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2021-01-03 18:41

#103 プレッシャーの正体ってなんだろう

みてね酒井さんから2020年振り返りのポストにいただいたコメントを契機に、プレッシャーの正体って何?というのを考えました。
https://twitter.com/_atsushisakai/status/1345245606860636162

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おはようございます、ゼロトピックです。102?103か。103回目です。
実はマイクを買いまして、マイクを買いましてというか、これ実は3つ目のマイクで、今まで2本ぐらいマイクを買って試しては来たんですけど、
ちょっとうまく音声が収録できなくて、直近はAppleのイヤホンを使って収録するのが、なんだかんだ一番品質がいいなと思って撮ってました。
なんですけど、やっぱり2021年、音声にしっかり投資していきたいなっていうのを思っていて、
いろんな人にどんなマイクがいいのって聞いて、オーティファイの近澤さんからお勧めされたBlueという会社のYetiというマイクを買って、
今日からこのマイクを使って収録してます。試し撮りを何回かしたんですけど、すごい音声としてはクリアに撮れていて、個人的には気に入っています。
なので今後は、ゼロトピーも、あとはもう一個やっているフリーアジェンダの方もこのマイクを使って収録していけるといいなと思っています。
今日なんですけど、昨日ですね、ブログを1本書きまして、2020年の個人と10Xの振り返りを書いたポストを投稿してます。
「10Xの非連続性だけを見せて」というちょっとエモいタイトルを書いていて、2020年10Xという会社にどういう非連続性があったかっていう話と、
あとはもう一つはそれを踏まえて今年2021年、個人的にどういうことを意識していきたいかっていうのを書いた内容になってます。
タイトルが全てなんですけど、やっぱり創業者、あとは経営者として非連続なもの、会社の次の成長エンジンだったりボトンネックになるものを外していくっていう、
そういう成長エンジンを作るってことにフォーカスしたいなと思っていて、そのためにはやっぱりトップである自分が連続性の高いものだけをやっていてはダメだと思っているので、
そこを頼もしいチームを作ってパスをして、代わりに自分は未知というか新しい事実を集めなきゃいけない、不確実性が高い非連続なものを見せて頑張っていこうと思っていますので、今年もよろしくお願いします。
ということで、今日このポストをした後にいろんな方に読んでいただいたんですけど、先日10Xのうちの石川が一緒にイベントをやらせていただいた見てねっていうミクシーがやられているプロダクトのエンジニアリングマネージャーされている坂井さんがすごい嬉しい感想を書いてくれていて、
その感想にちょっと触れたいと思います。どういう内容かというと、10Xのヤモトさんってものすごい複雑でプレッシャーの多い環境にいるはずなのに、こういう文章によるアウトプットがものすごいシンプルで経営素人の自分でも分かりやすい、すごいよなっていうふうなツイートをしてくれています。
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非常に嬉しいなと思いました。ありがとうございます坂井さん。
この内容はともかく複雑でプレッシャーの多い環境っていうのがちょっと自分の中で目に留まって、プレッシャーが多いってどういうことだってみたいなのを昨日ちょっと散歩したりしながら考えたんですよね。
個人的にプレッシャーだなって意識して口に出したりして感じることって実はあんまりないんですよね。ただなんか見えないところでかかっているものはもちろんたくさんあるかなっていうふうに思います。
なんか僕も創業してから今まで白髪とか一本もなかったのに結構出てきたりしてるとか、あとお腹壊しやすくなったとか、なんかそういうのはちっちゃい変化であるんですよね。
それが過励による変化なのかプレッシャーによるものなのかって全く因がわかんないんで今雰囲気で話してるんですけど、とはいえ少なからずプレッシャーがある場面っていうのはやっぱりいっぱいあるし、できるだけそれを取り除こうと先手を打とうと行動することも多いです。
他方でじゃあプレッシャーの正体って何かなっていうのはちょっと今まで考えたことがなかったので、このいただいたコメントを機に少し考えてみました。
結局個人的な結論は背負ってる責任の多さかなっていうふうに思ってます。
どういうことかっていうと、責任イコール自分以外の誰かと約束した期待値の大きさだと思っているっていうところですね。
会社を経営しているとステークソルダーってたくさん生まれるわけなんですよね。
一つはまずはユーザー、お客様、顧客、そう呼ばれるような自分がサービスを提供する相手には私たちはあなたのどういうペインを解決しますっていう約束をして、それをサービスっていうアートフォームに落とし込んで提供していくっていうことをするわけですよね。
だからそのサービスがお客様と握った期待値の中に収まらない限りはやっぱりその期待に応えられてないっていうことなので責任を果たせていないし他方で約束はしている状態なのですごく多くの方に対して責任を負ってる状態なのかなと思います。
一見ウェブ系のサービスとかソフトウェアだと実体として物が見えないことが多いんですよね。
例えばお客様の名前全員分言えますかっていうと言えないですし、どういう人が使ってますかっていうとある程度の分析で明らかにすることはできると思うんですけど、
