2024-11-18 26:28

Lap15 レーシングドライバーの運転技術を向上させる秘密の練習「雪上トレーニング」- ゲストは山下健太さん、熊久保信重さん -

今回は、レーシングドライバーが運転技術を向上させるために行っているという秘密の練習「雪上トレーニング」についてお聞きします。


<ゲスト>

山下健太(レーシングドライバー)

熊久保 信重(エビスサーキット社長・レーシングドライバー)


<メインパーソナリティ>

勝又 智也(モータースポーツMC)


<トークテーマ>

モトクロス時代のヨコハマ2輪タイヤのサポート

タイヤの使い方を覚えるための雪上トレーニング

スタッドレスタイヤ開発の裏話

タイヤを滑らせることで、車を安全に走らせるプロレーサーのテクニック

路面やタイヤの状況が悪いときにタイムを出すためのトレーニング


<番組情報>

この番組はクルマ好きの皆様に向けたタイヤにまつわる情報をお届けするポッドキャスト番組です。

普段何気なく使っている車のタイヤは、実は命をも預かる重要な役割を担っています。 そんなタイヤについて、タイヤの専門家やプロのレーシングドライバーをお迎えし、有益な情報からマニアックなタイヤ情報までタイヤにまつわるお話を展開していきます。


<番組 X>

番組のX(旧Twitter)ができました。ぜひフォローをお願いします。

番組への感想・メッセージは、ハッシュタグ #きくタイヤ をつけてツイートしてください。

https://x.com/kikutaiya


<リンク>

Apple Podcast

https://podcasts.apple.com/jp/podcast/id1738398795

Spotify

https://open.spotify.com/show/0fclodFfkCDINNaoah1fBg

ヨコハマタイヤ

https://www.y-yokohama.com/product/tire/

横浜ゴム株式会社

https://www.y-yokohama.com/

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

サマリー

このエピソードでは、山下健太さんと熊久保信重さんが雪上トレーニングの重要性について議論し、ドライバーの運転技術向上にどのように寄与するかを解説しています。また、夏でも行えるトレーニング施設の開発や、名だたる選手たちの参加についても触れています。さらに、一般の運転技術向上に向けたアイデアを提供し、プロのレーシング技術が一般の運転にも活かされる方法を探求しています。

