きくタイヤ タイヤにまつわるエトセトラ
こんにちは、桂田智也です。この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
本エピソードは前回からの続きになります。レーシングドライバーの織戸学さんにお越しいただき、高性能スポーツタイヤ ADVAN NEOVA AD09 開発秘話についてお話しいただきました。
続きをお聴きください。どうぞ!
本当にちょっとしたことで、タイヤの性能で、いろんなことを交通安全にもつながるし、
あとはやっぱりそのタイヤを楽しむっていうことで、やっぱりそこの集中して運転することが、安全運転にもつながるんでね。
ただ今、織戸さん、この世の中、タイムアタックがね、ものすごく流行ってますけど、
AD09、やっぱりタイムアタックユーザーには履いてもらいたいと思うんですけど、こういう使い方をするとすごくタイムが上がるよっていう、基本的なところって教えてもらえますか?
使い方、特徴的にこういう使い方をしたらタイム上がるよっていう、そういうびっくりするほどの特徴はないので、一番やっぱりタイヤプレッシャー。
タイヤプレッシャーにこだわるっていうのが一番。
空気圧ですね。
ちょうどだから、僕がテストしたイメージで言うと、ネオバは2.3キロ以上を超えるとちょっと滑りやすくなるんで、それ以下で、本館でそれ以下で使うと、すごく性能はいいかなと思う。
だいたいやっぱり、上げて2.2とかね。
それがちょうど走行してるときに、その前が温まってきて、それぐらいの空気圧になるといいですよ。
空気圧になるとちょうどいいと思う。
ネオバの良さは、これ数々テストしてきたんだけど、ピークが出てから落ち幅がちょっと少ないの。
そう、だからずっと同じような雰囲気でずっと走れる。
だからすごく楽しんで走れる。
それも当然空気圧をしっかり出す。
もちろん空気圧は大事。
ただだから、そこで最近流行ってるラジアルタイムアタック選手園とか、そういうののために作ったタイヤではないから。
そう、だからそれはさっき言ったようにストリートタイヤとかネオバ。
そこ言われるとちょっと弱いけど、でも決して遅いタイヤではないからね。
でもやっぱりその思いがしっかり伝わってるから、ネオバファンいっぱいいますからね。
やっぱりネオバファン、みんなストリートカーが多いですよ。
先日、アドバンサーキットエクスペリエンスという横浜ゴムさんのイベント。
オリドさんにもご協力いただいて、すごく大盛況で終わりましたけれども。
皆さんの中でも本当にアドバン・ネオバユーザーが多くて、でもサーキットにちゃんと来るじゃないですか。
本当に街乗りからサーキットまで幅広く楽しむ方が。
そう、だからもう狙いはまさにそこで。
そこでフジスピードウェイを1分何秒で走るとか、2分何秒で走るとかっていうタイムアタッカーじゃないですよ。
だから普段街中で自分の通勤に使ってて、サーキットイベントやるからじゃあ行こうよみたいな感じで来る人たち。
そういう人たちにぴったりのタイヤなんでね。
履き替えてる人いなかったですもんね。
そう、ネオバの良さ、まずサーキット行ってもそのままサーキットで楽しんで走ります。
そのまま家に帰れるタイヤなの。
そこがやっぱりそこのブロックの摩耗状態であるとかゴムがこうね、柔らかすぎるとゴムが寄ってきちゃってぐずぐずになってしまったりとかっていう。
ネオバの場合そういうことが本当少ないので。
だからサーキットで遊んでそのまま街でも普通に使えるっていう、もうオールラウンドなんですね。
なるほど、一番ニュートラルな位置をしっかりと。
横浜ゴムさんとはどうやってつながりができたんですか?
