですよ。
ああ。
大丈夫、農業の話に最後するから。
いや、そうか。また、コウヘイ君、ポッドキャスター仲間ってそんなにいっぱいいけるんだよなと思いながら。
年に2、3回はこういう会出て、一応みんなどんな風にやってるかっていうのを楽しみながらお勉強する会みたいなのに一応顔を出してるんですよ。
なるほど。わしがスターやって言いながら、でかい顔しながら。
たまにそういう風にうやまってくれるパターンがあって、ちょっとね、気分よく終わることがあるんですけど。
年に3回くらい、この3年くらいやってるかな。で、8人くらいいたんかな。アマチュアの方が大半でしたけれども。
逆にプロいてるんやっていう。
2人ほどね、プロというか、制作を受け負っている人。
それはポッドキャスターではないんじゃない?
そういう生き方になるかどうかわからんけど、うち1人はね、ちゃんと企業で受けてやっている人でした。
で、もう1人は独立していきたいっていう若い方。
8名くらいいてて、だいたい始めたばっかりの人なんで。
話としては、基本その回主催したのは、ポッドキャスターを始めてまだ半年も経ってないぐらいの女性で、ちょっとラフな会なんですよ。
で、「あの番組面白いですよね?」とかいう話。
で、「マイクどんな風に使っていますか?」とか。
リモートで収録するとき、おっと悪くなるんですけど、どうしたらいいんですか?っていうような。
ポッドキャストの悩み的には割とライトな方の。伊藤さんもなんとなくわかるでしょ?
はいはい、まあ初歩的ってあれやけど、最初に感じる質問のラインが出てくる。
よく失敗するやつ。僕がデシャバって話すほどでもないけど、詳しい人もいてるしなと思いながら言ってたんですけど。
で、そういう話が続いている中、先ほど私言いました、ポッドキャストで企業をして独立したい人。
男の子で25歳ぐらいの子。若い。IT系で勤めながらも、そういう案件を受け取ってやりたいんやっていう子をやって。
まだ経験もないんやけど、その子が、「この会ってどういう会なんですか?」って若干割って入るようなことを言ったんですよ。
多分その子にとっては求めているようなクエスチョン・アンサーが続く会話じゃなかったでしょうね。
もっとハイレベルなことを聞きたいんやろうなって思うんですけど。
で、僕も話不安だなと思ったんで、「どういうことを知りたいんですか?Sさん」って聞いたら、
どうやったら再生されるコンテンツできるのか知りたいんですよって。
ちょっと急やな。
分かるよ。分かる。だから今までの感じとはちょっと違う。
で、Sさんのこと聞いたら、やっぱり企業のポッドキャスト制作を受け取って報酬を受けて独立していきたいんですよみたいな。
YouTubeで集客とかすればいいんですかねとか、どうしたらいいかわかんないんですよみたいな。
若い25歳。イケイケ感があった。
S君の疑問
で、「データとかどうやって見てるんですか?」とか。
それまで喋ってた女性陣の方々も静かにいてるんですけど。
もう一人、ガチで企業でポッドキャストを受け取って作っている人が、こういうふうなデータで作ってますっていうんで、
その企業で受け取っているときのデータベースを、我々がそのポッドキャスト配信とかで見るようなデータベースではない、独自で作ったデータベースのものをバーって見せてくれて、
もう僕らも、「おお、なんじゃこりゃ?」ってなって。
企業はこんなやってるんだよって。
これのどうのこうので、これが全体のグラフでとかいっぱい出てきてて。
その子が、「いや、これすごいっすね。全体分かんないんで、これちょっとかいつまんで教えてほしいっす。」って言って。
ああ、かいつまんでですか?っていうポイントポイントで教えていって、話進んで。
その後でも、やっぱり伸びるものを作りたいんですよ。
分かる分かる。
ガンガン来るね。
何参考にしたらいいっすかね?っていうふうに言って。
ポッドキャストとかラジオとかこれまでたくさん聞いてて、どういうのが自分にあったりとかあったんですか?