00:05
きくタイヤ タイヤにまつわるエトセトラ
こんにちは、勝窓智也です。この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
雪上トレーニングの紹介
現役のレーシングドライバーは、冬場にどんなトレーニングをしているのでしょうか?
本日は、レーシングドライバーが運転技術を向上させるために行っているという秘密の練習、雪上トレーニングについてお聞きいたします。
また、雪上でより安全に走行するコツや、スタッドレスタイヤのお話もさせていただきたいと思っています。皆様どうぞよろしくお願いいたします。
それでは本日のゲストをご紹介いたします。前回に引き続き、レーシングドライバー山下健太さんと、そして、エビスサーキット支配人兼レーシングドライバーの熊久保信重さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
これ、支配人は支配人じゃないんですね、今。
エビスサーキットの代表なんですけど、以前支配人だった時代の友達が仲間がね、もう支配人という呼び名になってたので、それが今でも代表になっても支配人があだ名になってるので、支配人でいいです。
そうですね、あだ名支配人ですからね。役職は皆さん社長ですからね。
はい、そうなんです。変な話ですけどね。
僕だって支配人に会ったのもう何年?20年?
もう20年以上前。
エビスサーキットさんざん通いましたね。
20年じゃ聞かないね、25年とか。
そうですそうです。ちなみにエビスサーキットはどこにあるサーキットとか、ちょっとエビスサーキットのご説明でいいですか。
エビスサーキットは福島県の日本松市にあります。ちょっと特殊なサーキットで、動物園の中にあるという。
サーキットに来るとライオンやキリンやラクダも見れますよ。
確かに。
ライオンやキリンやラクダを見たついでにサーキットに来る人はあんまりいないですからね。
いないですね。サーキットに来たついでにライオンやキリンやラクダを見ると。
僕ね、営業妨害かもしれないけど、普段エビスに行くとホワイトライオンがすごい有名で、ホワイトライオンがいるんですけど、ホワイトライオンが寝転がったりして茶色いんですよ。
やる気がないですね。
そう、だけどゴールデンウィークになると真っ白になるんですよ。
本当に真っ白なのですぐ汚れちゃうんですよね。
たぶん飼育係が水かけて。
そう、そんな有名なエビスサーキットの今回は社長、新しい会員にお越しいただいてますのでよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
そして前回に引き続き山下さん、リースターの皆さんに一言ご挨拶お願いします。
はい。1995年8月3日生まれです。よろしくお願いします。
3回目だね。ありがとうございます。
というわけで山下さんは前回もご出演いただいておりますが、国内モータースポーツの最高峰であるスーパーGT、そしてスーパーフォーミュラーの両カテゴリに参戦をしている山下さん。
それぞれのレースの見どころや魅力について前の番組ではお話をいただきました。
というわけでリスナーの皆さん、ぜひ前回の放送もお聞きいただきたいと思います。
さて、熊久保さんはですね。
ここにレーシングドライバーって書いてあるんですけど、レーシングドライバーではないかもしれないですよね。
レーシングドライバーってラリーやったり、ドリフトやったり。
ドリフトやったり、ダートラーやったりっていう。今でもね、もちろんダートトライアルの方に出たりはしてるんですけど。
でもレーシングドライバーと言われるほどのもんではないですね。
でも支配人がモータースポーツを始めるきっかけは何だったんですか?
実は小学生の頃にモトクロスを始めまして。
バイクから?
実はこの横浜タイヤさんとのお付き合いというかサポートを受けてるのが、16歳から受けてるんですよ。
モトクロス時代から?
モトクロス時代に、全日本モトクロスに出てる頃にサポートを受けまして。
今、現時点もダートトライアルなんかでは横浜タイヤさんにサポートしていただいて。
もちろんD1グランプリ途中のドリフトの時代では、2回のチャンピオンともバンネオバでチャンピオンを取らせていただきまして。
トータルで今54歳なので、実は38年間横浜タイヤのサポートを受け続けて。
今現役の中では最長なんじゃないかなって思うんですよね。
絶対最長ですね。
多分山犬知らないと思うんですけど、横浜タイヤって昔二輪のタイヤをやってて。
全然知らないですよ。
めちゃくちゃ有名で。
二輪のロードレースだったりオンロードだったりオフロード、モトクロスのオフロードタイヤだったりっていうのがあって。
今MTタイヤでジオランダっていうものがあるじゃないですか。
実はモトクロスタイヤ以前は、モトクロスタイヤがジオランダっていう名前だったんです。
そうなんですか?
ロードレースのタイヤはゲッターじゃないですか。
ゲッターあった?
ゲッターとジオランダっていう二輪のモータースポーツタイヤがあって、その時代のジオランダを使ってたオフロードのサポートライダーだったんですよね。