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じゃあどこに住んでて日々どういう思いで暮らしていてとかそういうところまで理解するのは難しいので、
お客様に対する責任って感じないで経営しようと思ったらできちゃうんですよね。
でもあまり個人的にはそれは良くないというかどちらかというと無意識にお客様に対して意識を払ってしまうので、
やっぱり一つ一つのお問い合わせでネガティブなサービスが期待値に満たしていないっていうことがコメントついたりすると、
やっぱり僕も今でも申し訳ないなっていう思いになったりしますし、
それって何で起きてるのかとか、それはどうやって解決されるべきなのかっていうのはやっぱりいまだに個人的に何がベストかっていうのは都度考えたりします。
まずはお客様に対する責任ってのがあると思います。
それは僕らの場合はB2B2Cなので、
2Bである例えば伊藤陽佳郎さんとかフレスタさんみたいな契約先の企業の方に対しても同じように思うことはあります。
例えば事業計画を一緒に握っていてそれに対して未達だったときに責任を果たせていない。
で、何らかの理由。理由が我々機員のものもあるし、外部機員のものもあるし、あるいはパートナー機員のものもあるし、いろんなものがあると思うんですけど、
そういうものを含めて何とかしていくっていうことを我々に期待していただいているので、その意味ではやっぱり責任を感じることがあります。
っていうお客様、起点の責任。
もう一つは大きいのだと投資家ですね。
投資家向けの責任っていうのはあって、やっぱり投資、あとは企業って、企業家と投資家の関係って割とシンプルで、
出したお金がそれ以上になって帰ってくる。
そのときの期待リターンっていうのが明確に定められて、
まあ明確ではないかな。
でもある程度明示的になっているかなと思います。
例えばシードラウンドだったら20倍とか30倍とか、シリーズAでも10倍以上とか、
なんかそういう形の期待リターンみたいなものを基本的にはやっぱりファンドサイズとか、
その投資家の性質ごとに持っていると思うので、
イクイティの場合は期待リターン、あるいは借り入れの場合は金利ですね。
金利という形でちゃんとリターンを返すっていうのが背負っている責任になるので、
それを返せるように非連続な成長するっていうのが我々の責任になります。
資本コストっていう考え方は昔、昔というか最近かな、
どっかのポッドキャストで紹介した気がするんですけど、
特にイクイティの場合は資本コストがめちゃくちゃ高いです。
高いが故に、なんかデューデリーの品質というか、
間口が広くてデューデリーも割と訂正的な情報でされるっていうのが、
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一般的な借り入れと全然違う部分だと思っていて、
それぞれ良し悪しがある選択肢だと思うんですけど、
やっぱ資本コストが高いイクイティ、期待するリターンがものすごい大きいってことなので、
そこの点についてはやっぱプレッシャーというか責任になるかなと思っています。
もう一つ、やっぱ会社の従業員ですよね。
従業員として雇用する。
雇用した以上は、やっぱり僕はお互いここはこういう会社で、
こういう期待値を持ってあなたに働いてもらうし、
従業員からするとこういう機会というものを我々の期待値、
あるいは賃金だったり、もしくはノンキャッシュのインセンティブだったり、
みたいなものを期待して入社をしてもらうという基本的な雇用契約の内容だと思うんで、
その契約の範囲の中でしっかりお互いの期待値を満たし合う。
この場合はお互い対等な関係だと思うんですけど、会社と一個人というのは。
その面で見ても社員が増えれば増えるほど、
例えば100人とか1000人とか1万人とか雇用している会社があるわけなんですけど、
そのサイズに従って追わなきゃいけない責任というのがあるし、
昨今その責任を追い切れないという会社が大企業でも目立ってきていると思うんですよね。
そういう意味ではそこの責任をちゃんとマットするというのももう一つ大きいものかなと思っていて、
僕が特に感じるのはこの3つだと思うんですよね。
ユーザー、お客様、投資家、従業員。
順番で言うと今話した順というよりは1位が僕の中ではお客様で、2位が従業員。
3番目が投資家という、こういう順番だというふうに会社の中では優先順位明確にしてあるんですけど、
この3つに対する責任はあるなと。
背負える責任の大きさみたいなのは人それぞれだと思うんですよね。
やっぱりその人が出してきた実績に対して背負える責任というのは大きくなる。
責任というのはやっぱりレバレッジも効かせられることがあるかなと思っています。
それは何か錯覚資産とか言われるものを使ったりして、
自分の実以上に負える責任を大きくする。
それは例えば夢を語って大きな資金を調達してたくさんの人を雇う。
収益が上がる前から大きな勝負をするみたいなのはいい例だと思うんですよね。
その人、その社長、その起業家の実態上に大きな責任を背負えるようにレバレッジをかける。
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だけどうまくいかなかったときはそれなりのリスクを背負うことになるというのがこのレバレッジの特性なので。
そこをどうハンドリングするかというのは人によるかなと思っていますが、
基本的にやっぱりその自分の実が元になるのでレバレッジをかけようがかけまいが、