もともと僕はドリフトのカーボイドリフトチャンピオンというので
初代日本一になって
そこからレースがやりたくて
たまたまその時に審査をやったバンドさん
今GTAの会長で
バンドさんが審査をやったので一回相談してみようと思って
バンド紹介行ったらうちで働いてみろということで
バンド紹介修行に入ったんですけど
そこで飼ってた犬がアドバンです。
なるほど。そうですね。
グレートデンっていう80キロ回る馬みたいな大きな犬なんですけど
そこの名前がアドバンで
やっぱりバンドはアドバンとの付き合いがすごく長くて
僕の中でもその時点からアドバンってかっこいいなと
あと一番はね
僕はねまだ小学校中学校ぐらいかな
小学校ぐらいだよね多分
要はアドバンってブランドが立ち上がって
結構テレビコマーシャルでレースカーを使用した
ゲットワーステップアドバンっていうコマーシャルが結構出てたんだよ
なるほど。ステファン・ヨファンソンとかが出てて
その当時のF2とかアドバンカラーのF2とか
そういうのでアドバンのコマーシャルがテレビでいっぱい流れてた
その印象がすごい強いんだよね
そうなんですね。
あとちょっと6つ離れた兄貴がいるんだけど
兄貴が最初に買ってきたタイヤがアドバンのHFだったんだよね
HFってタイヤがあるんですね。僕初めて聞きました
いやもう本当にもう調べてみたら分かるけど
もう本当にこの今のZERO9に似てるパターン
そうなんですね
それをもっと豪快にしたと
あの当時でもう45年前にあのパターンを作り上げたアドバンで
半端ないかっこよかった
そうなんですね
そうやっぱあの赤と黒の三角マークとか
今憧れですね
憧れがすごいあった
だけど横浜ゴムさんに会う前に
アドバンっていうワンちゃんに会ったんですね
そうです
そこでバンド紹介のアドバンに対する愛をすごい勉強して
やっぱアドバン一つ打ちなんだなみたいな
今リスナーの皆さんは犬なのかタイヤなのか分かってませんけど
いやいやタイヤですよ今タイヤですよ
犬を通してアドバンっていうのをさらに好きになった
通じてね
そこから僕は独立して一人立ちをして
レーシングドライバーになった時に
やっぱりアドバンのドライバーになりたいなっていうのが
一番目標としてあってね
でもそのタイミングきっかけで
憧れていたGT500のトヨタスープラに乗せてもらえることになって
その時使ったタイヤアドバン
そこからGT500アドバン1台しかいなかったんだけど
そこからレーシングタイヤの開発チームなんかと一緒になって
どんどんいろいろとタイヤテストをやらせてもらって
そこからちょっとずつアドバンというね
タイヤブランドのドライバーになってきたのかなという感じですね
今じゃもうミスター横浜って言われるぐらいね
いやいやそんなことはないですけど
でもそのGT500で僕が完成している時でも
優勝は2回させてもらって
非常にそのGT500で優勝した時は初めて
プロのレーシングドライバーになれたなみたいな感覚がありましたね
いやその時の開発チームがめちゃくちゃ楽しかったんですよ
皆さんがね
要はトヨタワークスとか日産ワークスとかいろいろいるんだけども
当時の僕らで言う横浜チーム
横浜ワークスみたいな
車両はトヨタを使ってたんだけど
打倒トヨタワークスみたいな
そうかそうか
セミワークス的な存在
セミワークスじゃないですよ
もうプライベートなチームなんだけど
アドバンとしてはワークスチーム
アドバンとしてはチャレンジで
そこのGT500にタイヤ作りとして挑戦をして
やっぱ優勝したい勝ちたいっていうね
その熱意がみんなすごい
開発しててもすごい楽しかった
だからもう本当にもうやってやろうだよみたいな
そういう昔ながらのレースのノリがめちゃくちゃ楽しかった
もうそのままオリドさんのノリですね
それが抜けきれないんだよだから
まあでもそれ優勝した時はもうとてつもなく嬉しい
いやとてつもなく嬉しかったね
変な話だけど
横浜じゃ正直難しいよみたいな時代だったから
そこで勝てたっていうのはやっぱり嬉しかったよね
それはもう開発の人たちの力
魂のおかげだよね
そんな横浜ゴムの開発の皆さんと
いろいろな思い出話もあると思いますけれども
横浜ゴムとお付き合いをして
オリドさんにとって一番思い出深いことって何ですか?
思い出深いことはいっぱいあります
やっぱりネオバの開発現場なんか
すごく楽しくもあり激しくもあるし
やっぱりレーシング
レーシングのGTワークのタイヤ開発なんかしてる時は
結構年間でテストがいっぱいあって
海外のテストも行ったことあるし
レースに対する思いとかそういうのを
挑戦していくっていうのは非常に思い出深いし
それ以外にもいっぱいあるよね
なるほど
本当にいっぱいある
当時僕がバンド紹介に行った頃
ホイール開発も手伝ったことあるし
ホイール開発?