すごい、38年。
でもレーシングって、ドライバーというか最初ライダーですけど、モータースポーツを始めてもずっと横浜さんなんですね。
ずっと横浜なんですよ。
実際自分が競技で使うのは、もちろんチームはいろいろ変わったりしてるんですけど、実は私個人が競技で使ってるタイヤっていうのは全部横浜さんで。
実は二輪時代、ドリフト時代、ダートラー含めて、全部横浜の帽子を被って表彰台に上がったことがあるっていう。
すごい。意外に支配人すごいんですね。
そんなことはないですけど。
エビスの社長とか支配人かと思ったら。
一途なんですよ。
浮気をしないタイプですね。
浮気をしないタイプなんですよ。
でもどうですか?38年横浜さんとお付き合いして、横浜さんのイメージってどういうタイヤメーカーですか?
いややっぱり、高校生の頃から使ってるタイヤですし、やっぱりもともと憧れてたタイヤなんですよね。
モータースポーツのイメージがすごく強いじゃないですか。
その中で私たちも本当にそのスポーツタイヤを使ってチャンピオンを獲らさせていただいたりとか、その後ダートラーでも良い成績を上げさせてもらった。
やっぱりモータースポーツタイヤのイメージがすごく強いです。
ただ、私たちがチームオレンジというチームで活動してるんですけど、とすれば実はモータースポーツタイヤのイメージよりもスタッドレスタイヤのイメージの方が強いんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。
チームオレンジのイメージが?
スタッドレスタイヤの方が強いの?
はい。実はこのチームオレンジがいろいろ高成績を収めるきっかけというのは、スタッドレスタイヤのイベントだったりで、
冬の間にたくさん試乗会などでドライバーをやらさせていただいたことがきっかけで、そのドライバーがすごく上手になったっていうものがあるので。
でも、スタッドレスタイヤの進化に伴って自分たちもタイヤの方を勉強させてもらったっていうのがすごく大きいですよね。
だからスタッドレスに携わらなかったら、もしかしたらあんまりタイヤの詳しいことがわからなかったかもしれないんですけど、スタッドレスタイヤで滑る路面をたくさん走ったことによって技術も上がったし、知識も上がったっていうのが。
なので、本当に横浜さんに育ててもらったっていう感じが一番強いですよね。
すごい繋がりました。
はい。
北海道に横浜さんの雪上のテストコースがありますよね。
スタッドレスタイヤの進化
そこで僕、モータージャーナリストさんたちがスタッドレスの試乗会をするってことで、MCで行ったんですよ。
その時に支配にいましたもん。
ドリフトのマシーン持ってきて、スタッドレスのやってましたもんね。
やってました。
会いましたよね。
だからやっぱり横浜さんのイベントの運営とかドライバーをチームオレンジとしてやってて、雪上の大切さを学び、あれ結構前からやってますよ、スタッドレスの。
もうだから15年以上やってますね。
だからそこで滑るという大切さを学び、いろんなカリキュラムを作って現在に至る。
これちょっと今だいぶ僕が暴走して喋っちゃってますけど、そもそも山下、山剣は雪上トレーニングを受けてるんだもんね。
受けました。そんな歴史があるとは全く知らず。
そう言われて、そうか、そうやって言われてみればそうだなーって僕今思ったんですけど、熱くなりすぎて今思わず言っちゃったんですよ。
なんかね、このまま喋っててね、やばいもうちょっと早く行き過ぎたかなと思ったんですけど。
そうでしたね。それでみんなチームオレンジのドライバーたちが伸びてったんですね。
そうですね、やっぱりそのタイヤの使い方っていうのはそのやっぱ冬を覚えたなっていうのがすごいありますよね。
その時に、要はスタッドレスタイヤの素材を使ったゴムを使ったのっぺら棒のタイヤとか。
はい、スリックタイヤね。
スリックタイヤとか、あとはいろんなパターンの。
逆もありますよね。
そう、ありえないパターンの。
普通のラジアルタイヤの素材を使ったスタッドレスパターンってあります。
もう一つはスタッドレスのゴムを使ったスリックタイヤで雪の上とか氷の上を走るとどうだろうっていう企画をしたりとか。
グリップするんですよね。
すごいんですよ。
するのよ。
体験してみたいですね。
いろんなテストをして、本当にあったアイスガードとか、今何?今の横浜さんのスタッドレス?
アイスガード7ですね。
あれが出来上がってるっていうのは、あれね、皆さん出来上がったものだけ見てるけど、あれを作り上げるためにものすごい面白いことやってるのよ。
あれすごいですよね。
そうですね。
テストコースも、本当に初期はタカスっていうところにあって、それがつい最近、新しくTTC-Hっていう新しい場所になって、室内の氷の評判炉があったりとか。
もういい状態で、いい条件の中でテストをしてますんで、本当にスタッドレスの進化って本当にすごいですよ。
本当ですよ。
本当にすごいです。
