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毎週水曜日のこの時間は山根小雪のブラッシュアップです。さあ山根さん、今回のテーマは何でしょう。今日はですね、花粉症です。
花粉症。山根さん花粉症ですよね。私花粉症です。もうかなり良くなりました1日よりは。どうですか今年は。
今年ですね、もう1月ぐらいに突然もう鼻がムズムズってくる日が来て。早くないみたいな。今年早いみたいですよね。
まだ公式な発表ってやってないけども、花粉症の人はもうわかってるわけですね。花でわかりますか。
もう時期によって豚草が来た、杉田ヒノキが来たとか言ってわかるんですけど、暖冬だからですね、やっぱり花粉の飛散のタイミングも早くて、しかも去年はもう本当に過去最高レベルとか言われましたけど、今年そこまでじゃないんですよ、まあまあ相当飛散するだろうなということで。
なんと今日本人の約4割が花粉症だそうですよ。相当増えてますよね。4割ですよ。沢さんまだ、俺まだだもんねみたいな顔してません、今大丈夫ですか。
いやしてるけど、見えないことをいいことにしてるけど、でもいつ発症するかわからないっていうところではビクビクしてるんですよ。
大人になってからも、ある時やっぱり発症するっていう、今年発症したとか気配するっていう友達も随分出てますよ。沢さんもはい、そろそろ来る。
一度なると治らないって言われますからね。付き合ってるんでしょ。いや私はねまだ、私もまだ。ここ2人はまだなんだけど、でもね、いつ仲間入りするかわかんないから。
そうですね、待ってますよ。4割ですから、もう間もなくです。花粉症、こんなにかかってるわけだから、どんだけ経済損失あるのといえば大地製品経済研究所が3800億円って試算してました。
損失が?
損失結構ね、限定的な範囲で計算してるなと思ったんですけど、去年の1、3月期の実質家計消費が3830億円押し下げられたと。これ外食とかレジャーでね消費が落ち込んだから経済損失これだけ。いやいやもっとでしょと。
だって花粉症の時期は生産性落ちますからね。鼻ぐずぐずやってたら仕事バリバリできないので。
オフの日にも外に出ようなんて気持ちにならないですか?
あんまりひどい時はならなくなりますよね。福岡にいる時はかなりいいですよ。東京がね、もっと悲惨量多いんですよ。平均悲惨量とか見ても。
東京の方が広くなる症状?
福岡市と東京都千代田区とかのデータを見ると、最も少ない時の量が東京の方がはるかに多かったり、平均量が多かったり。
マックス飛んでる時は同じぐらいなんですけど、だからやっぱりちょっと楽になったなって思うんですよ。
薬飲んだりとか、ゼッカ療法って花粉のアレルギーをあらかじめ入れて発症しないようにするとか、いろいろ対策あるけど、みんなこんなに苦しんでるんだから何とかしてくれよと。
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政府に対してね。
今日は花粉症の行政対策を、今どんな状況なのかというのをご紹介しながら、政府にやってくれよと熱いエールを送りたいと思います。
じゃあなんでこんなに今花粉症の人が増えてるかっていうと、日本はやっぱり森林の多い国ですよね。国土の7割。
世界トップクラスですよね。やっぱりそのうち、なんせ杉の木がめちゃくちゃ多いんですよ。杉の木、人工林。どれくらいあると思います?国土の。
どんなもんなんだろう。ほとんど杉って感じの山いっぱいあるもんな。
人工林の7割なんですよ。人工林の7割が杉の木なんですけど、なんと国土全体の2割が杉の木なんですよ。
やっぱり戦争で、第二次世界大戦で、日本中ハゲ山になるわけじゃないですか。空爆もあるし、石油とかないからですね。石炭とかないから、薪とか火を起こしたりするのにももう切りまくりですよ、木。
日本中ハゲ山になったので、その後ですね、どんどん戦後復興で植林をするわけですよ。戦後復興で木材需要も劣増したので、これは大変だ、木が足りないっていうことで1960年代とか死ぬほど植えまくって、今ちょうど50年ぐらいで収穫期なんですよね。
杉の花粉って、だいたい杉が25年から30年ぐらいになった時から放出し始めるんですよ。その後ガンガン放出し続けて、50年の今はもう飛散量のピークに近い状態。もう今、流々と青年で子孫繁栄頑張りたい年頃なので、杉も花粉出しまくりです。
杉も必死なわけですよね。杉が悪いわけじゃないからね。
そうなんですよ。25年30年って言ったら中学生高校生ぐらいですよね。今50歳、もう適齢期ですよ。そこからなんと杉くんは100歳まで放出、勢いをとられることなく出し続けると。
勘弁して。
勘弁して。まだまだやん。
ということで、このままいても、待っても待っても杉は花粉を放出し続けます。
杉の10年50年っていうのは、実は収穫の一番いい時期なんですよ。木材として伐採して、使っていくタイミングなんですよね。そのために植えてるわけですから、植林だから。
だから、今ちゃんと杉使いまくって植え替えていけば徐々に減るみたいな話なわけですよね。
そうですね。
徐々に減るみたいな話ですよね。一気に伐採なんかしたら、国土が崩壊しますよね。やっぱり水をね、観葉機能もなくなっちゃうし、地滑りとかね、大雨降ったら山崩れちゃうし、CO2吸収して木の中に溜めてるので温暖化対策って意味でもダメなので、全部伐採は無理。
