2022-10-18 04:34

2021-01-29 - 脂肪豊胸したらマンモグラフィーはできない?永遠に続く炎症反応と石灰化の話

2021-01-29 - 脂肪豊胸したらマンモグラフィーはできない?永遠に続く炎症反応と石灰化の話

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続いてのご質問をいただきました。
脂肪放狭をした後にマンボグラフィーはできないのかという方、Sさんからのご質問です。
脂肪放狭、これもいろんなやり方があると思うんですけども、
いわゆる胸を大きくしたいから脂肪をどこから取ってきて注入をしますよって言ってたんですけども、
手術した直後の状態っていうのは腫れてますね。すごいパンパンになっちゃうんですよね。
これが大体形として落ち着いてくるのは半年から1年くらいですかね。
みるみる晴れが引いていくと胸が小さくなっていったような感じがして、
定着といって脂肪を移植したものがちゃんと血管が入って生きてるという状態になってくるのに
それぐらいの期間がかかります。
その定着期間になって問題がなかったらマンボグラフィーをするのは問題なくできます。
ただ問題が脂肪注入の入れ方っていうのも実はですね、
胸を自然に仕上げるのに一番大事な方法っていうのは脂肪を移植する粒ですね。
この一つ一つの粒をいかに小さく移植するかというところがポイントになってくるんですね。
なので小さい粒をすごい手間なんですけど細かく細かく分けてあげると
定着率も良くなるし触った時のしこりもないし、もっちゃ自然な感じで仕上がっていくんですけども、
よくあるのが脂肪補強をたくさんされていると時間をすごく短くしないといけないと脂肪補強でパパッと終わっちゃうみたいな
注入するシーン30分みたいなっていうところとかは何をするかというとですね
注入ブジュブジュブジュッと一箇所にすごいたくさんの球を作るんです。
イメージしてくださいよ。
この胸の中に入れる脂肪粒一つ一つを
プチビーズみたいなマイクロビーズじゃないですかクッションの
ああいう小さい粒で入れるのか一個一個ピンポン玉で入れるのかっていうイメージです。
マイクロビーズはもう柔らかいじゃないですか。
ピンポン玉がポンポンポンポンって入ってると触ったらゴツゴツっていう感じするでしょ。
あれはピンポン玉の表面からだいたい0.3ミリぐらいまでしか血管が入らないので
真ん中のところは死んじゃうんです。
それで死んじゃったらどうなると思います?脂肪って。
オイルシストっていって溶けてしまって脂肪の粒だけが残ってるんです。
なのでピンポン玉みたいな中は油が浮いてる状態になってくるんです。
このオイルシストは結構な問題で
入れる側はちちゃっとやって終わっていいんですけども
入れられた側としてはですね
このオイルシストは慢性炎症といってですね
もう永遠に炎症を起こします。
最初はなんとなくドーンツーっていう感じなんですけども
徐々に徐々にそこが石灰化といって石がついてきます。
よくプロテーゼの石灰化とかいろんな話するじゃないですか。
あれと同じですね。
このオイルシストの周りの部分が石がついてきて石灰化してくるので
レントゲンとかマンモグラフィーでもそうなんですけど石が見えてくるんですね。
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さらにそのマンモグラフィーを取った時にですね
本来乳がんを見つけるための検査なんですけども
見えにくくなるんですよ。
なので精密検査としてのMRIの検査とか
エコーの検査っていうのをしていかないといけなくなってきます。
エコーの検査も石灰化まで起こしてしまいますと
今度石灰化の意思だからエコーを反射してしまうので
その向こう側が見えなくなってくるんですね。
なので診断が難しくなってくるので
より正確な検査っていうのをMRI
MRIを取らないといけなくなってくるという話になってきます。
脂肪注入をした後何か胸がずっと痛いなとか
この辺のしこりが増えてるなという方は
大体皆さんオイルシストですね。
オイルシストは早いうちにシストを抜いてしまいますと
石灰化っていうリスクは減らすことができるんですけども
ずっと置いてますとやっぱりどうしても石灰化できちゃうとですね
一旦石灰化ができたまま治療がめちゃめちゃ難しいので
脂肪補給をした後のメンテナンスっていうのは
きちんと主治医に確認をした方がいいと思います。
定期的にですねきちんとした診断っていうのは
MRIを取ってオイルシストができてるかできてないか
っていうのをチェックしてもらうのがいいのかなという風に思います。
以上脂肪補給をした後のマンモグラフィーができるのかできないのかのお話でした。
以上です。じゃあね。See you.
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