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はいみなさん、こんにちは。山口でございます。では早速行きましょう。レッツゴー!
皆さん気になると思いますけども、傷跡の話をぜひしたいなというふうに思っています。
傷跡って何やねんというと、要するに怪我をした時の傷跡だったりとか、手術をした時の傷跡だったりとか、
いろんな傷跡があると思うんですけども、こういったものがですね、どういう人が目立ちやすいのとか、
例えば実際に怪我をした後にどういうふうな管理をしていけば、傷が綺麗に治るのかといったようなことをですね、
これも医学論文を引きながらですね、いろんな引用をしながらですね、お話をしていきたいなというふうに思います。
ケロイド体質とかっていうのを聞いたことあるかと思いますけども、ケロイドっていうのとですね、
非公正ハンコンというこのまず2つ大きな概念があるんですけど、この2つをまずちょっと知っておかないといけないんですね。
一本線の傷がピッとありましたと。
この一本線の傷が、一本線のまんまボコッと盛り上がってくるやつ。
これは一般の人はよくケロイドになったとかっておっしゃるやつなんですけど、実はこれは非公正ハンコンといいます。
非公正ってのはこの分厚くなるという字ですけども、分厚くなったハンコン、傷跡というやつですね。
一方、ケロイドっていうのはどんなのかと。
本物のいわゆる神聖ケロイドってやつですね。
これ一本線があるじゃないですか。
そうすると、この一本線からだんだん盛り上がってくるんですけど、周りにですね、なんと広がっていくんですね。
特徴的なのは腸型とかですね、ビヤーンと広がっていくような、こういうふうなものをケロイドというふうに言うわけですね。
皮膚の構造をですね、知っておかないといけないんですけども、いわゆる表皮とか神秘とかという言葉なんですけど、ちょっと難しいですよね。
なのでこれを簡単に言うと、イメージとしてはですね、豆腐、イメージしてもらいますと、豆腐と湯葉みたいな感じでイメージしてください。
この頭の中にですね、豆腐とこの上に残っている薄い湯葉、この二つ合わさって一つの塊や、みたいなものをモデルとして想像してほしいんですけど、
この湯葉にあたる部分ですね、浅いところ。
湯葉にあたる部分というのがいわゆる表皮、表の皮と書いて表皮と言いますけども、再生することができるですね。
赤になってポロポロ落ちますけども、新しいのがどんどん生まれてくる皮膚の組織、これを表皮と言います。
湯葉ですね。
一方下のですね、豆腐の部分、これは神秘という部分にあたるんですけども、この神秘というのがポイントになってくるんですね、この傷跡が発生するときにね。
実はどういうことかというとですね、神秘、その先の豆腐の部分ですね。豆腐はですね、一回傷つくと治らないんです。
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湯葉はまたグツグツしたら湯葉が張ってくるんですけど、豆腐はですね、ザクッと切られたらですね、ここの部分は治らないんですね。
なので、この傷が表皮の部分、浅い部分にある傷に関しては、周りから表皮が再生して治るんですけども。
一方、豆腐の部分までザクッと傷が入った状態というのは、人間の体というのは神秘にあたる豆腐を再生できないので、代わりになる組織を作ってですね、この穴を埋めようとするわけですね。
これがハンコンという組織になります。
なので、このハンコンというのは、豆腐の穴が開いているところを埋めるために体が作り出したものやという風なイメージを持っていただいて、その埋めた上に湯葉はまた再生してくるわけですね。
なので、湯葉はめっちゃ再生能力が高いんですけども、豆腐にあたる神秘の部分というのは、ものすごい大事にしないといけないというのが大前提なんですね。
そのケロイドと飛行船ハンコンの話、どちらもですね、実はですね、この表皮には全然問題はないんですよ。
どっちかというと、この下の豆腐にあたる神秘層ですね。
この部分のうち、さらに下の方にあるですね、網状層という部分があるんですけど、この部分に炎上がずっと続いていくと、もりもりもりもり盛り上がってくるよという風な形になります。
イメージとしては、体の傷を治すためにですね、豆腐と豆腐が離れますやんか。
これをですね、もう一回くっつけなあかんので、間を一生懸命のりみたいにくっつけようとして、いろんな組織を出すんですけど、
その部分がですね、まだもっと頑張らなあかん、もっと頑張らなあかんといって、穴埋めるだけでよかったはずが、もこもこもこっと盛り上がってくるのがハンコン。