そこから探してみたりとかいいかと思うんですけど。
ポッドキャストもラジオもあんまり聞いてこなかったんですって。
企業参入的にポッドキャストはコストが低いからっていうことで、やってみたいっていう行をやったんですよ。
伸びる方法とかパッと分かんなくて、ちゃんとGPTで壁打ちして探したりしてるんですけどっていうふうに。
ITのこうやったらこういう感じなんかなとか。
なかなかなくてとか言うんで。
ポッドキャストでそういう企業をしてる人ってね、僕もそんな農家をしながらのパターンでぼちぼちやってきた人間やけども、
誰々さんとか誰々さんとか誰々さんとかはいてるよねとかいう話を。
僕の浅い経験なりに、それなりにいろんなとこ顔出すぎたじゃないですか。僕たちも。
誰々さんいますよね。
僕誰々さん会いたいんですよ。誰かこん中で連絡先知ってる方いません?つないでほしいんですよっていうふうに言ってたんですよ。
その会の時間は1回終わってて、居残りの方々どうぞっていう形で。
そうしたらバッと人減るじゃないですか。残り組はどうぞご自由にって言ったら3人ぐらいだけになったんですよ。
一応私もいてて、その子が僕がそれなりにポッドキャストやってきたっていうことを後から知ってものすごい食いついてくれたんですよ。
手前ミスなりにそれなりにやってきたじゃないですか。
頑張ってきたな。
頑張ってきたじゃないですか。
主にコウヘイ君はな。
伊藤さんもありがたいことなんだけど。
で、その会でこの子の動きとこの子の若さとこの子の性格というのを鑑みてて、どうしようかなって思いながら僕がその子に、
もうごめんね、S君と。これから起業してもうポッドキャストでやっていくっていうことだから、僕なんか到底そんな人生は送ってきないし、片手間で趣味でやってたようなもんやけどね。
でも僕なりにもうすぐで7年目入るんやけど、ポッドキャストってどうやって面白くできるかなとか思って、S君と同じように探し回ったりして参考例をたくさん教養してきたりとかしてきたことがありますと。
先ほどの話の方も聞いてて、動きの方も見させてもらってて、ちょっともうこれだけ言わして。もう僕はあなたの上司でもないけど、これだけ1点言わして。
簡単に答えを求めようとしないで。
今の子やなっていう。
なんとなく伊藤さんも分かってくるはず。
まあまあわかるよ。
で、その子が固まって。
なんと言おうかな。
僕はもしかしたらS君がこの先すごいポッドキャストを作って、僕があの時偉そうなこと言ってもたなっていうふうなことになるかもしれへんけれども、S君も個人事業主として今後やっていくんよねとか。
そうしたらさっきのような動きはやっぱりやるべきではないと私は思うよと。
で、この回のテイストもだいたい最初にあったものは、やっぱりコミュニティとしてポッドキャストやってる人やからコンテンツで思い切り当てたいんだっていうような感じの会話じゃなかった。
そこでバッて入るようなことを言うのも、やっぱりちょっともうちょっと待ってもよかったんちゃうかなと私は思うし。
S君が求めている答え、簡単にこうやったら伸びるっていうクエスチョンっていうのは、僕も求めてきたし、さっき企業で見てくれた何々さんも多分みんな求めてきてる。
そんなもんあるんかなと思うけど、僕が知り得る限りは多分ない。そんなものはないです。
学びと農業の話
そうね。
ないんですよ。
思ったもんですわ。
なくて、もちろん制作においてのTips、こういうノウハウみたいな小さなもののいろんなものは転がってるし、僕も話すことができるけど、そんなこれがこうだからこうですのやすっていうような簡単な答えは存在しないと僕は思う。
逆にそれ言ってくるのも怪しいコンサルやからね。
その後の話、そんなことも言ったな僕。
ポッドキャストのコンサルの愛人も言ってるけどみたいなことも言ったけど、多分ないと。
結局はそんな激悪はなくて、トライ&エラーを積み重ねながら、これが本質なんじゃないかなっていうのを各々が勝手に見出していって、これが正解だろうって自分に信じ込ませながら、
いやそうでもないんかなと思いながら配信続けていく他しかないと。
僕はそうだと思うっていう風に言って、まあその子何も言えねえっすねって言って、まあ反省してくれたんですよ。
まあそういうことがあって、その後で僕だって若い頃そんなことあったんよっていう話をしていって、
若い頃ってそんなもんやみたいな話で周りも残ってた人も頷いてくれてて、農業の話もちょっとしたりしてて、あんまりそれは伝わらなかったのでズームは終わったんですけど。
