2022-11-19 04:31

2021-09-23 - 熟練が必要なPRP+成長因子のコントロールとしこりの対処法

2021-09-23 - 熟練が必要なPRP+成長因子のコントロールとしこりの対処法

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今日のご質問はですね、Nさんからのご質問。
初めまして、やまぐち先生に質問です。
PRPプラスFGFで膨らみすぎてしまった場合、治療しなければ何年経っても膨らみは減らないのでしょうか?
また、自分でよくわからないしこりの判別もしていただけるのでしょうか?というご質問をいただいています。
ご質問ありがとうございます。
PRPプラスFGF、これですね。
実は一口にPRPプラスFGFと言ってもですね、これは血液の成分ですね。
自分の血液を取って遠心分離をしてPRPという成分を取ってくるのと、これにFGFという成長因子を加えて、ここで反応を起こして使うという話なんですけども、
この混ぜ方とかですね、このPRPの取り方とか、さらに他の薬品を足すとかですね、いろんなレジュメがあるんですよ。
このレジュメの状態によってしこりの具合とかですね、合併症の具合がだいぶ違うという数字が出てきていて、現状ですよ。
現状、学会の指針としてはこのPRPというのは推奨できないということになってるんですけども、
それはですね、このいろんなレシピの中でうまくいってないレシピによる合併症が結構多かったんですよ。
だから全部が全部あかんって言ってるわけじゃなくて、どうやら混ぜるの難いでっていう話なんですよね。
で、その入れた後のケアの仕方なんかも、実はですね、入れた後に2週間以内であればですね、セロイドの薬とかシュッと良くなるんですけども、
2週間を過ぎた後に関してはですね、何をやってもなかなかうまくいかへんという風な状況になっていて、
これが世の中の問題になってるということなんですよね。
なので、そもそもですね、PRPとFGF混ぜたやつ入れたら何ができてるの?というと、
体の中に入った後にですね、それが周りの組織と反応して、どうやら死亡組織に分化をしてるんじゃないかという風なデータは出ています。
で、この死亡細胞、他の組織と全く同じなのかというと、当然ですね、そこになかったものから死亡細胞ができてるので、
細胞はそうかも知らんけども、組織の組成ってのはちょっと違うはずなんですよね。
なのでその部分だけ死亡細胞が増えてるみたいな状況になってると。
で、これはほっといてもですね、ヒアルロン酸みたいに溶けていくとかっていう話でもなくて、
で、セロイドの注射をしたらグッと減ってくれるのかというと、
入れたところだけじゃなくて他の組織も反応していくから膨らみだけが減っていくというわけでもなくて、
なかなかコントロールが難しいということなので、
やはりそのPRPプラスFGFの治療に関してはですね、熟練の技というかですね、経験値があるところでお願いをするのがいいかなと思います。
で、このNさんのご質問のように、一旦膨らんでしまった方。
えーとね、一旦膨らんでしまった方の場合は、多くの方はですね、早いうちであれ膨らんでるかもって言って主治医に相談をすると、
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1ヶ月様子見てくださいとか3ヶ月様子見てくださいって待たされるんですけど、実は待たされる方がやばいということなんですよね。
その経験のない人ほど待たしてしまうという感じがあるので。
えーと、なので早いうちにステロイドの注射を打った方がいいと。
一方でもうすでに、ステロイドがよく反応する2,3週間以内のうちを過ぎてしまった方の場合には何かしらの介入がなければ、
ほっといてもよくならないということになりますね。
自分でよくわからないおしこりの判別もしていただけますかということなんですが、
他のものも入れててこれ一体なんなんやろうとかっていう話かな。
もしそうなんだとすると画像の検査というのも一つ方法としてはあるし、
治療的な診断というのもできるかなと思いますけどね。
はい、ということでPRPプラスFGF、上手に使って適切な方針でする分には効果のある治療なんですけども、
基本的にはですね、あんまり分かってない人はやる治療ちゃいますからね。
自分で治療を受ける時にもですね、よく調べてそこで受けるかどうかというのを判断し合ったほうがいいと思います。
ご参考にしてみてください。
じゃあねー。See you!
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