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そんなお金もなければそんなこともできない。じゃあどうしましょうかっていうことなんですよね。
どうしましょうかって話の前に、今国は何やってるのって話なんですけど、杉の花粉症をどういうふうにやりましょうかみたいな話っていうのは、90年代ぐらいから科学技術省で原因を究明しようみたいな話があったり、林野町と農水と厚労省とかが花粉症連絡会みたいなのを2004年、5年ぐらいからやってたりして、
徐々にやってるんですけど、実は東京都の対策がかなり古いと思います。調べた感じだと東京都が一番古いかなと思ったんですけど、1985年、昭和60年から花粉の定点観測していて、87年に日本初の花粉肥産情報を始めたんですよ。
なんと1992年に、テレホンサービスで花粉症の情報を、テレホンサービスですね。そして1999年からホームページで肥産情報を発信していて、私は元々東京育ちなので、花粉症対策といったらやっぱり石原慎太郎都知事です。かつての。
彼はなんと2005年に花粉症発症しまして、2006年に花粉症っていうのは発症したら辛さがわかるとか言って、杉の林を伐採して、花粉の少ない品種の杉に変えていくよっていうことを50年計画でやるっていうのを言ったんですよ、当時。でもなかなか進んでいませんね。
そして岸田さんはですね、去年の春に花粉症に関する関係閣僚会議っていうのをやって、去年の10月に初期集中対応パッケージっていうのを発表したんですよ。この過程で、ハクション疑伝なんていうやつもかなり久しぶりに復活したりして。
これもですね、ざっくり言ったら伐採しましょう、この面積を増やします。それから杉を木材としてもっと使っていきましょう。それから花粉の少ない苗木に植え替えていきましょう、みたいなことを言っています。
ただこれなかなかね、さっき冒頭お話ししたように一気にやるのも難しいし、時間もかかる。でもやるしかないから徐々にやっていくしかないんだなっていうことをこの対策を見て思うわけですよ。
もちろん、飛散量をいかに予測するかとか、飛散防止材をばら撒いたらどうかとか、治療薬とかいろんなことがあるんですけど、やっぱりこれはここまで見ていくと、杉を一気に切るわけにもいかないから徐々に花粉が出ないような杉、もしくは杉じゃないものに植え替えていくしかないんだな。
詰まるところあと50年ぐらいは花粉症に悩み続けることになるけど、これは着実にやっていくしかないなというふうに思うわけなんですね。でもこれ着実にやるのも難しくて、この植え替えとかっていうのはもうすでに15年、当時の石原都知事が言ったのは2006年だから、もう20年前から言ってるわけなんですよ。
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でも全然植え替えは思うように進んでいないんですよね。それはなぜかっていうと、これやっぱり林業をどうやってうまく回していくかっていう話とのセットで、木材の持久率は上がってます。杉の利用も増えているんだけれども、林業を活性化するために林野町は伐採するための機械をたくさん補助して入れてるんですよ。
そしたらスムーズに伐採ができるようになって、そしたら何が起きたかっていうと値段が下がったんですよ、国内の。値段が下がると今度は森林を持っている人に対して収入が減っちゃうわけですよね。伐採は進む、木材の値段は安くなる。それは消費者としてはいいけれども、今度は次に植林するためのお金がなくなっちゃったんですよ。
だから伐採したところに植林するっていう割合が3割ぐらいに今留まってしまってるっていう。だからあちらを建てばこちらが建たなくなるっていうこの林業の難しさ、林業の支援ってとても難しいと思うんですけれども、国内で木材を使いながら価格は海外の木材と競争しながら抑えなきゃいけないし、でも今後また植林していくためのお金がうまく回っていくような仕組みも考えなきゃいけないと。
こういうことをうまくやって初めて、新しい花粉が飛ばなくなる杉の苗木を植えることができたり、杉じゃないものを植えることができたりして、50年後私たちの花粉症が軽くなってくると。
一乗りは果てしなく感じますね。林業はとても大事な産業なので、こうやって杉の苗木の花粉症による経済損失が大きいっていうところを契機にしながら、お金はもうかなり入れてると思うんですよ、林業支援っていうのは。
でも入れ方がやっぱり今のやり方がベストじゃないんじゃないかなっていう風に見えるところもきっとあるだろうと思うので、私たちが絶望している杉の花粉症対策を念頭に、また林業の活性化ですね、お金の使い方っていうのを見直していくのもいいんじゃないかなと、花粉症から日本の森林に思いを馳せている朝でございます。
この間にもくしゃみ一つせず話してくれてありがとうございます。
天理薬を打っております。
本当に大変ですよね。
ここで山根さんでした。ありがとうございました。
日経BP総合研究所、主任研究員の山根紗友希さんでした。
数学教師芸人の高田先生だよー。
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