スタッドレスって確かに雪の降る期間だけだから短いじゃないですか、夏タイヤよりも。
雪上トレーニングの重要性
だけどすごく重要で、しかもメーカーさんとしてはめちゃめちゃ力入れてるの。
そうなんですか。
そう。
全く専門外だ、分かんない。
あなた滑らせる雪上トレーニングなんてやってるじゃない。それよりももっと内容の濃いジャーナリストの皆さんの試乗会。
試乗会。
あれの方が面白いかもしれない。
そうなんですか。
私たちもそういう試乗会の中で最後にスタッドレスの性能を最大限に発揮させて走ったらどうなるんだろうっていうので、
実は雪上ドリフトを皆さんに助手席とかドリフトタクシーを使ってね、後ろに乗っていただいて体験していただくっていうのをもう15年近くやってるんですけど。
それが派生をして、これはドライバーにとってトレーニングが非常に重要だということで雪上トレーニングが始まって、それにあなたは何の歴史も知らずに参加をしていたっていう。
本当に何も知らない。
めちゃくちゃ楽しんでました。
夏からさっき山県走ってたって言ってました。夏もやってるんですか?
実は雪上トレーニングとか氷上トレーニングがすごくドライバーのためになるので、でもどうしても冬の2ヶ月とか3ヶ月しかできないじゃないですか、そのトレーニングが。
どうしても氷だったり雪上と同じグリップ力、グリップ感のあるコースを1年中できないかなっていうのをずっと考えてて。
トレーニング施設の開発
それでD1グランプリでね、本当にもう聖地と言われた南コースをぶち壊しまして。
なるほど、アスファルトの表面削っただけの滑り。
アスファルトの表面を削って、その削った砂を舗装の上に残したことによって、実際走らせてみたら、もう氷とほぼ同じ状態が作れたと。
そのことを言ってたんですね。
そうです。
そこが夏のトレーニング場所だったんだ。
ですから実際は冬も夏も意外に同じようなトレーニングになってるかなって感じなんですけどね。
なるほど、そういうことなんですね。
なんだ俺、エビスコースはラリーのダートラーの会場になっちゃうのかなと思った。
いろいろ話聞いた時に、そんな話をしていたので。
でもわざとそういうミューの低い状態にして、夏でも滑る練習ができるっていう目的のために南コースがあったんですね。
まずは本当にその氷、冬のトレーニングと、すごく楽しいので、あの楽しさを夏場もできないかなっていうところで作ったんですけども。
もちろんそれによってオフロードコースになったので、今は全日本選手権、全日本ダートライバー選手権も開催されるようになったんですけど。
なるほど。松田辻男選手はね、あそこでスカイラインかな。
そう。
スカイラインですごく南を一発で繋いでて。
一発で繋ぐって多分皆さんわかんないかもしれないですけど、なかなか繋げないような長いストレートがあるんですけど、そこずっとドリフト状態で走れるっていうね。
そうですね。
それが南の走り方なんですけど、やってましたね。
そうですね。なので今はダートトライアルの方々と、あとはレーシングドライバーの方々のトレーニングで使われてるっていう感じですね。
選手たちの参加とその影響
なるほど。
あとは自動車メーカーさんのテストドライバーの方々のトレーニングにも使われてます。
これ言っていい範囲の中で、その支配人の用意している雪上トレーニングを受けてるドライバーって他にどんな選手はいるんですか?
そうですね。すごく私たちの氷上だったり雪上トレーニングって昔から15年くらい前からやってて、10年くらい前から氷上、凍った湖を使ってトレーニングもやってたり、楽しんでもらったりすることやってるんですけど、
一番最初から来てるのは平峰選手、あと千代選手、高星選手がもう一番長いですよね。
なるほど。もう全員日産勢ですね。
日産勢ですね。
日産勢ですね。GTR乗りたち、今Zか。
そうなんですね。
これがやっぱり一番古いですかね。この3人は冬だけじゃなくて、夏場のドリフトトレーニングというのも以前から取り入れてたので。
ですって。
僕らはじゃあもっと行かないとダメですね。
でもトヨタ勢だってあんまり言えないけど行ってるでしょ。
トヨタ勢あんまりいなくないですか。
トヨタ勢はちょっと企画もあってね、いろいろトレーニング、こういうトレーニングをもっとちゃんとエビデンスを持ったトレーニングにしようということで、ちょっと検証をさせていただくことができたんですよね。
その検証のモルモットとして山賢と坪井くんに来てもらって。
モルモットなんだ。
本人は楽しんでましたよ。本人めちゃくちゃ楽しんでましたけど、そういう走ってるデータを回収して、それを分析して、スーパーフォーミュラーとかの走りと比較して、エビデンスを探したという。
でもスーパーフォーミュラーもスーパーGTもタイヤ交換をした後って、新品タイヤだからすごく滑るじゃないですか。
タイヤが温まってる状態だったら、みんなプロの一流ドライバーだから大体同じようなタイムが出ますと。
だけど滑るタイヤを履いてる状態で、大体1周から1周半走んなきゃいけないでしょ。
