Spotify Hi-Fiの実装と体験
Spotify Hi-Fi)ロスレス)がついに実装!、4年半待ちわびた高音質を体験。
Spotifyから高音質プランが出るって聞いたけど、いつから使えるの?実際に音質はどれくらい変わるの?データ通信量は大丈夫?
もしあなたがこんな疑問を抱いているなら、この記事はきっとお役に立つでしょう。
長らく待ち望まれていたSpotify Hi-Fi)ロスレス圧縮形式が、ついにプレミアムプラン向けに実装されました。
私もこのニュースを聞いて、早速試してみました。今回はその体験を通じて、Spotify Hi-Fi)使った感想や意外な落とし穴になりかねないデータ消費量について、正直な感想と具体的な情報をお届けします。
待望のSpotify Hi-Fi)ロスレスが、ついに登場。その背景と利用条件。
遡ること2021年2月、Spotifyは高音質プラン、Spotify Hi-Fiの提供を発表しました。
しかし、その後しばらく具体的な進展がなく、私もあれはどうなったんだろう?と、たびたび話題にしていました。
そして2025年9月、実に約4年半の時を経て、ついにロスレス圧縮形式の音源配信が開始されたのです。
ロスレスって何?高音質体験への第一歩。
ロスレス圧縮とは、音源の情報を一切損なうことなく圧縮する技術のこと。
つまり、CDと同等、あるいはそれ以上の高音質で音楽を楽しむことができる形式です。
従来のMP3などの非可逆圧縮では、データ量を減らすために一部の情報が削られていましたが、ロスレスではその心配がありません。
利用にはSpotifyプレミアムへの加入が必須。
このSpotify Hi-Fi、ロスレス機能を利用するには、通常のSpotify無料プランでは効けません。
Spotifyプレミアムへの加入が必須となります。
私の場合、以前プレミアムプランに加入していましたが、音楽をあまり聴かないため解約していました。
しかし今回、ロスレスへの興味から再開を決意。
ちょうど今再開するなら月額540円で2ヶ月利用できるというキャンペーン案内が表示されたので、これはお得だと思い迷わず加入しました。
キャンペーン内容はユーザーの利用状況によって異なる可能性があるので、気になる方はぜひご自身のSpotifyアプリで確認してみてください。
1ヶ月無料などのキャンペーンが実施されていることもあるようです。
実際に体験、Spotify Hi-Fiの音質はどうだった?
最も気になるのが、やはり音質ですよね。
正直なところ、私の耳では劇的な音質の変化を明確に聞き分けることはできませんでした。
データ消費量と注意点
比較もせず、普通に音楽を聞いた限りでは、もちろん当たり前に綺麗に聞こえるという印象で、不満は一切ありません。
ロスレス再生の確認方法、PC版アプリ
本当にロスレスで再生されているのかな?と不安に感じる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
ロスレス圧縮で再生されているかは一目瞭然です。
PC版、Spotifyアプリでの設定方法は以下の通りです。
アプリ右上の自分のアイコンをクリックし、設定へアクセスします。
設定画面を少し下にスクロールすると、音質タブが見つかります。
ストリーミングの音質と、ダウンロードの項目があり、ここでロスレスを選択できます。
設定後、再生中の楽曲の下部にもロスレスという表示が出れば、正常に高音質で楽しめている証拠です。
スマートフォンアプリでも同様の音質設定があるはずなので、ぜひ確認してみてください。
ほぼ全曲がロスレス対応?
Spotifyの公式発表では、ほぼ全曲がロスレスに対応すると言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
私のお気に入りのローファイヒップホップアーティストや、イヤホンチェックによく使う有名曲、さらには古いR&B、アンボーグなど、ジャンルを問わず10から20曲ほど再生してみたところ、すべてロスレスアイコンが表示されました。
かなり幅広い楽曲がカバーされている印象を受けましたので、あなたの好きな曲も、きっと高音質で楽しめるはずです。
知っておくべき注意点。
Spotifyロスレスのデータ消費量
高音質を楽しむ上で、絶対に知っておくべき重要なポイントが、データ消費量です。
特に、モバイルデータ通信を利用する方は、注意が必要です。
Spotifyアプリの音質設定画面には、各音質レベルでの1時間あたりのデータ消費量が記載されています。
低音質24kbps約0.01GB時間
標準音質96kbps約0.04GB時間
高音質160kbps約0.07GB時間
最高音質320kbps約0.14GB時間
ロスレス約1GB時間
この数値には私も驚きました。
例えば、データ容量が3GBのモバイルプランを利用している場合、ロスレス音質でたった3時間音楽を聴くだけで、その月のデータ容量を使い切ってしまうことになります。
Wi-Fi環境下での利用が断然おすすめです。
外出先でロスレスを聴く際は、データプランの上限に十分注意するか、あらかじめダウンロードしておくなどの対策をとりましょう。
他の音楽ストリーミングサービスとどう違う?
高音質プランはSpotifyだけではありません。
Apple MusicやAmazon Music HDといった他の音楽ストリーミングサービスも、それぞれ高音質のサブスクプランを提供しています。
私自身、Apple Musicの詳細はあまりわかりませんが、Amazon Musicについては少しだけ知っています。
Amazonプライム会員であれば、ある程度の楽曲は聴けますが、より多くの曲や高音質、Amazon Music HDを利用するには別途、追加料金が必要です。
私のように、音楽にそこまでお金をかけたくないという人間にとっては、これらの追加料金は少し抵抗があります。
しかし、熱心な音楽ファンにとっては、質の高い音楽体験のためなら、納得して支払う価値があるのかもしれません。
最終的には、提供される楽曲数、好みのインターフェース、そして料金体系など、あなたのライフスタイルと音楽へのこだわりに合わせて選ぶのが一番です。
まとめ、Spotify Hi-Fiで新しい音楽体験を始めよう。
長年の沈黙を破り、ついにそのベールを脱いだSpotify Hi-Fi、Lossless。
私の耳では劇的な変化を感じられなかったものの、よりクリアで、情報量の多いサウンドを手軽に楽しめるようになったのは間違いありません。
特に、以下のような方には試してみる価値があるでしょう。
高音質での音楽体験に興味がある方。
ハイエンドなオーディオ機器を持っている方。
キャンペーン期間中にお得に試したい方。
ただし、モバイルデータ通信時のデータ消費量には十分注意が必要です。
Wi-Fi環境を積極的に活用し、最高の音楽体験をお楽しみください。
このタイミングで、音楽ストリーミングサービスの乗り換えや、新しいサブスクを検討している方は、ぜひ、Spotify PremiumのLossless圧縮機能を一度試してみてはいかがでしょうか。