で、まあ僕もあんなこと言うたけど人のこと言えやなと思って、ちょっと農業の話をしたっていうところの話を深めて、今ここでやろうかなと。
僕が前回はiPhoneの回ですね。iPhoneを届けるっていう回。
あの時に桃の師匠、大阪の桃の島のギネス記録出た人に会いに行って、農業始めて半年くらいの僕はね、行って話し聞きに行きましたと。
で、なんて言おう分からんと。
で、ながらうちの父親と一緒に最終的に話聞いてて、こういうことかなっていうんで教えてもらって、やったっていう過程があるじゃないですか。
で、その時に教えてもらった専門的な話をすると、一般の人は分からんやろうけど、窒素が1体。
窒素リン酸カリーだったら、1対4対1の比率で疲労やれとかね、言われたり。
要面散布はこれを5回やれとか、マグは単にこれを2袋やれとか、こういう話を聞いたんですよ。
で、細々したことあるけど、これが主要なところやったっていう僕の中の受け止め方やったんですよ。
で、その時に桃の栽培方法の本とか、3冊ぐらい買ってて、で、JAの傍聴歴ももちろんそこで入手して、
で、僕その時に、もうこれでええやんって思ったんですよ。
え?終わったやんこれで。これ答えやんってなって、花高々にいてた時期があったんですよ。
若い頃、若い頃ってか始めたてってことやな。
始めたてやけど、そんな気になってたんですよ。話の続きはなんとなくわかるでしょう。
実際はそんなわけないんですけど。結局はうちの父親の栽培技術の上乗せであるべき栽培技術でプラスアルファで甘い桃ができるっていうもんだったんで、
そんなわけなかったんですけど、その時は僕はそれが答えと思い込んでしまってたと。
新品種同士会の発見
で、そんなふうに思い込んでた時に、みかんの新品種同士会っていう農家の集いあるじゃないですか。
その時に、桃でもこんな答えがあるんやから、僕、もしかしたらみかんの業界でもこんな誰にも教えてない秘宝的な裏技あんじゃね?って思ってたんですよ。
桃でそれを聞いたんだね。
で、和歌山県で有名な総和果樹園っていう大きなみかんの会社がありまして、そこの社長さんが新品種同士会でいらっしゃって、
僕、めちゃくちゃ話聞いたんですよ。飲み会の時に。これってないっすか?って。
なんか手法ないっすか?って言われてて、山本君って言うんやねって名刺持たれてて。
そうか。桃でそんなのあったよね。そうかそうかそうか。
いろいろ方法を教えられるけど、君に山本君に今伝えるべき言葉はどうかな?
総合的にやで?って言われたんですよ。
その時は僕、何答え隠してんねん?って思ったんですよ。
で、今になったらわかる。
総和果樹園の社長が僕に言ってくれたこと。
で、あの時の僕に総合的にやで?って言った政府は、僕がポッドキャストのさっきの若い子に言った答えを求めるなとか、
答えは多分ないっていう。積み合わせながらっていう。
桃の栽培における挑戦
それと、まあ一緒やなって。その時に思い出して気づいたんですよ。
まあ誰にでもある若い頃のあれよな。
そんな単純な話ですよ。
で、そんなことって各々時間経ってば気づくものやのに、僕今年もミスってるんですよ。
今年の桃が、去年の桃がちょっとちっちゃかったんで、肥大させたかったんですよ。大きくさせたかったんで。
一本の木にならせる量を減らせば実は必然的に大きくなると。1個あたりは。
だからつまり実を落とす撤化の作業とか、袋掛け時期の数とか、そういうのがあって。
で、僕そういうのを本でいっぱい調べたんですよ。
本で調べて、近くの桃のおかさん、荒川とか他の山中の桃のおかさんのコミュニティとか、
LINEで登録してとか、ああいうところでも聞いたりして、枝あたりこんだけで付けてるよとか、
そういう写真とか見せてもらったりして、こうじゃねえか、こうじゃねえかって思って、そのデータを集めたんですよ。
で、うちの父親に今年はこうしたいと。
これまでは僕そんなに自分の意見って強く言うことなかった。
うちの父親の言われた通りにやってきただけでやってきた。情けない。
そんなもんよ。
そんなもんないけど、こないだ後継農家の弱点のやつやったじゃないですか。
あの後から僕こういう自己開示ガバガバになってるんですけど。
うちの父親も弱ってきたからって言うんで、ちょっと自分なりに軸で動かせるポイントを見せたいっていうのと、
これやったら良くなるでっていうところを見せたかったと。
今までの自分の積み重ねもあって、そう思ったら一回やってみたいっていう欲は出てくるんやなと。
それは分かるよ。
分かっていただけます?