そこでどれだけタイムを縮めるかって、滑るタイヤに対して慣れてないとダメじゃないですか。
その辺は山県としてもそのトレーニングが生きたなって思う瞬間ってあるの?
僕は去年からずっとやらせてもらってて、今年の開幕戦スーパーフォーミュラーの気温がめちゃめちゃ低かったんですよ。
いつもより開催時期が早くて。
3月の最初にやったんですけど、ローンが10度ぐらいしかったんで。
で、アウトラップが本当にこれでやっちゃいけないでしょうぐらいグリップしなかったんですけど、
本当にそこで結構早かったんですよ、自分のアウトラップのタイムが。
それでアンダーカットできたんですけど、そのタイヤの冷えてる氷カチカチの上走ってますみたいな状態を冬にトレーニングで走らせてもらってたんで、
頭の中ではどうなってるかちょっとわかんないですけど、体でちょっと覚えてて、早く走れた部分っていうのはすごいあると思うので、
いけてよかったなって今思ってます。
司会人としては逆に雪上トレーニングが、そのトレーニングによってレースに影響する部分ってどういうところにあると思いますか。
まさに今山賢が言ったように、実際そのタイヤが発動して、いい状態のところってやっぱりみんな早いと思うんですよね。
でもそこでどんなに頑張ったら頑張らなくても、コンマ1秒とかコンマ2秒とか、もっと小さい単位の差しか生まれないですよね。
でもやっぱりアウトラップだったりすると、もうそこで秒で変わってくるので、じゃあその秒って詰めることはもうタイヤが発動してからはできないですよね。
なのでやっぱりその路面状況だったりタイヤ状況が悪い時に差がつきやすい。
やっぱり悪状況のところでタイムを出せる、安定して走らせるっていう部分がやっぱりレーシングドライバーってすごい大事だと思うので、
そのためのトレーニングかなと思っていただいてもいいと思うんですよね。
もちろんレースの長い間にいろいろタイヤの状況も変わってくるので、その時に同じ運転しかできなければもうタイヤに依存してしまうので、
そこをやっぱりドライバーが臨機応変に走り方を変えていくっていう部分が、やっぱりそういうトレーニングが効いてくるんじゃないかなっていうのが私はあります。
近藤レーシングとしてね、近藤監督が本当に今シーズンのケンタには全てを渡すんだって言ったのもそうだけども、でも山犬としてもやっぱりその雪上トレーニングっていうのは本当に効いてると思うでしょう。
思います。
もうね、雪上トレーニングを山犬受けたんだよってたまたまD1のね、解説終わった後のたまたま何気ない雑談の中で出てきたの。山犬も受けてるんだよ。
その時に、今年の良い調子ってやっぱりそれ関係あるんだろうなーと思って聞きたかったの。
あると思います。それよりもめっちゃ楽しかったです。
待て待て待て待て。
本当にね、たくさんいろいろ山犬も来てもらったし、坪井くんも来てもらったし、他のスーパーフォーミュラントライバーもいっぱい来てもらったんですけど、とにかくひたすら走っても常に笑顔なんですよ。延々笑顔で。
いろいろこう、カリキュラムはあるんですけど、カリキュラム完全無視で、全部ドリフトして楽しそうに走ってました。
馬鹿者。
その恵比寿南コースを一周繋げるっていうのが、結構昔からオプションビデオ見てて、熊窪さんがD1で勝ってるやつとかずっと見てたんですよ、実は。
で、あのコース、なんか飛びながらストレート出てきてドリフト繋ぐみたいなのがあるから、それにずっと密かに憧れてて、これは今やるしかねぇなと思ってやった。
めちゃめちゃ楽しくて、車をいろいろ滑りながら前に転がすとかいろいろあったんですけど、それよりも楽しすぎちゃって。
楽しすぎちゃってね。
やってました、そういうの。
でも恵比寿南を一周全部繋いだ瞬間で確かに楽しいですよね。
そうですね、やっぱり以前の補走のコースだと500馬力とか600馬力ないと繋がんなかったんですけど、実際今のトレーニング、ジャリになってからはノーマルの200馬力の86で繋がるので、多分すごく楽しいと思いますよね。
でも15年前にそれを始めて、これは使えるって言ったらあれですけど、これはレースとかいろんなことに活用できると思って、そういうカリキュラムを作って、今ではさっきTGRさんもそうやってドライバーの走りを分析するための情報を取りに来たりとか、他にもだっていろいろ言っていい範囲ですよ。
僕は全部知ってるからですけど、言っていい範囲で、いろいろ他のメーカーさんたちも、その滑る技術に対して興味を持ってるじゃないですか。
もちろん車の開発だったりとかもあるんですけど、実はこの部分って交通安全にもすごく繋がってて、そこのタイヤの使い方。レーシングドライバーってもちろんタイヤの使い方ってすごい知ってるじゃないですか。
雪上トレーニングの効果
それをもっとレーシングドライバーがこと細かくタイヤの使い方を知ってもらうために、こういう表情トレーニングとかをしてるんですけど、実はその乗り方というか走らせ方と、一般道で安全に車を走らせる走らせ方っていうのは実は全く一緒で、やはりすごいスピード域ですごいことをやっても、やっぱりクラッシュしなかったり、スピンしなかったりっていう走りをするのがプロじゃないですか。