で、しかもそれは盛り上がっていくと、非公正ハンコンという風な話になってくるわけですね。
世界に誇るケロイドの大化というのはですね、日本以内のですね、形成学科の教授であられました小川霊先生ですね。
素晴らしい先生なんですけども、この先生の論文をちょっと引っ張ってきました。2017年の論文ですね。
ケロイドと非公正ハンコンは、神秘盲情層、さっきの豆腐でいうとこの深いところの炎症が慢性的に起きているものが原因なんだよという論文を書いてられます。
ケロイドにしても非公正ハンコンにしても、皮膚のごく浅い部分では起きないと。
一方その深い部分の神秘盲情層にダメージが加わって、その部分が何かしらの原因でこう、持続する慢性炎症が起きてくると出てくるもんですよと。
さらに言うと、ケロイドの組織ではですね、ちょっとこれ難しいですけども、インターロイキンと言ってですね、体から出ているサイトカインというのがあるんですけど、
このIL1α、IL1β、IL6、もしくはTNFというですね、TNFαという、まあそういうサイトカインがケロイドの場合はちょっと多いよというふうな話をその部分では書いてあります。
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またケロイドになるとかですね、非公正ハンコンになるかという遺伝的な要素もやっぱりありまして、例えばご家族とかですね、もしくは血のつながっている親戚なんかでもそうなんですけども、
ケロイド体質の方があるとやっぱりケロイドが起きる可能性がありますよというところで、そういうふうな家族歴も大事になってきますよという話があります。
あと、まあ皆さんよく知っておいたね、本物のケロイドですね、さっき言っている、あんまり普段は見ることができないと思うんですけど、本物のケロイド、バーッと広がってしまうケロイドというのは、
場所もですね、結構特徴的な場所がありまして、例えば耳たぶとかですね、この胸壁、胸のところ、上腕の外側、あと肩甲骨、背中側、肋骨上とかこういうところで結構派手なケロイドが出てくるという広発部位というのがありますので、
そういった部分というのは、例えばですね、虫刺され、蚊に刺されただけやんみたいな、場合によっては原因もはっきりわからんねんけど、小さなニキビみたいなのができて、ケロイドがバーッと発生するようなケースもありますんで、
まあそういう本物のケロイド体質があって、広発部位に小さなケガができて、それがさっき言っていた豆腐の不快相に炎症を起こしてしまうと、バーッとケロイドになってしまう可能性がありますよという話ですね。
で、傷をきれいに直す、直さないという話でいきますと、このケロイドというのは全く別格になってきますので、これの治療というのはですね、それこそかなり専門的なケアをしてあげないとですね、
例えば盛り上がってくれば切って縫い直したらええやんとかいうふうな簡単な感じではうまくいかないんですよね。
手術し直しても、まだできてくるし、慣れたら眉毛がでかくなるしみたいなことがありますんで、ステロイドの注射とかですね、放射線の注射とかそういったことが必要になってきますんで、
あくまでも本物のケロイドに関しては、形成外科のですね、専門医がいるところできちんと見てもらうというのがいいかなと思います。
今日はその話ではちょっと置いておきます。
飛行船ハンコンに関してはケアの仕方がありますので、その辺をちょっと勉強していきたいなというふうに思います。
ロサンゼルス子ども病院からデータとして出していらっしゃいます。
180人の進列の手術に関する分析を行ってまして、全体として飛行船ハンコンが発症したのは25%というふうに言っています。
4分の1と。ちょっと個人的な見解からするとちょっと多いなというふうな気はするんですけども、その25%の内訳ですね。
なんとですね、白人の方は発生頻度が11.8%。
めちゃめちゃ少ないじゃないですか。
全体の25%になりまして、半分以下、11.8%だったのに対して、
ヒスパニック系、これはメキシコ系の人たちですけども、
これが32.2%。
そして、黄色人種で我々ですね、アジア人。
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これが一番高くて36.3%だったというふうなデータを出しています。
あくまでも同じ環境で同じように手術をしているのに、これだけ飛行船ハンコンの発生頻度が違いましたよという話がありまして、
白人に対してアジア人は4.27倍飛行船ハンコンを生じやすかったというふうなデータを出しているわけですね。
日本人の中だけに見てもですね、実はわりと当てはまる部分があるわけですね。