分かる分かる。
で、うちの父親に言ってて、じゃあ公平の言うようにやってみるかってなったんですよ。
で、父軸やった鉄火袋掛け作業が僕軸になったんですよ。
で、これこうしてこれこうしてって僕がどんどん言うようになったと。
で、もちろんこれまでより落とした。着火量を減らした。
で、うちの父親がここはもうちょっと付けててもええんちゃうかっていうようなことを言ったとしてでも、
僕はあの書いている基準に基づいて、これが桃栽培の基準なんだから。
こんな父親の片田から独自でなんかなってしまってる勝手なものではなく、これを基準にしてでやりたいということで、
言葉半分にしてやった。
はいはいはい。あるある。
あるある?
あるある。
あるあるやと思う。
あるあるある。
で、一通りの品種それでやったんですよ。
7割方はそれでやったかな。
で、結果うまくいった畑もあったし、めっちゃ落ちた畑もあったんですよ。
あ、そうなんや。
落ちたのはそれは何?その徹果が原因ってことなん?
だから落としすぎ。
落としすぎたら落ちるん?
木暴れた。
まあ、みかん的に言うと、もう桃でもそうですよ。
だから、実を落としすぎたら、一般の人分かりやすく言うと、子育てをしなくてよいじゃないですか、その木は。
そうね。もう終わりやよみたいな感じになるよね。
そうそうそう。ってなったら、もう自分の木が大きくなる方にベクトル生かすんで、
桃のついてる、現時点でついてるやつさえも別にもう子育てやめてポトって落ちてしまう。
かく割れっていう現象が起きたり落ちたりっていう現象があったんですけど、そんなアホなって思ったんですよ。
僕もとづいてやってたのにと思ってて。
で、うちの父親が収穫前になった時に僕に言ってて、
まあ、コウヘイ、世を見とけよと。
お父さん、こんでなるって思ってた?
思ってた。
あのね、コウヘイね、地力ってものがあるねんと。
その畑畑においての地力ってものがあるねん。
あそこは水田や。田んぼを畑に変えたところ。
あそこはそんで地力ないわ。
あそこやったら、コウヘイの言うように世を落としたら、まだあんまり大きなる可能性あるわな。
ここは山端の赤土のところ。
この微妙な傾斜のここや。
ここはね、地力がすごく強いからこんで落としたらあかんのよ。
まあ、コウヘイ、よくわかったなって。
そうなんや。
まあ、いろんな農家が通ってるような話ですよ。
いや、あるよ。あるある。
僕もよく言われるもん、そんな。
やりたかったらやったらええけど、みたいなやつ。
後出しで言うなよって思ったんやけど、
父親はみこをしてて、うちの母親に晩御飯食べるときに、あそこ赤やろなって言ってたのは後から聞いたんで、
見過ごされてたんやなって思いながら。
結局はさっきの彼に言ったセリフと同じで、
ポッドキャストの彼に言った話と一緒で、これが答えって思い込みすぎてたんですよ、僕。
答えはあると思ってた。
そんなことなくて、結局これが本質なんじゃないかっていう、右往左往しながら見出していくだけの答えじゃないですか。
まあ、これやってあかんかった、これやってよかったっていうね。
そこの部分を自分の土台の中へ入れ込んでいくことをしていくしかない。
そうじゃないですか。それを通っていくじゃないですか。
規模の大きいところを視察とか行ったらさ、
画一的な管理とかいっぱい見るじゃないですか。
見るな、見るわ。
わかるでしょ。
わーってなるよ。僕もこの前視察行ったばっかりやからわかるよ。
これはすごいと思う。
かっこいいじゃないですか。
かっこいい。家帰ってきて自分の木見て、わーって思うわな。
規模大きくしたら画一管理やから。
それがあったんが、画一管理っぽくしてしまったんですよ。
だから、わーってなるな。そこで失敗して。
そこの桃畑、収穫行くのめちゃくちゃ嫌でしたもん。