同じなんですよね。一般道でカーブで事故を起こさないためには、じゃあどうしたらいいんだっていうのは、実はやってることは全く一緒で、スピード域が違うだけで。
その辺は今後ね、いろんなメーカーの力をお借りしながら、そういうトレーニングだったり、そういう考え方を一般の方にも伝えていければ、例えばブラックアイスバーンに、冬にね、ブラックアイスバーンの時に車がスピンして事故の可能性が高いんですけど、そういうとこで事故の可能性を最大限にすごく小さくしていくことができたりするので、
その辺のエビデンスを山県モルモットを使って、いろいろ検証させていただいたので。
放送モルモットですけどね。
でもあれですよね、スリッピーな路面、滑りやすい路面って、ものすごく速度が低い状態でタイヤの限界を迎えるので、一般の人には安全に、難しい状況、車の状況をわかりやすくできるっていうのは。
そうですね、本当にある心がけ一つで、そういう滑る路面を少しでも滑らない状態で、もちろん滑るんですけど、滑りながらでも安全に車を走らせることができるテクニックがあるので。
それは本当にプロの方がやってるものを、一般の方にフィードバックするだけでできるので、すごい難しいことではないので。
山県としてはあんまり周りに言いたくないトレーニングでしょう?
それはみんなにあんまりやって欲しくないかもしれないですね。
ヒラミネ選手、千代選手、高本選手、松尾選手も。
松田選手も。
松田千代選手もやってて。
やって欲しくないでしょう?
そうですね、あんまり人が広まらないほうがいいですか?
これ言わないほうがいいんじゃないですか?
今、いろいろとドライバーが言ってるじゃないですか。
ああ、今こんな成績だなっていうのがみんなペンときて。
ニスモの兄さんの人たちも調子いいしね。
そうですね。
大田区も調子いいしね。
三陸もね。
それでヒラミネ君もね、ここに立った時に速さを出すし。
悪条件で速いですからね。
だってチャンピオンを取りましたよね。
あの時も雪路をやってますよね。
もちろんやってます。
その時だって支配人、あれでもだいぶ変わったって話してましたもんね。
そうですね、実はヒラミネ選手はまさに先ほど言った横浜さんの。
今回はレーシングドライバー山下健太さんと
恵比寿サーキット社長兼レーシングドライバーの熊窪信重さんにゲストでお越しいただき、
レーシングドライバーの雪路をトレーニングスタッドレスタイルについてお話をいただきました。
支配人の横浜一筋38年。
そしてその横で笑っている山下健太選手の笑顔がね、本当に印象的な収録となりました。
この話は次回に続きます。
リスナーからのメッセージ
次回のエピソードもぜひお聞きくださいませ。
さて、それではXから寄せられたメッセージをですね、いくつか紹介させていただきたいと思います。
本当にですね、たくさんのメッセージいただいてますが、
まずはどれでしょうかな。
ノリタマさん、近藤監督の裏話が気になり聞かせていただきましたが、最初から最後まで楽しかったです。ありがとうございました。
本当にあの近藤監督もテンション高くて、僕もね、ファンの一人として本当に近藤監督のそばでたくさんお話をできてですね、楽しかったっていうのがこのラップ1でしたね。
そしてどうしようかな、もう一方いきますか。
アイスマンさんですね、朝の通勤中に聞きました。
タイヤの使い方を知れば知るほど興味深く勉強になります。
マエ86にAD-09を履いてからアドバンのファンになりましたし、この番組も聞き始めましたし、たくさん聞いてドライブに反映したいということですので、
もう本当に織戸さんが作ったアドバンネオバAD-09、こちらを履いてですね、ぜひ引き続き番組を応援していただきたいと思います。
さあ、というわけで、この番組はですね、皆様からの感想や質問を大募集しております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
Apple Podcast、Spotifyのレビューでも構いません。
こちらをいただけると大変励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは次回のエピソードでお会いしましょう。
お相手は勝村智也でした。さようなら。
番組からのお知らせです。
ラップ8、ラップ9にゲスト出演いただいた平手光平選手のサイン入り番組公式パネルを、なんと1名様にプレゼントいたします。
番組のXアカウントキクタイヤ勝又の部屋をフォローいただき、アカウントで固定されているプレゼント企画のポストに、
ハッシュタグキクタイヤをつけていいよリポストしていただくだけでエントリー完了です。
応募の締め切りは11月22日金曜日までになります。
その他にも、呼んで欲しいゲストや、取り上げて欲しいテーマ、番組の感想などを、
この任意用リポストに入れていただけると、番組スタッフたちが喜んで動きますので、ぜひこちらもお願いいたします。
26:28

コメント

スクロール