2022-10-18 05:32

2020-10-03 - 小鼻の傷痕ケロイドの話

2020-10-03 - 小鼻の傷痕ケロイドの話

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かなスマイル123さんからのご質問です。
小鼻、縮小、外側傷跡の症例写真を拝見していると、
なるほどと思いながら、人によっては傷跡がケロでなることはありますか?
ケロでなる確率はその方の肌質によると思いますが、
油質肌の場合の確率が高いですか?
要するに、ここを切った時に傷跡が残りますよ、というのを症例写真で出していたんですよね。
綺麗に治るパターンもあれば、傷が目立つパターンもありますよ、という話を出していて、
このかなスマイルさんからのご質問でいくと、
油が結構出てくる人の方が、ケロイドになる確率が高いですか?というご質問なんですけれども、
ケロイドと飛行性ハンコンがちょっと別物なんですね。
これはYouTubeの方でも確か話したと思うんですけれども、
概念としては2つの輪っかがあって、この2つの輪っか、ケロイドと飛行性ハンコンというのがちょっとかぶさっているような感じで、
ケロイドと飛行性ハンコンの簡単な見分け方というのは、
例えば傷がこうありましたといった場合に、この傷だけが盛り上がっているというのはあくまでも飛行性ハンコンといいます。
一方、ケロイドというのはこの傷を乗り越えてですね、周りにもみるみるみるって広がっていくような、こういうのがケロイドになります。
なので、判断の基準というのは、もともとできている傷跡に対してそこに厳局しているか、周りに伸びているかというので、
ケロイドか飛行性ハンコンかという話になるんですけれども、
一般の方がよくケロイド大術でって言っている場合というのは、実はその後者、飛行性ハンコンの話をされていることの方が多いですね。
この場合、飛行性ハンコンの話だとすると、油症の人と皮膚が薄くて乾燥している方であれば、
確かに油症の方の方が飛行性ハンコンが起きやすい。
また、この肌の色で言うと色素が黒い色素を持っている方の方が飛行性ハンコンになりやすいというのはあります。
なので、人種的に言うと白人さんの方が少ないですし、黒人さんの方が多いと。
黄色人種というのはその間なんですけれども、どっちかというと出来やすい方に入ってくるわけですね。
なので、肌質によって判断をしてあげなきゃいけないんですけれども、
小鼻のここに関してですね、飛行性ハンコンだけが問題なのというと、実はそうではなくて、
傷跡からですね、脂の線がニキビみたいに出てくることがあるんですよ。
これが結構目立つんですね。ぼぼっと陥没してくぼんだりみたいな。
この傷跡は飛行性ハンコンそのもので実はないです。
傷の上にできた視線の開口部による傷跡という感じになるので、またちょっと別問題になってくるんですね。
なので油症の方の場合はですね、油の分泌量を事前にちょっとコントロールしてあげる。
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これはホルモンバランスもそうですし、そもそも肌質改善として油が少なくなるような色々な塗り薬とかですね、塗り薬。
場合によってはボトクスなんかも考えながら、脂の分泌を減らした状態で手術を受けるという方がいいかなと思います。
ケロイドになってくるとですね、ちょっと話をだいぶ突っ込んでいくんですけども、
ケロイドの発生部位というかその交発部位というのがあります。
ケロイドはどこにでもできるわけではなくてですね、やっぱり動きの多いところとかですね、
例えば胸の周りとか肩の周りとか、こういうところでケロイドになりやすいと言われてますね。
耳タブのケロイド、ここなんかあんまり動きないんですけど、やっぱり交発部位の一つと言われてます。
なので場所によってケロイドの場合はできやすい場所というのがありますので、
そういう部分の手術になってくると、ケロイドある方の場合には事前にステロイドの注射を一緒に打っておきましょうとか、
そういう風な傾向がある場合には実はすごい電子栓という放射線治療なんかをすることもあるんですね。
なのでケロイドの治療というのは決して切り取って縫い直せば綺麗になる、そういう簡単なものではないので、
そこはちょっと注意したほうがいいかなというふうに思います。
人間のお顔ですね、見えるものを切る手術というのは、とにかく傷が消えるというのは今ないんですよ。
スカーレスウウンドというのは人類の夢なんですけども、まだそれは開発されていないですし、今の科学を持ってもですね。
見え切ることというのはあくまでもカモフラージュというものになっていますので、
このスカーレスウウンドというのが世の中に登場するまでの間というのは、見える部分の傷をどういうふうに目立たなくするのか、
何かの影に隠すなり、もろもろある線の中に隠すなり、
もしくは傷を分散させてぼやかすみたいなですね、いろんな工夫をしながら傷を作っていくということになりますので、
見える部分の傷を作る手術を受ける方はあくまでも注意して手術自体をご検討してもらったらなと思います。
大丈夫大丈夫、もう絶対傷なんか見えないし消えるからねっていう話は大体うつらいと思います。
はい、ということで気をつけて受けてくださいね。
かなスマイルさんからのご質問でした。
じゃあねー。
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