見るたびに自分の失敗が。
パートさんとか、その同じ畑の奥の方に収穫行ってくれてると。
奥の方から手前に来るときに、声がないわとか言われたら、
もうグサグサ来るんですよ。
AK筋や。
AK筋だけど、僕の船に乗せてはならないなって。
でもあれやで。それもできれば今やからできるんやで。
今のうちじゃないと逆にできやんで。
良かったとこもあったんやけど。
だから、こういうの学びじゃないですか。
学びやな。
あるじゃないですか。今桃の話だけど、全農作物でこういうことあるじゃないですか。
あるよ。あるあるある。
で、なんていうんかな。
農業をトライアンドエラーで深めていけばいくほど、
自分が分からないって思うんですよ。今僕。
そうやろな。
今もそうじゃないですか。やっぱり僕は分からなかったんだ。
だから今うちの父親が、父親の経験上で磨いていっている解像度と僕の解像度は圧倒的に違って、
僕が失敗して解像度が高まったわけじゃないですか。
そうやな。
知力っていうものをもっと頭に入れるところにあかんかったんやなとか。
で、解像度が高まっていけばいくほど、まだ俺は分からないっていう。
デクトロが働くっていう。
そうやな。
これを繰り返していってて、彼に偉そうなことを言ったけど、
全く過度違いだけどね。ポッドキャストと同業だったら偉そうなことを言ったけども、
言うて良かったものかどうかなかったものか。自分の過去を振り返りながらとかね。
言うて悪いことはないと思うけどね。
農業経営の考察
で、こっからね。これは言うてあかんかもしれへんけど、全く別のエピソードで。
和歌山県で経営の発表会が農家で集まって自主的にやるやつがあるんですよ。海南であるんですよ。
海南でやったやつね。あなた方がね。
何て言うんかな。経営計画発表とか。
事業計画の発表の進捗と今までこんなんやったみたいなそんな感じ?
そう。和歌山県でそういう自主的にやる会があって割と先進的な取り組みだと思うけど、それを僕も参加したんですよ。
で、丸一日いろんな農家が今後私こうしていきたいんですっていうような計画を発表すると。
それをホール貸し切ってやったんですよ。
で、その日丸一日一通り聞いたんやけど、僕その日で一番印象残ってるのが、あの辺の農家さんで、もしかして言わなあかんな。
まだ経験ね4年目ぐらいの子。
はいはい。
のみかん農家さん。で、その子も何億と売る目標を立ててる子。
で、いけいけな子ですよ。
で、その子が発表を始めた時に、内容を見ていったら、その子はその周辺の農家さんから仕入れて売るっていう形式を取る発表やって、
普通の農家とは違うダイナミックさじゃないですか。
そうやね。商売とかそういう風な考え方だよね。
商売じゃないですか。仕入れて売るやつ。
自分のところを大きいするとかね。経営的な考え方よね。経営者的なね。
別にそれは規定するべきでもないし、すごいことやと思うよ。5億ぐらい目指すんやって。まだ20代半ば前半かもしれへんぐらいの子か。
ヒトさんは頭かけない。
多分分かると思うけど。
言わんといてよ。
言っても来てくれるかしら。違うんかな。
農業の本質とは
その子が発表をパワーポイントで前で立って、一番最初に言ったことが、
農業ってこれやってきて、農業って簡単やなって思いました。って言ったんですよ最初に。
僕それ、ずっと頭の中に残ってるんですよ。
で僕が今までこうやっていって、失敗しながらで自分が分からない分からない、経験していけばいくほど分からない分からないって思っている。
今でももっと分からないと思った。
本質を見出そうと頑張ってるんだけど。
あの子は初めて3、4年でみかんですよ。
この農家がいっぱいいる会場の中で、前で一発目に農業って簡単やなって思いましたって。
