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おでこ丸くした後に困るシリーズというところでいきますと、
シリコンの場合ですね、結構小液種といってですね、液が溜まってブヨブヨになって、
針に注射で液を抜かないといけないというふうに繰り返すことがあります。
落ち着いてしまえばいいんですけど、だんだんとやっぱり人工物に負けてですね、皮膚が薄くなってきますので、
肺際の問題とかですね、エッジの部分がなんとなく触れるとかですね、そういう問題が起きてくるというのがシリコンの場合あります。
また、皮膜も形成してくるというのもありますから、テカテカ感ではどうしても拭えないというのもあります。
一方、人工骨。これは最初はペースト状でですね、練って粘土みたいになってるんですけど、
ミュート注入してしばらくするとカチカチに固まるよ、みたいなのがあるんですけど、これは結構厄介で、
注入は簡単なんですけど、取るのめっちゃむずいですね。
しかも、やはり同じように人工物なので表側の組織が薄くなっていくんですけど、皮膚って結構頻度で炎症を起こすんですよ。
例えばニキビの炎症とかですね、毛穴の炎症ですね、これはニキビですけども、それ以外にもちょっとした怪我とか、
こういうようなちょっとした怪我でトランジエントバクテレミアといってですね、
一時その辺の血流にバイキンが乗るみたいなことがよくあるんですね。
自分の組織だと免疫でこれをやっつけられるんですけど、人工物がそばにあって、それで感染を起こして、
というのがいわゆるレイトオンセット、ちょっと時間が経ってから感染をしちゃうよというパターンがこういう人工物だったりってあるんですけど、
注入系の人工骨の場合にはですね、そもそも入れるときは穴から入れるんですけど、取るときにガバッと切らないといけないというリスクがあるので、
なかなか手術としてあまり流行っていかない、そういうリスクというのが常にあるよというのがこの問題のもの、この施術の問題点というのがあります。
一方、脂肪の注入、おでこを丸くするやつ、これはですね、自分の組織で作るので割と安定している結果を出していきます。
ただ、もこもこに出したんやろうというので、まん丸にしようと思って2回とか3回とか入れていくことになるんですけども、
あんまり出すとですね、小骨台みたいになってくるんですよ。太ると減るみたいな、痩せると減るみたいな、生きている細胞なのでその変化が出てきますよというのと、
脂肪で作ったおでこってあんまりボリュームを作るとですね、帽子被ったらすげえ線つくみたいな、割とブヨブヨなんで、
あんまり無理しないほうがいいよというところですね。
脂肪注入で作る場合も、おでこはチェージングの治療ですね、リジュベチノの中でも結構重要なパーツではあって、
僕もおでこ丸くするような手術をすることはあるんですけども、ブリブリにまでしないほうがいいですし、
そもそも本人がそこにしたいなと思っていないのにする必要は全然ないと思います。