その実以上、あるいはその実によってかけられるレバレッジ以上の責任というのは負えないと思っています。
そういう意味では僕はまだまだ小さい責任しか負えていないと思うんですよね。
例えば会社はまだ20名ちょっとだし、
預かれるお金のサイズとしても今僕らが実業で挙げている収益から何倍というところに落ち着くのかなというふうに思っていて、
その背負える責任の大きさと与えられる社会の影響というのは基本的には比例すると思うんですよね。
責任をリソースに転換して、リソースを資産に転換して収益を生んで社会に貢献するという、
基本的にはこういう流れなので責任が小さいとやっぱり大きい影響を社会に与えるというのは難しい。
僕のというか多くのスタートアップにとってはやっぱり良いプロダクト、良いサービスを作って、
多くの人に素晴らしい機会を提供して、それによって社会に影響を与えるということを目指すものなので、
そういう意味では自分はまだまだ小さい責任しか負えていないし、
故にやっぱりまだプレッシャーみたいなものもすごい小さいのかなというふうに思っています。
他方でプレッシャー、責任が大きくなってプレッシャーが大きくなれば良いかというとまたそれもちょっと違うかなと思っているところもあります。
プレッシャーが多い状態で良いパフォーマンスをするというのはそういう訓練が必要になってくるので、
できれば自分がコントロールできるプレッシャーのサイズというのを大きくしつつも、
常に自分にかかってくる責任というのは相対的にイージーというか小さい状態にしておくのが良いのかなというのも考え方としてはあるかなというふうに思っています。
この責任のキャパって実が伸びるとどんどん増えていくところがあるかなと思っていて、
例えば毎年50億円の営業利益がある会社から取ってみたら、
新しく50に採用してその人たちの賃金を払うという責任自体は相対的には小さいものだったりします。
これが一人二人のスタートアップだったらとても払える責任ではないという感じなので、
実を大きくしていくことで自分のキャパを大きくして、責任のキャパを大きくして扱える責任のサイズを大きくしていく。
その中で自分が扱える責任量みたいなのを相対的に定めておいて、
その範囲でうまくコントロールしながら、自分もヘルシーに、会社もヘルシーに、
社会に対して与えられる影響力を大きくしていくというのが、
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この経営というゲームのルールなのかなというふうに個人的に思っています。
というのが、この堺さんのコメントをいただいて思ったことでした。
余談なんですけど、見てねっていうプロダクトはですね、
本当に自分の人生の半分ぐらい全部詰まってんじゃねっていうぐらい素晴らしいプロダクトだと思っていて、
子供の写真を夫婦であげたり、あとはおじいちゃんおばあちゃんとかいろんな人を招待して、
この場所に集めて、その子供の写真をきっかけにコメントをつけてコミュニケーションを取ったり、
あるいは自分の子供の成長を逐次伝えることができるというプロダクトなんですけど、
もう一つ、子供とか思い出ってどんどん流れていっちゃう不老の資産だと思うんですよね。
実際は貯まってるんです。貯まってるんですけど、見返したりすることがあんまないんですよ。
だから、貯める一方でなかなか見返すってことが少ないものだったりするんですけど、
グーグルフォトとかもそうじゃないですか。自動で写真はガンガン貯まるけど、見返すことあんまりないみたいな。
でもこの見てねってプロダクトの素晴らしいのは、その早期をするための機能だったり工夫が随所にちびまめられている。
それは例えばiOSだと最近はウィジェットという形で今日の写真みたいなのが常に出るんですよ。
例えば今日1月3日だと2年前の1月3日に撮った写真とかポンって出てきて、
2年前こんな小さかったんだみたいな思いにふけることができたり、変わってねえなみたいな。
そういう思い出を早期させてくれるっていう、そもそもプロダクトになっていたり、
あるいはストア上からフォトブック作れたり、写真プリントできたり、
それをおじいちゃんおばあちゃんに自分たちを返さずに送れたりっていう、
一つ一つ細やかに子供を見守る親だったり、その周りにいるご家族のことを思って作られているなっていうのが素晴らしいなと思っていて、
特にこの去年か、iOS14から出たこのウィジェットの機能が見てねを革新的に変えたなって個人的には思っているんですよね。
もう既に5年6年くらい多分運営されているプロダクトだと思うんですけど、
まだこんなにユースケース上大胆な変革があるのかってびっくりさせられたプロダクトでもあるので、本当に応援してますし、
あとはこの見てねの創業者の、もともとミクシーの創業者の笠原さんってサービス外したことがないんじゃねっていうくらい精度が高くて、
あとはプロダクトマネージャーだったり、経営者としてもやっぱり周りのメンバーが尊敬されている様子っていうのが、
前回のTENXと見てねさんでやったイベントでも伝わってきたので、
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そういうところが本当にすごいなと思って背中を追いかけたいなと思っている次第です。
そんなところですかね。
では、今回も感想ある方はハッシュタグゼロトピーでいただけると嬉しいですし、
ぜひこの声の品質どうだったかっていうのも気づいた方コメントいただけると嬉しいです。
BlueのYetiを使って収録しました。
それではまた。
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