よう言うなと。なんかね怒りがあったんですよ。その時はっきり言うと。
話どう繋げようか難しいな。
農業の本質ではないと思うぞ俺はって思って。それは仕入れて売ることが思ったより簡単やったわけで。
農業っていうのをなんで捉えてるかね。
商売として成り立つ農業っていうんであればそういう意味であってるかもしれない。
言わんが良かったかなと思いながら上手く話が完結できないんだけど。
あれが僕引っかかっててこの話になんとか繋げたかったんだけど上手く繋がってるか分からない。
まあでもねそれでその子は結果出してきたんやったらね。
まあね。
簡単やって思って。でも逆に言ったら僕らもセオリーみたいな。
栽培方法と経営方法でまたちょっと違うから何とか言わんけど。
栽培やっててさ僕その桃とかでさこの畑でまだ単に30万上がったやろなちゃんとやってたらとかこういう積み重ねがいっぱいあるわけで
簡単なんだってとても思えない。いつも失敗。
逆よなまあでも逆っていうかさ。
得た方法?
得たっていうそのライン。生活していくって言うんやったら今親父さんがやってくれてるレール歴史を通りにやってたら生きてきるやん。
そういう意味では簡単やん。めっちゃ頑張ってあちこち売り込みに行かなあかんとかこんなことせんでもいいやから。
最低限をやろうと思ったら簡単やけど。
あと10万あと5万あと1万とかってお客さん喜んでくれる等度あと1度っていうその求める先が簡単かどうかって話。
そのラインの違い見方の話やったら思うよ。
今の話に繋がるか繋がらんかって言ったらなんとも繋がってない。
いやーこの子は農業の本質をどう捉えてるんやろうってなんかすんげー思ってて。
見方はいろいろあるから。事実は一個やけどね。その子にとっては簡単やと思ったかもしれへんけど。
それあの場で前で発表して言う。
それを言えるっていうことは自信があるから。
僕は自信がないよ。
相手もやっぱりそういう人の方へこうなんちゅうかな。
流れるか。
寄ってくるもんもあるから。そういう人としての魅力も多分あるとは思うんやね。
そうか。
だからそれで痛い目を見るかもしれやんし。もしかしたらそれがすごいうまいこと転がっていくかもしれやんし。
そこはもうその人の。
そやな。
あれじゃない?
よそとこの話やからな。
うらやましいなとは思うけどね。
うらやましいなとは思うよ。
そういうなんちゅうかな。なんでもかんでもこういけるっていうのが。
簡単やと思っていけるっていうのはすごいうらやましいなとは思うけどね。
うまく繋がなかったかな話は。
まあ本質とはっていうことに向き合った話ですよ。
経験の重視
まあ誰にでもあると思うで経験。
答えなんか簡単にないんですよ。ないと今は僕は結論付けてるよ。もしかしたらあの子は答えを知ってるのかもしれないけど。
まあゴールの場所よ。場所場所。ゴールどこに置くかよ。
すんげえ抽象的な話したな。
それ以上言えやんもん。
まあまあな。
人の感覚やからね。
人の感覚やもんね。
多分これどの仕事でもあるやろうね。
あると思うよ。絶対あると思うよ。
僕はこの仕事はね簡単とはとても言えない。
逆に言ったら今見えてるうちで全部やってしまうんだけど逆にそれができるようになった先に見えるものもあるからまたそこで難しいと思うかもしれないし。
ああそうやね。永遠にそれとぶち当たって終わるんだよな。
人生でそんなもんやめて。
そんなもんすね。そうっすね。
もう最悪の締め方やけど。
いいと思う。失礼いたしました。
以上です。
以上ですか。
僕としてはスッキリしてるね。
発表できたって。
ポッドキャストでエピソードができたということで。
じゃん!
31:03

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